
禁パチは長くつづかないよ
パチンコやスロットにのめり込んでしまうと、やめようと思ってもやめられなくなりますよね。
「きょうから禁パチンコ!」と意気込むも、数日後にはまた……ということが多発するようになってしまいます。
でも安心してください。あれは、いってしまえば失敗するのがあたりまえだからです。
- 禁パチンコの失敗率と成功率(体感とその理由)
- 対照実験で判明した「何もしない場合の」失敗する確率
- 禁パチンコの成功率を上げるにはどうすればいいか?
禁パチンコが失敗しまくるのは、歴10年以上のギャンブル依存者だった私も経験してきました。
そこで本記事では、
あれは「失敗するものだ」
ということをお伝えするためにも、個人的な「体感日数別」での失敗&成功率をご紹介します。
より信ぴょう性の高いデータや、成功率を上げる方法にもふれていきます。
最後まで読んでもらえれば、きっと、これまでとはちがった結果をだせるようになると思いますよ。
禁パチンコの失敗&成功率(体感日数別)
禁パチンコ・禁スロットを成功させるのは、ほんとうにむずかしいと思います。
- もうやめようと誓ってもまた行ってしまう
- お金がなくても借金をして行ってしまう
- 休日になるとなぜか朝9時頃に目が覚めて行ってしまう
どれだけ真剣にやめようとしても、「息を吸うくらい簡単に」失敗してしまうほどのむずかしさです。
そんなことがつづけば、



もう無理なんじゃ……
と、思えてきてしまいますよね。
でもあれ(禁パチ)は、そうなる理由があるからこそ失敗するものでもあります。
そこで、まずは元依存者の私が感じた「日数別」での失敗&成功率を、そう考える理由とあわせてご紹介します。
どうして禁パチンコはやたらと失敗するのか?
これがわからなければ、成功率を上げるもなにもないので、さっそく見ていきましょう!
以降の数字は、10年以上パチンコがやめられなかった経験をもとに算出しています。
3日間:失敗率90%くらい


パチンコをやめようと決意した最初の3日間で、9割がたは失敗するような気がします。
離脱(禁断)症状がもっとも強くあらわれるのが、この期間だと思うからですよね。
参考までに、いくつかの依存症の場合も見てみましょう。
- ニコチン依存
体からニコチンが抜けきる72時間(3日間)がいちばんツライ
- アルコール依存
2日目にもっとも強い症状があらわれ、3~4日目がピークとされる
パチンコがやめられないのは、ギャンブル依存症になっている可能性があります。
そして依存症は、リンクする部分も多いように感じられ、じっさいに私も3日以内にやたらと失敗してきました。



そんなわけで、ここが最初の山場になると思います
- 土曜日にやめよう → 気づけば日曜日もパチンコ
- アフター5 → ふらふらとパチ屋へ
最初の1日でだいたい失敗するとってもいいかもしれません。
もしそこを耐えられても、2日目、3日目としだいに衝動は強くなっていくので、やはりここで失敗してしまうと。
なにかしらの予定や仕事がなければ、たったの3日ですら越すことができない。
それが、(三日)坊主も驚愕する、パチンコのおそろしさなのです。
1週間:成功率5%くらい


禁パチンコの失敗率だけ見ていても、気がめいってしまいますよね。
そこで、ここからは失敗ではなく、成功する確率で見ていくことにしましょう。
最初の3日間を突破でき、そのまま1週間までたどり着ける確率は「5%」くらいだと思います。



20回に1回だな
なぜたったの7日ですら、ここまでむずかしいと思うのか?
それは、この期間には、圧倒的な「脅威」が存在するからです。
そう、1週間に1回もしくは2回はある「休日」という脅威が。



朝に目が覚めるやつですね
休日に予定がなければ、まず朝一番でパチンコに行ってしまうでしょう。
というか、パチンコに行きたいので、あえて予定は入れない「保険」をかけてしまいます。
そして、とりあえず朝起きようとアラームをセットして、朝イチでパチンコに行ってしまうと……。
2週間:成功率3%くらい


