七夕のセブンラックカジノでは何かが起こる?バカラ全額ベットの果てに見たもの

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七夕のセブンラックカジノでは何かが起こる?バカラ全額ベットの結末

生活費を稼ごうともくろんでカジノに来たら初日全敗の危機。

これをなんとかするために発動した倍プッシュ作戦は、なんとか「あと1勝」のところまできていました。

ところが、最後の勝負(バカラ)で、なんとカードの合計が最弱のゼロで……?

え、まじで、これでおわり……!?

もはや初日からクライマックスの韓国カジノ旅行2nd。

長かった1日目は、ようやくおわりをむかえようとしていました。

目次

韓国カジノ旅行2nd(1日目・後編2)

バカラでプレイヤーの合計0

(4+6でPLAYERの合計が最弱の0だった)

バカラであと1回勝てばプラマイゼロの重大な局面。

約200万ウォン全額ベットの勝負では、PLAYER「4」/BANKER「3」と、結果は3枚目にもつれ込んでいました。

しかし、PLAYERにベットしていた私が見たのは、まさかのスリーサイド。

スリーサイドは「6~8」のどれかなので、最終的なPLAYERの合計は「0~2」しかありません。

つまり、なにを引いてこようとも、その時点ではBANKER以下にしかならなかったのです。

あとで気づきましたが、「8」を引いていたらその時点でゲームは終了(BANKERに3枚目は配られない)で負けていました。

そして、私が引いたのは最悪につぐ「6」。

ミナト

やっちまった……

即終了は回避できたとはいえ、PLAYERの合計は最弱のゼロです。

最低でも勝ちはなく、もはや「負け確」といってもいい状況でした。

私が引いた数字が「9」で、PLAYERの合計が「3」なら、まだ可能性はあったでしょう。

BANKERが「10~K」の13分4(30.7%)を引いてくれれば、引き分けもあったからです。

でも、引き分けに持ち込むには、BANKERへはピンポイントで13分の1(7.6%)の「7」でなくてはいけません。

どう考えてもこれはムリ……。

初日全敗の負け確で韓国カジノ旅行はエンド。

私は、天をあおぎました。

沈黙のバカラ in セブンラックカジノ

バカラのテーブル
ミナト

…………

中国人客

…………

バカラのテーブルは、沈黙に支配されていました。

この状況を受け入れられずに、あんぐりと口をあけている私。

頭を横にふったり、「ああ」という声をもらしたりする、まわりの中国人客。

これが、カジノのリアルなのでしょう。

途中までうまくいったとしても、最後はすべて持っていかれてゲームオーバーです。

度がすぎた賭け方をしていれば、待っているのは破滅しかないのです。

だれもがおわりを確信するなかで、最初に口をひらいたのはディーラーでした。

ディーラー

あの、カードいいですか?

ミナト

あ、はい……

頭では理解していても、気持ちが現実を受け入れるのをこばみ、私はフリーズしていました。

正直、なにが起きたのかまだよくわからない部分もあって、動きが完全に停止していたのです。

しかしカードが私の手もとにあってはゲームが進行しません。

だからさっさとカードを返却しろと。ディーラーはそういうことを言っているようでした。

ついに破滅か?3枚目のカードがオープン

私はゆっくりとした動きで3枚目のカードを返却します。

ディーラーがそれをPLAYERのカード置き場に加え、そして、BANKERのカードに手をかける。

いや、待ってくれ、タイムで。

そんなことをいいたくなりましたが、カジノに「待った」はありません。

いちどひらかれたカードの結果は、なにがあってもくつがえることはないのです。

裏返しになったBANKERのカードが、テーブルから浮きました。

これがひらかれたら最後。

私に待っているのは、破滅……。

…………。

破滅だ…………

バカラでバンカーの3枚目が7
ミナト

……マジで?

BANKERの3枚目は…………まさかの「ナナ」

ということは、数字の合計は、BANKERもゼロで「TIE/引き分け」……!!???

「アアアアアアアアアア!!!」

中国人客

オーマイガー!!

中国人客

ユー!! ラッキー!!!

