パチンコがやめられないです。だれか助けて……
パチンコ・スロットは、依存が進行すると、意志の力だけでやめるのは不可能になってきます。
しかしこの問題は、「人に助けて」もらうことでも解決していけます。そして助けてくれる場所もあるので安心してください。
この記事ではそんな、パチンコを辞めたいのを人に助けてもらう方法をまとめて紹介していきます。
- ギャンブル問題を人に助けてもらうメリット
- パチンコをやめたいのを人に助けてもらう8つの方法
私は10年以上パチンコ・スロットがやめられなかった、元ギャンブル依存症者です
パチンコをやめたいと強く思っても、どうしてもまた行ってしまって、行けばパチンコ通いは再開……。
これを10年以上ひたすらくり返してきました。
そんな私がパチンコをやめられたのも、最後は「もうこれしかない」と考えて、人に助けを求めたからでした。
- 今日でやめる! と意気込むもすぐに失敗してしまう
- 何度も失敗していてもうムリなんじゃ……と感じている
そんな状態でもまだ手はあるので大丈夫です。
これまでがダメだったとしても、これからはきっとうまくいくので、いっしょに確認していきましょう。
それから、パチンコを辞めたいのを人に助けてもらうメリットも解説していくぞ
パチンコがやめられないときは、なぜ人に助けてもらわなければならないのか?
これもわかるようになるので、こちらもあわせてごらんください。
ミナト
10代で行った初めてのパチンコで大勝し、パチンコ・スロット漬けの日々へ。借金を重ね、多くを失い、10数年もの間ギャンブルをやめられなくなる。しかし他者の力も借りて依存症を克服。その経験をもとに依存からの脱出方法を発信している。併設店・専門店での従業員経験もあり。>> プロフィール詳細はこちら
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ギャンブル問題を人に助けてもらうメリット
まずは、パチンコを辞めたいのを人に助けてもらうメリットからです。
というか、「人に助けてもらわないといけない」理由だな
そのあたりのことから見ていきましょう。
パチンコ・スロットなどのギャンブルには依存性があって、やればやるほど常習化していきます。
そして一定の割合の人は、ギャンブル依存症という「病気」になってしまうことがあるのですが、
ギャンブルが「他人との関係や社会生活、仕事、経済的利益、家族との関係」に問題が出るほどに、本人の生活を支配している状態のこと。
こうなると、自分の意志の力ではギャンブルをやめられなくなってしまいます。
なぜかというと、これは精神的な病気であって、生活の支配は「=コントロール不能状態」だからです
- 開店前の9時ごろになると目が覚めて行ってしまう
- 借金や生活費を賭けるのにもストップがかけられない
- 人との約束や、仕事をサボってでもパチンコに行きたい
ほかにもあげれば切りがないですが、こういったことは(度合いによっては)、依存症という病気によって引き起こされています。
自分の意志の力が……
とか、そういう次元の話ではなくて、すべては脳が変化してやられていて、コントロール不能状態におちいっているのです。
簡単にいうと、脳がギャンブルの快楽におぼれてしまっていて、私たちに常時「パチンコに行け!」の指令を送ってきているような状態です。
ただ、私たちには、ここでもうひとつ大きな問題が起きているわけですよ。
そう、自分が「依存症という病気になっている」なんて、だれもが考えようとはしない問題です。
心構え:人に助けてもらうしかないことを自覚する
自分がギャンブル依存症だ、なんて、だれも考えようとはしない
ギャンブルにかぎらずで、依存症は「否認の病」とよくいわれます。
本人に、自分が病気だとは認めたがらない傾向があって、だから問題が起きっぱなしになるのです。
ですから、この問題を解決するために、まずは人に助けて“もらうしかない”ことを自覚しましょう。
アルコール依存症の方の話で、こういったものを聞いたことはないでしょうか?
家族がアルコール依存症で、家から酒類をすべて処分してこれでひとまずは安心……かと思ったら、家に帰ってみると、当事者はみりん(アルコール度数14%ほど)を飲んでいた。
「それはやばいな」と思うかもしれません。
でも、私たちに起きている問題だって、この話と本質的には一緒です。
- お金がないから借金をして行く
- どうしても行きたくて嘘をついて行く・仕事をサボる
ガマンがきかず、制約をやぶってギャンブルをしているのだって、はたから見れば「かなりやばい」ことなんですよ。
でも「辞めたい」と思っても辞められないしで……じゃあどうすればいいんだ?
