禁パチ・禁スロ効果最大化!間違ったパチンコをやめる方法は排除しよう

その方法、ほんとうに大丈夫ですか? もしかすると、パチンコへの衝動を育ててしまっているだけかもしれませんよ。

パチンコをやめる方法には、自分一人でもできるものから、自助グループなどの他者の助けを借りるものまで、さまざまなものがあります。

しかし、当事者の性格やギャンブルへの傾向など、個人差にもよるので一概にはいえないのですが、一見すると効果があるように見える、効果があるといわれているものでも、じつは逆効果となってしまうものもあるのです。

間違った方法を続けていても、禁パチンコ・禁スロットの効果を最大限に発揮することはできません。今回は、じつは逆効果となりかねない、間違ったパチンコをやめる方法について見ていきます。

1円パチンコ、5円スロットなどの低貸しにレートを下げる

ギャンブル依存症になってしまうと、スリルや興奮といった「快楽」を脳が求めるようになってしまうため、レートが高ければ高いほど、脳は「快楽」というエサを喰い続けることができます。

そのため、パチンコに依存してしまっている方は、通常レートの4円パチンコ、20円スロットしかしないという方も多いと思うのですが、この通常レートを低貸しに下げることで、徐々にパチンコをやめていくという方法です。

実際にレートを下げて1円パチンコや5円スロット、さらに低い0.2円パチンコや2円スロットでもいいですが、これらをためしに打ってみると、このように感じるのではないでしょうか。

尋常じゃなくつまらない……。時間の無駄だ……

結局のところ、ギャンブルはお金がかかっていなければ、身を焦がすようなスリルや興奮は味わえません。低貸しのパチンコやスロットでは、脳が求める「快楽」という点では、とてつもなく退屈でつまらないのです。

そこで、4円パチンコ20円スロットという通常のレートは一切禁止し、低貸しのレートしかやらないという制約を自身に課すことで、パチンコ店に行きたければ制限付きでOKということにするわけです。

禁煙するためにパイポをくわえたり、電子タバコにかえてみるといった、代用品でのリハビリに近いものがあるかもしれません。

ところが、この方法は思った以上に危険性が高いのです。どういうことか、ここからは4つのケースに分けて見ていきましょう。

case1. 出玉がたくさん出た場合

大量の出玉を獲得したとき、お金はプラスになるとは思うのですが、どうしてもこのように考えてしまいがちです。

「4パチだったら、20スロだったらいくらになってたのに……

そう考えてしまうのも当然、というか、絶対にそう考えてしまうと思います。設定などはさておき、ただレートが違うだけで、通常レートのコーナーにある台とまったく同じものを打っているわけですから。

0.2円と4円パチンコではその差は約20倍、2円と20円スロットでは約10倍の差が出ます。

せっかく勝ってもなんだか損な気分になってしまったり、出玉が出ているときの高揚感は、通常レートと低貸しでは雲泥の差があるので、高揚感を最大限に味わえなかったことでも、損をしたような気分になってしまいます。

そんなことを考えていては、やはりパチンコをやめることなんてできません。そしてこういったことが続くにつれて、だんだんと通常のレートに戻りたくなってきてしまうのです。

case2. 併設店の場合

4円と1円パチンコ、20円と5円スロットが併設されているようなパチンコ店であれば、レートによって島(台のエリア)が分けられているのが一般的ですが、低貸しで遊技する場合、初めのうちは通常レートの島は見ないようにしよう、立ち入らないようにしようと思います。

しかし、トイレに行く際などに目に入らないようにしていても、だんだんと気になってきてしまったりして、やらないけれど見るだけと、通常レートの島を見に行ってしまったりもするのです。

低貸しの台は通常レートの台と比べても数が少なく、機種も少し古いものが多いため、新しいものがだんだんと気になってきたりもするからです。

そこで、「お金が落ちている」ような状態の台を発見してしまったら、皆さんならどうしますか?

お金に余裕があればやってしまうかもしれません。余裕がなくても、一か八かでやってしまうかもしれないですよね。

また、低貸しでも負けるときは結構負けます。負けがかさんできたとき、そのままあきらめて帰ることはできるでしょうか。通常レートの台で一発当てれば負け分を取り返せるからと、移動して一発勝負とならないでしょうか?

