パチンコをすると失う5つの大切なものを実際に失ってきた元依存者が解説

パチンコで失うもの5つを元ギャンブル依存者が解説

パチンコ・パチスロをすると失うものはなんでしょうか?

まずは「お金」がでてきます。そのつぎに時間。意外とそれくらいだと思うかもしれません。

でもそれは、あくまで表面上の話であって、のめり込みが進行すると、まるで話は変わってきます。

そこで本記事では、元重度のギャンブル依存者の私が、以下の内容を解説します。

この記事の内容
  • パチンコをすると失う5つの代表的なもの
  • パチンコを続けることで背負う大きなリスク
  • パチンコで失ったものを取り返す方法はあるか?

いまは「遊びとして付き合えて」いたとしても、「依存症」になってしまうのは時間の問題だったりもします。

みんなそうでしたし、もちろん、私もそうでした。

そんなわけですから、「パチンコをすればするだけ、ここで解説されているものを失っていく」と思って、本記事をごらんいただければと思います。

ないたネコ

すでに多くを失っていたよ……

と、この記事で事実に気づけた(認識できた)としても、そのように悲観することはありません。

パチンコで失ったものをカバーする方法もあわせてご紹介するので、こちらにも期待してくださいね。

目次

パチンコ・パチスロで失うもの5選

パチンコはやればやるだけ、多くのものを失っていきます。

でも、ほんとうにおそろしいのは、のめり込んでしまったそのさきの話。

失ってきたもの、今後失うものが「すべてわからなくなっていく」といった、ギャンブル依存症になったあとの話なのです。

こまったネコ

あのお金があればあんなことが……

こまったイヌ

この時間があればこんなことが……

だれもが最初は、このような「後悔」をします。

ところが、のめり込みが加速していくと、そういったことを正常に認識できなくなっていくのです!

で、なにもわからなくなり、すべてがどうでもよくなってしまうと。

ミナト

のめり込みが進行すると、現実すらも見失ってしまいます……

とはいっても、その状態のままにしておけば「破滅」の未来しか待っていません。

だからこそ、まずは認識しましょう。

いままで失ってきたもの、今後失われていくものを直視しましょう。

そうすることで、はじめて、ギャンブル問題は進行をふせぐことができるのです。

そんなわけで以下は、パチンコ・スロットをすると失う5つのものです。

どうぞ気合いを入れてごらんください。

私の実体験もあわせてご紹介します。また、ものによっては、それを失うことで背負う「将来的なリスク」も解説しておきます。

1. お金

パチンコは負けるようにできているので、行けば行くだけお金がなくなっていきます。

もちろん、なかには「プロ」もいて、勝ちつづけている人もいないわけではありません。

でも、ああいった人たち(全体の1割)は、以下のようなことをしているからこそ、勝ちつづけていられるのです。

  • 閉店時のデータチェック
  • 複数の店舗を巡回(場合によっては県外)
  • 期待値をひたすら追う
  • アツくなった「勝負」はしない
  • やりたい台ではなく勝てる台でしかやらない

楽しみたい、趣味として遊びたい、という人には無理。

ギャンブル依存症となれば、なおさらそんなことは不可能です。

私はパチンコ・スロットで、年間100万円以上のペースで10年以上負けつづけ、1000万円を超えるお金を失ってきました。

消費者金融に支払ったお金は、利息だけで100万円を超えました。

パチンコをつづけていれば、こういうレベルでお金を失います。

イブスター店長

そのお金があれば、やりたいこと全部できたよね

いずれは、そういう話になってしまうのが、パチンコ(ギャンブル)というものなのです。

2. 時間

パチンコは多くの時間を私たちから奪っていきます。

開店ダッシュをきめて閉店あたりまで粘るとすると、午前10時~午後10時までなので1回12時間。

  • 週2で行けば月間96時間
  • 年間にすると1152時間
  • 1152時間=48日間ぶっ通し

こういうレベルで時間が消えていきます。

もちろん、「パチンコは趣味だ」という考え方なら、それもありかもしれません。

ただ、元依存者の私からすれば、多くの人は「やめられないのを、やりたいことだと思い込んでいるだけ」のような気がするのです。

ほんとうにやりたいことだったら、毎回のように「もうやめよう」なんて思うでしょうか?

ミナト

ただの楽しめる趣味だったら、ふつうはそうは思いませんよね

そんなわけですから、パチンコに行く時間はムダで、人生にとっての損失です。

パチンコに行っても、なにかが身につくわけでもなければ、その経験がなにかの役に立つことも基本はないからです。

私はひどいときは、週5~6でパチンコ店に入りびたり、トータルでは14~15年ほどはパチンコ・スロットをしていました。

ほんとうに時間のムダだったといまは思っています。

途中からは「やめたくてもやめられなくなってしまった」からこそ、そんなことになっていたわけですが。

3. 本当の趣味や興味関心

パチンコは、私たちから「ほんとうの趣味」を取り上げていきます。

  • もともと好きだったこと
  • 今後やりたかったこと
  • 興味がある・あったこと

パチンコをやっているうちに、こういったものが「パチンコに置き換わっていった」経験はないでしょうか?