だからこそ、人に助けてもらう方法が必要になってくるのです。
パチンコを自分の意志でやめられないならどうするか?
じつはこれ、ほんとうに単純な話で、「意志の外」から「人に」働きかけてもらえばいいのです。
- 人に協力してもらい、場合によっては強制力をもたせて、やめるしかない状況をつくること
これが大事です。とくに強制力はあると話は変わります。やめたいとかじゃなくて、やめるしかなくなりますから
ゆえに、人に助けてもらえば、やめられないパチンコでもやめられるのです。
自分ひとりではどうにもならないのに、それでも自分ひとりでやめようとしている……。
いつまでも問題が解決しないのは、じつは上記のとおりで、「なるほど、そりゃそうか」の話でもあったのですね。
というわけで、パチンコを辞めたいなら、人に助けてもらうのが有効だ
パチンコをやめられない原因がギャンブルへの依存なら、もうそうする(人に助けてもらう)しかない、ということです。
パチンコをやめたい!を人に助けてもらう8つの方法
ここまでの話で、パチンコをやめられない原因が依存症なら、人に助けてもらったほうがいいということがわかりました。
では本題の、パチンコを辞めたいのを人に助けてもらう方法です
ここでは以下の8つを紹介していきます。
- RSN
- GA
- 貸付自粛制度
- 借金を減らして返済をラクにする
- 自己申告プログラム
- SNS
- 病院・入所施設
- 各自治体の相談窓口
これらの方法は、いわば「任意タイプ/強制タイプ」の2種類にわけられます。
片方だけでうまくいく場合もあると思いますが、両者の複合技を駆使すれば、成功率は大幅にUPするはずです。
タイプと、利用のしやすさをふくめたオススメ度をあわせて表記していくので、どうぞ順番にごらんください。
なお「任意・強制」は、以下を意味しています。
- 任意タイプ:最終的に行く行かないは自身にゆだねられる
- 強制タイプ:パチンコに行けなくなる強制力を植えつけられる
1. RSN(リカバリーサポートネットワーク)
種類 | 任意タイプ |
オススメ度 |
RSN(リカバリーサポートネットワーク)は、パチンコ・パチスロ依存問題解決のために設立された、非営利の電話相談機関です。
ここに電話をすると、相談員が無料で話を聞いてくれ、問題解決へのアドバイスをしてくれたりします。
そもそもの話、自身のギャンブル問題をだれかに相談できた経験は、おそらくないのではないかと思います
私もそうでしたが、ギャンブル問題は、ふつうの人にはまず理解してもらえません。
だからこそ、ひとりでかかえ込んでしまうのですが、そんなときRSNに電話をしてみるとどうでしょう?
ギャンブル問題について聞かれる → それにひとつひとつ答えていく → 自分でも問題をハッキリと自覚できる
このように問題を自覚できることで、ここを起点に、解決にむけた具体的な対策をとっていけるようにもなるのです。
相談がメインですが、電話をすることで、問題の「自覚」をハッキリとできるようになります。
最低でもいちどは電話をしてみる価値はあるので、まずはRSNからはじめてみてはいかがでしょうか?
