
今日は仕事が早く終わったから……



明日はまる一日休みで時間があるから……
このような空いた時間は、パチンコに行きたくなる衝動が大きくなってしまいがち。
とくに朝から自由な休日は、「行かない」が失敗してしまう危険性がもっとも高くなる日でもあります。
ただ、パチンコに行きたい欲(衝動)にとらわれるまえの、つぎのような状態なら、
- パチンコに行きたい、パチンコを打ちたいとまだ考えている段階
- パチンコに行くか迷う(悩む)
- パチンコに行くか行かないか決めかねている
「ほんとうはパチンコなんて行きたくないのに、どうしても行きたくなって行ってしまう……」
そのような失敗をふせぐ強力な方法があります。
そこで本記事では、そんなパチンコに行きたくなくなる「奥義」を紹介します。



土日などの休みの日には、絶大的な効果を発揮する方法です
だれでも簡単に再現できるので、パチンコに行きたくなったら、どうぞ使ってみてください。
ちなみに重度のギャンブル依存症だった私の場合、これを使った日にかぎっていえば、実践上は100%で成功していますよ。
パチンコに行きたい「思考」を消す奥義
この記事でお話しする方法(結論からいうと「寝る」)では、パチンコに行きたい「思考」を強制的に消します。
具体的に解説していくまえに、まずはパチンコに行ってしまう原因を考えてみましょう。
禁パチンコが失敗する(パチンコに行きたくなる)のは、基本はつぎのどちらかだと思います。
- 夕方以降がフリーになる「アフター5」
- まる一日自由な時間がある休日
ただ、やはり開店時間からパチンコ店に行ける休みの日が、もっとも危険な日であるといえるでしょう。
そのなかでも危険なのが、精神的に不安定になったときや、ふと気が抜けてしまったときの休日です。
- 仕事でなにかいやなことがあった
- プライベートでやる気がなくなる出来事があった
- なにも考えたくなくなってきた
そんなことがあったあとの休みの日は、なにもする気がなくなり、パチンコでうさ晴らしをしたくなってきます。
パチンコ店に逃げ込みたくもなりますし、気がゆるんだときは、「ちょっとくらい大丈夫かな」とも思ってしまいます。
そして、そのような状態で迎えた休みの朝、もしくは昼前に、



パチンコでもしに行こうかな、でもやっぱり……
という葛藤が起きてしまって放っておくと、いつのまにか着替えだしていて、気づけば家を飛び出していた、なんてことになってしまうのです。
でも、「パチンコに行こう、やっぱりやめておこう」が、
「パチンコに行こう」優勢になってしまうまえにあることを実践すれば、
この葛藤を強制終了させられます。
では、その方法とはなにか?
……とりあえず寝ることです。
パチンコに行きたくなったら昼寝!その効果とは



昼寝? いやいや……
と、思われるかもしれませんが、まあそういわずに「昼寝の効果」を聞いてください。
まず、パチンコ店にはかならず営業時間がありますよね?
基本は朝10時からですが、私の経験からも、お店が開店してから時間が過ぎれば過ぎるほど、パチンコに行きたくなる衝動は弱っていきます。
私たちは、損をした気分になるからです。
- もっと早く行っていればより長く遊べたのに
- 開店ダッシュを決めておけば一日中遊べたのに
もっと遊べたのに、寝ていたせいで、その時間を減らしてしまった……。
そうなると、パチンコに行きたい熱も、(損した気分によって)なんだか冷めてきたりもするのです。
そもそも人間は、損をするのをきらう心理的傾向があるとされています。
パチンコで負けると、負けを取り返そうとやっきになりますよね?
それとおなじ話で、開店時間を超えて寝ていると、(朝イチで行けなかった損を取り返すためにも)日をあらためよう……ともなるのです。



まあ、そうかもしれないけどさ……
と、これだけでは納得がいかないと思うので、昼寝の効果をさらに掘り下げてみましょう。
時間がたてばたつほど行く気はなくなる
つづいて、一般的な平日の朝から働いて、夕方ごろに仕事がおわる場合で考えてみましょう。
パチンコ店に行けるようになるのは夕方の5~6時以降になるので、遊べる時間はせいぜい4~5時間程度。
一方で休日は、開店から行けるため、まるまる12時間ほど遊べることになります。



