【成功体験】パチンコ依存症だった私がギャンブルに見せられた3つのマボロシ

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【成功体験】パチンコ依存症だった私がギャンブルに見せられた3つのマボロシ
ミナト

私はパチンコ・パチスロを10年以上やめられなかった元ギャンブル依存症者です

そんな私がパチンコにハマり、なかなか抜け出せなかったのは、「成功体験」も大きくかかわっていたと思っています。

この記事では、成功体験とギャンブルについてお話しします。

この記事の内容
  • 成功体験とは?パチンコであった3つの経験
  • パチンコの成功体験はいますぐに捨てたほうがいい理由
  • パチンコ依存症の私がレース系にはハマらなかったワケ

さきにいうと、成功体験というのは、「ギャンブルで勝っておいしい思いができた経験」みたいなものです。

私の場合、レース系ギャンブルではまったくでしたが、

イブスター店長

その代わり、パチンコではいろいろあったわけだ

そういった成功体験とパチンコについてを、私の実体験をもとにお話ししていきます。

いちばん大事な、パチンコでの成功体験はすぐに捨て去ったほうがいい理由も解説するので、こちらとあわせてどうぞ。

著者プロフィール
ミナト

ミナト

10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら

目次

成功体験(ギャンブル)とは何なのか?

成功体験(ギャンブル)とは何なのか?

そもそもの話で、ギャンブルでいうところの「成功体験」とはなんなのか?

冒頭でもかるくふれましたが、このことから確認しておきます。

ミナト

これは、つぎのように私は認識しています

成功体験とは?

ギャンブルで勝って人生がうまくいった(またはおいしい思いができた)体験・経験のこと

  • ビギナーズラックで大勝ちした
  • パチンコで勝ったお金で支払いができた
  • 欲しいもの、買いたかったものが買えた

などなど、ギャンブルで勝って、人生がうまくいったり、おいしい思いができたり。

そういった、「勝ってうまくいった経験」こそが、ギャンブルでいうところの成功体験です。

イブスター店長

著名人で有名なものだと……、

元力士の貴闘力の話があります。

貴闘力(たかとうりき)さんの話

お父さんがギャンブル依存症。

父への借金取りから逃れるために、小学校を転々とするなど、子どものころはギャンブルが大嫌いだった。

(力士の道を選んだのは、お父さんから逃れるためだった)

ところが、ギャンブル好きの力士にさそわれるうちに、麻雀・競馬・競艇などにハマっていく。

十両昇進後、化粧まわしや着物代で400万円が必要になり、これをなんとか工面するも、お金をあずけた人に持ち逃げされる。

手もとにのこったのは、わずか10万円。

ヤケになって競馬場に行き、全額を知らない馬に賭けて……。

と、なんとそれが大当たりで、競馬場を出るころには必要な400万円を手にしていた。

(※この成功体験がギャンブルに拍車をかけ、最終的には5億円負けたそうです)

ミナト

稼ぎがある人だと、レベルもちがってきます

でも、ギャンブルにハマる人は、だれもが自分のなかでの成功体験を経験しているはずです。

そしてこの成功体験があると、

  • 過去の成功を忘れられずに、成功をもういちど体験したくなってくる

と、成功体験をリピートしたくなるので、どんどんギャンブルにハマっていってしまうのです。

パチンコ依存症の私が経験した3つの成功体験

パチンコ依存症の私が経験した3つの成功体験

ギャンブルは成功体験があると、ハマりますし、リピートしたくなります。

ミナト

もちろん、私にも成功体験はあって、いまでも思い出せます

ここでは、そんな私が体験した(とくに記憶にのこる)3つの成功をお話ししましょう。

このあとの話にもかかわってくることなので紹介します。

「私がギャンブルに見せられた3つのマボロシ」です、どうぞ!

1. ビギナーズラックで5000円が10万円になった

ビギナーズラックで大勝ちした(5000円が10万円になった)
イブスター店長

まずはビギナーズラックの話だな

はじめてパチンコに行った日に、「手持ちの5000円が10万円に化ける」という経験を私はしました。

ビギナーズラックとはまさにこのことです。

すべてのハジマリ(きっかけ)となったのが、この初パチンコでした。

ミナト

当時、私はまだ高校生で、アルバイトもしたことがない若造でした

しかしパチンコ自体はゲーセンで遊んで知っていたので、お小遣いの5000円を持って、ある日パチンコ店にむかったわけです。

するとどうでしょう!

イブスター店長

こんなことが実際にあるんだなあ

最後の最後、打ちだされたラスト1発が、なんと「突確」で当たってしまったのです!

