そのパチンコは趣味程度or依存症?5つの判断基準を元ギャンブル依存者が紹介

そのパチンコは趣味程度それとも依存症?を見分ける5つの判断基準を紹介

パチンコが趣味というと「クズ」とか「最悪」とかいわれたりもしますが、それは気にしなくていいと思います。

趣味は人それぞれなので、だれがなんと言おうが、好きだったらそれでいいと私は思うからです。

ミナト

でも、そうじゃない場合もあるわけですよね

そう、パチンコが趣味の範囲ではおさまらず、依存症となってしまっている場合です。

この記事の内容
  • パチンコが趣味程度か依存症かを見分ける5つの基準を紹介
  • 趣味の範囲か依存症かの判断基準は元ギャンブル依存者が厳選

私は10年以上もパチンコ・パチスロがやめられず、1000万円以上も負けてきた元重度のギャンブル依存者です。

でも、自分が「依存症」だと思うことはなく、それに気づけたのは末期も末期でした。

そこで本記事では、そういった私の経験から、「パチンコ・スロットが趣味程度かそれとも依存症か」を見分ける5つの判断基準をご紹介します。

あくまで独自のものですが、当事者による話なので、ハッとする部分もきっと多いと思います。

代表的な診断チェックリストの内容もふまえているので、どうぞご参考にしてください。

目次

パチンコは趣味なのか依存症なのか

ミナト

パチンコは楽しいですよね

そう、あれは楽しいものだと思います。

  • 非現実感・アミューズメント感にワクワクする
  • 勝った時に得られるスリル・興奮・感動が心地よい
  • 負けても演出・展開でなんだかんだ楽しめた

私も学生時代はスロットにハマりにハマり、朝イチからパチンコ店に行くのが好きでたまりませんでした。

でも……って話なんですよね。

ほんとうに楽しかったのは、「最初だけだった」ってことはないでしょうか?

  • 負けるなどしてサイアクな気分になることが増えてきた
  • パチンコに行きたい・行くのを我慢できなくなっていった
  • なんとかして軍資金を用意しようとするようになった

ただの趣味として遊べているのだったら、こういうことは起こりません。

では、なぜこういったことが起きたりするのかというと、ギャンブルによって脳が変化するからです。

パチンコ依存症になると脳が変化する

そもそもの話、ギャンブル依存症とはなにかというと、パチンコの刺激で脳が変化することをいいます。

これによって、ギャンブル行為を「自分の意志ではコントロールできなくなる」わけですね。

イブスター店長

脳から「行け」って指令が出るようになるそうだ

ようは、ザックリというと、趣味なのか依存症かの見分け方は、このようにいうことができると思います。

節度を守ってただ楽しめているだけなら趣味。趣味としてコントロールできないなら依存症。

そして本記事では、この「境界線」をハッキリとさせていきます。

それでは、前提の条件が出そろったところで、本題に進みましょう!

パチンコが趣味の範囲か依存症かを見分ける5つの基準

ここからは、パチンコが趣味か依存症かを見分ける、くわしい判断基準についてお話ししていきます。

ちなみにこの基準は、つぎのとおり代表的なものが2つあります。

  1. GAの20の質問
  2. DSMの9つの診断基準

GA(ギャンブラーズアノニマス)とは、ギャンブル問題の解決を目的とした世界的な自助グループのこと。

DSMとは、アメリカの精神医学会によって作成された『精神障害の診断・統計マニュアル』というもののこと。

これらのチェックリストは、以下の関連記事でもまとめてあるで、ぜひあわせてチェックしてみてください。

では、本題となる、元依存者による「5つの判断基準」です、どうぞ!

それぞれの項目にポイントを割り振っておきました。あとでカウントしてみてくださいね。

1. 時間を守れるか

時間を守れるか

まずは「時間」を守れるか。

パチンコに関係する「時間」はいろいろとあるので、ひとつずつ見ていきましょう。

仕事・学業の時間を守れるか(1pt/1pt)

「学校をサボってパチンコに行く」というのは、わりと経験者も多いのでこれはまだいいでしょう。

ただ、パチンコのせいで勉強する時間を守れず(単位が取得できず)に留年・中退、とかって話になるならべつ。

この場合は、趣味の範囲とはいえなくなってきています。

ミナト

もはや遊びじゃないですよね

また、仕事をサボるようになったら、これもかなりあやしいでしょう。

  • パチンコに行くために仕事を休む
  • 仕事中なのにサボってパチンコに行く
  • 勝っていてやめられずに仕事を急遽休みにしてもらう

遊び・趣味というものは、仕事を休んでまでするものではありません。

そこに影響がでてきてしまっているのなら、依存症の可能性はあるといえますよ。

人との約束の時間を守れるか(1pt)

