【出玉補償対応】パチンコ店は台が故障していても保証や返金は一切なし?

パチンコ店は台が故障していても出玉の補償はしてくれません。もちろん投資金額を返してくれるなんてこともありません。

パチンコ台であれば大当たり中の玉詰まり(玉が出ない)や、玉飛び不良などの部品の故障、それによるパンク(大当たりの権利消失)、スロットであればバグによる保証ゲーム数の消滅など、遊戯中の台が当たっている最中に壊れてしまい、出てくるはずの出玉が出てこなかった、突然台が壊れて強制終了となってしまった、という話はだれもが耳にしたことがあると思います。

とはいうものの、そんなものはひとごとであって、パチンコに行くさいに気にすることはほぼありません。そもそも自分が打つ台が壊れているなんてことは、考えもしないことですから。

もちろん、そんなことは起きるはずがないと、実際に台の故障がこの身に降りかかるまでは私も思っていたわけですが、万が一パチンコ台が当たり中に壊れるという災難に見舞われたとき、出玉の補償(出玉や投資金額の返金など)や、保証(期待値分の出玉で手を打つなど)というのは、いったいどうなっているのでしょうか?

そういったことが気になる方のため、そして私のような犠牲者をあらたに増やさないためにも、今回は当時の店側とのやりとりで判明した、「パチンコ店の出玉の補償対応」についてお話ししたいと思います。

パチンコ店の出玉補償対応の基本

まずは大前提として、パチンコ店側は、台の故障などによる出玉トラブルに関しては補償はいっさいしないと明言していて、パチンコ店内にはどこかにかならず、以下のような注意書きが掲示されていると思います。

停電・天災などの予期せぬトラブル、遊技台の故障による出玉の補償は一切行っておりません

落雷や地震などの自然災害はしかたがないにしても、途中で遊技台が故障した、パチンコ店側の整備不良で台が初めから壊れていたという場合でさえも、パチンコ店は出玉の補償はおこなわないということになっています。

実際には店舗責任者の判断で、玉詰まりなどであれば大当たり1回分の出玉や、強制終了レベルの故障であれば、平均出玉は保証してくれる場合もあるといい、出玉を補償してもらったという話もたしかに見かけたりもします(当サイトでも補償報告をコメントでいただきました、ありがとうございました)。

……が、風営法という法律で出玉の補償は禁止されているので、あきらかに店側が悪い場合でも、出玉の補償(保証)はいっさいしないというのがパチンコ店側の基本スタンスです。

というよりも、むしろ出玉の補償をしているほうがめずらしいのでは? と私には思えます。

10年以上パチンコ店に行っていましたが、補償どうこうの話をホールで聞いたことはありません。通算4年ほどパチンコ店でも働いていましたが、軽い玉詰まりはあれど、台が完全に故障するなんてことはなかったので、出玉の補償をしたという話はここでもなし。

当然ながら、台トラブルが起きたお客さんが事務所に連れていかれて、「これで勘弁してもらえますか」なんてお決まりなシーンもです。

風営法で補償が禁止されているのであれば、なにかと規制がうるさくなっているなかでそれをすれば、パチンコ店側は最悪、営業停止などのリスクをみずから背負うことにもなります。補償したことを第三者によって警察に通報されてしまえば、一発でアウトにはならなかったとしても、まちがいなく指導は入ることでしょう。

そしてなによりも、台が故障しているという不幸がこの身に降りかかったからこそいえますが、パチンコ店は台が壊れていても、出玉の補償はしてくれないですよ。

パチンコ台が壊れていたときの話

これはまだ私が、ひんぱんにパチンコ店にかよっていたときの話です。

当時私は某K県に住んでいて、近所にあった地元の常連客が多い、パチンコとスロットの併設店によく行っていたのですが、その日は夕方ごろに入店すると、なんと前日までは調整中だったパチンコ台が解放されていて、しかもその台だけは、まだだれも遊技していない状態となっていました。

だれもさわっていない、だれも当てていない台を打ちたくなる心境は、ギャンブラーの方であればおわかりいただけるでしょう。同じ機種でほかの台は回っているのに、なぜその台だけは回っていないのかはすこし気になりましたが、私はこの台にすぐさま着席。遊戯を開始したのです。

「傾(かぶ)くなら傾(かぶ)き通せ……

当時、ギャンブル依存者だった私は、お金か、時間か、気力が限界を迎えるまではギャンブル行為をやめられず、「やるなら最後までやる」というスタイルがすでに常態化していました。もちろんこの日も、かぶきとおす覚悟はできています。

ところが、この台はまったく当たる気配がなく、2万円、3万円と飲み込んでいき、さすがにだんだんしんどくなってくるも中断は許されず、ようやく当たったのは、5万円を使いきったころ、ちょうど1000回転を超えたあたりのことでした。

大当たり分の出玉が排出され、状態はいわゆる確変中。

私はここからハマりによって失われた5万円を取り返さなくてはなりません。継続率は80%の、当時は「爆裂機」と呼ばれていた機種でしたから、まくれる可能性は十分にありました。

だいじょうぶ、最低でも5回は突破できる。そこを超えればあとは勝つだけだ!

