急遽予定が変更になったから航空券をキャンセルしたいけど、払い戻し(返金)不可だしどうしよう……
なんらかの理由で、返金不可の航空券をキャンセルしたくなるときはあると思います。
この記事では、払い戻しはできない航空券を無料でキャンセル&返金もしてもらう方法の検証結果をお話しします。
- キャンセル返金不可の航空券を無料でキャンセル&返金もしてもらう方法の検証と結果
さきにいうと、記事公開時点では検証中で、どうなるかはまだわかっていません
しかし返金不可の航空券を無料でキャンセル&返金も受ける方法は、ないわけではないです。
一種の賭けになりますが、条件が合致すれば可能性はあるのではないかと。
この記事では、払い戻しのできない航空券を無料でキャンセル+返金してもらうためにやったことを書いておきます。
本記事の内容は「キャンセル料がかかる航空券を無料でキャンセルする方法」でもあります。ただし本文にも書いてあるとおりで確実なものではありません。おなじ方法をとるならあくまで自己責任でお願いします。(※2024年12月2日に結果を追記しました)
ミナト
海外旅行が趣味の兼業ブロガー。以前はカジノにハマるもギャンブルにはもう懲りて……? 現在は観光メインで旅行を楽しみながら、現地での体験や旅行に役立つ情報も発信中。いずれは海外を放浪する旅にも出たいと思っています。>> プロフィール詳細はこちら
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くわしくは以下の記事に書いてあるので、こちらもチェックしてみてください。
航空券をキャンセルしたくなった状況
まずは前提条件ということで、私の状況からお話しします。
私の場合、このときはフィリピン・マニラに3泊4日で観光に行く計画を立てていました
航空券は行きと帰りをそれぞれべつで(LCCで)買いました。
航空券の条件は、キャンセル返金不可です。キャンセルすれば払ったお金はパーになります。
ところが直前になって、3泊4日から4泊5日に変更したくなってきた(=帰りの航空券をキャンセルしたくなった)んですよね。
払い戻しは不可なのに加えて、キャンセルの理由も自己都合です。
当然、返金なんてあるはずもないのですが、チケット代2万円以上を捨てるのはけっこうきびしい。
それで、なんとかならないかを考えていたのですが、私はひらめきました。
「飛行機の遅延に賭ける」方法があるのではないか!? と。
払い戻し不可の航空券の「無料キャンセル&返金」方法
「航空券の遅延に賭ける」とな?
どういうことか説明していきます。
LCCは、格安だからもあると思いますが、けっこうな率で遅延が発生します。
遅延が発生すると連絡がきて、以下のような選択をできるようになったりします。
- そのまま待つ
- 時間を変更する(無料+差額)
- 航空券をキャンセルする(無料でキャンセル+返金もある)
参考画像1
※運航の変更があった場合、チケットの無料キャンセルか、予約変更不可であってもほかの便に無料で変更を申請できます。
参考画像2
※運航変更によるキャンセルの場合、返金不可のチケットでも返金されるとなっています(ただし航空券での払い戻しになる場合もあり)。
私が予約したのは今回も「Trip.com
- そもそもキャンセル料は無料
- 当日遅延が発生した場合、全額返金になる可能性がある(→ただし航空会社の規定によるため、航空券の払い戻しになる場合もある)
- 当日キャンセルせずに飛行機に乗らなくても、追加請求などのペナルティはない
キャンセルしたかった航空券は、マニラ~東京の「セブパシフィック航空」です。
セブパシフィック航空は、遅延の発生率が以前は35%~50%ほどもあったなんて情報もありました。
つまりフライト時間が遅延して、さらにうまくいけば、航空券の無料キャンセル&返金もできるのではないかと思われたのです。
手順1:直近の飛行機の発着時間を調べた
今回の航空券はキャンセル料は無料で、飛行機の遅延によっては返金も受けられるようでした。
そして搭乗予定のセブパシフィック航空は、遅延発生率が高いらしい。
これはもうワンチャンあるとしか思えません。
まあでも、そうはいっても、うまく飛行機の遅延なんて発生するのか?