パチンカー

やばい、いま(出玉が)出てて間に合わない……

これ、パチンコあるあるですよね。

人との約束までの時間つぶしでやっていたら、突然ではじめて、時間に間に合わくなるっていう……。

でも、やめられる人は、この場合でもやめられます。

お金がかかっていても、「遊び」でやっている人は、途中でやめてお店を出られるのです!

できない? それならポイント追加ですよ。

決めた遊技時間を守れるか(1pt)

パチンカー

今日は3時間だけじゃ

そもそもの話、パチンコで「遊ぶ時間」を決める人はほとんどいないと思います。

けれども、場合によっては、こういうときもありますよね。

  • 家に帰ったらやらないといけないことがある
  • 奥さんや彼女さんに「何時までに帰ってこい」といわれている

そういった、かぎられた時間のなかでという場合、展開はどうあれ時間を守れますか?

というか、途中で帰れますか?

まあこれもむずかしいですよね……。

イブスター店長

1pt追加……で次だな

2. お金の問題はあるか

お金の問題はあるか

つぎは「お金」に関する問題のあるなしです。

趣味か依存症かを見分けるクリティカルな項目でもありますね。

これもいくつかあるので、それぞれ見ていきましょう。

お金を取り返したくなるか(1pt)

プロスペクト理論」といって、人には、負けたままでは帰れなくなる心理があります。

ですから、負けたお金を取り返したくなるのは、いってしまえばふつうのことでもあるのです。

とはいえ、なかにはいるわけですよね。

パチンカー

今日はダメじゃな。帰るか

こういった、負けていても帰れる人がです。

完全な趣味としてつきあえている人は、このへんはキッチリとしています。

その日はまだしも、「こないだの負けを取り返したい」とよく思うなら、それは趣味ではなくなってきている可能性はあるでしょう。

使うお金を決めた額で守れるか(1pt)

パチンカー

今日は3万円までにしよう

これも遊技時間とおなじで、「投資金額」を決めて行く人はなかなかいないと思います。

でも趣味に使えるお金って、収入から考えて、「毎月いくら」と本来は決まっていますよね?

その金額を守れるかどうかって話です。

  • 1回も当たらなかった
  • 当たったけどすぐにおわって全部飲まれた

こういったときでも、いさぎよく帰れるでしょうか?

ちなみに私は無理でした。

気がすまなければ、ATMに直行でしたね……。

借金に手を出しているか(2pt)

ミナト

借金はありますか?

ギャンブル依存者は、ほぼ例外なく借金に手を出します。

なぜなら、自分の意志では遊技をコントロールできないからですよね。

貯金が底を尽きたとき、借金に手を出してしまいませんでしたか?

もちろん人にもよりますが、基本的に「趣味・遊び」は、お金を借りてまでやるものではありません。

お金はないけど、どうしても打ちたい。

これは依存症の症状だと思いますよ。

3. 日常生活に支障は出ていないか

日常生活に支障は出ていないか

パチンコが趣味程度ではなく依存症レベルになってくると、日常生活に支障をきたすようになります。

これもいくつかあるので、チェックしていきましょう。

パチンコに逃げたくならないか(2pt)

パチンカー

すべてを忘れてしまいたい……

いやなことがあったときは、気分転換などをして、うっぷんを晴らしたくなるものです。

そんなとき、趣味で遊ぶのではなく、パチンコに「逃げたい」と思うようになっていないでしょうか?

  • お金、借金などの経済的な問題
  • 夢、将来などの人生の問題
  • 学業、仕事、家庭などの生活の問題

こういったあらゆる「現実」の問題は、パチンコに行くことですべてを忘れられます。

ミナト

あれをやっているときは、なにも考えないですみますからね

パチンコが、そのような「逃げ」の選択肢になっていませんか?

もしそうなっているのなら、これはけっこうあやしいですよ。

人に平気でウソをつくようになる(2pt)

パチンカー

今日は仕事で、帰りが遅くなるから……

こうやって、ウソをついてパチンコに行くようになっていないでしょうか?

