ブラックジャックは他のお客さんのチップ上乗せ(相乗り)に注意!

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マリーナベイサンズ前の遊歩道

日本人特有の察してくれは外国人には通用しない。私はそれをシンガポールのカジノで学んだ。尊い犠牲を払って……。

瀕死の重傷から一転、劇的な勝利を飾ることに成功した私は、夜になってからようやく3日目の観光へ。

そこで私はF1(エフワン)開催に伴う交通規制によって苦しめられてしまうのですが、なんとか無事に観光をすることができ、それが終わると再びマリーナベイサンズのカジノへ舞い戻る。

しかし、ここでもまた、取るに足らないアクシデントが起きてしまったのです。

前回はこちら↓
【幻の10連なるか】バカラ会心の追加連撃!雪辱のマリーナベイサンズ
表シンガポール旅行3日目はこちら↓
F1(エフワン)による交通規制で観光中止か!?夢と消えたバー巡りの旅

目次

裏シンガポール旅行(3日目・後編)

ブラックジャック、バカラと、鬼のような豪運で大勝を収めることに成功した私は、失われたこの日の観光計画を取り戻すべく、意気揚々とシンガポールの街へ。

シンガポールの屋台で食べたチリクラブ

まずは屋台でシンガポール名物のチリクラブを食べ、

クラークキーとシンガポール川

その後F1の交通規制で苦しめられるも、タクシーの運転手お勧めのクラークキーで軽くビールを飲み、

マーライオン公園のマーライオン

伝説の守護者、マーライオンとご対面。

マリーナベイサンズ前の遊歩道

そしてこの日の観光に満足した私は、交通規制もあって身動きが取りづらかったので、再びマリーナベイサンズのカジノに戻ることにしたのです。

タクシーが止まらなかったので、マーライオンがいる公園から歩きで……。

カジノでのチップ上乗せ(相乗り)

再びマリーナベイサンズのカジノに舞い戻った私は、前半・中盤戦での勢いから「この日はとんでもなくツイている」と感じていました。

しかし、観光中の交通規制とタクシーの止まらなさによる疲れ、勝負の熱で頭がオーバーヒートしているのか、だんだんと感じてきた軽い頭痛、そして観光資金を全て失うようなことだけは二度とあってはいけないと思い、身を焦がすような勝負は敬遠しようと判断。

ただ、乗りに乗っていたことは間違いなかったので、私は窮地を救ったブラックジャックでミニマムベットを50SGD(約4,000円)のレートに落とし、3ハンドのマルチハンドでゲームを再開することにします。

ゲームの展開は勝って負けてのプラスマイナスゼロを維持。ディーラーと日中に起きたことや、観光中に起きたことなんかを話しながらダラダラと進んでいき、もうこういうのでいいんだよと、なんとなく遊んでいるくらいが一番平和でいいじゃないかと。そんなことを考えさせられるような展開が続きます。

すると、

外国人
外国人

オーケー?

隣に着席した外国人男性が私のチップの上に上乗せ、要するに私のハンドに相乗りしてもいいかと聞いてきました。

実はカジノではこういったことは結構あり、特にレートの高いテーブルでミニマムベット以下を賭けたい時(例えばミニマム200ドルのテーブルで50ドルをベットしたい)や、テーブルが混雑していてチップを置く場所がない時などによく見られます。

相乗りをしたいプレイヤーは、勝負中のプレイヤーのチップに自分のチップを上乗せさせてもらい、勝てば増えたチップをそれぞれ分配するのです。

カジノ、ブラックジャックでのチップ上乗せ(相乗り)

相乗りをする方はお互いのチップを混同してしまわないように、このようにチップを横にずらしたりするので、ディーラーも配当の際にはチップをずらしてくれ、一応区別がつかなくなることも基本的にはありません。

そこで私の場合、男性はどうやらブラックジャックの基本戦術であるベーシックストラテジー(BS)がわからないので私に乗っかりたかったらしく、この相乗りに関してはバカラでもよくあったので私は「いいですよ」と快諾。