3倍は大きいですよね
そんな貴重な休日に、パチンコ店に行く時間が遅くなってしまえば、やはりとんでもない損をした気分になります。
加えて、この遊べる時間が平日とたいして変わらないところ(夕方)までくると、「わざわざ今日行く必要もないか」ともなるわけです。



なるほど
さらにいうと、開店時間を過ぎてもパチンコ店に行く行動を起こしていないと、つぎのようにも思えてくるもので、
- 朝から行けたのに間に合わなかった
- すでに台が埋まっているかもしれない
パチンコには、よけいに行く気がなくなってきます。
このことから、以下のようにいうことができるでしょう。
休日は開店前の午前中と、時間に余裕がある昼過ぎを死守できれば、そのままパチンコに行かないですむ確率が飛躍的に上がる
そして、その危険な時間帯の葛藤や思考を強制的にシャットダウンできる方法が、この「昼寝」なのですね。



寝てしまえば「葛藤も思考」も何もないですからね
そう、昼寝をしているあいだは「パチンコに行きたい」もなにもない(+そのあいだは絶対に行けない)のです!
パチンコに行ってしまう前にすべき3つの手順



なんだかいけそうな気がしてきたな
それではさっそく、パチンコに行ってしまう前にしたい「昼寝」の手順を見ていきましょう。
「昼寝ごときに手順もなにもない!」と思われるかもしれませんが、よく眠れるコツがあるのです。
具体的に3つの手順にわけて見ていきますよ。
1. 糖質多めの食事をとる


休日の朝は、なぜかパチンコ店の開店前(8~9時ごろ)に目が覚めてしまうもの。
おそらく、このときからすでに、パチンコに行こうか迷う「葛藤」は始まっていると思います。
そこで、まずは落ち着いて朝ごはん、または(起きたのがもう少し遅ければ)お昼ご飯を食べましょう。
そしてこのとき、ご飯や麺類などの糖質が多いものから食べると、奥義である「昼寝」はより効果を発揮します。
私たちが食後に眠くなる原因は、食事による血糖値の急激な上昇と、それを低下させようとするインスリンというホルモンの分泌によるものだから。
いちどに多くの糖質を摂取して高い血糖値が維持されると、インスリンが強くはたらき、エネルギー源であるブドウ糖が不足。その結果、脳のはたらきも低下して眠気が生じてくる、という話です。
ようするに、糖質が多い「米・麺・パン・お菓子」などをたくさん食べると眠くなりやすいということですね。



まあ私はなにを食べても眠くなりますが……
私のように修行をつめば、なにを食べても眠くなるようになれるので、とにかく食べてください。
パチンコ店がすでに開店していたとしても、「昼ご飯だけは食べておこう」と考えて、ひとまずは食事に集中しましょう!
食欲が満たされることでも効果は激増する
またご飯を食べることで、人間の三大欲求である「食欲」が満たされ、それによってもパチンコに行きたい欲は抑えられます。
代償行動といって、ほかで欲を満たしてあげれば、パチンコ欲を満足させることもできるのです。



ですから、食事をとるのはかなり大事です
外に買い出しに行って危険が増す場合は、出前を利用するのも効果的です。
- Uber Eats
- 出前館
など、便利な出前サービスはたくさんあるので、とくに最初の期間は利用してみてください。
お金がないときは、「デリズ
ゴーゴーカレーなどの人気チェーン店監修のご飯もあるので、こちらも要チェックですよ。
後払い・ツケ払いOK
2. そのままベッドに横になる


お昼ご飯を食べて気持ちがよくなってきたら、ベッドに横になって休憩します。
メガネをしているのならそんなものは外してしまい、部屋の電気もオフにしてしまいましょう。
昼間の休憩は、窓から差し込む明かりだけでじゅうぶんなのです!
するとどうでしょう、だんだんと眠くなってきましたね?
そうしたら、あとのことはなにも考えずに、お昼寝をするだけです。
目覚まし時計なんてかけず、好きなだけ眠ればいい。
パチンコに行くかまだ迷っていたとしても、「寝て起きてから考えよう」ということで、睡眠欲に身をゆだねてしまいましょう。
3. パチンコに行かずにすんだ成功に酔いしれる