ぶじに最初の1週間を乗り越えられたら、目指すのは「おかわり」の2週間継続です。
ただ、ここの突破率は3%くらいと、1週間継続の倍近くむずかしいと感じます。
なぜなら、必死の思いで越えた2日間の休日を、もう1セットクリアしないといけなくなるから。
- 先週の週末はなにもしないで家にいた
- でも、こんなにも休日が「暇でムダ」な時間になってしまうなら……
- まだパチンコに行ったほうが「有意義」な時間になるんじゃないのか?
かなりツライ2週間目に入ると、このように考えだしてしまいます。
そして、ひとたびこの思考にとらわれてしまえばもうアウト。
ジェットコースターの高速スタートのように、気づけば私たちは、服を引っつかんでパチンコ店へと急行しているのです。
3週間:成功率1%くらい


2週間をみごと突破できた私たちは、思います。
- よくやった、よくぞ14日間も耐えた
- これはすばらしい快挙にちがいない!
でも、このさきの3週間の成功率は、よくて「1%」くらいです。



100回に1回……
私は10年以上パチンコをやめられなかったわけですが、最低でも月に1回は「もうやめよう」と思っていました。
単純計算すると、最低でも、10年で120回以上はやめようと考えたわけです。
でもそのあいだ、3週間以上パチンコに行かなかったのは、数えるほどしかありません。



対策はあとで話しますが、当時はそのレベルでした
2週間の禁パチを超えた私たちの体は、禁断症状でズタボロ。
急激な渇きを感じ、パチンコ店というオアシスが頭から離れません。



すこしくらいなら……
オアシスからわきでる「水」が飲みたい。
パチンコ店に行って、打ちたい。ギャンブルがしたい……。
でも、その水はただの毒。
いちど口にしようものなら、苦しくてたまらない、あの振り出しに強制送還される猛毒なのです!
禁パチンコを3週間継続させるのは、当たりを連チャンさせるよりも、はるかにむずかしいといえるでしょう。
4週間以上:成功率0.5%以下くらい


オアシスをスルーでき、3週間を耐え抜くことができれば、ようやくさきが見えてきます。
4週間以上、0.5%以下の世界です。
- パチンコに行きたい衝動が起きても、やめておこうと自分をいましめられる
- パチンコがそこまで必要なものではないと、ここにきて感じられるようにもなる
そしてみごと4週間(1か月)を突破できればどうでしょう?
あとはもうなし崩し的に、そのままのいきおいで、勝手に禁パチンコは継続していったりもします。



もちろん、気を抜かずに生活していればの話ですよ
ここまでたどり着くのは至難の業。
さきほどもいいましたが、当時の私は、ほんとうに数えるくらいしか経験がありません。
しかしいずれにせよ、ここまで来れば、そのままフェードアウトできる可能性は高いです。
「もうパチンコには行ってはいけない」
ここまで成功できたのならそう肝に銘じ、さらにその先の、パチンコがない「無の境地」を目指すべきでしょう。
禁パチンコの成功率を上げる3つの方法
禁パチンコは「3~4週間を継続させるだけでも至難のワザ」。
ここまでの話で、こういったことがわかりました。
それから、この話を裏づけるものとして「ある調査結果」があるので、これもご紹介しておきましょう。
病院の治療プログラムを受けた介入者と、なにもしなかった非介入者の、断ギャンブル率を比較した調査です。
成功率/期間 | 1か月 | 2か月 | 3か月 |
介入者 | 56.4% | 46.8% | 42.6% |
非介入者 | 4.4% | 4.4% | 2.2% |
なにもしなかった人の断ギャンブル率は、3か月継続となると「2.2%」。
私が算出した数字も、わりかしいい線をいっているといえるのではないでしょうか?



ただ、話はそこではありません
そう、もっとも重要なのは、「成功率を10倍にも20倍にも上げる方法はある」ということです。



40~50%はかなりアツいな
病院の治療プログラムを利用しなくても、そこまで、いやそれ以上にいける方法もあります。
そういったものを最後に、いくつかご紹介しておきましょう。
すぐにでもできる「禁パチンコの成功率を格段に上げる方法」なので、どうぞご参考にしてください。
1. ギャンブル依存症を自覚する


まずはギャンブル依存症を自覚することです。
- 自分はギャンブル依存症という「病気」になっている
- 自力で問題を解決するのは不可能に近い(人の助けが必要)
- 問題を解決するためなら恥をしのぶ覚悟で取り組むしかない
パチンコはやめよう(意志)だけではどうにもならない場合、それは依存症(病気)になっている可能性は高いといえます。
そしてこれを認識するのが、とにかくむずかしい。
「自分はそこまでじゃない」
ギャンブル問題は、だれもがそのように考えてしまうものだからです。