これまで特に問題が起きたこともなかったことから、別にそれくらいはいいだろうと思っていました。そう、この時までは……。

徐々に問題が起き始める相乗り勝負

新たに外国人男性がゲームに加わり、私は3ハンドのマルチハンド。その内の1ハンドに男性が乗っかり、ヒット・ステイなどのアクションは全て私が判断するという状況。

男性は勝てばニヤニヤ、バーストすると「チッ」と舌打ちするなど、正直言うと結構面倒臭い。さらに、初めこそ男性は左端のハンドにだけ相乗りをしていたのですが、左端、真ん中、左端、真ん中と気分でベット先を変えたりもするので、チップの配分に気を遣わなければならない私は勝負に集中できない!

ただ、初期のカードの合計が「21」、ブラックジャックとなった場合はディーラーが配当を1.5倍ずつに分けてくれていたので、まぁいいかと男性の一喜一憂を適当にあしらいながら私はゲームを続行。

しかし、ここで第一の問題が起こる。

ブラックジャックでのダブルダウン相乗り

男性が相乗りしていたハンドがダブルダウンのチャンス。当然私はチップを上乗せし、男性に「ダブルですよ」と声をかけます。すると……

外国人
外国人

いや、俺はいい。賭けたいならアンタだけ賭けてくれ

湊
ミナト

……は?

なんと、自分から相乗りしておいて、ダブルダウンによるチップの上乗せはしない。やりたいなら自分の分もあんたが張れと言うではないか!流石にそれはナシだろうと私はディーラーに聞くと、

ディーラー
ディーラー

それは大丈夫です。お客さん(私)の分だけの上乗せでダブルダウンできます

BJでのダブルダウンやスプリットは基本的には同額のチップ上乗せですが、こういった特殊な状況に限っては同額以下も認められている模様。しかし、それはもう「ダブル」ではないのでは?と、腑に落ちないままゲームは続き……

ブラックジャックでのスプリット相乗り

続いて男性が相乗りしていたハンドがスプリットのチャンス。

外国人
外国人

う~ん…………(パシッ)

湊
ミナト

あっ、そこは乗るんだ……

長考の末、男性はスプリットにはチップを上乗せ。その後も気分でのベット先の変更、ダブル、スプリットの上乗せをするしない、バーストの舌打ちため息等が続き、もう面倒臭さが限界に達した私はゲームを中断、長めのブレイクを取ることにします。

その間に外国人男性がいなくなっていることを願って……。

ブレイク終了後、テーブルに戻ると……

長めの休憩を挟み、流石に外国人男性もどこか違う所にいっているだろうと思いながらテーブルに戻ると、男性はまだいた。

外国人
外国人

早くしなよ、待ちくたびれてるんだけど

いや、私も言えばいいんですよね。ただ、日本人には「察する文化」がある訳で、察してくれと。もう相乗りは面倒臭いからやめてくれと。

が、ハッキリしない私はそのままゲームを続行。しかし当然同じような展開になる訳で、再び面倒臭さが頂点に達した私は、もうテーブルを移動するしかないと、男性に別れを告げて別のBJのテーブルへ。

すると、男性もゲームを切り上げ、ストーカーの如く私が先に着いたテーブルに着席!

湊
ミナト

いや、付いてこなくていいからね……

私はもう諦めました。もうこのままでいいやと……。

ついにやらかす、相乗りでの手痛いミス

テーブルを移動しても付いてくる外国人男性に私は諦めを感じ、再び3ハンド+相乗りという、テーブル以外は変わらない状況でゲーム再開。

変な話、アクションを選択するのは私だったので、相乗りされたハンドをわざと劣勢にして追っ払うようなこともできた訳ですが、そんな無駄なことをするくらいであればハッキリと言えばいい話ですし、かと言って自分でOKと一度は言った以上、やっぱりダメと後から言うのも何だかなと思い、モヤモヤしながらゲームは進行していきます。

しかし、なぜかここでプレイヤー優勢の波が到来。

連勝するとやはりボルテージも上がってくるわけで、私は段々と興奮状態へ。

ブラックジャックでのスプリット1ハンド、ダブルダウン2ハンド

そして来たる!この日の前半に起こした奇跡の一手再来か!?スプリット、ダブル、ダブルという熱い展開!