対面相談会への参加もできる
またRSNは、対面(グループ)相談会もおこなっていて、これにも無料で参加することができます。
講師はワンデーポートという入所施設の職員で、より専門的にギャンブル問題の解決を考えていけます。
このあとでも紹介していきますが、
- 自助グループなどが近場にない
- 自助グループや医療機関に行ってみたけれど、自分には合わなかった
なんてときは、このRSN対面相談会がとくに使えるのではないかと思いますよ。
おたがい顔が見えない電話と、顔をあわせての対面では、話しおえたあとの満足感が違います
電話で対面相談会のことを聞くこともできるので、まずは電話からかけてみましょう。
※RSN対面相談会は、現在はオンラインでの無料個別相談となっていて、浦和まほろ相談室という依存症を専門としたところが出張で対応してくれます。スマホ・PCなど、カメラとマイクがあれば参加可能です。
電話番号:050-3541-6420
対応時間:月~金 10:00~22:00(祝日除く、受付は21:30まで)
料金:無料(通話料のみ自己負担)/HP:http://rsn-sakura.jp/
2. GA(ギャンブラーズ・アノニマス)
種類 | 任意タイプ |
オススメ度 |
GA(ギャンブラーズ・アノニマス)は、ギャンブル問題をかかえた当事者向けの、世界的にも有名な自助グループです。
定期開催のミーティング(会合)に参加することで、おなじ問題をもった仲間と悩みを共有し、解決へ向けた勇気をもらうことができます。
こういった自助グループへの参加は、ギャンブル問題解決のもっとも有効な手段だともいわれているんだ
さきのとおりで、私たち当事者は、自分のギャンブル問題を人に打ち明ける機会がありません。
どんなに毎日が苦しくても、どんなにつらいことがあっても、すべて自分ひとりでかかえこむしかなくなってしまいます。
そんなときGAのミーティングに参加すれば、
- 仲間に自分の話を聞いてもらえる(苦しさ・つらさを吐き出せる)
- 仲間の話を聞いて自分もがんばろうと思える
など、ギャンブル問題に立ち向かう勇気や挑戦する気持ち、さらには継続の力も得ることができるのです。
使い方も簡単で、公式サイトからミーティングのスケジュールを確認したら、あとは直接会場に足を運ぶだけ。
匿名OKで会費も無料(献金制)なので、まずは行ってみるのがいいですよ
- 移動が必要になる
- 人前で話すことになる
など、利用にハードルを感じるかもしれませんが、そこを越えられれば、問題の解決率は一気に上がるはずです。
参加者は全員、おなじ問題を経験してきた仲間なので、すぐに打ち解けられると思います。
「もう自分はひとりじゃない」と思えるはずなので、近場の会場をさがしてぜひ参加してみてください。
公式サイト:GA日本インフォメーションセンター
3. 貸付自粛制度
種類 | 強制タイプ |
オススメ度 |
パチンコでの借金はありますか?
ここから2つは、借金をしてまでパチンコに行ってしまう方への話です。
まずは「貸付自粛制度」だな
貸付自粛制度というのは、簡単にいうと、お金を貸してもらえなくする制度です。
- カードの新規契約
- 消費者金融からの追加融資
- クレカでのキャッシング・カードローンの利用
こういったものをストップしてもらうことで、パチンコに行く資金を断つことができます。
再度そもそもの話をすると、パチンコに行けるのは、行くためのお金があるからでもあります
だったら、これも、そのお金をなくしてしまえば……という話ですよね?
借金をしてまで行ってしまう場合、それ以上借りられなくなれば、パチンコにも行けなくなります。
お金を借りてしまうときにはとくに有効な手段になるので、こちらも活用してみましょう。
日本貸金業協会の「貸付自粛申告」のページから、無料で申請できるようになっていますよ。
ただ注意してほしいのは、効果は確実ではないってところだ
そう、最終的な「貸す・貸さない」の判断は、貸金業者にゆだねられています。
制度を利用してもお金を借りられてしまう場合もある、と、貸付自粛制度は確実なものではありません。
ですから、利用するまえに、デメリットも確認しておくようにしてください。
以下の関連記事では、デメリットの回避手段とあわせて、使い方をまとめてあります。
借りられてしまう抜け道のような期間もあるので、「申し込んだから大丈夫」とは思わないようにしましょう。
貸付自粛制度の使い方
4. 借金を減らして返済をラクにする方法
種類 | 強制タイプ |
オススメ度 |
ひとつまえの「お金を借りられなくする」よりも強力な手段があります。
なんと、借金をできなくするのに「+借金を減らす」をつけることができます
ここで紹介するのは、そんな借金とギャンブル問題を同時に解決していける、借金を減らして返済をラクにする方法です。
借金の返済は、きっとこれまで、返しては借りてのくり返しになってきたのではないかと思います。
そんななか、つぎのように感じることは多々あったのではないでしょうか?