この現象は、パチンコの影響で、脳が「ギャンブル脳」へと変化するのが原因だと考えられています。

脳が変化してしまうことで、パチンコ以外のことを楽しめなくなってしまう。

つまり、パチンコをつづけていれば、ほんとうにやりたかったことへの興味関心は失われていってしまう、ということなのです。

イブスター店長

「ギャンブルが世の中で一番楽しい」と感じるようになる原因だな

私はもともとゲームや読書が好きで、その後は異文化交流の楽しさにも気づいたことから、かつてはこのように考えていました。

「将来は世界各国を旅して、現地の人とコミュニケーションをしてみたい」

ところがどうでしょう、いつのまにか、すべてはパチンコ・パチスロに喰われてしまっていたのです!

さきほどの「週5~6でパチンコ」は、学生のころの話です。

このときは、いくらでも時間はあったので、行こうと思えばいつでも海外旅行に行けました。

パチンコで負けるお金はあったので、行けるだけのお金もじゅうぶんにありました。

それでも行かなかったのは、結局、本来の「趣味・興味・関心」が、すべてパチンコに変換されていたからです。

わらうネコ

パチンコ以上に楽しいことはこの世にない!

そう思っているのなら、この「興味が全変換されている」事実に、早めに気づきましょう。

あとで後悔しても遅いです。

私はいまだに、このように考えることがあります。

ミナト

あのときにもっと海外旅行をしておけばよかった……

のちに「新型コロナウイルス蔓延で海外旅行は不可能」なんてことになるなんて、当時は考えもしなかったですから。

4. 人の信用

パチンコをつづけていれば、「人の信用」を失うのも時間の問題でしょう。

  • 家族・友人
  • 恋人・結婚相手
  • 仕事の上司・同僚・後輩

こういった、自分と関係のある、あらゆる人からの信用を失っていきます。

もちろん、最初はまだ問題は起きません。

でも、のめり込みが進行していくと、私たちは「うそをついて」パチンコに行くようになる。

以下のようなうそを、平気でついてしまえるようになってしまうからこそ、人の信用を失うのです。

依存者のウソ
  • 「どうしてもお金が必要で、ちょっと貸してもらえない?」(家族・友人への嘘)
  • 「仕事が残業で今日は帰り遅くなりそう。あと、今週末は出張だからさ……」(恋人・パートナーへの嘘)
  • 「すみません、本日体調がわるいので、仕事を休ませてください」(仕事関係者への嘘)

私はほぼ全部やりました。

当時は、オオカミ少年もびっくりするほどの大ウソつきヤローでしたね。

仕事関係の人には、迷惑をかけた後ろめたさもあって、辞めたあとは「人間関係をすべてリセット」する生き方をしてきました。

もちろん恋人とは別れました。

そう、パチンコは、人を孤独にするのです!

相手をしてくれるのは、「目の前のパチンコ・スロット台だけ」になるのは、時間の問題ですよ。

5. 仕事の挑戦とあらゆる機会

パチンコばかりしていると、仕事の選択肢がせばまり、それによってあらゆる機会が失われていきます。

私の場合でいうと、以下のような半生を歩んできました。

元依存者ミナトの半生
  1. 大学に進学するもパチンコ漬けで中退。もちろん就活経験なんてなし
  2. 中退後はフリーター生活を送り、縁のあった飲食店で正社員として働く
  3. 飲食店を退職後はフリーターにもどり、その後はバーテンダーをめざす
  4. バーの仕事をやめてふたたびフリーター(現在は+α)

子どものころは、スーツを着て働くサラリーマンにあこがれを持っていました。

でも、こうなってくると、それもむずかしい話になってくるわけです。

これまでフリーターしかしてこなかったからですよね。

就活経験がないことからも、一般企業で正社員として働くのが不可能に思えてくる。

そして、以下のような負のスパイラルが生まれるのです。

負のスパイラル
  1. 仕事はフリーター・アルバイトなどの非正規雇用
  2. 収入は高くなく、ギャンブルのせいもあってつねにお金がない
  3. 借金の返済などから働くしかなく、しかし給料はよくないので時間もなくなる
  4. お金が欲しいのもあって趣味は完全にパチンコ
  5. 収入・スキルアップなど、仕事で挑戦する機会がなくなって現状維持

パチンコをつづけて仕事の機会を失ってしまえば、これまで見てきたもの、そのすべてを失っていくことになります。

ギャンブル依存者には、私の例からみても、低所得の傾向が強いのではないかと思われます。

それはやはり、この「仕事」が大きく関係しているからではないでしょうか。

  • 給料(年収)
  • 休日(時間)
  • 働きやすさ

こういった、よりよい待遇の仕事をさがそうとする、「挑戦」の機会を失っていたからこその話なのではないでしょうか?

そして、この仕事問題は、ギャンブル依存症を克服できたあともつづきます。

パチンコによって、「経験・スキル・能力」などを得ることができなかったせいで、仕事はそのままの現状維持、となってしまう可能性が低くはないからです。

パチンコをつづけていれば、冗談抜きに、人生そのものを失ってしまいかねませんよ。

パチンコで失ったものを取り戻す方法はあるか?