しかし、ここで私は、おかしなことに気がつきます。ものすごいいきおいで、出玉がなくなりはじめていたのです。

パチンコの電サポ機能が動いていない

最初に当たった分の出玉が減るスピードがあきらかに早いため、台を注視していると、どうもスルーと呼ばれる場所を玉が通過しても、電チュー(入賞口の左右にある電動チューリップ)が開かず、電サポと呼ばれる機能が働いていないようでした。

若干のあせりを感じつつ、私はパチンコ店の従業員を呼び、駆けつけてくれた従業員に状況を説明。従業員は台を開け、スルーと呼ばれる場所に手動で玉を入れてくれましたが、やはりそれでも、電チューは開きません。

湊
ミナト

(どうするんだ、これ……

従業員からの報告を受け、しばらくしてから、パチンコ店の店長が私のもとにやってきました。

店長
店長

すみません、台が故障しているようなのですが、今から修理するということはできません

ここではそういった説明をされることはありませんでしたが、いちおう補足しておくと、パチンコ店は風営法のからみで営業中に台を修理することは禁止されていて、部品の交換などで修理をする場合は、しかるべき場所に申請し、承認されてからでなければおこなうことはできないということになっています。

これを勝手にやってしまうと「無承認変更」ということで、パチンコ店は営業停止などの行政処分を受ける可能性があるのです。

湊
ミナト

いや、当てるまでに5万円も使ったんですけど……

店長
店長

地域的に警察の締めつけも強いので、出玉を補償するということもできません

修理もできないし、出玉の補償もできない。つまり、パチンコ店の店長がいいたかったのは、「残念だが、もうあきらめろ」ということでした。

警察の締めつけが強くて補償はできない?

いったん、ここまでの状況をまとめましょう。

私が遊技していた台は、前日までは整備中だったので、その台にはなにかしらのトラブルがあったものと思われますが、トラブルが解消したという店側の判断で台は開放。けれども、その台は当たっても電チューが開かない(当たっていても出玉が減る)という致命的なエラーをかかえていました。

にもかかわらず、故障を見逃した(途中で壊れたとは考えにくいため)パチンコ店側は、台の故障に関する補償はいっさいできない、この地域(神奈川県)は警察の締めつけが強いので(保証も)できないの一点張り。どう考えても、パチンコ店側の動作確認不足が原因と考えられるのにです。

ようするに私は、もともと壊れていて、当たったとしても出玉が減る、お金や出玉の補償もなにもない故障台に、そうとは知らずに5万円ものお金を突っ込んでいたのです!

店長
店長

申し訳ないのですが、こちらとしてもできることは何もありません

しかしながら、そんな説明で納得できるわけがありません。

そもそもパチンコは「遊技」を強調してはいますが、実態はただの金を賭けたギャンブルです。戦国武将がキセルをコンコンぶっ叩いてズバらせる演出を見るために、5万円も使ったわけではないのです。

湊
ミナト

こちらとしてもその説明じゃ納得がいきません。このような場合は、毎回そのような対応なのですか?

店長
店長

警察を呼ばれる方もいらっしゃいますが、警察を呼ばれても補償をすることはできないので、諦めていただくしかありません

ここで、私はこれ以上話しても無駄であることを察知しました。

この話をしていたのは、演出などの音がやかましく、お互いが声を張らなければまともに話もできないようなホールの中でしたが、それなのに、向こうからは場所を変えて話そうといった提案もなかったため、はなから出玉を補償する気は店側にはないものと思われたからです。

私がホールで騒ぎ散らかすなどして納得する気配がなければ、パチンコ店の店長も対応を変えたかのもしれません(それをしたら、逆に私が、警察を呼ばれる側になっていたかもしれませんが)

しかし、私はあまりもめごとが好きではないですし、店長はすべての責任を負わなければなりませんが、すべてが店長のせいかというとそれはわからなかったので、まったくもって納得はできなかったものの、断腸の思いでこれをあきらめることにしたのです。

