パチンコをやめてよかったと思う8つのこと&やめても変わらなかったこと

パチンコをやめてよかったことは数えきれないほどありますが、やめても変わらなかったこともあります。

パチンコなどのギャンブル依存症を患っている状態では、おそらく絶対にわからないことがあります。それは、パチンコをやめたあとの自分はどのように変わり、その後はどのようなメリットが続くのか、ということです。

私も10年以上パチンコに依存してきたのでわかりますが、この依存状態ではパチンコが最上であって、そのほかのすべてはそれ以下になるため、そもそもやめることでなにかがプラスになるというビジョンが、はっきりと見えてこないのです。見えたとしても、お金が減らなくなるだろう、くらいのことかもしれません。

それでは、パチンコをやめると、どのようないいことが実際に起きるようになるのでしょうか。

今回は、パチンコをやめてよかったと感じたことを、元重度の依存者だった私のケースからご紹介するとともに、それとは反対に、パチンコをやめても(依存症克服後でも)変わらなかったこと、こちらもあわせてお話ししたいと思います。

パチンコをやめて変わった8つのこと

以前の私は、まさに三度の飯よりパチンコといったような状態で、実際にパチンコ店に行くときは食事をとる時間も惜しいと、朝から閉店まで水かお茶しか飲まないほどに、パチンコにのめり込んでいました。

消費者金融で借金なんてあたりまえ、人との約束をすっぽかし、パチンコ店内ではわりとまじめに死にかけ(窒息)、果ては闇金に手を出そうとまでするなど、ほんとうになんでもありだったと思います。

そんな私も、苦汁を飲まされながらも、長年をかけてなんとか依存症の克服に成功することができたのですが、これによって生活は激変。パチンコ依存から抜け出せてよかったことというのは、日に日に増えていきました。

これも、あげればきりがないかもしれません。そのため、ここからは、そういったパチンコをやめたことで得られたメリットを、とくに強力だと感じたものから厳選してご紹介していきたいと思います。

1. お金が貯まる(負債が減る)

お金が貯まる

パチンコに行かなくなることで、ふつうに生活しているだけも(とくに貯金をするつもりがなくても)お金が貯まるようになり、借金やクレジットカードのリボ払いなどがたまっている場合は、それらが減っていくようになりました。

私の場合は1年半の集計から、パチンコに1回行くと2万5000円ほど負けることが判明し、年間では100万円もの金額をパチンコで失っていたことがわかりました。それがすべてナシになるわけですから、それはお金も貯まるでしょう。

私は以前、借金の返済のためもあって朝も夜も働いていましたが、片方の稼ぎはほとんどパチンコに消えていたので、パチンコに行かなければ、もしくは借金がなければ、こんなに働く必要もないのではないか? と思っていました。

そういったこともあって、依存症の克服と借金の完済後は、仕事を片方やめることができたのですが、収入は約200万円に減ったものの、パチンコに行かないのでいちおう生活はできています。

それほどまでに、パチンコに使う金額は異常だったということです。

2. イライラしなくなる(精神状態が安定する)

心が落ち着く

パチンコに1回行くと平均2万5000円負ける(私の場合)ということは、逆にいえば毎日負けているようなものでもあり、パチンコは負けるとイライラします。

当たらないくせにやたらとあおる演出、確率以上にハマり続けるボーナス、ものすごい勢いで消えていくお金。閉店後の、店を出たときに感じる、「なんだったんだ今日は」という虚無感。

そのすべてがストレスになり、イライラは負けた金額によっては、数日間から1週間以上も続くことがありますが、パチンコをやめたことで、そういったイライラを感じることがなくなりました。

それはそうですよね、パチンコに行っていないわけですから、ストレスの感じようがないのです。

また、このストレスから解放されることで精神状態も安定。やけ食いもやけ酒も必要なければ、負けた翌日の仕事に行きたくないもなく、負けた苛立ちで人にあたることもなくなりました。精神的な余裕ができるようになったからです。

自分でいうのもあれですが、パチンコをしていたときよりも、顔つきも穏やかになったような気もします。病的なパチンカーの方は、パチンコをやめるだけで、モテるようになるかもしれないですね。

