元パチンコ・パチスロ依存症者はカジノで遊べるのか?海外で検証してきた

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元パチンコ・パチスロ依存症者はカジノで遊べるのか?海外で検証してきた

パチンコ・スロットへの依存経験者は、克服後なら、カジノで遊ぶことはできるのか?

これ(旅行中だけ、ほかのギャンブルで遊ぶ)は、パチンコに依存してきた私にとって、ずっと気になっていたことでした。

ミナト

そして一時期は、そうなりたい(カジノで遊べるようになりたい)と思っていたことでもありました

そこで、この疑問を検証してみることにしたので、本記事ではその結果をお話しします。

この記事でわかること
  • 元パチンコ・スロット依存症者は海外カジノで遊んでこれる?
  • 旅先のカジノでの経験をとおして感じたこと、思ったこと

結果からいうと、正直運がよかった部分もあって、カジノはいちおう遊びの範囲でおわらせられました。

帰国後も、パチンコ・スロットに行きたいと思うこともなく、「旅先のカジノだけで遊ぶ」目的は達成できたともいえます。

イブスター店長

ただ……意味がなかったんだよな

そう、ギャンブルは、もはやする意味がないと感じたんですよね。

そのあたりの気づきをお伝えしていくので、ぜひ聞いていってもらえればと思います。

著者プロフィール
ミナト

ミナト

10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら

目次

元パチンコ依存症が海外カジノに行った結果(計3日間)

元パチンコ依存症がカジノに行った結果(計3日間の記録)

2023年9月、ベトナムに旅行に行ってきました。

ミナト

正直いって、カジノはべつに行かなくてもよかったのですが、

日程が7泊8日とけっこう長く、ちょっとやることがない日もちらほらあったんですよね。

そんなこともあって、今旅では3日間(計3回)カジノに行きました。

  • その3回の勝負はどういうものだったのか?

ここからは上記のことを、その日に感じたこととセットでお話ししていきます。

1回目:最速で1万円負けてヤメ

ベトナム・ホーチミンの歌劇場

(ホーチミンの有名な観光スポット「歌劇場」。この建物のすぐ横にカジノが入ったホテルがあります)

最初にカジノに行ったのは、旅行2日目の夜でした。

  • 主要観光地はすでにけっこう制覇していた
  • 事前に下見だけしたところ、けっこう安く遊べそうだった

といった条件が重なり、

イブスター店長

当初はカジノで遊ぶこと自体、あまり考えていなかったそうだが、

1万円くらいなら遊んでいこうかな、という気になったので、行ってみることにしたのです。

行ったカジノは、Googleマップでいちばん評判がよかった「Vegas Club」

カラベルホテルという、ホーチミンの5つ星ホテル内にあるカジノです。

ミナト

それで、ベトナムは法律の関係で、カジノは全部電子ゲーム(ディーラーやチップはなし)になっています

そんななか、ルーレットだけはリアルの盤と球が使われていたので、今回はすべてルーレットで遊んでみることにしました。

1万円分の米ドル(手数料込みで67ドル)を投入し、レートを確認……するも、思っていたよりもミニマムベットが高い。

  • 赤or黒:20ドル(2940円)~
  • 3分の1エリア:10ドル(1470円)~

(※ドル円のレートは当時の1ドル147円で計算)

など、1万円なんて、2分の1を3回連続ではずしたらそれでもうおわりです。

下見で確認した「ミニマム1ドル~」となっていたのは、数字1点賭けなどの話だったようです。

で、さすがに赤黒にはベットできなかったので、3分の1エリアでやっていくことにすると、

  • ほぼなにもできずに1万円は消失!

1回も当たらずのストレート負けはふせげたものの、30分ともちませんでした。

席についたと思ったら、もうおわっていましたね。

初日はそれ以上やる気になれなかった

初日はそれ以上やる気になれなかった
ミナト

でもって、本来の私なら、追加投資をしていたところですが、初日はその気になれませんでした

なぜかというと、このレートのルーレットでは、勝てる気がしなかったから。

やれば確実に負ける。1000%勝てない……!

