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【アラブ・ストリート】金色に輝くタマネギを探し、モスク巡りの旅へ

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【アラブ・ストリート】金色に輝くタマネギを探し、モスク巡りの旅へ

遂に迎えたラストの観光は、イスラム文化の街「アラブストリート」で美麗なモスクを巡ります。

チャイナタウンの散策を終えた私は遂に最後の観光へ!

旅行最終日の午後はマレーやインドからの移住者が集う、イスラム色濃厚なエリア「アラブ・ストリート」へ。これで多民族が形成するシンガポールの3つの主要エリア、「リトルインディア」「チャイナタウン」「アラブストリート」を制覇だ!

前回はこちら↓
【チャイナタウン】集合屋台「ホーカーズ」と、隠された仏教寺院の扉

著者プロフィール
ミナト

ミナト

海外旅行が趣味の兼業ブロガー。以前はカジノにハマるもギャンブルにはもう懲りて……? 現在は観光メインで旅行を楽しみながら、現地での体験や旅行に役立つ情報も発信中。いずれは海外を放浪する旅にも出たいと思っています。>> プロフィール詳細はこちら

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目次

シンガポール旅行(最終日・中編)

様々な人種によって構成されるシンガポールは、特定の民族が集うエリア(街)があり、特に有名なのがインドからの移住者によって築かれた「リトルインディア」、民族構成では最も多い中国人が集う街「チャイナタウン」、そしてマレーやインド系のイスラム教徒が集う街「アラブストリート」があります。

アラブストリートは、イスラム教の礼拝堂である「モスク」を中心に賑わうイスラム色が濃いエリアで、伝統的な絨毯や布、雑貨、ハラルフード(イスラム法で食べることを許された食材や料理)のお店が集まっていますが、オシャレな壁画やショップ、カフェなどが集まる最新の流行の街でもあります。

5日間全力で臨んできた観光も遂にこれでラスト。元々ここも3日目に訪れようと思っていた場所だったので、私はやり残した観光を遂げるため、そして旅の最後を飾るため、アラブストリートへ。

サルタン・モスク(マスジッド・サルタン)

アラブストリートのサルタンモスク

チャイナタウンから移動した私は、現地では「カンボン・グラム」と呼ばれるアラブストリートへ。そして一番最初に目指すのはここ、「サルタン・モスク(スルタン・モスク)」。

サルタンモスクの外観

黄金に輝く巨大なドームがまるでタマネギのように見えるサルタンモスク(別名マスジッド・サルタン)は、かつては寂れた漁村だったシンガポールを発展させることに成功し、シンガポール建国の父として知られる「スタンフォード・ラッフルズ卿」の支援を受けて建設された、シンガポール最大にして最古のイスラム教寺院です。

ラッフルズ卿

スタンフォード・ラッフルズ卿とはシンガポールの自由貿易や植民地建設に携わり、シンガポールの発展に功績を残した人物。

19世紀初頭にラッフルズ卿が初めて上陸したとされる地点には「ラッフルズ像」が建てられ、そちらも観光スポットの一つになっていると共に、ラッフルズホテルの名前の由来になった人物でもあります。

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ラッフルズホテルについてはこちら
シンガポールスリング発祥のロングバーを目指し、ラッフルズホテルへ

サルタンモスクのガウン

少し話が逸れましたが、私は早速サルタンモスクの中へ。

サルタンモスクは土足厳禁のため、靴を脱いで(恐らく靴下も)入場します。また、例によって露出の多い服装での入場も厳禁となっているので、露出の多い服装の場合は入り口にあるガウンなどを借りることができます。

サルタンモスクの中

こちらはサルタンモスクの内部。

広々とした空間でシャンデリアなどの装飾も美しく、祈りを捧げる人たちはもちろんのこと、観光客も沢山集まっています。

サルタンモスクの礼拝堂

厳粛な空気が漂うメインホールの礼拝堂は、シンガポール最大というだけあってこの広さ。見学客は中に入ることはできませんが、最大で5,000人を収容することができるそうです。

サルタンモスクの展示場

また、サルタンモスクの一角にはこのような展示スペースもあり、文章や音声ガイダンスによってサルタンモスクやイスラム教について学ぶこともできます。(日本語表記は一部のみ)

サルタンモスクの二階は入場不可の看板

ちなみに入り口付近に2階に上る階段があるのですが、サルタンモスクでは見学者は2階には行くことができないので注意。

サルタンモスクの外観

一通り見学することができた私は満足したので外へ。

アラブストリートにはモスクを見に来たので次のモスクへ向かうことにしました。

サルタンモスクの金色のタマネギ

しかし内装もさることながら、外から見る“金色のタマネギ”も美しかった。

外観も内装も美麗なサルタンモスクは夜になるとライトアップもされるそうです。日が暮れた後にサルタンモスクを訪れれば、輝く金色のタマネギを見ることができるでしょう。

【サルタン・モスク(マスジッド・サルタン)】
(料金)無料
(見学時間)10:00~12:00、14:00~16:00(金曜は14:30~16:00)
(備考)土足、露出の多い服装での入場は厳禁

