
生活費を全部スッてしまった……
パチンコで生活費に手を出してしまって、しかも、絶対に負けられないのに負けてしまった……。
これはかなりヤバい事態ですが、なんとか生き抜く方法はあります。
この記事では、パチンコで負けて生活費がないときの、給料日まで生き抜く策を紹介します。
- クレジットカードのショッピング・リボ・キャッシングも使えない
- そもそもクレジットカードなんて持っていない、本気でお金がない



元依存症の私も、パチンコで負けてお金がない問題は、もちろん経験してきました
だからこそ、生き抜く策を知っていますし、すべきではない策も知っています。
そういったことを紹介していくので、なんとか給料日まで生き抜くための参考にしてください。
また、おなじことを繰り返さないための考え方も、あわせてお話ししておきます。
聞く余裕はあまりないかもしれませんが、これも大事な話なので、読んでみてくださいね。


ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
パチンコで生活費がないときの7つの金策


この生活費がない問題は、かなりの緊急事態だと思うので、さっそく本題といきましょう。



ここで紹介するのは、つぎの7つです
- 現物を親から支給してもらう
- 休眠口座の残高を確認する
- モノを売りにいく
- 金券を探して換金しにいく
- 日払いのバイトでお金を稼ぐ
- 公共料金の支払いは遅らせる
- いくつかの支払いは待ってくれと頼む
それぞれくわしく補足していきます。
1. 現物を親から支給してもらう





給料日まであと2週間以上もあるのに生活費がない……
こういった状況でいちばんヤバいのは、食費がないことだと思います。
そこで、まずは「お米などの現物」を、親から支給してもらうことをおすすめします。



なぜ「現物」なのかというとだな
あとでくわしくお話ししますが、
- 人にお金を借りる → 信用を失うだけ
- 業者から借金をする → 借金を増やして自分を追い込むだけ
と、お金を借りるのは、上記のことだけでなく「もうひと勝負をしたくもなる」など、すべきではないことだからです。



塩とか、調味料くらいなら家にありますよね?
それだったら、お米さえあれば、ひとまずは食いっぱぐれて死ぬことはありません。
缶ジュースすらも買えない生活になるかもしれませんが、これはもうしかたがないです。
……だって、生活費を賭けて負けてしまったんだから。



お米をわけてください
なんて親にいうと、お小遣いもくれるかもしれませんが、それはことわったほうがいいでしょう。
とにかく、お金は借りないほうがいいです。
恋人・友人に現物を支給してくれ……というのはむずかしいと思うので、このときばかりは親をたよるしかない気がします。
2. 休眠口座の残高を確認する


以前使っていた(いまは使っていない)銀行のカードはないでしょうか?
こういったいわゆる「休眠口座」には、1000円以下の小銭が眠っている可能性がけっこう高いです。
複数あれば、それだけでまとまったお金になることもあるので、確認してみましょう。



小銭は引き出せなくて、そのままにしているケースは多いからだな
注意点としては、硬貨引き出しにはいくつかの制限があること。
たいていは以下の条件でしかおろせなくなっているので、
- 硬貨を引き出せるのはその銀行のATM
- 引き出しの時間は平日「8:45~18:00」など
銀行のサイトからも確認しておくのが無難です。



いずれにしても、いちどは残高をチェックする価値はあります
数百円でもあるとちがうので、眠っているカードを見つけたら、銀行ATMまで行ってみてください。
3. モノを売りに行く


とはいえ、お金がほんとうに小銭しかないとなると、さすがに2週間前後とかは生活できません。



ということで「モノを売りに」いきましょう
つぎのような売れるものがあれば、
- 本、CD、DVD、ゲーム
- 衣類
- 使っていない家電製品
- 時計やアクセサリー
- スマホ、タブレットなどのIT機器
ブックオフとか、ハードオフのようなリサイクルショップに行けば、その場で現金と交換できます。
- 宅配買取、ヤフオク、メルカリのようなフリマ
でも売れますが、入金までに時間がかかります。
ですから本気でお金がないときは、そういった実店舗にモノを売りに行ったほうがいいでしょう。
すぐにお金が必要だと思うので、オークションやフリマより安くなってしまっても、それはそれでいいと思いますよ。
4. 金券を探して換金にいく


使わずに眠っている金券はないでしょうか?
これも金券ショップに行けば現金と交換できるので、以下のようなものはないか探してみましょう。
- 各種優待券
- デパートなどで使える商品券
- ビール券や食事券
- 切手
- クオカードや図書券、テレホンカード
使い勝手がいい金券だと、額面の90~95%(それ以上もある)くらいの金額で買い取ってくれます。



(あれば)クオカードなどで買い物をするのもいいと思いますが、やはり使える場所が限られます
スーパーとかだと金券はふつう使えないので、あるのなら、現金に換えてしまったほうがいいでしょう。