確変状態でも玉がないので、私は家に電話をして、父に来てもらうことにしました。

もしこのとき、父がこのように言っていたら、

父「なにおまえ高校生のくせにパチンコなんかやってんだ! おまえにはまだ早すぎる! これはお父さんがやっておくから家に帰りなさい!」

その後の私の人生は変わっていた……かもしれません。

ミナト

いや、どうせパチンコにはその後も行ったはずなので、なにも変わらなかった気がしますが……、

とにかく、そんなことをいわずに父はお金を貸してくれます。

そうして最後は、ふたり並んでパチンコを打っていました。

で、私の台だけぶっ壊れたように当たりまくり、例の10万円のビギナーズラックです。

その日から、増えたお金を軍資金に、私はパチンコや、スロットもやるようになりました。

このとき見た景色は、いまでも鮮明に思い出せます。

それくらいこの成功体験は、私にとっては衝撃的で、なおかつ感動的なものでありました。

2. 付き合っていた彼女に貢げた

付き合っていた彼女に貢げた
イブスター店長

これは……学生時代(高校卒業後)の話だそうだ

当時、いろいろあって社会人の女性と、ほんのすこしのあいだお付き合いをしていました。

その彼女に貢げたのは、パチンコ・スロットで勝てていたからにほかなりません。

これも私のなかでは、記憶にのこる成功体験です。

ミナト

そもそもの話、学生はお金がないわけです

それでも、

  • ランチだ、夕食だ、なんだかんだ

そんなことをいっていると、1日に1万円とか2万円とかのデート代がかかってきます。

相手は社会人だったので、私よりお金はあるはずでした。

でもお金は、こちらが全部払いたかったんですよね。

当時の私は、その年上の彼女に惚れ込んでいて、ムダに見栄を張りたかったのです。

自分は学生で相手は社会人、という差を埋めたかったのもあったと思います。

イブスター店長

そこでどうしたか?

もちろん、パチンコ・スロットで勝つしかありませんでした。

しかも、運がいいもので、そのときだけはたまたま勝てていたんですよね。

ミナト

まだパチンコ店も還元があった時代です

設定狙いがわかりやすい店が近所にあって、かなりの率で高設定をツモれていました。

そして勝ったお金で、週末は彼女とデートに行くことができ、私はお財布役をはたせたのです。

でも、パチンコで勝てていたのも、彼女と遊べたのも、ほんの一瞬のことでした。

  • パチンコ店は経営の悪化で勝てなくなり、
  • 彼女からは、ある日突然別れを告げられた

じつは私は、二股で遊ばれていただけだったのです。

3. パチンコで勝って借金を返せた

パチンコで勝って借金を返せた
イブスター店長

……最後に、これは「学生時代・社会人時代の両方」だそうだ

パチンコ・スロットで勝って、借金を返せた(または減らせた)経験がありました。

「助かった!」という意味での成功体験だったら、これもはずせません。

ミナト

私のパチンコ人生は、借金とともにあって、学生時代からずっと借金をしていました

学生時代は、借りていた奨学金すらもパチンコに使っていました。

でも、借金をするにも限界というものがあるわけで、

  • もうこれ以上は借りられない、自力ではホントに返せない

こういった、限度額いっぱいとか、収入からして返済不可能とかはありました。

それで、こうした借金でピンチのときに、パチンコで勝って返済がうまくいってしまったことがあったんですよね。

つぎのようにして、です。

  • 学生時代:奨学金の前借り+パチンコの勝ち分で、そのときの借金を全部返せた
  • 社会人時代:収入的に返済ができないなかで勝ちがつづき、借金を大幅に減らせた

パチンコの借金は、ある程度の金額までいくと、返済は不可能に思えてきます。

それをギャンブルで勝って返せたのは奇跡に近く、その成功体験も、私の記憶に深く刻まれることになったのです。

注意!上記の話は真に受けないでください

いちおういっておきます。

パチンコで勝って借金を返すなんていうのは、それこそ不可能な話です。

ミナト

たしかに私も、うまくいった経験はありました

でも、それ以上に負けて借金を増やすばかりだったのは、いうまでもありません。

ですから、もしキャパオーバーの借金をしているなら、

イブスター店長

パチンコで勝ってどうこうなんて考えずにだな、

つぎの記事から対策に進んでください。

こちらの記事では、

  • どうしてもまたパチンコに行ってしまう
  • 返しては借りてをくりかえして返済が進まない

このような事態をふせいで、返済をうまく進めるコツを紹介しています。

それでも返済がむずかしい場合、借金を減らして返済をラクにすることもできます。

その手段もあわせて解説してあるので、借金で困っているなら確認しておいてください。

パチンコの成功体験はいますぐに捨て去ろう!

パチンコでの成功体験はいますぐに捨て去ろう

ここまでの話で、つぎのことがわかりましたが、

  • 成功体験があるとギャンブルにハマる
  • だれもが自分のなかでの成功体験を経験してきた

この話をもとに、いちばん大切なことをお話しします。

パチンコなどのギャンブルでの成功体験は、いますぐここで捨て去りましょう。

イブスター店長

なぜかというとだな、

成功体験を持ちつづけるかぎり、ギャンブルの呪縛からは逃れられないから。

パチンコをやめようと思うときでも、やめられたあとでもおなじです。

過去の成功にしがみつきつづけるかぎり、いくらでも、私たちはパチンコ店にもどってしまうのです。

ミナト

当時は、つぎのようなことは、私もよく考えていました

  • 勝ったらあれを買おう
  • 万枚を何回か出せれば借金を返せる

結局のところそれは、パチンコでうまいことできた記憶があって、成功の再体験を狙っていたからです。

でも、その結果どうなったかというと、ほぼすべてで負けて状況は悪化しただけでした。

常習的なパチンコをやめられたあとでも、年イチくらいでスリップ(再パチンコ)していた

その原因も、やはり大半はこれ(成功体験)でした。

お金に困り、自力ではどうにもならず、それでもお金は必要となったら、どうするか?

