
大学生諸君!
授業をサボってパチンコとか、楽しいですよね。
でもそれも、ほどほどにしておいたほうがいいですよ。中退者の私のようになってしまうかもしれないからです!
- パチンコにハマった元大学生の末路
- 大学生がパチンコに行く5つのリスク+問題への対処法



さきにいうと、当時大学生だった私は、奨学金をフルカウント(4年分)で背負って中退しました
借金だけがのこり、その後はほぼずっとフリーターで、泥水をすすりつづけてきました。
そこでこの記事では、そんな経験から、大学生がパチンコに行く危険性を説いていきます。
もし、すでに学生ローンなんかで借金をしていたら、かなりヤバいです。
私がたどった黄金の(ギャンブル依存への)ルートをお話しするので、一緒にパチンコをするリスクを確認していきましょう!


ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
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パチンコにハマった大学生の末路





さて、この記事では、大学生がパチンコに行くリスクを説いていくわけですが、
これはもう、私がたどった末路をさきに聞いてもらったほうが早いので、
- 大学生だった私がパチンコにハマって中退するまで
- その話をもとにした大学生がパチンコに行くリスク
この順番で話を進めていきます。
ひとごとだと思っていると、おなじパターンになってしまう危険性はおおいにあると思います。
ぜひ、自身にもふりかかる可能性があるものとして、聞いてみてください。



では、そんな感じで、見ていこう!
パチンコに初めて行ってから大学生になるまで


まず、私が初めてパチンコに行ったのは、高校生のころです。
年齢的に本来は禁止されているのですが、当時はそのへんの規制もユルくて、高校生でも行けてしまう時代でした。



完全に見た目で未成年とバレていたはずですが、なにもいわれないとか、そういう時代だったんですよね
ちなみにパチンコに行けるのは18歳以上で、高校生は違法というか「風営法」で禁止されています。
それが取っ払われるのは、年齢的には大学生からなので……、



そのときを待っていたわけだな
そう、なんの後ろめたさも感じずに、自由にパチンコに行ける日を、私は待っていたのです。
高校卒業後、就職する気もフリーターになる気もなかった私は、ひとまず私立文系の大学に進学。
はじめこそ授業にも出ましたが、パチンコ・パチスロに熱中するようになってからは、学校をサボってでも行くようになりました。
- 軍資金はアルバイトで稼ぎ、そのほとんどはパチンコに消えていく
- しだいにふつうのバイトでは、お金が足りないようになっていった
そんなとき、大学の友人がいったのです。



ああ、それなら、学校の近くにある「学生ローン」がすぐにお金貸してくれるよ
借金時代の幕開けでした。
大学生のときにパチンコで借金をするようになった


友人の紹介で学生ローンに行ってみると、その友人もまあお世話になっていたのでしょう。



ああ、彼のお友達ですか。いくら必要なんですか?
と、話は早く、その日のうちにお金を貸してもらうことができました。
本来は給料日にならないともらえないお金が、こんなに簡単に手に入る……。
以降、私は、学生ローンでお金を借りてパチンコに行くようになります。
借金を返すためにも、それまでのバイトはやめ、時給の高いパチンコ店で働くようになりました。



ただその学生ローンて、返済方法がかぎられていて、使い勝手がわるかったんですよね
そこで私は、借入先を「学生ローン → 消費者金融」へとグレードアップ。
当時テレビでは、無人契約機のCMが流れていて、
こんなクソヤバそうなとこ、誰が入っていくんだよ
と思っていたのですが、お金を用意するためなら、そんなものはもうこわくもありません。
魔法のカードからでてくるカネを見るとウキウキで、なんのためらいもなく、パチンコにお金をつぎ込んでいくようになりました。



まあでも、カードには限度額ってものがあるわけだよな
そこで私は、借りていた奨学金にも手を出すようになってしまい……ついには学費も払えなくなってしまいます。
- 奨学金は「毎月振り込まれて半年に1回学費に払う」
というシステムでしたが、その半年に間に合わなくなってしまったのです。