  • この日は仕事(ホントはパチンコ)があるから遊べないよ
  • 体調がわるいので(ホントはパチンコがしたい)今日は休ませてください
  • 生活がくるしくて(ホントはパチンコで負けた)お金を貸してほしいんだけど

まあ私は全部やりましたが、パチンコに依存していくと、平気で人にウソをつくようになります。

もともとウソなんかつかないような人であってもですよね。

ウソも方便といいますが、パチンコのウソは方便ではないですよ。

パチンコ以外が楽しくなくなった(2pt)

パチンカー

いや~、パチンコは楽しいなあ

冒頭のとおり、これはべつにいいのです。

問題は、「パチンコをやりはじめてから他の楽しみが全部なくなっていないか?」ということ。

じつは、パチンコによって脳が変化すると、ものごとへの感じ方も変わることがわかっています。

パチンコ以外に興味を持てなくなってしまうのです。

  • ゲーム、音楽、映画
  • 読書、漫画、旅行
  • 恋人とのデート、家族と過ごす時間

もともとこういったものが好きだったのに、その興味がパチンコに全変換されている。

もしそうなら、これはかなり危険な状態だといえます。

パチンコが「楽しいな」じゃなくて、「楽しいと思い込むようになっている」かもしれないから。

自分では気づきにくいのがやっかいなのですが、この場合も、依存症が進行している可能性はあるでしょう。

4. 気分や意志の問題はあるか

気分や意志の問題はあるか

パチンコをしたあとの「気分」や、するまえの「意志」の問題ですね。

ギャンブル依存症は「精神的な病」なので、この精神状態は要チェックです。

こちらもごらんください。

やめたいと思うことはあったか(1pt)

パチンカー

もうやめようかな……

パチンコを「やめたい」と思うことはありましたか?

ふつうの楽しいだけの遊び・趣味なら、まず「やめたい」と思うことはないですよね。

ギャンブルは勝ち負けがあるので、そう思うことがあるのは、当然といえば当然かもしれません。

でも、ただの趣味なら、やっぱりそうはならないでしょう。

今日はやめておこうができない(1pt)

パチンカー

今日行くと負ける気がするんだよなあ……

勝ちがつづいたあととかに、今日は「行けば負けるような気がする」ことってありますよね。

そういったとき、「今日はやめておこう」はできるでしょうか?

それができない場合、意志でコントロールできる趣味の範囲を、すでに超えてしまっている可能性があります。

行こうかな? やっぱり今日はいいや。

これができるかできないかは、けっこう大きいと思いますよ。

やめようと思っても行ってしまう(3pt)

パチンカー

こないだ「やめる」って誓ったのに……

パチンコを「やめよう」と思ったのにやめられない。

これはもう趣味ではないでしょう。

もし当てはまるのなら、依存症の可能性は一気に上がるといえますよ。

帰宅後に死にたくなることがあったか(2pt)

パチンカー

死にたい……

ウツっぽくなる映画などを見ていて、死にたい気分になることはあります。

でも、そうではなく、パチンコで負けて死にたくなることはなかったでしょうか?

ふつうの趣味なら、やはりこれも、そうなることなんてありませんよね。

このレベルで気分が落ち込むことがあったのなら、ここでもポイントは加算しておきましょう。

5. 他者への問題はあるか

他者への問題はあるか

ギャンブル依存症の特徴として、人に迷惑をかける(人を不幸にする)というものがあります。

最後に、「他者への問題」はあるかも見ていきましょう。

妻・恋人を悲しませることはあったか(1pt)

妻・恋人

またパチンコ……?

彼氏・旦那さんがパチンコに行くのをいやがる女性は多いです。

そういった大切な人の想いを無視して、パチンコに行くことはありませんか?

ただの趣味なら、そのへんは折り合いをつけることもできますよね。

子どもを置いてパチンコに行きたいと思うか(1pt)

ミナト

あとはお子さんとか……

子どもと遊ぶのよりもパチンコのほうが楽しいですか?

昔、私の父は、子ども(私と兄弟)を置いてパチンコに行っていたことがありました。

家にいてほしい。いっしょに遊んでほしかった。

きっと子どもはそう思っていると思います。

それを無視してでも、パチンコに行ってしまいますか?

親と言い合いになることはあったか(1pt)

お母さん

どうしてパチンコばかり……

パチンコが原因で、ご両親と喧嘩になることはありますか?