沈黙をぶち破り、ひときわ大きな歓声を上げる中国人客たち。

テーブルが割れるようにわきおこった喝采を一身に浴び、またしても開いた口がふさがらない私。

ありえない、奇跡だ……。

PLAYER「ゼロ」からのBANKERも「ゼロ」で引き分け。

これを奇跡といわずして、なんといえばいいのでしょう!

バカラのテーブルで、いま、奇跡が起きたのです……!!!!

くしくもこの日は、7月7日の七夕でした。

7月7日の7ラックカジノ、やっぱり、なにかあると思ってたんだよ。

そうか、オリヒメとヒコボシは、ここで会って「TIEした(結ばれた)」んだ(!?)

ワンモアベット!バカラは最後の勝負へ

バカラのテーブル

この展開はやばすぎる。

九死に一生とはこのことで、私はこの土壇場で、ラストチャンスをもぎとることができました。

中国人客

ワンモア……

中国人客

ワンモアベット!!

そして上がる「ワンモアベット(もう1回行け!)」の声。

……OKOK。

やってやろうじゃないか。

ここでいかなかったらギャンブラーじゃねえ……やってやるぜ!

ミナト

PLAYERに全額ベットもう一発!!

私は復活した軍資金で、再度PLAYERに全額ベット(225万ウォン)を叩き込みました。

この流れなら勝てる……。

オレは、勝ってうまいメシを食うんだ!!

となりの中国人

待ってくれ!

と、そのとき、となりに座っていた中国人客が「待った」をかけます。

「兄ちゃんはツキがわるい。だから、カードはおれに絞らせてくれ」

「おれが勝たせてやる!」と。

ミナト

いやいや、それはちょっと……

さすがにこれには、ほかの中国人客からもツッコミが入ります。

それに、これをいったらおしまいですが、いちどカードが配られたら、だれが絞っても結果は変わりません。

私は「もうこれがラストだから」と、この申し出はことわることにしました。

となりの中国人

それなら、おれがBANKERを絞るよ!

すると、となりの中国人客はBANKERを絞ってくれることに。

かくして、正真正銘の、この日最後の一戦がはじまることとなったのです。

バカラ最後の勝負をモノにできるか

セブンラックカジノでのバカラ最後の一戦

ここまで、1発でもしくじればおわりの勝負を、なんども制してきました。

是が非でもこの勝負だけは決めたい。

PLAYERには私の全額ベット、BANKERにはとなりの中国人のミニマムベットが置かれ、

「チン!」

ディーラー

ノーモアベット

この日、最後の勝負はスタート!

カードを絞るのはまずはPLAYERの私から。

すべてを賭けた激烈の絞り……。

もうここで決めるという気迫で、私は最初の2枚をめくっていきます。

1枚目は……ピクチャーで「0」

しかし1枚目は、いってしまえばなんだっていい。

ようは、2枚目でいいカードを引けさえすれば、それで……

バカラの縦絞りでマーク1つ

2枚目のカードは、縦絞り&マークが1つで、これは「3」

PLAYERの合計は、またしても微妙な「3」という数字に!

つづいて、となりの中国人がBANKERを絞っていきます。

となりの中国人

…………

時間をかけて絞る、となりの中国人。

自分だけが見えるような絞り方をするので、こちらからはよく見えません。

これだったら、ディーラーに一気にめくってもらったほうがよかったな……。

彼はいったいなにを目的にこの申し出をしてきたんだろうか?

心臓にわるいので、私はBANKERのカードがひらかれるのを、そちらを見ないようにして待ちました。

……BANKERの合計は「4」。

ひとまずナチュラルで即死は回避です。

やはりこの勝負も、決着は3枚目に持ちこされることになりました。

全額ベット連打の結末やいかに

ディーラーがカードを1枚取りだし、私のほうに配ります。

運命のPLAYER3枚目のカード。

これも縦から絞り、まずはマークが1つなのか2つなのかを確認していきます。

ミナト

足(2つマーク)はなし……

そのままカードを絞っていくと、PLAYERの3枚目は「2」であることがわかりました。

こまかく刻んでいくスタイルで、

バカラでPLAYERの合計は5

PLAYERの最終的な合計は「5」。

これは、そこまでわるくはありません。

ひとまず現時点ではBANKERの合計を超えているので、多少は精神的な余裕もでてきました。

つづくBANKER……。

となりの中国人

…………

絞りまくる中国人客!

