パチンコは仕事の合間や休日に遊ぶことで本当に「息抜き」になるのか?

休憩やリフレッシュといった息抜きでパチンコ店に行くのは、果たして気分転換になり得るのか?

仕事でも勉強でも適度な休憩は気分転換になり、仕事などの効率を高めてくれたり、明日からまた頑張ろうといった気力に変換されるなど、息抜きは何かを続けていく上では必要不可欠なものですが、果たしてパチンコは息抜きに入るのか?

中には適度に遊べるという方もいるとは思います。しかし、一度でもパチンコなどのギャンブルに依存したことがある方がやるとなったら、まぁ遊びじゃなくなります。

これはもう結論から先に言おう。パチンコは息抜きどころか逆効果、仕事の効率を下げ、明日からも頑張ろうという気力を失わせるだけだ!

息抜きの必要性と効果

人間の集中力が持続する時間は短い。15分や30分が限界だとか、小学校の授業時間である45分、大学の授業時間である90分が限界とする説もあります。

マイクロソフト社が2015年に発表したレポートでは、なんと人間の集中力は8秒が限界とする調査結果まであります。ちなみにこれは金魚以下。金魚の集中力は9秒だそうです。

このように、何が正しいかは置いておいても、仕事や勉強に集中できる時間は私たちが思っているよりも短いですし、無理に続けていけばその分効率が下がり、ダラダラとただ何となくやっているだけのような状態となってしまうのは、誰もがこれまでに経験されてきたことだと思います。

しかし、本来長くは続かない集中力を持続させ、仕事などの効率を上げる方法があります。それは、適度な休憩を取ること。そう、「息抜き」です。

息抜きの効果は国内外の様々な実験によって科学的に実証されていて、例えば日本のベネッセコーポレーションが行った実験では、

  1. 60分1セット
  2. 45分1セット
  3. 15分1セット×3(間に7.5分の休憩2回)

以上の3つのグループに分けて学習の定着・集中力の持続を調査した結果、③の15分1セット(間に7.5分の休憩2回)のグループが最も成績が良く、さらに被験者からは短い休憩によって集中力の回復を促す脳波が測定され、息抜きは集中力の維持に役立つことが実証されたというものもあります。

(参考:Effect of intermittent learning on task performance: a pilot study (英語pdf)

また、それと同様に、休みなしでいい仕事を続けていくということも難しく、仕事などで最高のパフォーマンスを発揮し、生産性を維持し続けるためには、完全にリフレッシュできる休日も必要となってきます。

そこで、合間の休憩や休日のリフレッシュといった息抜きに、パチンコをするというのはどうなのか?というのが今回の本題なのですが、はっきり言ってこれは非常に厳しい。以下、その理由です。

ギャンブルでの息抜き

そもそもの話、息抜きとは何なのかと言うと、「緊張を解いて、気分転換のためにしばらく休むこと。休息のこと」を言いますが、まず、パチンコなどのギャンブルはその真逆を行く遊びです。

というのも、私たちがパチンコやパチスロをする時、脳内では快楽を求めさせる「ドーパミン」という物質がドパドパ分泌されたり、脳内麻薬とも呼ばれる「β-エンドルフィン」という物質なども放出されるため、体は極度な興奮状態に陥ります。

その結果、当たるか当たらないかでドキドキしたり、もっと当たれとボルテージが上がったりして、最高にハイな気分になるわけですが、この状態は緊張を解くどころかその真逆で、ガチガチな緊張状態になっているだけなのです。

私の場合、極度の緊張で額に脂汗が滲みだし、吐き気を催したことだってあります。

これが緊張を解く息抜きと言えるのか?いや、そんなことはないでしょう。

パチンコで勝った場合

また、パチンコをやっていれば基本的には負けますが、たまには勝つことだってあります。結構大きな金額、例えば月給の半分くらい勝つこともあるかもしれません。

するとどうだろう、真面目に働くことがなんだか馬鹿らしいことのように思えてきたりもしないでしょうか。

これはそうなってしまってもある種の仕方がない部分はあるとは思います。だって、1日遊んでいただけで、1か月間必死に働いて得る50%のお金が手元に入ってくるわけですから。

そうなると明日からまた頑張ろうという意欲は消えます。仕事を再開すれば徐々に気力は回復していきますが、少なくともリフレッシュできたから明日からまた頑張ろうとはなりにくい。

多少の勝ちであればそうはならないことも少なくはないとは思いますが、パチンコでの息抜きは、本来喜ぶべき大勝ちが逆に意欲を低下させることになってしまうのです。

パチンコで負けた場合

そしてパチンコで負けた場合、これがもう最悪のパターンですが、パチンコでの緊張と興奮、喫煙する方はいつも以上に煙草を吸い、負けた場合はイライラだけが残って帰宅。さらにはその怒りを静めるためにヤケ酒やヤケ食いをしてしまう。

これらの行動は全て息抜きにならず、逆にストレスを溜めてしまうだけであり、さらには明日から頑張ろうという気力も失わせます。

良いことは何一つとしてないですし、パチンコで息抜きをしようとすると基本的にはこうなります。

何度も同じことを繰り返してきた方ならわかるはず。というか、もうわかっているはず。

パチンコで負ければ休日が最悪の一日になってしまうことを。リフレッシュどころか心が腐ってしまうことを。

結局勝っても負けてもいいことはない

パチンコで勝てば勝ったお金はまたパチンコの資金になるだけですし、負ければ大きなストレスを背負って気分転換どころか逆効果で終了。

パチンコで息抜きをしようとするとこの流れが無限にループします。

それならばゲームセンターで、もしくは低貸しで、という方法も考えられますが、結局換金ができないゲームセンターで遊ぶなら低貸しの方がいいとなりますし、低貸しは低貸しとはいえお金を賭けるため、負けたら負けた分を取り返したくなるのが人の性。

関連記事

負けたお金を取り返したくなる心理についてはこちら
【プロスペクト理論】パチンコなどのギャンブルで敗走できなくなる理由

さらに、これはもう断言してもいいと思うのですが、パチンコでリラックスできるということはまずありえない。

興奮作用があり、さらには気力にも関係してくるパチンコを息抜きとするのは非常に難しいと思います。「でも他に趣味がないから……」という方も少なくはないとは思いますが、これもパチンコのせいで他のことに興味が持てなくなっているだけです。

息抜きでパチンコに代わる新しい趣味を見つけたければ、まずはパチンコをやめること。もはや活路はこれしかない。

今回のまとめ

・パチンコは息抜きとしては逆効果
・勝てば気力を失う
・負ければ全てを失う

アメリカ合衆国における心理学分野の団体として代表的な学会である「米国心理学会」によると、ギャンブル、喫煙、飲酒、ヤケ食いは全てストレスの解消法としては効果的ではないとされています。

それじゃあ息抜きはどうすればいいの?って話にもなるのですが、そんな時はバーに行くというのもあり。バーにもお酒はありますが、別にバーはお酒がメインということもなく、会話がメインといった側面もあります。

パチンコ店にいる時は誰とも話さないで黙々とパチンコやスロットを打っているだけですよね。それはやはり非常に不健康。

夜に限定されてしまいますが、バーで会話を楽しむのは気分のリフレッシュにもなりますし、いい刺激を受けることもあります。なので、ほっと一息つきたい時はバーに行ってみるというのもお勧めだ。

スポンサーリンク
この記事をシェアする

コメントを残す