ぐっすりと寝て起きたら時間を確認します。
そうすると、私たちの思考は、以下のようになっていることでしょう。
- 昼過ぎ~夕方前
「開店から時間もたっているし、やっぱり今日はやめておこう」
- 夕方過ぎ
「時間も遅いし、平日に行くのと変わらないからもういいや」
- 夕方過ぎ~夜
「しばらくしたらパチンコ店も閉店だし、もう行くのは無理だな」
ちなみに、目覚めがお店の閉店時間を超えていれば、(当然ながら)パチンコに行くのは物理的に不可能となります。
ようは、寝れば寝るだけ効果は強力になっていく、ということです。
以上で、この日の禁パチンコは成功です。
おめでとうございました!



にわかには信じがたいけど……
と、感じるかもしれませんが、まずは、だまされたと思って実践してみてください。
かなり強力な効果があることは、(歴10年以上の)元重度のギャンブル依存者だった私が保証します。
それに、やることは「寝るだけ」ですからね。
休日はパチンコに行かなくてよかったで終わる
お店の営業中は思考をシャットダウンし、パチンコに行ける時間を強制的に消し去る奥義「昼寝」。
しかし、強力な効果を持つこの禁パチンコ奥義には、強力な効果を持つゆえの副作用があります。
夜眠れなくなることです。
- 日中に寝すぎてしまって夜なのに眠れない
- 徹夜で仕事に行くことになってしまいそう
こういったことは、まあ起こりうる話でもあります。
でも、この方法を実践してパチンコに行くのをがまんできれば、パチンコに行かずにすんだその日の夜になって、きっとこう思えるはずです。
今日は(今日も)やっぱりパチンコに行かなくてよかった。
いくら夜に目がさえて活動的になっていたとしても、パチンコ店は深夜は営業していないので行くのは不可能。
その点を考えれば、やはり夜眠れないデメリットよりも、日中のパチンコを回避できるメリットのほうが大きいといえますよね。
休日をむだにしたなんてことはない
また夜になってから、せっかくの休日を「むだに過ごしてしまった」と感じることもあるかもしれません。



でもその一日は、けっしてムダにおわったわけではないですよね
なぜなら、まる一日パチンコ店に行けたのにもかかわらず、パチンコに行かずに一日をおえることができたからです。
禁パチンコが2週間、1か月、2か月……とつづいていけば、パチンコの衝動にとらわれずに、うまく時間を使えるようにもなっていきます。
ですから、まずは最初の1週間&2週間、それができたら、つぎは30日間を目標に継続させてみてください。
休日に関していえば(週休2日であれば)、たったの4回、そのつぎは計8回程度をクリアすれば、もう1か月ですよ!
最初の1週間に特化した脱パチンコ術
パチンコに行きたくない時に取るべき手段(番外編)
パチンコに行きたくなったときは、この「昼寝」を駆使することで、高確率で失敗はふせげると思います。



ただ、手段は多いに越したことはないですよね
そこで最後に、ここでは、べつの方法もいくつかご紹介しておくことにしましょう。
「昼寝」とあわせて使えば、より効果も期待できると思うので、こちらもあわせてどうぞ!
RSNに電話してみる


RSN(リカバリーサポートネットワーク)という相談機関に電話をかけ、話を聞いてもらう方法です。
そもそもの話、ギャンブル問題を理解してくれる人が周囲にいる、ということはそうそうありません。
だから、私たちはひとりで問題をかかえこんでしまい、そして失敗から抜け出せなくなってしまうのです。
しかしこのRSNでは、そういったパチンコ・パチスロ問題を、相談員が電話で真剣に聞いてくれます。



パチンコに行きたくなった時も電話してください
じっさいに私も電話したことがありますが、相談員の方もそのように言ってくれました。
- 人に悩みを打ち明ける
- 欲・衝動が強いときに話を聞いてもらう
そうすることでも、パチンコに行きたい欲は静めることができます。
お店の開店時間が過ぎても行きたいときなどは、ためしに電話をかけてみれば、成功率もよりアップすると思いますよ。
RSN詳細はこちら
ほかの趣味で気をそらす