まわりに見えない、ちょっといやらしい絞り方をするので、展開がまったく把握できません。

ミナト

どうなのよ!?

しびれを切らした私が声をかけると、「セーフかも!?」のようなジェスチャーを返してきます。

しかし、なかなかカードをオープンしようとはしないので、やはり私は視線をそらして待つしかありませんでした。

「オオオ!!!」

まわりの中国人客たちから、また声があがりました。

中国人客

兄ちゃん!!

ヤツはBANKERのカードをひらいたのか?

結果は、どっちだ……?

勝てたのか……!? 破滅から生還することは……

ちらっと横目に入る、「7~8」個くらいはマークがついたカード。

正直いうと、オープンされたBANKERの3枚目の数字は、よくおぼえていません。

ただ、ひとつだけいえるのは、ぱっと見でも「PLAYERが勝った」とわかったこと。

最終的なBANKERの合計は、すくなくとも「4」以下で、こまかく刻んだPLAYERの勝ちということでした。

中国人客

ナイス! いい勝負だった!!

はりつめた緊張がとけ、テーブルの雰囲気はにぎやかに。

これぞカジノといった空気が流れ、私にも、勝利した実感がわいてきました。

そうこうしているあいだに、チップが清算されます。

賭け金225万ウォン+勝ち分225万ウォンで、合計は450万ウォン(約40万円)

いや、助かった……。

私は初日におとずれた絶体絶命の危機を、ほぼプラマイゼロで、乗りきることに成功したのです。

バカラのラストチェック&レストランへ

バカラのゲームに勝って増えたチップ

奇跡的な展開にも助けられ、起死回生の「超倍プッシュ作戦」はみごと成功。

これ以上はない好勝負で、ピークを越えた場は徐々にクールダウンしていきます。

でも、このとき私は、逆にテンションが上がってきていました。

ミナト

ワンチャンあるんじゃないか、これ

ようやく旅行っぽくなってきたのと、大勝負を制した興奮で、もうひと勝負いきたくなってきていたのです。

この韓国カジノ旅行2ndは、生活費を稼ぐのが目的です。

ここでさらに「倍プッシュ」で勝てれば、もうそのミッションもコンプリート。

あとは遊んだり、観光をしていたりするだけでもいいのです。

流れはいま、こちらにある……。

カジノでの勝負は、この“流れ”に乗らなければ大きく勝つことはできません。

なら、いまこそが、その最大のチャンスなんじゃ……?

ミナト

でも外したらシャレにならんな……

そう、バカラはどこまでいっても勝率はほぼ50%です。

つぎが勝てる保証なんてないですし、ここまでやって初日全敗じゃあ目もあてられません。

それに、さっき「これがラスト」と、宣言してしまっているし……。

じゃあ、チェックだけ……。

つぎの結果がどうなのか、私はそれだけ確認することにしました。

ミニマムベットをPLAYERへ。

で、その結果はというと……ナチュラル「9」。PLAYERの圧勝でした。

ミナト

でたこれ

まあこれは、なんというかお約束みたいなもので、よくあります。

でもこれでもう未練はありません! 中国人客たちにあいさつをし、私は席を立ちました。

韓国に来てはじめての食事を

カジノのレストラン

そしてチップをキャッシャーで交換したあとは、念願のレストランへ。

ようやく夕食にありつける……。

時刻は朝の6時すぎだったので、もう朝メシでしたが、韓国に来てからはじめて食事をとることができました。

五臓六腑にしみわたるセブンラックカジノのメシ。

ビールが飲めれば最高でしたが、レストランのなかでは、基本的にビールの提供はしていないようです。

まあでも、これで明日もがんばれるってものです。

勝って未来を切りひらくぞ!

食事をおえた私は、朝日をあびながらホテルへ向かって歩きだしました。

敗北者となったとき、このカジノ旅行はどうなるのか、なんてことはいっさい考えずに。

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