それでこのときは、親をたよりました
正直に白状し、一時的にお金を立て替えてもらいました。
その後は、さすがに反省したのでしょう、以降はしばらくパチンコに行かない時期がおとずれます。
ただ、このころになると、大学にはもうほとんど行かないようになっていました。
奨学金をフルで借りて大学を中退へ


さて、パチンコからしばらく離れていた時期も、パチンコ店でのバイトはつづけていたのですが、



あの環境にいると、やっぱり、行きたくなったりもするんですよね
ということで、充電期間をへて、パチンコ通いは復活します。
バイト仲間と麻雀もするようになり、生活は「バイト+ギャンブルのみ」となっていきました。
でも、この状況は、ヨシとは思っていなかったんですよね。
奨学金は毎月8万円で年96万円の借金です。
将来的に全部自分の負債になるわけですが、それが、行かない授業のために意味もなく消えていく。
それをどうにかしようと思っても、つぎのような感じで、
- 大学を中退したい→ 親から反対されていて強行するわけにもいかない
- なんとか授業に行こう→ 最初の1~2回だけしかつづかず、あとは全部休んで単位は取れない
どれも結局うまくはいきませんでした。
(※そもそも大学に入った明確な目的がなかったのも、マジメに行く気になれない原因でした)
すると私は、このどうにもならない現実から目を背けるために、ギャンブルをするようになります。
これまでは「楽しいから」していたパチンコは、いつのまにか、
イヤなことを忘れさせてくれる「現実逃避」
となっていたのです!



で、その結果どうなったかというと、
- パチンコで負けてまた借金が増える
- 奨学金はたれながしのまま
- 現実は何も変わらない/現実に戻ったときがよけいにツラい
と、トリプルコンボをくらって鬱になり、バイトにも行けなくなってクビです。
その後も状況はなにも変わらず、大学3年目に留年はほぼ確定。
4年目にどうするか真剣に悩むも、現実的に卒業は不可能と感じ、最後は実家から脱走しました。
こうして、奨学金をフルカウント(約400万円+利息)で背負って、私は「中退者」となったのです。
大学中退後のシレツをきわめた生活





ちなみに、大学中退を強行した理由なんですけど、いちおう就職が決まったからだったんですよね
たまたま知り合った飲食店の経営者からさそわれて、「正社員になれるなら」と、それで実家からフェードアウトをかましたのです。
……ところが、その飲食店は超絶ブラックで、1年ともたずに退職です。
新卒が優遇される社会で、大学中退(高卒)+職歴はほぼバイトのみは、正直致命的だと感じました。



もともと一般企業に就職する気もなかったようだが……
それもあって、以降はずっとフリーターです。
いちおうやりたい仕事はできてはいたのですが、生活苦はハンパではなく、ほとんど寝る時間もなく働きつづけていました。
というのも、大学時代もそうだったように、パチンコに依存症状がでていて、やめたくてもやめられなくなっていたからです。
ただでさえ生活は苦しいのに、パチンコで負けて、ますます生活苦におちいっていました。
大学を中退してから、なんとかパチンコをやめられるまで、10年近くかかりました。
トータルでの負け額は1000万円を超え、お金だけでなく、
- 人の信用、本当にやりたかったことをする機会、二度と戻らない時間
など、どうにもならないものも、たくさん失うことになってしまいました。



それでいまは、パチンコで失ったものを取り返すため、孤軍奮闘しているわけです
友人の多くは結婚し、子どももいて、そういうなか私は、まだ失ったものを取り返す段階にいる。
パチンコにハマった大学生の末路は、こんな感じです。
大学生がパチンコに行くリスク5選


では、いちおうここからが本題です。
私はつぎのとおり、(依存症的な意味での)黄金のルートをたどってきたわけですが、
授業をサボる → 借金をする → 留年確定 → 中退 → フリーター生活



ここでは、そういった「大学生がパチンコに行くリスク」をまとめていきます
あのときこうしておけばマシになっていたはず
といった、対策があるものはそれも補足していくので、ぜひあわせてチェックしておいてください!
1. 単位が取れなくなる


まず、パチンコにハマると授業をサボるようになるので、単位を取れなくなります。



う~ん、今日はいいや、休むか!
とか、授業(講義)をサボったことはあると思うのですが、パチンコをしているとそれが加速します。
なぜなら、イベント日があったりするなど、お金もからんでくるからです。
- わりとどうでもいい授業
- 年イチの激アツイベント
これ、どっちを優先しますか?