3. 自由な時間が増える

時間が増える

私たちにとって最も貴重なものは、もしかすると、すべての人にひとしく与えられた時間なのかもしれません。

人は、なにもしていなくても体が老い、若かったときよりも弱り、できることが少なくなっていきます。そして寿命の終わりは、刻々と近づいてくるものですが、その時の流れを止めることも、ましてやさかのぼらせることも、現時点では誰にも実現させることができないからです。

そんな貴重な時間を、私たちはパチンコに費やしている、費やしてきたわけですが、私の場合は平日であれば5時間ほど、休日であれば11~12時間ほどの時間を使い、多いときでは最低でも週に4~5日間はパチンコに行っていました。

しかしパチンコをやめたことで、こういった時間を、まるまる自由な時間として使えるようになりました。

平日はゆっくり夜を過ごすことができ、休日は朝からいくらでも動くことができるようになります。かぎりある貴重な時間を、無駄でしかないパチンコに費やすことがなくなるのです。

時間が増える、というよりも、時間が無駄にならないですむ、といったほうが正しいかもしれません。パチンコはお金もなくなり、精神状態も悪化し、基本的になにも得るものがないものですから。

4. ほかの趣味を楽しめるようになる

趣味を楽しむ

では、パチンコをやめて空いた時間はなにをすればいいのでしょうか?

パチンコ依存症になると脳が焼かれてしまい、パチンコ以外のことには興味が持てなくなり、パチンコだけが楽しいと感じるようになってしまうため、この答えを見つけるのは困難を極めると思います。

ところが、パチンコからしばらく離れていると、以前は好きだったことや、やりたかったことに興味が戻ってきます。知らないものにふれてみたい、新しいことに挑戦してみたいという好奇心が戻ってくるのです。

それはまるで、ギャンブルという業火に焼かれ、それでもまだ刺激を求め続ける脳が頭の中から取り出され、海中に放り込まれて鎮火。生命の源というプールによって傷が修復され、ふたたび頭の中に戻ってくるかのようなものです。

私の経験上、脳の修復には最低でも3~6か月はかかったように思い、これは人によっても前後するとは思いますが、一定の期間を超えれば、ギャンブル以外のことでも楽しいと感じることができるようになると思います。

私の場合は、いっときは完全に封印していた本をまた読むようになりました。

パチンコをやっていたときは、ほかにも理由はありましたが、趣味として本を読むことは完全に不可能でした。しかしいまは、これまで読むことができなかった本を読みたい、パチンコによって失われてしまった機会を取り戻したい、と強く思うようになりましたよ。

5. 好きなものを食べられるようになる

食事を楽しむ

食事が好きな方であれば、三度の飯よりパチンコだったのが、パチンコより三度の飯になるかもしれません。

休日は開店前にエネルギー補給のゼリーを飲み干し、閉店後はスーパーで適当な総菜を買ってその日の食事は終了。それが以前の私の食生活でしたが、ゼリーをカウントしなければ1日1食で、なにか好きなものを食べている、といったようなものではありませんでした。

しかし、それがどうでしょう。パチンコをやめたことで休日はゆっくりと朝食をとることができ、お昼はどこかにランチを食べに行くことも、夜は時間をかけて夕食をつくることもできるようになりました。

もちろん、平日だってそうです。これまでパチンコ店の閉店前に終わってしまっていた、食べたいものがあるお店にも、夕食を食べに行くことができるようになったのです。

また、食事をすることができる回数も、時間と同じく限られています。

1日3食であれば月90食。とはいえ、朝からそんなに好きなものばかり食べてはいられないので60食。さらにいうと、昼は食べすぎると動けなくなるので30食。と、じつは好きなものを食べる回数というのは、思った以上に残されていないものなのかもしれません。

そうであれば、その貴重な「食」の機会を、パチンコで失うのはもったいないですよね。パチンコをやめれば、パチンコに行くよりもはるかに安い金額で、おいしいものが食べられるようになりますよ。

6. 嘘をつく必要がなくなる(隠さなくてすむ)