街にいけば、チケット買取ショップはあるはずだ
「商品券+買取」で検索をかければ、近場の金券ショップがでてくると思います。
そういったところに持っていって、査定だけでもしてもらいましょう。
実店舗は「③モノを売る」でもそうですが、安すぎるものは売らずにその場でキャンセルできるのも、使い勝手がいいポイントです。
当時私はアクセスチケットという金券ショップを使っていました。店先に買取のレートが書いてあって使いやすかったですね。大黒屋・おたからやというお店も有名で、街でよく見かけます。
5. 日払いのバイトでお金を稼ぐ





売れるものが、もう、ない、です……
パチンコで負けて生活費がない、を何度もくりかえしていると、売れるものもなくなってきます。
そんなときは、日払いのバイトでお金を稼ぐのも有力な手段です。
- 仕分けや梱包などの軽作業
- 資材搬入・搬出(事務所移転)
- ポスティング、ティッシュ配り
など、だれでも簡単にできる単発バイトはたくさんあります。
求人は、大手サイトの情報から一括検索・応募ができる【アルバイトEX】



ちなみに私は、上にあげた「軽作業、事務所移転、ポスティング」は全部やったことがあります
ハッキリいって、パチンコで勝つよりはるかにラクにお金を稼げます。
給料日までの日数によっては、1~2回働くだけでセーフになることもあるでしょう。
いちばん手っ取り早くお金をつくる方法は、これ(働いて稼ぐ)ですね。
6. 公共料金の支払いは遅らせる


給料日までに支払いがある場合、
- 電気・ガス・水道
こういった公共料金は、じつは支払いを遅らせることができます。
その月に払えなくても、急に止められることはないので、これらは先送りにしてしまいましょう。



当時の私は、電気・ガス・水道は全部遅れて払っていました
支払いが遅れても、翌月以降に未納の手紙がくるだけなので、給料日後にコンビニなどで払えばOKです。
ただし、毎回支払いが遅れるのはよくないので、この危機が去ったら、きちんと払うようにしましょう。



電気・ガス代は1か月に1回、水道代は2か月に1回だな
7. いくつかの支払いは待ってくれと頼む


公共料金はふつうに待ってもらえますが、そう簡単にはいかないものもあります。
こういったものは、電話をするなどして、支払いを待ってもらえないか相談してみましょう。



まずは家賃ですね
これはなかなかむずかしいのですが、管理会社に連絡して、相談してみるしかありません。
具体的な案としては、
- 今月分は何回かの分割にしてもらう
- 来月分はふつうに満額を支払う
これを話してみてください。うまくいけば、今月ぶんは分割で(支払いは来月からで)やってもらえます。
ダメだといわれた場合、「家賃は滞納するしかない」と言うしかありません……。
とはいえ、家賃は1か月くらい滞納しても追い出されることはほぼありません。信用にかかわるのでおすすめはできませんが、無断で滞納することもできるといえばできます。



つぎに、カード会社への支払いだな
これは、消費者金融もクレジットカードもおなじで、いえば待ってもらえます。
延滞損害金といって、追加で利息がとられますが、2週間くらいだったらまあいけます。



もっとも、カード会社への支払いも、連絡なしで滞納するのはよくありません
1~2週間くらい滞納していると、むこうから電話がきたりもするので、それを待つのもありです。
が、放っておくとカードが使えなくなったりもするので、さきにこちらから連絡するようにしましょう。
「この日に払えます」ということを伝えておけば、それまで支払いは待ってもらえますよ。
支払いがまったくできそうにないときは


またカードの支払いに関することで、
- 今後の支払いもまったくできそうにない
- 催促の連絡がきてもどうにも対応できない
このような「返済不能」の危機的状況におちいっている場合の対策も、あわせて紹介しておきます。



これは債務整理という手段を使うことで、最短即日から返済(催促も)をストップさせられます
債務整理というのは、法律の専門家に介入してもらうなどして借金を減らす手段です。
いちばん簡単に使える「任意整理」というものを依頼すれば、



以降は専門家の私と話し合いましょう
と、貸金業者に通知がいって、それで返済がSTOPするわけです。
ちなみにこの任意整理なら、返済・催促を止められるだけでなく、利息のカットまでできますよ。
利息カットの例
借入 | 金利 | 月返済額 | 返済回数 | 利息合計 |
---|---|---|---|---|
120万円 | 18% | 2.5万円 | 92回 | 90万7979円 |
120万円 | - | 2.5万円 | 48回 | 0円 |



なるほど。で、どこに聞けばいいんだ?
これは、無料の借金減額診断
- いまの借金をどれだけ減らせるか(利息のカットはできるか)
- 貸金業者への返済はいつからストップさせられるか
こういったことを、匿名OKかつ無料で相談できますよ。
聞くだけ聞いて損はなく、やっぱり……というときは、依頼はしなくても全然大丈夫です。



私も聞いたことはありますが、ほんとうに聞くだけもOKでした
ですから、まずはためしに聞いてみてください。
返済のストップや利息のカットは、自宅にいたまま依頼できるので、使い勝手もバツグンです。
診断は1分でできます。返済が滞納するとよけいに利息を取られるので、危機的状況なら今すぐ動いていきましょう。詳しい結果はヒアリングを通して教えてもらえるので、そのためのメール・電話対応だけできればOKです。