毎月返済しているのにどうして借金が全然減らないかなあ……
これは結局のところ、(また借りてしまうのもたしかにあるのですが)利息が高いからです。
借金の利息は、
年利18%だと10万円あたり約1500円。借入100万円だと1万5000円ほど
にもなります。
高額な利息だけ払わされて、また借りて……と、それでうまいこと元本が減っていかないのです。
100万円の借金があったら、それだけで年間15万円ものお金を取られることになるな
では、それなら、返済を元本だけにできたとしたら、どうでしょう?
返したぶんだけ借金が減るとなれば、生活もラクになりますし、これまでの倍の速度で返済が進むこともありそうですよね。
そんなことができてしまうのが、ここで見ていく借金を減らす方法です。
大丈夫!借金問題も人に助けてもらえる
(借金問題も人に助けてもらえます。この方法を使えば、今後は高額な利息を払わないですむようにできますよ)
借金を減らす方法というのは、返済を元本だけにする、つまり「利息をカット」する方法です。
この方法は、正式名称を「任意整理」といって、法律の専門家の助けを借りることで使えます
わかりやすく見ると、つぎのような流れとなっていて、
この利息カットが使えれば、以下のように返済状況を変えられます。
借入 | 金利 | 返済 | 返済回数 | 利息合計 |
---|---|---|---|---|
150万円 | 18%→0 | 3万円 | 92回→50回 | 124万9527円→0円 |
借金が150万円あっても、毎月の返済は3万円でよくできます。
なぜかというと、利息カット後は最長60回までの分割払いにできて、それ以内に返せばいいから。
月3万円返済だと、本来は「完済までには7年半と120万円超えの利息」がかかるんだが、
元本だけの返済なので、返済回数は約半分にでき、120万円を超えるお金も払わなくてすむようになるのです。
しかも効果はそれだけはなくて、利息カットを利用すると、一定期間は新規に借金ができなくなります。
これは本来、借金を減らしてもらったペナルティなのですが、ギャンブル問題の場合はメリットに変わります
そう、借金をしてまでパチンコに行ってしまう場合、
お金を借りられなくなれば(強制力があれば)、パチンコには行きたくても行けなくなる
からですよね。
借金も減らせて、お金を借りられない強制力もゲットできて、一石二鳥というわけです。
借金を減らしてほしいときは、無料の借金減額診断
カンタンな質問に答えるだけ(+匿名OKかつ無料)で、どれだけ借金を減らせるかを法律の事務所が教えてくれます。
そこで減らせるとわかって希望すれば、自宅にいながら返済をラクにしてもらうこともできますよ。
- ギャンブルが原因の借金なのでだれにも相談できず、ひとりでかかえ込んできた
- 勇気をだして家族・恋人に打ち明けたのに、本気でイヤな顔をされて拒絶されてしまった
これまでにそんな経験もされてきたかもしれません。でも、法律事務の人や専門家なら大丈夫です。
私も聞いたことはありますが、親身になって教えてもらえました。聞くだけ・相談だけも全然大丈夫です
借金のことは、あまり人に相談できるものではないですし、放っておきたくもなるものです。
でも、放っておいても解決しませんし、そしてなによりこの問題も人に助けてもらえますよ。
借金問題をぶじ解決できれば、つぎのように人生までもが変わっていくので、
- お金がないせいであきらめてきたことができるようになる
- 人生の目標に向かって進んでいけるようになる
- 自分のためだけではなく、家族や恋人のためにもお金を使えるようになる
借金があって困っているときは、ぜひこの返済をラクにする方法も考えてみてください。
本気で人生を変えたい……。その気持ちを後押ししてくれる人はいるから安心してほしい!