この時、男性は中と右に相乗りしていたのですが、右のスプリットだけはチップを上乗せし、中のダブルは上乗せはしないと言うので、中は男性の分まで私がチップを上乗せすることにします。

要するに以下のような状態。

ブラックジャックで右と中のハンドに相乗り

白いチップは私で、黒いチップは外国人男性のもの。つまり、私は7枚、男性は3枚のチップをベットしているということ。

ディーラーの合計24でバースト

そしてこのゲーム、ディーラーのバーストにより見事勝利!

配当はベットも合わせると私が14枚、男性が6枚……だったのですが、ここでついに第二の問題が起きてしまう。

私は大きな勝負を制したこと、目の前に並ぶ大量のチップに感情が昂り、チップの分配をミス。なんと、無駄に4枚多く男性に渡してしまったのです!

ブラックジャックでの相乗り、チップの配分ミス

その時の状況がこれ。

本来であれば黒チップ6枚を男性に渡せばいいものの、早く次のゲームへ!という昂りから私は誰がどこにチップをベットしていたのかも忘れ、流れ作業のように右から順に重なったチップ、そしてなぜか左(ダブル)の平らに置かれたチップまで男性へ。

湊
ミナト

さぁ、次のゲーム行こうぜ!

外国人
外国人

…………

ディーラー
ディーラー

…………

誰も、何も言わない。

特に外人よ、アンタ、絶対に気付いてたよな……?

しかしこの時、私は自分の犯したミスには気付いていません。

そしてそのままゲームは進行していき、プレイヤー優勢の流れが切れたところで男性はフェードアウト。夜明けも近付き、疲れのせいか再び頭痛がしてきたこともあって、暫くしてから私もゲームを切り上げることにしたのです。

過ちに気付いたのはタクシーの中だった

交通規制もあってこの日はタクシーが全く止まらなかったのですが、マリーナベイサンズ前にはカジノ帰りのお客さんを乗せるタクシーが長い列を作り、私は余裕の乗車。タクシーはホテルに向かって走り出します。

それにしても、この日は本当に多くのことが起こりすぎた……。

街の両替所でぼったくられ、一時は観光資金を全て失いかけ、そこから奇跡的な復活を遂げるも、観光は交通規制でうまくいかず、そして外人の相乗りストーキング。

1日を振り返りながら「そういえばあの1ゲームもアツかったな」なんて、例のBJでの勝負を思い返していると……

湊
ミナト

…………あ!!

運転手
運転手

えっ!?

そう、私はここで気付いたのです。50SGD×4枚(約1万6千円)を間違って外人に渡してしまっていたことを。

湊
ミナト

アイツめ……

あれだけ世話をしてやったというのに、人に乗っかることで自分も勝利を収めることができたというのに、その恩を仇で返すか?外人よ……!!

バカラなどは相乗りをされても分配を間違えるということは基本的にはありません。しかし、BJの場合はダブルやスプリットなどのアクションによってベット額が変動する性質上、やはりこういったことが起きてしまってもおかしくはない。

それに私の場合、気付いたのが例の1ゲームだけで、下手をすれば他のゲームでも多くチップを渡していた可能性もあったのです!

外国人
幻聴

HAHA、サンキューJBOY。このチップは有難く頂いていくよ

私はこの日、外国人には日本人特有の察してくれは通用しないこと、外国人相手にはハッキリと思っていることを伝えた方がいいこと、そしてブラックジャックでの相乗りは後々面倒なことになりやすいので、最初から断った方がいいことを学んだ……。

【3日目、マリーナベイサンズ後半の収支】
(BJ)+1,000SGD
(外人にあげたチップ)謎
(合計)+1,000SGD(約8万円)

4日目必勝法「マーチンゲール法」炸裂か!?友の意志を背負う慰めのバカラ

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