そんなことをやっているうちに、いつのまにか通常のレートに戻ってしまうのです。

結局のところ、低貸し台は、お客さんをホールに呼び寄せ、通常レートに座らせるためのまき餌です。あれだけでは、パチンコ店は利益を上げることがむずかしいため、通常台で捕るための、低貸しという罠を設置しているだけなのです。

ちなみに、私はその「お金が落ちている」ような状態の台を発見してしまい、当たり直前で所持金が完全に尽き、情けない話ですが、パチンコ店に身内を呼んだことがあります。もちろん当たってからすぐに終わって負けました。

case3. 所持金が少ない場合

レートは高ければ高いほど緊張や興奮、スリルといった快楽を脳は感じることができますが、それは生活がかかったような切迫した状況であればなおさらで、究極をいえば、命を賭けたギャンブルこそが依存者の脳にとっては最大の快楽となるでしょう。

ところで、借金などを返済するために、たとえば残り2週間を1万円で生活しなければならないといった状況に私たちは置かれていたとします。

1万円もあれば1円パチンコ、5円スロットでも十分勝負ができてしまいます。しかも低貸しのレートとはいえ、今後2週間分の生活がかかっているため、負ければ生活ができなくなるというリスクをはらんでいます。

低貸しの台に座り、サンドにお金を入れる。最初の1000円、2000円くらいであればまだ平常心を保っていられるかもしれません。しかし、残金が5000円を切ってくるとどうでしょうか。あと所持金の半分を負ければ生活ができなくなるという、極度の緊張感を感じてくるようになると思います。

そしてこのとき、私たちが感じている緊張感やスリルは、通常レートのパチンコを打っているときとさほど変わりはありません。

そもそもの話、水を飲んだりなにかを食べたりと、生活をするというのは、命を維持するための行為です。生活を賭けてパチンコをするということは、間接的に命を賭けていることにほかならないのです。

このように、低貸しのレートでも、経済状況によっては、感じられる興奮やスリルは通常のレートとたいして変わらないということがあります。

低貸しとはいえ、このようなギャンブルを続けていれば、借金を完済できたあとであったり、お金に余裕ができたときなどに、スリルや興奮を求めて、あっさりと通常のレートに戻ってしまう危険性が高いのです。

case4. 犯罪行為に走りかねない

これはとくに、パチスロのフロアで見かけたりすることですが、低貸しで借りたメダルを、通常レートの島に持っていく人が一定数います。

払い出されたメダルに、低貸しのメダルが混ざっているのを見かけることはけっこう多いと思います。case3で見てきたように、切迫した状況になると、この状況をなんとかしなければという焦りから、犯罪行為に手を染めてしまう人もいるのです。

低貸しで借りたメダルを持って、通常レートの島の一発告知台に行き、こっそりと最後にひと勝負。

低貸しのメダルを通常レートの台で使用するのは立派な犯罪行為です。おおげさに聞こえるかもしれませんが、こういった行為は窃盗罪や詐欺罪に問われる可能性があるるのです。

このように、状況によっては通常のレートよりもたちが悪く、パチンコをやめるどころか逆効果となってしまいかねない低貸しへの移行。

よく、禁煙したければ代用品は使うなというように、やめるためのはずが、今度は低貸しに依存してしまうようなことも起こりうるので、レートがどうこうという話ではなく、パチンコ店に行っていることからしてまずよくないのかもしれません。

ゲームセンター、アプリで我慢する

パチンコ店に行くのを我慢する代わりにゲームセンターで遊んだり、アプリで購入して遊んだりすることで、パチンコ店に行くのを我慢するという方法ですが、これも私の経験上、すべて失敗しています。

ゲーセンで禁パチ・禁スロ

場所にもよると思いますが、ゲームセンターのパチンコやスロットは現金専用台しかなく、出玉で再プレイができないところも多いです。遊技料金は、パチンコの場合は100円で100~150クレジット(玉)、スロットの場合は100円で30~40クレジット(枚)程度が相場だと思います。

そして、実際にゲームセンターでパチンコをやってみると思うのが、お金が消えていくスピードが案外早いということ。

それもそのはずで、値段的には出玉を借りる(クレジットに補充する)のは1円パチンコや5円スロットよりも多少は安いですが、出玉で再プレイができないため、ある程度の保留玉を使い切ったあとは、出玉があってもふたたび現金投資になってしまうからです。

しかも出玉は交換することはもちろんできないので、当たり前のことですが、お金がプラスになることはけっしてありません。

それだったら、0.2円パチンコであったり、2円スロットに行ったほうがいいなと考えてしまうのは当然のことですよね。そもそもゲームセンターに行くよりも、パチンコ店の低貸しで遊ぶほうが安いことに加えて、出玉を交換することもできるわけですから。

0.2円や2円といった超低レートが近場になくても、1円パチンコ、5円スロットでしたらだいたいのところにはあります。ゲームセンターよりも多いでしょう。

パチンコをやめるためにゲームセンターで我慢しようと思っていたはずが、いつのまにかパチンコ店の低貸しで遊ぶようになり、しまいには先ほど見てきたように、通常のレートに戻ってしまう可能性もあるわけです。