利息カットの業務を依頼するときにかぎり、金融業者1社につき5万円ほどの費用はかかります。
しかしこれは、話を聞いてみて、費用を払ってでも得をするとなったときにだけ利用すればまず損はしません。
分割払いもできますし、通常は減額分で余裕でペイできるので、「依頼する・しない」はあとからでまったく問題はないです。
また「聞いたからには契約しないといけないのでは?」と心配になるかもしれませんが、そういうこともいっさいありません。
もし「減らせなさそう」となった場合でも、こちらが負担するものは1円もないので、その点も安心です
借金を減らして(利息をカットして)+借金をできなくする(パチンコの資金源を断つ)
これはパチンコをやめる鉄壁の強制力になってくれるはずです。
聞くだけ聞いて損はないというか、知らないままにしておくのが損になってしまうので、ぜひ減らせるかの確認だけでもしてみてくださいね。
診断は1分でできます。メールアドレスと電話番号だけ必要になりますが、これは詳しい結果をヒアリングを通して出してもらうためです。もちろん、診断・相談以外で個人情報が使われることはないので安心してください。
5. 自己申告プログラム
種類 | 強制タイプ |
オススメ度 |
自己申告プログラムは、最強クラスの人に助けてもらう方法です。
これを利用することで、「パチンコ店を出禁になれる」と、パチンコに行けなくする強制力を植えつけられるからです。
私たちがパチンコに行ってしまうのは、結局のところ、「行けるお店があるから」です
街にお店があるから行けるわけで、パチンコ店がない村なんかに住んでいれば行けません。
だったら、行けるお店をなくしてしまえば、もうパチンコに行かなくてすむようになりますよね?
それを可能とするのが、この自己申告プログラムなのです。
こちらも利用のしかたは簡単で、プログラム申し込み用紙を持って、パチンコ店に申し込んでくるだけ。
申し込み用紙は以下の方法で入手できるので、
- お店に置かれていたり
- お店で印刷してくれたりもする
あらかじめこちらで用意しなくても大丈夫です。
私も2回は同プログラムを利用していますが、効果はテキメンです。
元マイホをふくめ、これを申し込んだところには、それ以降いちども行かない状態を維持できています。
パチンコに行きたくても行けなくなるので、「やめる」だけでなく「やめつづける」のにも効果的です
申し込み時に恥ずかしさを感じるかもしれないですが、そんなものはホントに一瞬だけですよ。
ギャンブル問題の解決に必要なのは「強制力」だ
そう、強制力があるからこそ、意志の力だけではやめられないものでもやめられるのです。
これはほんとうに使ったほうがいいですよ。
以下の関連記事で使い方・利用の流れは解説してあるので、あわせてチェックしておいてください。
自己申告プログラムを使ってみた
6. SNS
種類 | 任意タイプ |
オススメ度 | ~ |
禁パチンコを人に助けてもらうのに、SNSを活用する方法もあります。
- 自助グループ(GA)の会場が近くにない
- 対面式のオフラインよりもオンラインのほうが得意
こういったとき、スマホが1台あれば始められるので、SNSの利用も考えてみましょう。
SNSでは、「今日からパチンコをやめます」と宣言したり、「今日は何日目」と、行かなかった報告をしたりできます
話を聞いてくれる人がいるのといないのとでは大ちがいです。
などは匿名で利用できますし、パチンコをやめようとしている人とのつながりもできます。
知らない人が応援してくれたりもするなど、失敗してしまったときでも、再スタートの励みを得ることができるでしょう。
といってもSNSは、その匿名性がアダとなってしまうこともあるんだな
パチンコをやめたいと思っているのに、
- パチンコで勝ったとか、台の画像が投稿されたりだとか、
そのような聞きたくない・見たくないものまで流れてくることはあるからです。
匿名掲示板(現5ちゃんねる)の「パチンコをやめる」といったスレッドでもおなじことはあります。匿名性が高くてオンラインだと起こりやすいことなのかもしれません。
ですから、SNSはためしにやってみて、合わないと感じたらやめてしまってもいいと思います。
パチンコをやめるメインの手段ではなく、サブ的な(補助的な)方法として考えておくのがいいかもしれません。
7. 病院・入所施設
種類 | 任意&強制タイプ |
オススメ度 | ~ |
ギャンブル依存症は精神的な病気です。
そのため、保険適用で病院の治療を受けることができます。
病院で受けられる治療には、つぎのようなものがあります
- 集団精神療法:おなじ問題をかかえた患者の話を聞く、など
- 認知行動療法:ギャンブル行為に対しての対処行動を考える、など
- 薬物療法:抗不安薬の投薬、など