と、追加投資をしたところで、また1万円なんて、すぐに消えるのが目に見えていたからです。

パチンコ・スロットは、一発のトリガーがあったりするので、いちおうどこからでも逆転は狙えます。

イブスター店長

しかしカジノの場合は、基本的に2分の1でベット額が倍になるだけだ

負けを取り返そうと思ったら、

  • ねばって流れに乗るか
  • 賭け金を上げて、どこかで一撃を決めるか

をしなくてはなりません。

でも、とくに一撃を決めるとかは、もう求めていなかったんですよね。

勝った負けたのハラハラドキドキよりも、ダラダラと遊べたらいいなあ、といった感じです。

ですから、遊べもしないレートだったこの日は、これで終了とすることができたのです。

ミナト

レートの悪さで諦めがついた感じでしたが、いちおう、遊びの範囲でおわらせられたように思います

2回目:「負けを取り返す」が発動してしまった

ベトナム・ホーチミンのABタワー

(ホーチミンで有名なルーフトップバーがある「ABタワー」。このすぐ先のホテルにカジノがあります)

2回目にカジノに行ったのは、いろいろあって落ち込んでいた旅行3日目です。

イブスター店長

なにがあったのかは、そのうち「ベトナム旅行記」で明らかになると思うが、

とにかくナーバスな気分になっていて、すこしカジノで腰をおろすことにしたのです。

1回目の負けでカジノはENDにしようと思っていたのですが、レートの確認だけでも、と行ってみることにしました。

2回目に行ったのは、ニューワールドサイゴンホテル(5つ星の高級ホテル)に併設されたカジノ。

現地の友人から、「カジノに行くならそこがいい」との話を聞いていて、ミニマムベットを確認すると……、

  • 赤or黒:5ドル(725円)~
  • 3分の1エリア:2.5ドル(367円)~

と、レートはめちゃくちゃ良心的!

ミナト

まずは確認するだけ……

のつもりが、レートの安さから、ついついそのまま遊んでみることにしてしまいました。

しかしその結果は、1時間ともたずに、こんどは2万円が消失です。

おまけにこのときは、レートの低さから「これなら勝負になる」とも感じ、負けたままで退けなくなっていました。

負けたら負けを取り返す……。

この心理は、取り返せる可能性が感じられれば、使う金額が低くても発生しやすくなるのかもしれません。

私はここで、2万円分の米ドルを、クレジットカードで追加購入することにしてしまったのです。

ちなみにベトナム旅行でカードを(お店で)使ったのは、この1回きりでした。そうしてしまうほどに、このときは負けたままでは退けなくなっていたように思います。

運よく取り返せたからよかったものの……

負けを運よく取り返せたらからよかったものの
イブスター店長

で、追加投資をしてどうなったんだ?

というと、その2万円も、ほぼストレートで飲まれかけてしまったんですよね。

ミナト

ただ、最後投げやりでベットした残りが当たって、

そこから運よく、この日はプラマイゼロ(換金手数料込みで260ドル)まで回復。

最悪の結末だけは、なんとか回避することができたのです。

イブスター店長

まあ正直、この日は運に助けられただけで、あまりよくなかったな

あのまま追加投資分も飲まれていれば、

  • またクレジットで……

をやっていた可能性はじゅうぶんにありました。

そうなっていたら、ほんとうに負けるところまで負けていたと思います。

「金額を決めて遊ぶ」というのは、まだ私には、できないことなのかもしれません。

3回目:ギャンブルは時間の無駄だと感じた

ホーチミンのABタワーの下にあるコーヒー店

(さっきのABタワー1階にあったコーヒー店で熟考。ラストにもう1回だけカジノに行くことにしました)

3回目にカジノに行ったのは、ちょっと時間があった旅行4日目です。

「最初に負けた1万円分(約65ドル)をサクッと回収して、それでおわりにしよう」

そう思い、1~2時間だけと、2回目とおなじカジノに行きました。

ミナト

まあでも、この65ドルが、なかなか取り返せなかったんですよね

勝った負けたのくりかえしで、ただ時間だけが過ぎていきます。

それでも最終的に流れに乗れて、1.8万円くらい勝てたのです……が、そのときに感じたのはつぎのことでした。

これだけ必死こいて、時間を消費して、おこづかい程度のお金が増えて……で、それがいったい何になるんだ?