しかし、諦めきれないのが人のさが

ただ、そうはいっても、5万円もつぎ込んだ当たっている台を捨てて、そのまま帰るというわけにもいきません。

当たっている分は取りきって帰りたいと思うのは当然のことでしょう。私は、万が一の可能性として、もういちど当たれば台が正常に作動するかもしれないという淡い期待をいだき、台が故障したままで遊技を続行するという暴挙に出ました。

ところが、最初の当たりがすくない出玉の当たりだったのですぐに出玉はなくなり、まさかの当たり中に追加投資をする羽目に。電チューが開かないため、回転数は通常時と変わらないからです。

しかもこういうときにかぎってふたたびハマりはじめ、5000円ものお金をさらに追加で投資したところでようやく当たったかと思ったら、こんどは出玉なしの通常転落当たりで終了。

この日ほど、パチンコ店が極悪非道な店だと思ったことはないかもしれません……

今回のまとめ

・パチンコ店で遊ぶのは出玉の補償はないことに同意していることになる
・店側に非があってもパチンコ店は出玉の補償は基本的にしない
・店側の裁量によって補償される場合もあるが、期待はしないほうがいい

店長の口ぶりからして、この店での故障トラブルは初めてのことではないようでしたが、店側がいっていることは、治外法権によって守られたアンダーグラウンドな賭場のようにも思えてきます。

フェアに見えてフェアではない。もともとイカサマが仕込まれているので客は負けるようにできていて、なにかのまちがいで勝ってしまおうものなら、いちゃもんをつけられて勝ち金を没収される、といったような。

パチンコ店もそれと似たような話で、だれも台が壊れているなんて想像もしませんし、まして自分がそんな目に遭うなんてことは考えもしないと思います。

機械をあつかっている以上、この手のトラブルはかならず起こりうることです。が、起きたとしてもパチンコ店は補償はいっさいおこなわない。こんなことが許されるのであれば、合法的にいくらでもお客さんからぶんどることができてしまうでしょう。

民法上では、このような故障は「債務不履行」になるので、店側には賠償責任が生じる、といった話もありますが、結局は風営法という法律でNGとなるだけなので、こちら(客側)に打つ手はないのです。

では、どうすればこんな理不尽なことを回避することができるのかというと、その方法はひとつだけしかありません。パチンコ店に行かないことです。

自分はだいじょうぶ。これはだれもが思います。私も以前まではそう思っていました。けれど実際は、自分はだいじょうぶと思っているときがいちばん危ないのです。

基本的にはぼったくりの営業しかしていないパチンコ店には、近づかないに越したことはありません。もしそれでも行くのであれば、故障していても文句はいわないという覚悟を持ってパチンコ店に行かなければならない、ということになるのではないでしょうか。

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Comment

  1. T

    私も同じ事象に遭遇しました。
    数万つぎ込んでやっと当てた確変のV入賞時に玉が一切出てこなくなって、
    確変から通常に転落。
    当たっていたボーナスも消滅。
    もう最悪な気持ちですよね。

    原因が台の玉つまりでした。
    店員は保証しないしか言わないし、
    何を言っても無駄だと思い、すごくストレスを抱えたまま店を後にしましたが、
    むかつきが抑えきれず、店や本社に電話してやろうと思いました。
    しかし、同じこと言われるオチが見えているので止めておきました。
    仰る通りパチンコをやらないのが一番という結論に至りました。

    当てるために遊戯しているパチンコにもかかわらず、
    苦労して当てた確変が転落したら、あら残念~それは仕方ないですね。
    で済まされる業界は流石に酷すぎますね。

    他のどの店でも同様であれば、こんな理不尽な遊戯ないですよね。

  2. 投稿作成者

    お金がかかっている場所で胴元側に不備があったものの、それをもみ消してしまうというのは本来あってはいけないことだと思うのですが、パチンコ店ではそれがいたって普通に行われてしまうというのは許しがたいことですよね。お怒りのお気持ちは私にもよくわかります。

    結局のところパチンコ店は遊技場であって賭場ではないという屁理屈がまかり通っているからこそ、こんなわけのわからないことが起こるのだと思うのですが、それをこういったトラブル時に店側に有利に運ばれては、お客側もついていくことができません。

    この業界は目先の規制なんかよりも、根本的な部分をどうにかしたほうがいいと思います。

  3. SK

    歴20年で(昔の閉店保証を除き)今日初めて玉保証ありました。
    ハンドル部の故障で17連した後に右打ち出来なくなりました。
    時間に限りがあった為、5000発プラスで手をうちました。
    その台の期待値当たり5.77回、3650発と言われましたが、切よく5000発の条件を出されました。(実際は交換に切りの良い5300発にしてくれました。)
    その店では以前から機械故障か?出玉出ない等のトラブルを良く目にしてましたが、いざ自分となると笑
    故障自体はハンドル分解→コネクター外す→確変飛ぶとの事で保証になりました。
    規制の厳しい県じゃなくて良かったです。(S県)

