バーとの出会い

初めてバーという場所に入ることになった私は、緊張した手で重い扉を開き中に入ります。するとそこには暖かく優しい空間が広がっていました。

こんにちは、現役バーテンダーの湊です。
私は偶然見つけたバーとの出会いから、バーに通うようになります。
私はそこで、自分の居場所を見つけることができました。
荒んだ生活に、束の間の平和が訪れるのでした。

自分が自分でいられる居場所

意を決してバーに入店したものの、何を頼めばいいのか、何をすればいいのかよくわかりません。場所によっては何も知らずに入ると怒られる所もあるのですが、お店のマスターは親切にお酒を選んでくれました。常連さんと思われる年配の男性も気さくに話しかけてくれ、私はとても新鮮で素晴らしい時間を過ごすことができました。
バーとは大人の社交の場でもあります。そんな空間に自分を仲間として迎え入れてくれたような気がした私は嬉しくなり、もっとバーを知りたい、色んなバーを見てみたいとの思いからバーに通うようになりました。

ちなみにこの頃抱えていた借金ですが、奨学金は返済が後回しになるため実質70万円。まずは学生ローンで借りた20万円をアルバイトで完済。残りの消費者金融から借りた50万円の借金はアルバイトと、怒涛の連勝で増えた勝ち額で完済することができました。(その後スロットのせいで借金地獄に陥るのですが、それはまた後程・・・)
なのでこの頃は手持ちのお金に少々余裕があったのでバーにも通う事が出来ました。

大人の社交場

バー探しを始めた私は何軒か回った後、「ここは」と思うお店を見つけます。ゆったりとした内装ですが店内には緊張感が張り詰めていて、来ているお客さんもマナーが良く、かっこいい人たちばかり。
初め、お店のマスターには「なんだこの若造は」のような顔をされ全く相手にしてもらえなかったのですが、私は仲間に入れてほしいとの思いからこのお店に通うようになります。
何度も通う内に次第にマスターも相手をしてくれるようになり、常連さんにも紹介してくれるようになりました。私は自分が客として認められ、居場所ができた事をとても嬉しく思いました。

もちろんですが、この頃はまだ赤面症は治ってはいません。赤面することも沢山ありましたが、私はバーの中では比較的自分らしくいられることができました。それは店内が薄暗く、顔が赤くなっていてもよくわからないというのもあるのですが、一番は赤面をいじるような人など誰もいなかったからです。
案外、その場で赤面することを気にしていたのは自分だけだったのかもしれません。

その後、私はこの行きつけとなったバーで人生を変える出会いを果たしました。

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