【マリーナの悲劇】絶望を抱いて眠れ!致命的敗北を喫した災厄のバカラ

スリーカードポーカーに端を発し、完膚無きまでに叩きのめされた致命的敗北。絶望を抱いて眠った2日目の夜。

だらだら遊べると聞いたスリーカードポーカーでの勝負が始まるも、むしろその真逆を行く展開に焦りを感じ始めていた私でしたが、「まだ大丈夫、あとちょっとだけ」とゲームを続行することに。

あとちょっとだけ……

これがギャンブルにおいては最も危険な思考の一つであることは今更言うまでもないのですが、この判断が約90分後、一夜にして40万円もの大金を失うという、悲劇的な災難を巻き起こすこととなったのです。

前回はこちら
スリーカードポーカーが招いたマリーナベイサンズの悲劇【ルールも解説】

裏シンガポール旅行(2日目・後編2)

勝てなくていい、ただ遊びたかっただけという理由で始めたスリーカードポーカー。

しかし、ゲーム開始直後から全くもって遊べるような気配は感じられず、蓋を開けてみればむしろその真逆、まるで戦場の中心で爆撃されているブタ小屋に閉じ込められているとでも言えるような、非常に苦しい展開が待ち受けていました。

これによりほぼストレートで1,000SGD(約8万円)が消え、勝った負けたの勝負がしたい訳ではなかった私はゲームを切り上げようとも考えますが、ディーラーが親切にあれこれ教えてくれていたこともあって止めるに止められず、ここまでは運が悪すぎただけだろうと思うことにしてゲームを続行。

テーブルには私1人だけ。ディーラーとの一騎打ちは続きます。

惨劇のスリーカードポーカー

追加で1,000SGD(約8万円)をチップに両替し、私はゲームを続行。すると、少しずつですが、手役にペア(同じ数字が2枚)が出るようになってきました。

湊
ミナト

断ち切れたか……!?

ハイカード(手役無し)連打のブタ小屋からようやく脱出することができたのかと思うも束の間、しかしながらやはりディーラーがその上を行く!

「77」のペアが出ればディーラーが「1010」のペア、「1010」のペアが出ればディーラーが「KK」のペアと、ようやく手役が揃ったと思えばドンピシャのタイミングで僅かにその上をディーラーが行くのです。

スリーカードポーカーでは「Ante」「Play」「Pair Plus」に50SGDずつベットしていたので、ペアが揃ってもディーラーに負ければ「Pair Plus」の配当が1倍だけで、結局そのゲームの収支は-50SGD(約4,000円)。

さらに……

スリーカードポーカー、ディーラーのフラッシュ

ディーラーのフラッシュ。

ディーラーのフラッシュ2回目

ディーラーのフラッシュ2連撃!

ディーラー
ディーラー

またフラッシュだ!

盛り下がる私とは裏腹にテーブルの中の人と盛り上がるディーラー。

フラッシュの出現率は4.95%。それが2連続する確率は408分の1、実に0.245%と、もはや鬼畜の所業としか言いようがない!

(注:スリーカードポーカーはディーラーにいい手が入ってもプレイヤーが賭け金以上を取られたりだとか、ディーラーにボーナスがあるわけではないので、言ってしまえば無駄引き感は否めない)

しかし、よもやこれまでかと諦めかけたその時、ついに私にも手が入る……

スリーカードポーカーでのフラッシュ

起死回生のフラッシュ……

…………

ディーラー
ディーラー

あー……

スリーカードポーカー、ディーラーのストレート

まさかのディーラーストレートでフラッシュを封殺……

その後も風向きが変わることはなく、結果、追加で投資した1,000SGDでも成す術なく私は負け続け、スリーカードポーカーでの収支は-2,000SGDと、ほぼ何もできずに16万円が消失。

これだけやって揃った手役はなんと、ペア片手で数えられる程度とフラッシュ1回のみ。

湊
ミナト

(どこがだらだらできるゲームなんだ……。これ無理ゲーすぎるでしょ……

ディーラー
ディーラー

あ、そういえば、ペアプラスだけのプレイもできるよ

それはもっと早く言ってほしかった……

マリーナベイサンズのスリーカードポーカーがペアプラスのみでもできると知ったのはこの時のこと。知っていれば投資金額を節約できたかもしれなかったのに……

私はスリーカードポーカーだけは二度とやらないと、この時心に誓った。

遂に来たる!災厄のバカラ

死線を潜り抜けバカラでBJの負けを取り返すも、鬼のようなディーラーが君臨するスリーカードポーカーで再び負け、この日の収支がマイナスのまま、負けたまま帰るわけにはいかなくなった私はまたしてもバカラのテーブルへ。

バカラなら取り返せる。大丈夫だ。

ここまで負けなしのバカラが安易にそう思わせる。

プレイヤーが先行するバカラの罫線

罫線はPLAYERが先行。このままPLAYER連を勝ち取りに行け……

ところが……

PLAYER(×)PLAYER(×)PLAYER(×)で3連敗。ベット先を変えてBANKER(×)で4連敗。さらに戻してPLAYER(×)で5連敗と、ここにきてまさかのバカラ5連敗。

湊
ミナト

帳尻合わせはやめてくれよ……

生死を分かつこの重大な局面で、なんとスリーカードポーカーの前に5連勝したバカラの帳尻合わせを喰らってしまう!