マレー・ヘリテージ・センター

マレーヘリテージセンター博物館

サルタンモスクを出た私は次なるモスクを見学しに行くため移動を開始しましたが、移動中に何やら怪しい施設を発見。

マレーヘリテージセンターと庭園

中に入っていくと、噴水もある広々とした庭園に屋敷のような建物が建てられています。

ここは「マレー・ヘリテージ・センター」というマレー系民族について学ぶことができる博物館。19世紀初頭のラッフルズ卿上陸以前のアラブストリートや、マレー系民族の歴史や文化について、シンガポール中から集められた展示物や体験型のマルチメディアなどで理解を深めることができます。

しかしそんなことは何も知らない私は、流石に人が住んでいる家ではないだろうとは思いましたが外観がそれらしく見え、周囲に人の気配もあまりなく、中に入って良さそうな雰囲気を感じなかったので、庭園を散策だけしてそのまま出てしまったのです。

……が、それもそのはずで、実はマレーヘリテージセンターは元々マレー系の「サルタン」というイスラム君主の邸宅だったという背景があるのです。

湊
ミナト

どうりで人の家っぽいと思ったんだよ

しかも何かと全てが高いシンガポールの中で、マレーヘリテージセンター(博物館)の入場料はなんと6SGD(約480円)!最終日だったので次へ次へという焦りもあったとは思いますが、中を見ることができなくて本当に残念。

【マレー・ヘリテージ・センター博物館】
(料金)大人:6SGD
(営業時間)10:00~18:00(最終入場17:30)
(備考)月曜定休

マラバール・モスク

アラブストリートのマラバールモスク

マレーヘリテージセンターの庭園を散策後、横断歩道の先という少し変わった場所で、私は次なる“金色のタマネギ”を発見!

マラバールモスクの外観

この青い外観が可愛らしい建物は「マラバール・モスク」という、シンガポールで唯一のマラバール(インド南部)イスラム教徒のコミュニティによって管理されているモスク。

マラバール出身のイスラム教徒のコミュニティによって、ビクトリア・ストリートとジャラン・スルタンという通りの交差点に建てられ、ゴールデン・ドーム・モスクとも呼ばれています。

マラバールモスクの中

こちらも中に入る際は靴を脱いで入場します。

最初に見たサルタンモスクよりは小さいですが、祈りを捧げる厳粛な空気は同じ。

マラバールモスクのタイル

そしてマラバールモスクの見所は、外観を彩る青と白のタイルの数々。なんと2万枚ものタイルが張り合わされて作られているそう。

タイルに彩られ美しく神秘的でありながら、可愛らしさも兼ね揃えたマラバールモスク。小さな金色のタマネギも見逃せない。

【マラバール・モスク】
(料金)無料
(見学時間)9:00~13:00、14:00~16:00(金曜は14:30~16:00)という情報が信頼できますが裏が取れず、少なくとも15時は開いていました
(公式サイト)www.malabar.org.sg(英語)

5日間の観光はここで終了!

アラブストリートの壁画

アラブストリートでのモスク巡りの旅を終え、所々に描かれた壁画を鑑賞し終えたところで今回のシンガポール旅行の観光は遂に終了!

そして今回アラブストリートで訪れた観光スポットは以下の通り。

サルタンモスク、マレー博物館、そしてマラバールモスクは全て近い場所に位置しているので、歩いて回ることができます。

また、マラバールモスクがある「ジャラン・スルタン」という通りを南に下っていくと、ヨーロッパ、マレー、中国の文化が融合し、6°傾いた尖塔が“シンガポールのピサの斜塔”として知られる「ハジャ・ファティマ・モスク」というモスクもあります。残念ながらここも見逃してしまいましたが、国定の史跡にもなっているモスクなので要チェック。

アラブストリートはすぐ隣にリトルインディアもあるので、アラブストリートのモスクを見学後、歩いてリトルインディアの「アブドゥル・ガフール・モスク」に移動し、モスク巡りを続行するのもありでしょう!

関連記事

アブドゥルガフールモスクの詳細はこちら
インド人街「リトル・インディア」の探索と、消えた友人の捜索

そして次回、旅の最後はシンガポールのお土産探しだ!

次回→【マーライオンクッキー】シンガポールのお土産探しはココでキメる!

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