ただ、①はGAで、②もRSNの対面相談会でおなじようなことができます。
これはRSNに電話相談したときも聞けましたが、じつはお金をかけずに、病院での治療プログラムと似たことはできるのですね。
あと、投薬治療は、きちんと相談したほうがいいな
ギャンブル依存症は、うつなどを併発しやすいことでも知られています。
このため、精神的な不安をやわらげる目的で、抗不安薬などが処方される場合があるのですが、医師との意思疎通がうまくいかない場合はあります。
精神的にまいっている状態だと、ほんとうは薬を飲みたくなくても医師にすすめられるがまま……になってしまうことはあります。本人が「薬を飲むのに抵抗がある」といっても、無理に飲ませようとする精神科医も残念ながらいます。
ですから、病院に行くのは、GA・RSNを利用してからでも遅くはない気がします。
ギャンブル問題は命にかかわることもあるので、一概にはいえませんが、
投薬治療も、医師にいわれるままは避け、しっかりと相談、考えてから決めたほうがいいように感じます。
もちろん急を要するときは、病院に直行は全然ありだと思いますよ。
入所施設を利用する方法もある
それから、病院でも利用できるところはあるのですが、入所施設(グループホーム)を利用する手段もあります。
更生施設に入所し、お金を管理してもらうなどして、ギャンブルをしない生活をイチからつくり直していくのです。
もっとも、入所施設を利用する方法は、強制力の点ではかなり強力ですが、
- 仕事ができなくなる
など、利用のしやすさでいうと、今回の方法のなかではいちばん利用しにくいです。
あとは入所生活の費用も、月15万円前後など、安くはない金額がかかります
入所中の生活費は、どうしても家族をたよることになります。
したがって、この入所施設に入る方法は、最後の最後でいいような気はします。
有名なところだと、
というものがあるので、こちらもチェックしておきましょう。
8. 各自治体の相談窓口
種類 | 任意タイプ |
オススメ度 |
最後に、各自治体(都道府県)の相談窓口を利用する方法もおすすめです。
じつは各自治体には、依存症の対策拠点のようなものがあります。
これは自治体によっても変わるんだが、たとえば東京都の場合、つぎのものを利用できるぞ
- 電話相談
- 面接相談(予約制)
- 回復トレーニングプログラム(全6回/グループ形式)
(参考:アルコール・薬物・ギャンブル等の問題についての相談-東京都福祉局)
こういった相談・回復プログラムを全部無料で利用できます。
- 「ギャンブル依存症+相談+都道府県名」
で検索すると、各自治体の相談窓口のページがでてくると思うので、確認してみてください。
「電話相談と面接相談の2つ」となっている自治体が多いと感じます。
ちなみにこの窓口は、面接相談が利用できるのがメリットです
最初に紹介したRSNでも電話相談はできますが、対面相談となると、場所が限定されてしまいます。
でも各自治体の相談窓口なら、おなじ都道府県内なので参加もしやすいですよね。
おたがいが向き合って話さないと、伝わらないこともやっぱりあります。
電話ではなく、直接ギャンブル問題を相談できるので、自治体の相談窓口も使ってみてください。
お金はかからないので、こちらも活用しやすいと思いますよ。
今回のまとめ
- ギャンブル依存症は病気でコントロール不能状態
- 意志の力でどうにもならないなら人に助けてもらうしかない
- 任意タイプ×強制タイプの合わせ技で依存症克服を目指そう
パチンコは依存症にまでなってしまうと、自分の意志でやめるのは不可能になってしまいます。
しかしこの記事で解説してきたように、人の力を借りれば、自分だけではできなかったこともできるようになります。
自分ひとりではダメなものでも、人の協力によって、不可能を可能にすることはできるのです!
そして、それを成す条件は……、
自身の問題を自覚し、自分から人に助けを求めること
たったこれだけです。これだけのことで、解決できなかったギャンブル問題でも、解決していけるようになりますよ。
私も最終的には、人の助けを借りました
ギャンブル問題にかぎらず、みんな、人の力・人の助けを借りて生きています。
いえば助けてくれる人がいる。
それなら、すこしくらい、助けを求めてもいいってものでしょう。
私も助けてもらいましたし、助けてもらったから、こんどはべつの人を助けたいと思っています。
そうやって世の中はまわっているので、困っているなら、遠慮なく人の助けを借りることです。
そして助けてもらえたなら、いつかそれをべつの形にするなどして、だれかに返してあげればいいのではないでしょうか。
パチンコをやめる方法(1人でもできる)
パチンコを辞めたいを叶えた最終手段
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