遅延高確率といっても、はっきりとしたことはわかりません。
そこで、予約した便の、直近の発着時間をしらべることにしました。
利用したのは「flightradar24」というサイトです。
検索窓に利用する便名を入力すると、直近7日間の発着時間を見ることができます。
でもって、私がキャンセルしたかった便なのですが……、
なんと、出発時間は100%の確率で遅れていることがわかりました。
- STD:出発予定時間
- ATD:実際の出発時間
- STA:到着予定時間/一番右:実際の到着時間
です。STDとATDを見ると、毎回30分ほど遅れていることがわかります。
もっとも、到着時間は予定どおりになっていたので、返金まで受けられるかは正直微妙なところでした。
でも、3泊を4泊に変更したい気持ちにストップはかけられないわけで……。
もう賭けにでることにしたわけだ
すべてがうまくいく可能性に賭けて、新たに航空券を買い直すことにしたのです。
手順2:二重予約(DUPE)に注意して航空券を買い直した
ここまでで、すでに予約していた帰りの航空券はキャンセル前提になりました。
返金の可能性をのこすためにも、キャンセルの手続きは予約した当日におこないます。
そうすると、帰りの飛行機がなくなるので、新たに予約し直すことにしました。
ただ! ここで注意点がありました
二重予約(DUPE)といって、似た日程の航空券を2枚持っていると、航空会社に自動キャンセルされてしまう危険性がある、というものです。
二重予約(DUPE:Duplicate booking)について
航空券の二重予約とは、おなじ搭乗者が同一便(または類似便)を2枚予約することをいいます。
発覚すれば、事前の断りなく、予約した航空券が両方ともキャンセルされる危険性があるものです。
飛行機の座席キープをOKにすると、複数の代理店を見て「より安い席、より安い席……」ともなってしまうよな
そのため航空会社では、二重予約をよしとはしていません。
「いやバレないのでは……?」と思いたくもなります。
しかし航空会社のシステムでは搭乗者情報を照会できるため、ダブルブッキングはすぐにわかってしまうのです。
注意しておきたいのは、
- 同一便でなくても、同日の別便や、翌日などの近い日でも二重予約と判定されることはある
ということ。
つまり片方はキャンセル前提で似た便を2枚予約すると、両方とも取り消しになってしまう可能性があるのです。
この二重予約を回避する方法は、べつの航空会社でチケットを予約することです。
これもTrip.com
基本的には、べつの航空会社ならダブルブッキングでの取り消しは起きないとのことでした。
そんなわけで私は、もともと取っていた航空券の翌日に、べつの航空会社で帰りの便を予約。
これで準備はととのったというわけです。
手順3:当日に航空券を片方キャンセルした(2024/12/2追記)
さて、この「航空券の無料キャンセル&返金も受ける」作戦はどうなったのか!
いよいよ当日になるわけですが……、
うまく返金してもらうことは、できませんでした(残念)
以下、追記の内容です。
キャンセルする予定だった飛行機ですが、たしかに出発時間は40分ほど遅れたようです。
けれども、到着時間は予定通りで、運航の変更とまではいきませんでした。
そのため搭乗時間のすこしまえに返金不可で無料キャンセルし、翌日に取った便で帰国しました。
ただ、遅れていた日はやはりあったんだ
うまくいけば、返金してもらえることもできたように思います。
当日と直近の運航結果
赤枠の2024/11/30がキャンセルした日です。
出発は44分遅れましたが、それでも到着時間は早く、運航の変更とまではいきませんでした。
しかし前日は、出発は1時間以上遅れて到着時間も19分オーバー。
5日前は出発が2時間遅れ、到着も1時間以上遅れています。
前日はちょっと微妙ですが、5日前なら、運航変更による無料キャンセル&返金もいけたのではという気がします。
結果は、直近でいうと「7分の1、7分の2の賭けに負けた」といえるのではないかと
まあでも、それに賭ける価値はあったので、今回は返金なしでもよしとしました。
ある程度の可能性があれば、飛行機の遅延での返金を狙ってみるのもありかもしれません!
今回のまとめ
- 飛行機に運航変更があると無料で変更やキャンセル、返金も受けられる場合がある
- 直近の発着時間を調べて見込みありなら、二重予約に注意してべつの航空券を買う
- 当日に遅延の連絡があれば、時間までにキャンセルすれば返金もされるかもしれない
払い戻し不可の航空券を無料キャンセル&返金も受けるには、飛行機の遅延を狙う方法があります。
正直、あまり成功率の高い方法ではないかもしれません
しかしどうしても変更したい理由があるなら、すくない可能性でも賭けてみる価値はあると思います。
当日前にキャンセルすれば、返金の可能性はゼロです。
でも当日まで待ってみれば、多少は返金の可能性もでてきます。
似た状況になることはあまりないかもしれませんが、そのときは参考にしてもらえればと思います。
注意してもらいたいのは「航空券にキャンセル料がかかる場合」だ
今回はキャンセル料は最初から無料だったので、結果がどう転んでも追加請求はありませんでした。
けれどもキャンセル料が有料の航空券の場合、運航の変更がなければ、
- 元の航空券のキャンセル料+新しく取る飛行機のチケット代
と、費用もかさんでしまいます。
したがってこの方法を使うなら、航空券のキャンセル料は最初から無料の場合にしたほうがいいと思います。
もしくは、キャンセル料を払ってでも航空券をキャンセルしたいときです。
事前に調べて遅延の可能性がありそうなら、当日まで待ってみれば、無料キャンセル&返金が成功することもあるかもしれません。
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