という話で、そういうサボりが積み重なっていくと、
サボりグセがつく → 講義を2~3回欠席する → 単位取得にはもう出席が足りない → あきらめる
と、単位が取れなくなり、サイアクは私のように、まったく行かなくなって留年確定&中退コースになってしまうこともあるのです。
ですから、授業をサボっているならそれはもうやめ、サボるなら、うまくやることも考えたほうがいいのかもしれません。



代返(代理で出席を取ってもらう)を使ったり、とかだな
もっとも、代返は不正行為で、いまもできるのかわかりません。
バレたときに自分だけでなく、友人にまで迷惑がかかる可能性もあるので、基本的には(パチンコのために)サボるのはやめたほうがいいですよ。
2. 借金をするようになる


大学生がパチンコに行く最大のリスクは、やはり借金をするようになることでしょう。
- 学生ローン
- 消費者金融
あとはクレジットカードのキャッシングなど、お金を借りるのはほんとうに簡単です。



でも「お金を返す」となると、話は変わってくるわけですよ
授業もある大学生の身では、アルバイトでの稼ぎにも限界があります。
1回で3万円くらいはふつうに消えるパチンコで、軍資金を借金にたよれば、あとはパンクまで一直線になってしまうものなのです。



そんなわけだから、借金問題は早急に解決する必要があるだろう
借金があるのなら、私のように親に正直にいって、一時的に立て替えてもらうのもありだと思います。
そしてそれをしてもらったのなら、カード類は“ただちに”全部解約し、以降は借金にたよろうとはしないことです。



ただ、親には言えないとか、そういう場合もありますよね
その場合は、貸金業者との話し合いで利息をカットできる「任意整理」という手段も使えます。
これを使うと、たとえば以下のように、返済をラクにすることができますよ。
返済方法 | 借入 | 金利 | 月返済額 | 返済回数 | 利息合計 |
---|---|---|---|---|---|
通常 | 100万円 | 18% | 2万円 | 92回 | 83万2989円 |
任意整理 | 100万円 | - | 2万円 | 50回 | 0円 |
借金が100万円で返済は月2万円なら、80万円強の利息を払わないですむようになる、というわけです。



借入先が学生ローンの場合でも、利息カットの話し合いはしてもらえるぞ
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診断も相談も無料なので、ひとりでかかえこまず、まずは気軽に相談してみることです。
借金は大学生のうちにケリをつけてしまって、卒業後とか、その後も持ち越さないようにしたほうがいいですよ。
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3. 交友関係がなくなっていく


パチンコにのめり込んでいけばいくだけ、交友関係はなくなっていきます。



これも、大学生活を不利にする要素(リスク)になるので、確認していきましょう
私の場合、心配してくれる大学の友人からの連絡は、ほとんど無視していました。
連絡を返すのが面倒くさく、パチンコ・スロットに集中したかったからです。
と、このようにパチンコは、のめり込みが進行すると、優先順位が逆転していってしまうものなのです。
しかし大学の交友関係は、あれば、つぎのように「いいこと」があるなど、
- 欠席した授業の話を教えてもらえる
- 一緒に行動できる(暇になりにくい、ひとりよりも楽しい)
- 友人に会いに行くなど、大学に行く理由にもなる
- 卒業後も関係がつづく(一生ものの)友人ができることもある
パチンコよりも大事なのはいうまでもありません。



う~ん、でも、気の合うヤツがいないんですよね
ということもあると思うのですが、あれだけ人がいるのですから、探せばどこかにひとりくらいはいるはずです。
サークルに入っていないなら、ためしにどこかに入ってみてもいいでしょう。
とにかく、ひとりになるとよけいにパチンコに逃げたくなるので、仲間は大切に、そして見つける努力はしたほうがいいです。
4. 就職の機会が失われる