お金は働いて稼げばいい話で、まっとうな手段で稼ぐ副業がいまの私にはあります。

ですから、ギャンブルで多少のお金が増えたところで、もはやうれしさはありませんでした。

イブスター店長

それから、これも「ベトナム旅行記」でくわしい話はすると思うんだが、

結局4時間ほどカジノでねばっていたせいで、かなり重要な機会をロストしてしまったんですよね。

  • 勝ちの2万円なんてどうでもいい、もっと大事なしたかったこと

これを、勝ってもしょうがないギャンブルをしていたせいで、できなくなってしまったのです。

このことから、「ギャンブルはやる意味がない」と、カジノを出て強く感じました。

ギャンブルはやる意味がない

ギャンブルはやる意味がない

これは、パチンコは時間の無駄(人生を損するだけ)の記事でも書いてあるとおりです。

結局のところ、カジノも時間の無駄で、大事な機会を損失していくだけのものだと感じました。

ミナト

負けたら負けを取り返したくなるのは、これはもう、人間の心理なので難しい部分もあると思います

でも、負けを取り返せたら取り返せたで、だからどうしたという話になりました。

  • 勝てた(取り返せた)としても、微々たる金額なら、働いて稼げばいいだけの話
  • 必死にギャンブルにしがみつく必要もなく、取り返そうとやっきになる時間が無意味

そうなると、カジノはなんのためにするのか?

イブスター店長

ドキドキ・ハラハラを楽しみたい人には、たしかにカジノはいいかもしれない

でも私は、そういうのはもう求めていないため、スリルとかはべつによくなっていました。

またカジノについて、つぎのことを以前私は言っていましたが、

  • お客さんとワイワイ話しながら遊べるのがバーみたいで好きだ

いうほどワイワイ遊べるわけでもなく、旅行者と話したいなら、それこそ最初からバーにでも行けばいい話です。

カジノはお金がかかっているので、ため息・舌打ちなど、けっこうイライラしている人は多いです。

そしてカジノにいる時間は、

ココにベット。コレが外れたら、つぎはココにベット。

と、やっていることは同じことのくりかえしで、時間つぶしにしかなりません。

ミナト

その時間は、もっとほかのことに有効活用できるはずで、きっとそのほうが楽しいはずです

以上のことから、旅行中のカジノは、時間の無駄だと強く感じました。

負けたら負けを取り返したくなりますし、取り返せれば、たしかにホッとはします。

でも、勝ててもお金を増やす意味を感じられず、そこに機会損失まで加わるとなれば、必死にねばる時間がムダでもったいない。

それなら、最初からカジノには行かず、ほかのことをしていたほうがはるかに有意義だったな、と感じたわけです。

今回のまとめ

  • 確実に負けると感じた勝負にはお金を使う気にならない
  • 負けを取り返せる可能性が見えると、少額でも取り返したくなるのかもしれない
  • しかしカジノは、勝てたところで意味がなく、結局は時間の無駄だと感じた

今回の海外カジノでの検証は、運に救われたのもあって、遊びの範囲でおえられました。

イブスター店長

途中の2回目は、遊びではすまなくなりつつあったわけだが、

でも、そのおかげで「カジノに行くこと自体が時間の無駄」だと考えられたので、これは大きな発見だったと思っています。

ミナト

以前は、カジノで遊べるようになりたいと思っていた時期もありました

しかしこれも、コロナ禍などで生活習慣が変わったせいか、その気持ちもなくなっていました。

じっさいにカジノに行っても、またカジノに行きたいとかは感じていません。

いろいろと経験するなかで、ギャンブル自体が、私にとって不要なものになってきているのだと思います。

おなじく以前は、

  • マカオ・ラスベガス

といったところにも行ってみたいと思っていましたが、いまはその気持ちもありません。

カジノはホテルや内装が変わるだけで、景色も変わらず、基本的にやることはどこも一緒。

それなら、ほかを観光したりしていたほうが、カジノで遊ぶより、ずっと刺激的で楽しいからです。

ミナト

今後、また時間が空いたときは、カジノに行くこともあるかもしれません

そのときがきたら、

  • 「ここまで」と決めた(なくなってもいい)金額でおわらせられるかどうか

をつぎの課題としたいと思います。

いまよりお金を稼いで、数万円ならなくなってもいいくらいになっておくのが、ひとまずの対策になりそうです。

もっとも、積極的にカジノに行きたいとかはもうホントにないです。

時間がもったいないので、できるだけカジノには行かないようにしたいと考えています。

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