自粛要請期に出た!パチンコに行く人の名言(迷言?)まとめ【緊急事態宣言】

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自粛要請期に出た!パチンコ店での名言(迷言)まとめ

あれは2020年4月のことでした。

日本全国では「緊急事態宣言」が発令され、パチンコ店をふくむ遊興場は営業の自粛を要請されていたのです。

ミナト

新型コロナですね

ところが、大半の店舗が営業を自粛するなか、要請を無視するパチンコ店が出現。

そこに人が押しかける事件が起きたのですが、そんなときに飛び出したのが、後世に語り継がれるであろう名言(迷言?)だったのです!

イブスター店長

珍言ともいえるな

このパチンカーの発言は、ギャンブル依存症者の特徴をしめす「価値」があるものともいえます。

そこで本記事では、そのさいにみられた名言をまとめてのこしておくことにしました。

各自治体がパチンコ店に営業自粛を要請できた根拠についても書いておくので、こちらもあわせてごらんください。

著者プロフィール
ミナト

ミナト

10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら

目次

パチンコ店への営業自粛を要請できた法律

新型コロナウイルス(COVID-19)が世界中で流行しはじめたのは、2019年末~2020年にかけてのこと。

日本では7都府県からはじまり、つづいて全国で非常事態宣言が発令され、人が集まる施設には「営業自粛」が要請されました。

これをできる根拠となったのが、いわゆる「特措法」です。

特措法:新型インフルエンザなどのウイルスが全国的かつ急速に蔓延し、これへの感染が国民の生活・経済に重大な影響をおよぼす恐れがある場合は、国民を守るために特別な措置をとることができる、と定めた法律のこと。

当初、各自治体はこの特措法24条にもとづき、パチンコ店に営業の自粛を要請していました。

都道府県対策本部長は……対策を的確かつ迅速に実施するため必要があると認めるときは……その区域に係る新型インフルエンザ等対策の実施に関し必要な協力の要請をすることができる。

第二十四条 9項

世界中がパニックにおちいっている状態でしたから、大半のパチンコ店はこれにしたがいます。

ところが、そんななかでも、要請を無視して営業をつづける店舗はあったわけです。

ミナト

生活もありましたからね

そこで、これをどうにかするため、大阪府が先陣を切ります。

より強力な特措法45条にもとづき、休業要請に応じないパチンコ店の「店舗名の公表」に踏み切ったのです。

特定都道府県知事は、新型インフルエンザ等緊急事態において……国民生活及び国民経済の混乱を回避するため必要があると認めるときは……当該施設の使用の制限若しくは停止……措置を講ずるよう要請することができる。

第四十五条 2項

以後、この流れは大阪府から全国へと広まっていきました。

……が、この店舗名を公表する措置が、一部には逆効果となってしまいます。

開いている店舗を知らなかった人たちが、営業しているお店の場所を嗅ぎつけ、そこだけが混むようになってしまったのです!

パチンコ店で出た!名言・迷言・珍言まとめ

  • 新型コロナで大半のパチンコ店は営業を自粛
  • しかし一部はしたがわず、自治体によっては店舗名を公表
  • それによって、営業しているパチンコ店には長蛇の列が……

かつてのパチンコ店では、こんなことがありました。

そこで各メディアは「不要不急の外出は自粛」のなかでもパチンコ店に集まる来客に、インタビューを敢行します。

はたして、彼らはいったい何を思ってパチンコ店に集まっていたのか?

ここからは、当時飛び出したパチンカーの名言(迷言、珍言?)をまとめておきます。

私にとっては、病的なギャンブラーに共通する「思考パターン」を再確認できた経験でもあったので、思うところも書いておきましょう。

全部で6つあるので、どうぞごらんください!

1. 別にいいや……

私全然コロナにかかっても別にいいやと思ってます(笑)
(パチンコをするリスクは?)負けるぐらい? 負けるリスクぐらい(笑)——都内女性

ミナト

めちゃくちゃ笑ってましたが……

いったい何がそんなに面白かったのでしょうか?

たいへん失礼ながら、頭のなかまでフィーバーしているとしか思えないこの発言。

当時は、つぎのようなことが、とくに問題視されていた時期です。

  • 感染で無関係の人の命まで奪ってしまうかもしれない
  • 医療関係者を筆頭に、多くの人に迷惑をかけることになる

となると、やはりパチンコが持つ熱は、

「他人のことを考える思考回路すらも焼き切ってしまう」

といえます。

死をもおそれない、命知らずなギャンブラーらしい名言といえるでしょう。

ひと言コメント

ぶっちゃけ、負けるリスクもあんまり考えてなかったよね?