嘘をつく必要がない

パチンコに行ったことを人に隠したり、パチンコをしていたことを、嘘をついてごまかしたりすることがなくなりました。

以前の私は、パチンコのやりすぎで頭がおかしくなっていたのでしょう。友人との約束前でも平気でパチンコに行き、ふつうに時間に遅れて登場し、悪びれることもなくパチンコに行っていた、などとぬかしていました。

しかし、そんなことが続いて堪忍袋の緒が切れた友人は、「ふざけるな、なにがパチンコだ、だったら最初から約束するな!」と、激怒。それからというもの私は、パチンコに行っていることは人には言ってはいけないものだと強く認識するようになり、嘘をつくようになりました。

買い物に行っていた、寝坊してしまった、急遽仕事に行くことになった。残業で帰るのが遅くなる、人に呼び出されたから行ってくる、ちょっと外食をしてくる。いそがしくてメールに気づかなかった、さっきまで昼寝していた、どうも携帯の調子が悪かったようだ。

すべて嘘。全部パチンコに行っていただけなのに。

そういった嘘を、私はもうつかなくてもいいようになりました。

嘘をつくと、嘘をついた分だけ、心が穢れていくような気がします。ただひたすらに心が穢れていきます。その穢れを解放(浄化)させるには、パチンコに行くのをやめて、嘘をつくのをやめるしかありません。

パチンコの始まりは嘘つきの始まり、とでもいったところでしょうか。お世辞はいいと思うのですが、嘘はよくないと思います。

7. パチンコに行きたくならない(考えなくなる)

パチンコのことを考えなくなる

パチンコに依存していると、パチンコに行ったその日から、次はいつ行くか、次の休みはいつだ、とパチンコに行くことしか考えられなくなってしまうと思うのですが、それがなくなりました。

パチンコに行きたいと思わなくなる、というよりも、パチンコのことをまったく考えなくなるのです。

これのすごさというのは、体感することでしかわからないものかもしれません。あれだけ毎日、解析情報や実践動画、ホールの出玉情報や新台情報などを調べていたというのに、それらがすべてゼロになり、そのすべてがほんとうにどうでもよくなるのです。

いうなれば、それは、自分の世界からパチンコが消えるような感覚で、まさに無の境地への至りといったものかもしれません。

しかし、人は迷う生きものですから、なにかがきっかけでパチンコのことが気になってしまったり、パチンコのことを思い出したりすることもあります。が、そんなときでも意識的に気をそらせば、そこでパチンコへの思考は消失し、以前のように、思い立ったらすぐに着替えて外に出ていた、といったことはなくなるのです。

タバコなどの、こういった依存症の克服は、一生我慢し続けなければならないともよくいわれますが、私の体感では、パチンコ依存症は一度抜け出すことができれば、あとはらくだと感じています。

我慢というほどのものでもなく、「いや、パチンコはもういいかな」程度の意識だけで、パチンコに行かない状態を維持することができるのです。

禁パチンコとかではなく、パチンコが「無」になるのです。

8. 再発したとしてもやめるのがラクになる

やめるのがらくになる

無の境地に達したとはいっても、パチンコという煩悩は完全に死滅したわけではなく、きっかけさえあれば、さびついた回路(依存症状を引き起こすレール)には油が差され、ふたたび機能を取り戻してしまうこともあります。

私も何度かありました。パチンコ依存症というのは、一発で終わることもあれば、何度が再発してしまうこともあるものなのです。

しかし、一度でも依存状態から抜け出すことができ、克服に近い状態まで持っていくことができたのであれば、もし再発を起こしてしまったとしても、次の克服は格段にらくになっていることと思います。

以前のように、消費者金融をまわったり、物を売ってお金をつくったり、時間がないのにパチンコに行ったりと、そういったひどい状態に完全に戻ってしまい、またしてもどうにもならない、というところまではいかないのです。

私の場合でいえば、もしパチンコに行ってしまったとしても、負けたらもう行かなくなるようになりました。もう行かない、という意思だけで制御できるようになったのです。以前はそんな芸当は、不可能だったにもかかわらず。

私は、なにごとも、一発目がいちばんむずかしく、二発目以降は比較的らくになっていくものだと思います。経験したものが、次はなにをすればいいかを、私たちに教えてくれるからです。