パチンコをつづけていると、人生にかかわるもの、というよりも人生そのものを失ってしまいかねません。

でも、これまで失ってきたとしても、取りもどす方法はあるのでご安心ください。

とくにおすすめできるのは、以下の2つです。

  1. 借金問題を片づける
  2. 仕事問題を解決させる

パチンコで失ったときのカバー対策として、最後に、これらの「取りもどす方法」を具体的に見ていくことにしましょう。

1. 借金問題を片づける

ここまでのとおり、借金はあるだけで、以下の問題が発生するようになります。

  • 借金返済のためにせっせと働く
  • 無理に働くからこそ時間がなくなる
  • お金がない・ほしいからこそパチンコに行きたくなる

よって、借金があるのなら、この問題の解決を最優先させましょう。

借金がなくなれば、「お金・時間・パチンコに行きたい」問題の大部分が改善されるからです。

その方法としては、当ブログの「自力で返済する6つのコツ」でも紹介しているように、まずは自力で進める手段があります。

ただ、「返しては借りて」のくりかえしとなっているのなら話はべつ。

  • 借金がある状態が「3年、5年、それ以上」と長期でつづいている
  • それでも「返しては借りて」のせいで完済のめどがまるで立たない

そのような状態なら、借金問題は今後もつづく可能性がきわめて高いので、「債務整理」の利用を私はおすすめします。

完済までがとんでもなくラクになるからです。

債務整理なら利息を全カットできる

債務整理とは、毎年100万人以上が利用しているともいわれる、借金問題の救済措置のこと。

これを利用すれば、最低5年は新規の借入ができなくなるかわりに、高額な利息を基本は全カットできます。

そう、「お金をもう借りなくてすむ・高額な利息も払わなくてすむ」というメリットしかないわけですね。

  • 自分から申し込むのは気が引ける
  • どこで利用すればいいかわからない

というときは、無料のシミュレーター(以下)もあるので、ぜひ使ってみてください。

払いすぎた利息がある場合は借金自体が減ります。

借金は、放っておくだけ利息で損をしていくもの(現に私は100万円以上失いました)なので、現状維持がいちばんよくないですよ。

借金が減るかの診断はこちら

>> 借金減額シミュレーターを使ってみる

※払いすぎた利息があるかも無料で確認できます

2. 仕事問題を解決させる

いちど社会のレールからはずれてしまうと、あとは落ちていくだけで戻るのはむずかしい。

正直いうと、仕事・社会に関しては、そのように私は思っています。

では、ギャンブル依存者はどうすればいいのか?

この仕事問題を解決させる策として、「自力で稼ぐ方法を身につける」という手段を私はとりました。

「いまさら就活したところで、フリーターのほうがまだマシ……なんて、条件のわるいところしかのこっていないのでは?」

就活・社会人(一般企業)経験がない私からすれば、そのようにしか考えられなかったからです。

ブログはだれでも簡単に挑戦できる

私がとった自力でかせぐ方法はなにかというと、この「ブログ」です。

  • だれにでもはじめられる(中高生でもやっている人はいる)ほど簡単
  • 初期費用は数千円で済ますこともできるなど、リスクはかなり低い
  • 月100万円以上かせいでいる人もいるなど、可能性は無限にある

など、いわゆる「社畜」になるくらいなら、こっちのほうがいいと思ったからです。

当記事作成時点では、私はまだそこまでかせげてはいません。

それでも、毎月3万~5万円くらいは収益を得られていますし、これからもっと伸びていくと思っています。

ブログは最初はきびしいですが、だれにでも平等にチャンスがあります。

一般企業では見向きもされない「失ってきた経験」が、逆に武器になることもあるのです。

そんなわけですから、ブログをはじめるのはおすすめできますよ。

ギャンブル依存症の再発防止にもなります!

今回のまとめ

  • パチンコをつづけていると多くのものを失う
  • 失ってからでは仕事問題がのこるのでその後もきびしい
  • 借金問題の解決、つぎに自力でかせぐ方法に着手するのがベター

ギャンブル問題は、「気づいたときには手遅れ」のような状態となってしまうことがひじょうに多いです。

「自分はギャンブル依存症という精神的な病を患っている」と、だれもが認識できず、その状態が長年にわたってつづいてしまうこともあるからです。

でも、この記事でそれに気づけたのなら大チャンス。

そもそも人生に「遅い」なんてことはありませんし、取り返そうと思えたときが「最速のスタート地点」となるからです。

失ってきたものはしかたがないので、これはもうあきらめるしかありませんが、これから取り返していくことはできます。

ほんとうに手遅れになるのは、すべてをあきらめた瞬間。

そうならないように、そして本来の人生を取りもどすためにも、いっしょにがんばりましょう。

まずは借金問題の解決と、そのつぎに仕事問題の解決が大事ですよ。

\ 払いすぎたお金が戻ってくる場合も /

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