「どこをほっつき歩いて……」とかいわれて、イライラをぶつけてしまったりしたことはないですか?

依存症になると、ギャンブル行為に文句をつけられることに、おそろしいほどの怒りを感じるようになります。

そういったことで、ご両親を悲しませてしまったことはないでしょうか。

趣味の範囲なら、やはり、そういうことは起こりにくいのではないかと私は思いますよ。

パチンコが趣味程度か依存症かの境界線(ポイント)

それでは、判断基準は以上となるので、最後にこれをまとめます。

あわせて、ポイントの集計もしてみてください。

趣味or依存症
  • 時間を守れるか
    • 仕事・学業(1pt/1pt)、人との約束(1pt)、遊技時間(1pt)
  • お金の問題
    • 負けを取り返したくなる(1pt)、金額を守れない(1pt)、借金がある(2pt)
  • 日常生活の支障
    • パチンコに逃げる(2pt)、ウソをつく(2pt)、パチンコ以外は楽しくない(2pt)
  • 気分と意志
    • やめたいと思った(1pt)、今日は行かないができない(1pt)、パチンコがやめられない(3pt)、死にたくなる(2pt)
  • 他者への問題
    • 妻・恋人を悲しませる(1pt)、子どもを悲しませる(1pt)、親を悲しませる(1pt)

合計24ptですが、個人的には、7pt以下はギリセーフでまだ趣味、8pt以上はほぼ依存症かなと思います。

ミナト

なぜそう思うかも説明しておきます

まず、パチンコはお金がかかっている以上、つぎのことはふつうの人でも起こりうるわけですよね。

  • 負けを取り返したくなる(1pt)
  • 遊戯時間・金額を守れない(計2pt)
  • やめたいと思ったことがある(1pt)

これで4ptです。

また、今日は行かないという「我慢」ができないのも、ほかの趣味でもあるわけです(計5pt)。

イブスター店長

晩酌の「お酒」とかだな

それから、自分以外の他者への影響について。

これは程度にもよりますが、パチンコに行くだけでいやがるパートナーは多いですし、基本的に親もいいとは思わないでしょう(計7pt)。

そんなわけで、正直いうと5~6ptでもすでにあやしいと思うのですが、7pt以下は“まだ”ギリで趣味の範囲と考えることにしました。

だからこそ、これらのptは低めに設定しました。

イブスター店長

“まだ”趣味の範囲……?

そうなのです。最後に大切なことを話しましょう。

ギャンブル依存症は、進行する病であって、ジワジワと依存のレベルは上がっていくものだということです。

一生にわたって進行する病だといわれています。

ですから、そもそもポイントがカウントされている時点で、けっこうあやしい話でもあるんですよね。

ようは、いまは大丈夫でも、つづけていれば依存症になるリスクは低くはないということです。

ミナト

……え? 私の場合ですか?

元依存者の私の場合は、何ポイントだったか気になりますか?

そりゃあもちろん、飼っているウサギを子どもとしてカウントしていいなら、フルコンプリートで24ptでしたよ。

やっぱり最初は、5pt以下でしたけどね。

今回のまとめ

  • パチンコ依存症は脳の変化による病気
  • 最初は趣味でも依存症になることはふつうにある
  • いまは“まだ”趣味でもそのまま続けるのは危険かもしれない

パチンコ・パチスロは、だれもが最初は趣味の範囲で遊んでいます。

けれども、その依存性の高さから、ユーザーのなかには依存症になってしまう人もでてきます。

厚労省が過去(2017年)におこなった調査によると、生涯でギャンブル依存症になった人は推定320万人(直近1年では70万人)。

これは、全パチンコ・パチスロユーザーの約半数にもおよびます。

レジャー白書2021では、全ユーザー数は710万人であるとの結果がでました。

しかも、2017年以降も依存者は増えているはずですよね?

そう、この「パチンコは趣味か依存症か」は、人ごとなんかではなく、それだけ身近な問題でもあるのです。

ミナト

パチンコは趣味……

そう思い込んでいるだけで、そのパチンコは、もう依存症かもしれません。

ギャンブル依存症は、自覚率が低いことでも知られています。

依存症が疑われる人のうち、実際に病院に行ったのは「約0.4%」という結果もあります。(厚労省調べ)

ですから、やめるなら、重症化するまえにしたほうがいいでしょう。

依存症が進行すると、そう簡単には、というか本当にやめられなくなりますからね。

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