パチスロ台が機械割「100%」を超えていても勝てないで結局負ける理由

機械割が100%を超えていれば勝てる。そう思っていた時期が私にもありました。でもやっぱり無理でした。

スロット台には基本的に、最低1~最高6までの設定があり、設定ごとに機械割(出玉率・ペイアウト率)というものが決められています。

この機械割は、設定1~2は100%以下、設定3は100%前後、設定4以上になると100%を超えるというのが一般的ですが、なかには完全攻略することで、設定1でも機械割が100%を超えるものがあります。

ペイアウト率が100%を超えるということは、理論上は負けないということ。しかし、これがなかなか勝てません。というかむしろ、けっこう負けます。理論上は勝てるはずなのに、私たちはなぜか負けてしまうのです。

それはいったいなぜなのか? 今回は、勝てるはずの台を打っていたのに、結局はボロ負けして帰ることになる理由を説明します。

スロット台の機械割

パチスロ台の機械割とは、投入したメダル枚数に対しての払い出し率のことをいい、簡単な例でいうと、たとえば機械割が100%であれば、100枚のメダルを入れたら100枚が出てくる、ということになります。

つまり、機械割が100%以上であれば、換金率は別としても、最低でも投入したメダル以上が出てくることになるので、理論上は負けることはありません。

ただ、スロット台の設定というは、だいたい1か2で設定されていることが多く(以前パチンコ店で働いていたときにも聞いていたので、どこもそうだと思います)、基本的には100%以下になるように設定されています。

単純な話、パチンコ店も売上をあげないと営業していけないからです。

設定1の機械割が98%だったとすると、100枚入れると98枚出てくる、1万円入れると9,800円が戻ってくる(1万円あたり200円負ける、実際はもっと負ける)ということになるわけですが、なんと、スロット台のなかには、設定1でも機械割が100%を超えるものがあるのです。

これは目押しなどの技術介入を行い、完全攻略することでようやくその数値が叩き出されるもので、誰でも簡単にできるものではありません。しかし、練習するなどしてある程度の技術を身につけることができれば、設定1でもほぼ勝てるのではないか? という話になってきます。

ペイアウト率が100%を超えるということは、理論上は勝てるということですから。

機械割が100%でも勝てない理由

勝負の場における確率なんてものは、じつはあってないようなものであり、ギャンブルという確率に重きを置いたゲームは、確率がブレるからこそ成り立っているものだと私は思います。

控除率やペイアウト率という確率は、「大数の法則」という絶対的なルール、試行回数が増えていけば増えていくほど設定された数値に収束していくという「鉄の掟」によって導き出される数字でもあり、物事が起こる確率というのは、これを無視することはできません。

しかし、それは試行回数が増えていけばの話で、当然ながら、試行回数が少なければ少ないほど、上にも下にもブレてしまいます。そのため、ギャンブルというのは、限られた時間、お金、試行回数のなかで、いかに確率が上にブレるか、いかに上にブレたまま勝負を終えることができるか、というのが肝になってくるのです。

それでは、話を戻してスロット台の場合、1日にまわせる回転数は8,000回転がいいところですが、この程度では確率はそこまで収束しないので、勝負はどっちにブレるかに左右されます。

ところが、私の経験上、完全攻略で機械割が100%というタイプの台だと、何度か上にブレた波は、1回の下にブレる波で全部持っていかれてしまうのです。

しばらくのあいだ上にブレ続けることもたしかにありますが、1日を通して下にブレないということはほぼなく、大きな下ブレの波が1回でも来てしまう(深くハマる)か、運悪く下ブレの波が何度か連続してしまえば、それだけでもう終わり。

所持金が尽きるか、上にブレても取り返せないというところまであっという間に到達してしまいます。

それなら、上にブレているあいだにやめればいいじゃないか、という話になるのですが、人間という生き物は欲深く、さらに病的ギャンブラーはその程度の快感では満足できなくなっているので、結局タイムアップ(閉店時間)がくるか、出玉がすべて飲まれるまではやめられないのです。

負けを取り返そうとして爆死する

じつはこの話には続きがあります。

機械割100%の台(完全攻略タイプ)であれば、まるで無抽選状態、台が完全停止したかのようなひどい展開を除けば、負けても2~3万円程度で済むことが多いと思うのですが、人間は負けず嫌いな生き物でもあるので、そのまま引き下がることができません。なんとかしてその日の負けを取り返そうとするのです。

私たち人間には、失ったものを取り返すためには、いともたやすくリスクを負うという共通の心理があります。

それまでは機械割だ、確率だ、理論だ、と慎重に勝負していたのが、負けを取り返さないといけないと思い始めた瞬間、その思考は崩壊。それまでの行動とは考えられないようなお金の使い方を、しょうもないクソ台でもお金をじゃぶじゃぶとつぎ込むようなことをしてしまうのです!

そして、その日の負け額は5万、6万、7万、と増えていき、結局は爆死で終了。機械割にこだわっていたはずが、気づけば毎回これです。

つまり、機械割100%の台で運よく勝てた日があったとしても、それ以上に、負けを取り返すために打った機械割100%以下の台で負けるのです。

負けを負けとして受け入れる、その日は諦めて帰る、熱くならずに冷静な判断を下す、ということができなければ、おそらく機械割100%の台を打ち続けていても負け越すと思います。現に、私はそうなりましたから。

今回のまとめ

・機械割100%でも1日を通して打っていればだいたい負ける
・負けを取り返そうとしてさらに負ける
・甘い台はギャンブラーを釣るためのエサであり、まき餌

この手の「甘さ」をにおわせるスロット台は、最初は調子が良く、だんだん様子がおかしくなり、夕方ごろに完全停止する、というパターンがやたらと多い気がするのですが、これも「大数の法則」による確率の収束が起きているのかもしれません。

機械割100%というのは、結局はプラスマイナスゼロであり、上にブレた分だけ下にもブレるわけですから。

そして、こういった割のいい台というのは、結局のところ、ほかで搾り取ることができるので、最初だけは冷静なギャンブラーを釣るためのまき餌でもあると思います。

パチンコ店に用意されたエサだけを喰って帰ることができるのであれば、最終的にはプラスマイナスゼロに近い結果になっていくとは思いますが、それができるのはごく一部の人間だけだと思うので、やはりパチンコ店には行かないという選択をしたほうが楽です。

完全攻略で機械割100%の台を、いっとき打ち続けていた私はそう感じました。エサに釣られて本命で捕られるというのには、もう疲れました。

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