これは、私の話でもでてきた、けっこう致命的なやつですね
パチンコをしていると、就活とかもダルくなってきますし、中退となれば就職の機会も失われます。
そもそも大学生が大学に通うのは、突き詰めれば「就職するため」なのではないかと思います。
そこで新卒カードを失ってしまえばどうなるか?
- 希望する仕事につけなくなる
- 一般企業に入社するのはムリに思えてくる
- フリーターしか選択肢がなくなってしまう
と、以降は生活苦を強いられる可能性が一気に上がってしまうのです。
やれ転職だ、やれ年収アップだ、といいますが、ああいうのはだいたい職歴ありきの話です。
もちろん、中退したから就職先がゼロになる……なんてことはありません。
しかしいちどフリーター生活に入ってしまうと、時間が経過すればするほど、そこから抜け出すのは困難になっていくものなのです。
給料がすくないと、ほんとうになにもできません。
朝も夜も働いても、生活するのがやっとで、まさに夢も希望もなくなっていきます。



正社員とフリーターの年収の差は300万円とか、そういうレベルだからだな
令和3年の民間給与実態統計調査(pdf)によれば、1人あたりの平均給与/年間は、正社員508万円・正社員以外198万円でした。
そんな生活になるのは、できれば避けたいですよね?
ですから、ふつうに就職を考えているなら、パチンコはほどほどにしておいたほうがいいのです。
5. ギャンブル依存症になる


そして最後に、パチンコをやりつづけることで、ギャンブル依存症という「病気」になるリスクが上がります。
- 自分の意志に反してでも行ってしまう
- パチンコをやめたくてもやめられなくなる
と、私のように、あらゆるものを犠牲にしてでも、パチンコにのめり込むようになってしまうのです!
ちなみに発症のメカニズムは、以下のようなものです。
- パチンコでスリル・興奮といった快楽を脳は感じる
- しかしその快楽には、しだいに「耐性」ができていく
- 欲求を満たそうと、より強いギャンブル行為を継続的に脳は求める
脳から「行け」という指令がでるようになるので、コントロールがきかなくなるのですね。



また脳が変化することで、ギャンブルにしか興味を持てなくなることも知られています
これによって、優先順位の最上位はつねにパチンコです。
パチンコができればそれでいい、と、パチンコをするための人生になってしまうのです。



そんな生き方は勘弁だよな?
ですから、そうならないためにもほどほどにするか、すでに依存症状があるなら、パチンコはやめたほうが身のためです。
そうなりたくてギャンブル依存症になった人なんて、ひとりもいません。
でも、ひとたびそうなってしまえば、そこから抜け出せないかぎりは、あとはパチンコをするだけの人生になってしまいますよ。
今回のまとめ
- パチンコにハマると大学を中退→フリーターになる危険性
- 5つのリスクは「単位・借金・交友関係・就職・依存症」
- 遊戯をコントロールできないなら、もうやめたほうが身のため
私の場合、もともと「大学を卒業→就職→結婚」といった人生にはピンときていなかったので、大学を中退したのは後悔していません。



ただ、ギャンブル依存症にまでなる必要はなかったと思っています
もちろん、そういった経験があったからこそ、このような啓発的な話ができていますし、
- やりたい仕事が見つかった
- こうして書いているブログと出会えた
というのも、結果論ですが、パチンコに行っていたからこそ……でもあると考えています。



しかしそれまでの人生が、(依存症で)ハードモードだったわけだな
そのハードさを私はよく知っているので、ふつうの人は、そんな道を歩む必要はないと思っています。
ようは、そういう意味(わざわざハードモードの依存人生を選択しなくていい)での、タイトル「オレのようにはなるな」です。
パチンコはやめようと思えばやめられますし、遊技人口は激減しているなど、じっさいに多くの人はやめていっています。
すでに問題が起きている場合、この話を「ふ~ん」でおわらせてしまうのは、もったいないです。
問題を自覚できているのなら、すぐに動き、ぜひ解決のための参考にしてください。
フリーターになるにしても、パチンコをするための生活なんてせず、目的を持った人生を送るようにしたほうがいいですよ。
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