そこでパチンコでの成功体験がよみがえり、あっけなく私は、パチンコ店にもどってしまったりしていたのです。

ミナト

成功体験を持ちつづけるかぎり、いつまでたっても、パチンコへの依存は断ち切れません

もっとも、過去の記憶は抹消できるものではないですし、ギャンブルでの成功体験は(私もいまでも思い出せるように)強烈です。

ですから、あれは過去のことだったと区切りをつけ、

「偶然おこった、たまたまの話で、再度体験できるものではない」

と考え、再現はできない昔の話として、頭の片すみに追いやっておくのがいいでしょう。

イブスター店長

初めて炭酸ジュースを飲んだ感動は、二度と味わえないんだ

初めての恋やら、初めてのナンやら、そのようなものと一緒です。

ギャンブルでの成功体験は、そういった、二度と起こらない、体験できないもので、追っても意味がないものなのです!

賭ける金額を上げたりすれば、過去の成功の再体験や、上回ることも可能でしょう。でも、

  • 追い求める最初の成功体験こそが、記憶にのこる最大の成功でありつづける

ような気がします。ですから、成功体験を追ったところで切りがなく、それを超えることは二度とないと思います。

ミナト

ということで、私たちをギャンブルに縛りつける成功体験とは、今日この場でお別れです

私の場合、ほかではカジノでの成功体験(破滅寸前からの逆転)とかもありましたが、そういうのとも全部お別れしました。

昔のこととして、「そういうこともあったな」くらいに考えていますよ。

余談:私がレース系ギャンブルにはハマらなかったワケ

余談:私がレース系ギャンブルにはハマらなかったワケ

それと、これは余談ですが、私は競馬などのレース系ギャンブルにはハマりませんでした。

ミナト

その理由も、成功体験はかかわっていたと思うので、補足しておきます

これは単純な話で、レース系でまともに勝てたことがいちどもなかったんですよね。

レース系ギャンブルに関しては、つぎの記事に体験談として書いてありますが、

その2回ともダメで、その後も何度か行ったときもダメでした。

いちどもそれらしい成功をしたことがなく、正直いって、いまだにレース系ギャンブルのおもしろさはわかりません。

イブスター店長

勝てたタメシがないギャンブルにハマれることもなく……

だから私は、パチンコ・スロットには依存したものの、レース系ではそうはならなかったのでは? と思っています。

ミナト

もちろん、好みの問題もあったはずです

私はもともとゲームが好きで、パチンコ・パチスロは、最初はゲーセンでもじゅうぶん楽しめました。

当たらなくても、打っているだけで楽しいと感じました。

そういったゲームとかレースとかの好みでも、ハマるハマらないはあったでしょう。

でも、競馬でデカい当たりを引いていたら、絶対に私は、その成功を再体験しようとしたはずです。

(※わりと研究熱心なほうなので、勝てたなら、勉強して知識をつけてさらに……となったと思います)

イブスター店長

そこ(成功する)までつづけられなかったのも、レース系にはハマれなかった理由だな

ようするに、ギャンブルは、成功体験があるからこそハマれるものだという話です。

しばらく成功がなくても、

  • パチンコなど、そのギャンブル自体におもしろさを感じられれば、

そのままやりつづけることでしょう。

そうすれば、いずれは成功を体験する日もくるわけで、そこからどんどんハマっていくのです。

今回のまとめ

  • ギャンブルは成功体験があると再体験したくなってハマる
  • だれもが自分のなかでの成功体験を持っている
  • しかし成功体験を持ちつづけるのはよくないので、お別れしよう

ギャンブルでの成功体験は、おそらく、

自分のギャンブル人生のなかでの最上の思い出

のようなポジションに君臨していると思います。

ミナト

でも、これまでお話ししてきたとおりです

成功体験を持ちつづけるかぎり、私たちは、パチンコなどに行きたくなります。

何年やめていても、お金に困るなどして再体験が必要になったら、もうアウトです。

ですから、成功体験は過去のこととして、このへんでお別れするのがいいでしょう。

イブスター店長

そして気づくべきは……これだ!

成功体験は、なにもギャンブルというジャンルにだけ存在するものではないですよね?

そう、仕事や副業などで成功することだって、立派な成功の体験・経験なのです。

ミナト

つまり、真に追うべきは、そういったホンモノの成功体験なわけです

そのような努力の賜物を積み重ねることが、人生を豊かにしていくのだと私は思いますよ。

人生での成功をつかむためには、まずはパチンコをやめること。

それから、お金は働いて稼ぐものと認識をあらため、努力することです。

努力はけっして自分を裏切らないので、ぜひ今日から、いろいろトライしてみてくださいね。

イブスター店長
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