パチンコを打ちたい……の気をそらす手段として、パチンコ以外の趣味をつくりましょう。
パチンコに依存すると、興味関心がそれに集中してしまい、ほかのことには楽しみを見いだせなくなります。



なので「行きたい欲」が発生するとピンチになると
なぜかというと、欲が発生してからは、パチンコのことしか考えられなくなるからですよね。
だからこそ最初のうちは、その思考を完全にカットできる「昼寝」が最強の手段となるのです。
ただ、この行きたい欲は、パチンコのことだけを考えない、つまり「べつで気をそらしてあげる」ことでも回避可能です。
ようは「ほかの趣味・暇つぶし」をつくって、パチンコに行きたいときは、思考をそっちに向けるという話です。
じっさいにこうすることでも、パチンコに行かない状態は維持できます。
午後に起きて、それでも行ってしまう場合などは、ぜひこの方法もあわせて使ってみてください。



最初は暇つぶしで大丈夫です
つづけているうちにパチンコ以外にも楽しさを感じられるようになりますし、それに、暇つぶしでもじゅうぶん気はそらせますよ!
パチンコ以外の趣味・暇つぶし11選
今回のまとめ
- パチンコに行きたくなったらとりあえず昼寝
- 眠りについたさきに広がるのはパチンコとの葛藤はない世界
- 夜なかに目がさえるかもしれないが、パチンコ店は営業していない
禁パチンコ奥義「昼寝」は、夜勤あけや、仕事が早くおわったときにも使うことができます。
その場合は昼寝ではなく、仮眠や夕寝になりますが、本質的な部分はなにも変わりません。
ぜひいろんな時間にためしてみてください。
また、パチンコの衝動にとらわれてしまうと、葛藤の余地なしに、パチンコ店に直行してしまうことも多いです。
ですから、そうならないためにも、
- パチンコをやめる方法を駆使したり、
- パチンコ以外の趣味・暇つぶしをつくったりして、
ふだんから衝動を大きくしないようにしてみてください。
この奥義をきわめると、もはや昼寝をする必要もなく、開店時間を超えただけでもパチンコに行く気が失せるようにもなります。
免許皆伝者は、眠ることで意識を消失させる必要もなく、覚醒状態でもパチンコとの葛藤のない世界へ行けるのです。
重度の依存者だった私でもできたのですから、きっとその「無」の世界へ行けます。
だからこそ、まずはよく食べ、よく眠ってみてくださいね。
借金があるならこれも解決しよう
第2の(最終)奥義も伝授する
パチンコに行くのを我慢する方法
コメント
コメント一覧 (6件)
今日、この方法で行かずに済みました。
ありがとうございます。
おお、わざが成功したのですね。おめでとうございます。この調子でがんばってみてください。
私はパチンコに行かなくなったいまでもよく昼寝をしていますが、寝て起きると頭もすっきりしますし、昼寝の時間を調節できれば、時間もより有効活用することができるようになると感じています。昼寝をするメリットは、思った以上に多いのかもしれませんね。
残念ながら重度の依存症の人は、昼寝して損した気分にはなっても、結局その後でも打ちたいから打ちに行くので、意味がないですね。
時間が少しでもあれば行ってしまうというのは、私も経験があるのでわかります。しかし、それならば極端な話、毎回使えるわけではないものの、朝まで徹夜して閉店時間近くまで寝ていれば、ひとまずはその日にかぎっては行かずにすむということにはならないでしょうか?(不眠などがある場合は除く)
私も、この方法だけですべてが解決するほど、ギャンブルへの依存はあまいものだとは思っていません。だからこそ、成功率をさらに上げるための方法などもあわせてご紹介しています。
また、私はなにかをすること自体に意味があると思っているので、たとえ失敗したとしても、それはなんの意味もなかったとは思いません。ほんとうに意味がないのは、なにもしないことであって、なにかをするだけでも、新しい発見があるものだと考えています。
1日だけでも成功すれば、そこから得られるものは、なにかしらはあるのではないでしょうか。
私は、この方法で2年半脱パチンコに成功してます。ありがとうございます。
コメントをありがとうございます!
本記事の方法で2年半もの脱パチンコにご協力できたかと思うと、感慨深いものがあります。
私はいまもお昼ご飯を食べると確実に寝てしまうので、この方法の100%は維持できています(笑)