2. 運がなかっただけ

コロナだろうがエボラだろうが、それで感染してしまったら、自分にそれだけ運がなかった。自分自身が悪いだけ——大阪男性

まるで「感染すらもギャンブルだ」とでも言いたげなこの名言。

たしかに、遊びに行って体調を崩すのは自分がわるいといえますが、そこでも「運」がでてくる発想は斬新でした。

ウイルス感染は博打。命のやりとりはギャンブル。

やはり、パチンコばかりしていると、そういう思考になっていくのだと思います。

命というものは本来、そんなものに賭けられるほど「安っぽいものではない」というのに。

ひと言コメント

ギャンブル脳、ここに極まれり。

3. ストレスの発散

自粛でストレスが溜まっていて、ストレスの発散——男性

どこにも行けない状況に、当時は、だれもがストレスをため込んでいました。

多くの人は、自宅でもできる趣味を見つけるなどして、以降はこの生活にも慣れていきます。

けれども、病的なパチンカーはそうはいきません。

ストレスを発散する方法がパチンコしかないから。

だからこそ、本来すべきは、なにか「べつのことを探す」だったのではないかと思います。

ミナト

開いている「パチンコ店をさがす」ではなく、ですね

パチンコ店という、閉ざされた小さな世界から抜け出すチャンス。

彼はそれを、むだにしてしまったのかもしれません。

ひと言コメント

パチンコ以外の趣味をさがしましょう。

4. 俺はかからない

なんか自分では俺はかからないって、変な自負心みたいなのがあるんじゃないか——男性

なんの根拠もない自負心はギャンブラー特有の幻想です。

負けると思ってギャンブルをする人なんていませんし、だれもが勝てると思うからこそ、ギャンブルにお金をつぎ込めます。

自分は勝てる、自分は負けない、自分は大丈夫……。

そういった自負心によっても、負ければ負けを取り返したくなるようになり、どんどんのめり込んでいくのです。

強い自負心があるのなら、それをギャンブルに向けるのはまちがっているといえます。

自分の人生にこそ向けるべきでしょう。

ひと言コメント

根拠のないギャンブルへの自負心が身をほろぼすんだなあ。

5. ビシッとやる

(家族に移す不安は?)ないです、それはない、うちでは玄関に入るとビシッとやる——都内男性

イブスター店長

ビシッとな……?

なにをどうビシッとやるのでしょうか?

病的なギャンブラーになると、こうなっていくわけですよね。

そう、絶対に超えてはいけないようなライン(家族の危険)でも、平然と超えられるようにです。

  • 家族の身であっても危険にさらせる
  • 最優先はパチンコになり、それ以外はさほど重要ではなくなる

かくいう私も、家族への危険性を知りながら「ヤミ金に手を出そうとした」ことがあるので、あまり人のことはいえません。

が、これぞ病的ギャンブラーの特徴だといえる名言でした。

ビシッでコロッとなっていれば、世界中で、ここまでウイルスは蔓延しなかったことでしょう。

ひと言コメント

PUSHボタンをビシビシ叩くのとはわけがちがうんだな。

6. 全部止めた方がいい

ずっとパチンコを何十年もやっている。もう全部営業を止めた方がいい。それならずっと家にいる——大阪男性

こちらの男性は、パチンコへの依存に自覚があったのかもしれません。

結局のところパチンコは、やめようと思うことがあっても、行けるから行ってしまうわけです。

だからこそ、「パチンコ店は営業しないでくれ」という話に最後はなるんですよね。

ミナト

パチ屋は全部潰れろ」思考の前段階ともいえます

ギャンブル依存症になってしまうと、だれがなんと言おうが、足が勝手にパチンコ店に向かうようになります。

その衝動は、自分ひとりの力だけでどうにかするのは、かぎりなく不可能に近いほど強力だからです。

イブスター店長

となると、もう国外逃亡しかないのか?

いや、じつはこの問題を解決する方法はあります。

その手段は……最後のひと言コメントからどうぞ!

ひと言コメント

これは「自己申告プログラム」を活用してパチンコ店を出禁になれば解決しますよ。

今回のまとめ

  • 自粛期間中の名言は資料的にも価値あり
  • そこには病的ギャンブラーの特徴がみられた
  • あのときはパチンコ店だけが異常だった

「なぜパチンコ店だけなのか、これは魔女狩りじゃないのか?」

当時はそういった意見も見受けられましたが、緊急事態にあれだけの人が集まっていたのは、はたから見ても異常としかいえませんでした。

そしてやはり、病的なギャンブラーは、なにがあってもパチンコに行くんだなと。

ミナト

私も以前はそうだったので、気持ちはわかります

日本には、ギャンブル依存症が疑われる人が320万人ほどいるとされています。(2017年厚労省調べ)

しかし当時の件をみても、それを自覚できている人は「かなりすくない」のだろうなと感じました。

だからこそ元依存者の私は、つぎのように思うわけです。

気づいていないだけで、もう依存症になっている可能性はあるので、そうなら早めに自覚したほうがいい。

彼らの名言に共感してしまう部分があったら、それはもうあやしいかもしれません。

ですから、もしそうなら、まずは自身に依存症状がでていないかチェックしてみてください。

そこで問題ありと判断できれば、ひとつひとつ対策を打っていくことで、きっとパチンコ依存からは抜け出せると思いますよ。

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