パチンコで負けた→お金がない時にすべきではないこと


ここまで、パチンコで生活費がなくなったときの対策を見てきました。
あわせて、この問題が起きたときに「すべきではないこと」をお話ししておきます。



これは、追加で「お金借りること」だな
生活費がなくなったときにまっさきに浮かぶのは「お金を借りること」だと思います。
そうすれば、ひとまずは生活には困りませんし、場合によってはもうひと勝負できるから。
……もうひと勝負できるから。



そう、これが問題なんですよ(大事なことなので2回いいました)
生活費をつぎ込めるまでパチンコにのめり込んでいる。
それなら、新たに借金ができるとなれば、ほぼ確実にまたパチンコに行くでしょう。
つまりこの状況でお金を借りるのは、よけいに借金を増やすだけ。
一時しのぎになっているようにみえますが、状況はただ悪化するだけになってしまうのです。
ですから、生活費がない状態でも、お金を借りてどうにかという方法は考えないことです。
- 新たに消費者金融やクレジットカードを契約する
これはもちろんのこと、
- 親からお金を借りる
- 友人、職場の人からお金を借りる
このように、人からお金を借りるのもできるかぎりやめましょう。
お金は「貸してほしい」と言うだけでも信用を失います。
お金を貸してほしい、といわれて気分がいい人なんて、金貸し業者をのぞけば存在しません。



人にお金を貸すなら「あげたつもりで貸せ」とかよくいいますよね
貸してほしいとたのむのは簡単ですが、お金を貸してくれる側は、そういうのを覚悟して工面してくれているのです。
ということで、パチンコで負けて生活費がないときにすべきではないのは、お金を借りることです。
どうにもならなくなくても、ここまでの方法を駆使して、自力でどうにかしましょう!
以前バイト先で、ギャンブルをするといっていた40~50代くらいの男性から、お金を貸してくれといわれたことがあります。
私は貸さなかった(というか自分も借金をしていて貸せなかった)のですが、正直、「この人ヤバいな……」と思いました。お金を貸してくれと人にたのむのは、それくらい“たのむだけでも”信用を失うことなんですよ。
生活費を賭けてギャンブルをする人が考えるべきこと





話は以上ですが、行動まで3分くらい待てる時間があるなら、最後にこれも聞いていってください
「生活費を軍資金にパチンコ・パチスロをしてしまうのはどうなのか?」
結論からいうと、こんなのはワケのわからないことなので、今回かぎりにするようにしましょう。
生活費を賭けられるレベルは、はっきりいって、遊技の範ちゅうを超えています。
私も経験があるのでわかりますが、使ってはいけないお金を使ってでもパチンコに行きたいんですよね?
でもこれって、もうふつうのことじゃないんですよ。



パチンコへの依存がかなり進行している状態だともいえるな
ですから、これを機に、自分のやっていることが大きな問題だということを自覚したほうがいいです。
そして生活費に手をつけるのにストップをかけられないなら、
パチンコはもうやめたほうがいいんじゃないか?
これも考えてみてください。
最初は売るものもあるので、それらをかき集めればなんとかなります。
親・恋人・友人も、テキトーなウソをつけばお金を貸してくれるでしょう。
しかしそんなのは、最初だけです。
- しだいに売るものはなくなっていく
- しだいに信用を失ってお金を借りられなくなる
それでなにがのこるのか?



なにものこらないですよね
お金がなくなれば、パチンコも打てません。
モノはなくなり、人は離れていき、パチンコからも冷たく突き放されて終了です。
お金がない人は「お客でもなんでもない」からです。



そんなものに、命をけずって働いたお金をつぎ込む価値はあるだろうか?
それを、給料日までのギリギリの生活のなかで、ときどき考えてみるようにしてください。
答えはきっとすぐに出るはずです。
……このへんが潮時だと考えて、パチンコからは身を引くのがいいのではないでしょうか?
今回のまとめ
- パチンコで生活費をスッてしまってもなんとかする策はある
- やってはいけないのは「お金を借りること」
- おなじことを繰り返せば、なにものこらない末路があるだけ
パチンコはアツくなってしまうものなので、限界を超えて勝負にでてしまうことはあります。
でも、パチンコに行くまえに、家賃なんかの生活費を持って行けてしまうのは、かなり危険な状態です。



ふつうの人なら、さすがにそこはセーブできるからですね
そのハードルを超えられてしまったということは、もう自分はアウトなレベルだということです。
ぜひそのことを自覚し、今後の人生につなげてもらえればと思います。
パチンコは依存症状がでてくると、やめるのがむずかしくなりますが、それでもやめる方法はあります。
こんなことはもうおわらせるしかない
その結論がでたのなら、どうぞ関連記事もごらんいただき、問題解決へと進んでください。
負けて、どうしようもなくなって、金策に走って……なんていうことは、今後いっさい起こらないようにできますよ。
コメント(確認後に反映/少々お時間をいただきます)