  4. 投稿作成者

    おお、なかなか太っ腹な方が責任者だったのですね。
    取り切れないのは納得できない部分もあると思いますが、お時間の関係と期待値以上+αであれば悪くはない話ですね。
    当時のK県の店舗ではできないの一点張りでしたが、やはりこの問題は、風営法の関係もあるとはいえ、最終的にはお店の責任者の判断によると。
    それにしてもパチンコは故障が多いような気がします。私はこわくてもうさわれなくなってしまいました。

  5. 匿名

    某K県と、冒頭でぼかしてるのに
    中盤では件名をしっかり書いてる件について

  6. 投稿作成者

    これに関しては、もともとはそのまま表記していたものを、補償の報告をして下さった方とのやりとりの流れを受け、あえて(オマージュ的な意味で)冒頭部分だけぼかしたものであり、当時の私の感情を表現したものでもあるのですが、それほど深い意味はありません。ただ、県名をそのまま表記していることについては、いちおう説明いたします。

    パチンコは2006年の風営法改正によって、「閉店・トラブル時の出玉保証は禁止」となったと聞いています。たしかに、地域によってうるさい・うるさくない、というのはあるのかもしれませんが、原則としてこれは、全国で適用されているものだと私は認識しているので、地域の締めつけがどうとかいうのは、結局は客を納得させるための一種の言い訳なのではないかと思っています。

    本来であれば、全国のパチンコ店が「締めつけが厳しい」ことになる、ということであり、そして表記した県の店舗は、それを守っていたことになるので、とくに県名を表記することに問題はないと判断しています。

  7. ホー助プロ

    新台入れ替え初日の初代ホー助
    初当たりVでラウンド抽選が動かずランプそのものが消滅しVVのまま時短も消滅のバクに陥り
    店は保証しないと一点張り
    初日なのでたまたま平和の社員が来ていて調べた所、貯留のセンサーそのもの付け忘れが発覚
    玉が落ちた時に権利が取れないという初歩的なミスでした。
    なのでラウンド抽選が一切行われないという理由でした。
    店には落ち度がないとメーカーが認め
    メーカーがポケットマネーで保証となり全額返金していただきました。
    止め打ちに対してはうるさくないホールでしたので攻略しても大丈夫でしたが全額返金保証になっただけでもマシだと思いその日は帰り
    次の日に行ったら全台シマ閉鎖
    ホー助だけ撤去にってました。
    結局この店ではホー助は二度と戻らず他の店で打つこととなりました。

  8. 投稿作成者

    情報提供をありがとうございます。
    新台の初期不良でもだめなんですね。メーカーの社員さんがいなかったら、こちらは泣き寝入りになってしまっていたと。

    店側も稼働前に動作確認くらいしておいてほしい、というか本来はしなければならないものだと思いますが、そうなってくると、甘めの設定になっていると思われる新台を打つのも、少々リスキーに思えてきますね。

  9. ホー助プロ

    ホー助以外でも当時は新台の初期不良は結構ありましたね
    出前一丁もアタッカーのVゾーンセンサー付け忘れVゾーン1Rパンクも味わい
    その時もメーカーが居てポケットマネーで保証でした。
    新台初日全台パンクと言う前代未聞で全員に投資金額を弁償という形でシマ閉鎖でした。
    どんなトラブルがあろうとホールは一切責任を負わない様です。
    もしメーカーが居なければ間違いなく暴動になっていた事でしょう
    逆に大当たりが止まらない経験もあり
    調整ミスで権利を取り一度当たれば継続が無限でほぼ終わらなかった様です。
    店も閉める事が出来ずに周りはお祭り騒ぎでドル箱の山でした。
    元々は余り儲かっていない小さな店が無理して慣れない連チャン機を入れたおかけで翌日から閉店となり二度と再開する事がなく数日後店は潰れました。
    慣れない機種の調整ミスは結構ありました。

  10. 投稿作成者

    メーカーがポケットマネーで払ってくれるというのは初めてうかがった話で、おそらくかなりレアなケースなのではないかと思いますが、そこまでいってもホール側はノータッチということは、やはり基本的に台が故障したら、お客側には打つ手なしと考えていたほうがよさそうですね。

    当たりが止まらない不具合に関しても、ホール側が動作確認をしていれば未然に防げたことのようにも思われるので、いずれにしても、最終的な動作チェックは行っておいてほしいなと感じました。貴重な情報提供をありがとうございました。

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