とにかく、依存状態からの脱出に死力を尽くし、最初の克服を成功させること。それができ、そしてコツをつかんで依存症状のない生活を知ることができれば、一生パチンコに悩まされる人生からは、かならずおさらばできると思いますよ。

やめても変わらなかった2つのこと

パチンコをやめることに成功すると、これまでからは考えられなかったような生活を手に入れることができます。

お金は減らない、自由な時間が増える、新しい趣味が見つかる、パチンコにとらわれないですむ。ようするに、人生が豊かになるのです。

しかしながら私の場合、パチンコをやめても変わらなかったこともありました。最後にそういったもので、とくに致命的だと感じたものを、2つだけご紹介したいと思います。

1. お金の使い方に制限はかけられなかった

散財する

依存状態からの脱出後、パチンコに行ったことは何度かありましたが、お金の使い方は変わりませんでした。

以前の私は、パチンコ店に行くと、満足するまで打ち続けなければやめることができませんでした。負けていれば負けを取り返すまではやめられないですし、満足する出玉を出すことができなければ、閉店まで粘り続けていました。

つまり、納得がいくまではお金はいくらでもつぎ込むというのが私のスタイルだったのですが、これは残念ながら変わることはありませんでした。

元重度のパチンコ依存者にとっては、パチンコに使う金額を決める、いくらまでという制限を設ける、ということは不可能に近いのかもしれません。

納得か爆死か。私にとっての選択肢は、いまでもその2つしかないように思います。

2. パチンコで1回だけは不可能だった

1回だけは不可能

パチンコ依存症を克服できたのであれば、趣味として1回だけ遊ぶ、ということもできるかもしれない。息抜きを目的とした、たまに行く遊びとして、うまく付き合っていくこともできるかもしれない。

そう思っていた時期も私にもありました。が、残念ながらこれも不可能でした。

パチンコは、1回だけでも行けばまた行きたくなります。勝ったら勝ったらでそのお金を軍資金に、負ければ負けたでお金を取り返したい、あるいはもっと楽しみたい思うようになり、1回だけではすむことはありません。

さらに、1回だけでも行ってしまえば、それまで「無」だったパチンコが、毎日のように思考に介入してくるようになり、これをふたたび「無」の状態に戻すのには、かなりの労力を必要とします。

それがうっとうしくて嫌なので、私は一度パチンコをやめることができたのであれば、二度と行かないほうがいいと考えています。パチンコの1回だけは、ほぼ不可能だと思っていたほうがいいかもしれません。

今回のまとめ

・パチンコをやめると人生が豊かになる
・変わることもあれば、変わらないこともある
・パチンコは二度と行かないに越したことはない

パチンコ依存症の克服はそう簡単なものではありません。私も10年以上の歳月を費やし、あらゆる手段を用いることで、ようやくこぎ着けることができたほどに、その道はけわしいものがありました。

いまでこそ精神力で制御することができるようにもなりましたが、当時はそんなものなんの役にも立たず、もう一生このままの生活を送ることになるんだろうな、としばらくあきらめていた時期もありました。

ただ、こういったものは、やり方さえわかればなんとかなるものでもあります。

私はいちからの手探りだったので膨大な時間を費やすことになってしまいましたが、核心にたどり着いたあとは早く、これまでの努力が嘘だったかのように、すんなりとパチンコから遠ざかることができました。

そして当ブログでは、そういった方法を、私自身の経験からご紹介しています。かつての私のような依存状態から抜け出せない方に、1日でも早く、いや1秒でも早く、こんなわけのわからない生活からは抜け出してもらいたいと思っているからです。

そういったものをご参考にしていただければ、少なくとも、私のように10年以上もかかることはないと思いますし、うまくいけば、数か月間でパチンコとの関係を断てるかもしれません。

なにかを始めるのに早いも遅いもありませんし、もう手遅れだ、なんてこともありません。それから、挑戦した経験はかならずどこかで役に立ち、けっして私たちを裏切ることはないと思います。

皆さんがパチンコのない人生を取り戻し、豊かな毎日を送れることを、私は祈っています。

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