パチンコをやめようと思うのであれば、パチンコやスロット台には指一本ふれないことを私はおすすめします。

アプリでパチンコをやめる

ひと昔前であれば、据え置きのゲーム機のソフトで台の実践シミュレーターが販売されていましたが、現在はスマートフォンのアプリが主流だと思います。

値段もパチンコ店に行くことを考えれば安いものですし、機能をすべて解放すれば、設定の変更や特定のフラグ、当たりを強制的に成立させたり、見たかった演出や、やりたかったものがすべて、どこでもできてしまうのです。

そんな便利なスマホアプリですが、これもやめておいたほうがいいと私は思います。

やはり、お金がかかっていないシミュレーターなので、すぐに飽きてやらなくなってしまいます。それならば、飽きたら新しい台のアプリを購入すればいいという話なのですが、いろんなアプリで遊んでいるうちに、じつはパチンコへの衝動は少しずつ育っているのです。

そしてどうしてもアプリで我慢できなくなったり、衝動を抑えきれずにパチンコ店に行ってしまったとき、自分の知っている台があれば安心します。

自分はこの台のことを知り尽くしている、大丈夫だ。

そんな自負によって、安心してお金を賭けることができる、根拠もなく大丈夫だろうと思い込むことができてしまうのです。

さらに、一度パチンコ店へ行ってしまえば、それまで抑え込んできたパチンコへの衝動が一気に解放され、あの台も、この台も、といろんなアプリを購入するように、ふたたびパチンコへのめり込んでいってしまいます。

パチンコをやめるためには、「パチンコを我慢する」のではなく、パチンコを人生から切り離さなければならないのです。

実践動画を視聴して打った気になる

低貸しのレートは、実際のパチンコ店の台とはいえ低貸しです。ゲームセンターも台は本物ですが、確率などがいじられていたり、音量や払い出しの出玉も違います。アプリなどのシミュレーターは、いってしまえばゲームみたいなものです。

しかしこの実践動画は、実際の店舗で、通常のレートで、鉄火場と化したパチンコ店の熱気や台の情報が、ダイレクトに映像を通して目に入ってきます。

そんなものを目にしたら、パチンコ店に行きたくならざるをえないでしょう。

私からすると、この方法は最大の悪手です。動画サイトなどで、パチンコ・パチスロの実践動画がおすすめに出てくる場合は、一度視聴履歴をすべて削除することをおすすめします。

パチンコ店でアルバイトをする(働く)

私はパチンコ・パチスロの両方を扱うパチンコ店で約2年、スロット専門店で約2年の、計4年間従業員として働いていたことがあります。

もともとは、もちろんお金のこともありましたが、パチンコ店で働けば、行きたくなくても仕事のために行かなければならず、9割は負けるといわれている状況を目の当たりにすれば、パチンコをやめられると思ったからです。

しかし、実際に働いてみて目に入ったのは、「たまたま勝っている人だけ」でした。

また、パチンコ店で働いている方はギャンブル好きが多いこともめずらしくはなく、どうしてもパチンコやギャンブルの話で盛り上がってしまったり、新台入替も1か月に数回とひんぱんにあるため、新しい刺激を受け続けることになります。

常識的に考えて、こんな状況でパチンコをやめられるわけがなかったのです。

私の場合、パチンコ店で働き始めてからギャンブル依存症が悪化し、それによって精神状態も悪化したときがありました。パチンコをやめるためにパチンコ店で働くというのは、やめておいたほうがいいでしょう。

今回のまとめ

・1パチ、5スロはふところ事情によっては通常レートと変わらない
・ゲーセンはお金の無駄、アプリは衝動を育てるだけ
・実践動画の視聴は最悪手であり、最も危険な方法

今回見てきた方法は、どれも一概には悪いとはいえません。

パチンコへの依存度がそこまで高くなければ、低貸しやアプリ、動画の視聴などでも満足感を得ることができ、パチンコを徐々にやめていけるかもしれません。人によっては効果を発揮する、間違いではない方法にもなりうるとは思います。

しかし、少なくとも私のような、いくら負けようが、どれだけ人に迷惑をかけようが、なにをしてもパチンコをやめられなかった重度の依存症の人間からすると、どれもこれも、パチンコ店に戻るまでの充電にしかなりませんでした。

パチンコをやめるためには、パチンコ関連のものをすべて人生から切り離し、衝動の芽を徹底的に摘むこと。これが鉄則なのではないかと私は思います。

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