この日の所持金は40万円。スリーカードポーカーの負け、そしてバカラでの5連敗により残金は16万円。

そこで後がなくなった私は決死の覚悟で1ベットを1,000SGD(約8万円)に上げ、一気に勝負を決めにかかる。

バカラ、焦燥のせめぎ合い

そこからは一進一退の攻防。

テーブルには私1人。考えてもわからない、まるで罫線が読めない。しかし自分が張らなければゲームは進行しない。

頭を抱え、悩みぬいた末に1,000SGD(約8万円)のチップをベット。

あと1回、あと2回外せば大敗でエンド。斬首を狙う死神がまとわりつき、背筋に寒気を感じながら私はカードを絞る。

結果は勝てば負け、負ければ勝つといった、五分五分での横ばい状態。

まだなんとか生きながらえている。持ちこたえている。運が悪い方に傾いた瞬間にこの首は飛ぶだろう。けれども、その恐怖に耐え続けるのはなぜか?それは、その先に必ずや勝機があるからだ……

湊
ミナト

僥倖……

そして遂に辿り着く、このゲームを制すればプラスマイナスゼロの境地……

恐怖を乗り越えた2連勝で残金は32万円まで復活。あと1ゲーム、この1ゲームでもうホテルに帰れるんだ。

絶対に負けられない50%、私は希望を託し、1,000SGDをPLAYERにベット!

ディーラー
ディーラー

ノーモアベット

賽は投げられました。もう後戻りはできません。

私がやることは2枚のカードを絞って勝利を引き寄せるだけ。引け!ナチュラルを!!

バカラ、1枚目は数字の1

まずは1枚目。1枚目は縦から絞っても何も見えてこなかったため「1」が確定。

しかし問題はここから。早期決着のナチュラルを確定させるには「678」のスリーサイドが出ることが必須条件。なので、まずは足がつかなければ意味がない。

湊
ミナト

…………!!!

悲願を込めた縦絞り……

バカラ、縦絞りで足がつく

まずは足がつく!

そのままいけ!スリーサイド……!!

バカラ、横絞りでフォーサイド

が、ここでは最悪手のフォーサイドが降臨!

フォーサイドは「9」か「10」しかないため、この場合2枚の合計は1枚目の「1」と合わせて「0」か「1」。この土壇場でまさかの強さワースト1 or 2が確定し、結局PLAYERの合計は「1」。

しかしまだ3枚目がある、諦めてはいけない……。BANKERの合計は……

バカラ、バンカーの合計が8

ナチュラル「8」。BANKERウィン。

湊
ミナト

この50%だけは、これだけは外してはいけなかった……

その後、勢いを失った私はさらに負けを重ねて3連敗。残金は残り8万円、ついに死と隣り合わせの状態にまでなってしまう。

湊
ミナト

もう無理だ。この勝負絶対に負ける……

勝負はまだ決してはいませんでしたが、勝てる気がしなかった。

恐らく次のゲームに1,000SGD(約8万円)をベットしても、命を繋ぐために500SGD(約4万円)に分けて2回勝負しても、結果は両方とも同じ、負けるだろう。

なぜなら、こういった状態からの逆転は、長年の経験からしてありえないと知っていたからです。

そう、絶対に外す50%はなぜか存在する。ことギャンブルにおいては……

考えることに疲れた私は1,000SGDをBANKERへ。そして結果は、もう言うまでもないでしょう。やる前から自分でもわかっていた、案の定外れ。

シンガポール旅行2日目の夜、スリーカードポーカーが招いた悲劇によって、カジノでの勝負は5,000SGD(約40万円)の大敗で終了。

無情のホテルへ帰還

手持ちの金額をほぼ全て失った私は、暫くの間カジノから動けませんでした。

今から取り返せる方法はないか?クレジットカード?いや、無理だろう。40万円もの大金をそんな簡単に取り返せるわけがない。

そんなことを考えながら虚ろな目でスロットマシーンに座り、残った数千円程度をさらにのませていく。こんなところでジャックポットなど、当たるわけがないと分かっているにも関わらず。

そして、これ以上使うとタクシー代も無くなってしまうというところに来て、ようやく私は帰ることを決断。無情のカジノを背に、私はタクシーに乗り込みました。

運転手
運転手

今日はカジノ?勝てた?

湊
ミナト

5,000SGD(約40万円)負けました……

運転手
運転手

あちゃ~……カジノはダメだよ。絶対に負ける。みんな負けてるよ

それから日本に何度か行ったことがあるというドライバーは色々と話しかけてくれたのですが、会話がほとんど頭に入って来ず、正直言うとこの辺の記憶はあまりない。

その後、暫くしてホテルへ到着。

運転手
運転手

着いたよ!

湊
ミナト

ありがとうございます、お釣りは結構ですので……

運転手
運転手

いやいやいや、だって今日沢山負けたでしょ?大丈夫だよ

湊
ミナト

いやいや、これは気持ちなので……。色々話しかけてくれたのにすみません……

きっとタクシーの運転手は日本のことが好きだからこそ、日本人の私に色々と話しかけてくれたのに、まともに会話もできないほど打ちのめされている自分は一体何をやっているんだ?どうしてこうなった……

自分に対する情けなさ、後悔、怒り。色んな感情が混じり合う中、何も考えたくなくなった私はベッドの片隅に倒れ込み、絶望を抱いて眠りにつきました。

翌日の観光はどうしようかと、考えながら……

【2日目、マリーナベイサンズでの収支】
(3cardポーカー)-2,000SGD
(バカラ)-3,000SGD
(合計)-5,000SGD(約40万円)

3日目【反撃の狼煙】マリーナベイサンズで進撃開始!逆襲のブラックジャック

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