だから辞められずに失敗しまくるんですよ
- 人の世話になる必要なんてない
- 自分は大丈夫、まだなんとかなる
その結果が、これまでのとおりです。
病気だと認識せず、「まだいける」の思い込みが、超高確率での失敗を誘発させていたのです。
ですから、まずは「自覚すること」からはじめましょう。
これをできるかどうかで、今後取れる行動は大きく変わってきます。
逆にいえば、問題を自覚できていなければ、一気に問題を解決させられるような行動は取れないですよ。
ギャンブル依存症という病について
趣味か依存症かを見分ける判断基準
2. 借金問題を解決させる


借金がある場合は、借金問題を解決させましょう。
パチンコへの依存によって遊技がコントロールできなくなると、お金を借りてでもパチンコに行くようになります。
その結果できあがるのが、つぎのような流れ(ループ)です。
- お金のありがたみが失せる(借りるのに抵抗がなくなる)
- 借金を返済するためにもパチンコに行く(勝って返そうと考える)
- 返済して空いた「借入可能額」を使ってパチンコ(返済がおわらない)
消費者金融などから借りるお金には、「自分のお金」という実感がわきにくい。
なんだか「人のお金」のように感じてしまうからです。



最終的には自分で返すお金なんですけどね
そういったこともあり、借金をしてパチンコをするようになると、よけにやめられなくなってしまうのです。
ですから、借金がある場合は、この問題を一刻も早く解決させましょう。
とにかく方法はたくさんあります。
私はこの借金のせいで、パチンコがやめられなかっただけでなく、100万円を超える「利息」をも払ってきました。
借金はあるだけでお金が減っていくのに加え、禁パチンコを失敗させる大きな要因にもなります。
この問題を解決できるかどうかで、その後のお金の使い方は大きく変わってくるはずです。
返済がキツイときは、無料のシミュレーターで借金自体が減るかの診断もできるので、こちらもぜひ使ってみてくださいね。


借金問題の解決策(金額別)
借金を自力で返済するコツ
3. パチンコ店を出禁になる


成功率を上げるてっとり早い方法に、「パチンコ店を出禁になる」があります。
これは、「自己申告・家族申告プログラム」を利用することでその状態になれます。
パチンコ店に申し込むことで入店制限(出禁)をかけてもらえるもの。基本はプログラム加盟店のみで使えるものですが、加盟店でなくても、いえば受けつけてくれることもあります。
そもそもの話、禁パチンコが失敗してしまうのは「パチンコに行けるから」でもあります。
だったら「行けなく」してしまえばいい、という話でもありますよね?
それを可能とするのが、この申告プログラムなのです。



私も2回は利用しました
ちなみに、同プログラムを正式に利用したあとでの禁パチンコ成功率は、3か月以内なら余裕で100%でした。
申し込んだお店には、以降は「ほぼ確実に」行けなくなるのでおすすめですよ。
申告プログラムを申し込んできた
今回のまとめ
- 禁パチンコは最初の3日が正念場
- 4週目以降は難易度が優しくなることも多い
- 成功率を上げる方法はたくさんある
禁パチンコは、やめようと思うだけで、じつはそれ以外に「何もしていない」からこそ失敗するものでもあると感じます。
依存症になってしまっている場合は、意志の力だけではどうにもならない問題だからですよね。



私が失敗し続けてきた原因はこれです
でも、自身に起きている問題を自覚し、行動を起こすことができれば、成功率は飛躍的に上がります。
それは、じっさいに問題を解決できた私がいうので、まちがいはありません。
かぎりなく小さな穴に糸を通したいなら、糸通しを用意すればいい。糸がほつれているのなら、一本にまとめてしまえばいい。
がんばって糸を通そうとする意志だけでは、ほぼほぼ通らないこともあるわけですよね?
この問題は、それとおなじ話でもあるのです。
そんなわけで、禁パチンコを成功させたいなら「行動あるのみ」です。
やる気さえあれば、いまからなんだってできますよ!
\ まずは借金が減るかの確認から /
休日の禁パチはこれで決まり
間違った方法は排除しよう!
成功率アップの方法まとめ
コメント
コメント一覧 (6件)
このサイトは素晴らしい。パチンコやめられそうです。感謝感謝。ありがとうございます。
こちらこそコメントをありがとうございます。また、お褒めの言葉をいただき恐縮です。
3~4週間ぐらいを超えてからはまさに「無」の状態に近づいていき、がんばるとかそういう話でさえもなくなっていくと思うので、ぜひ、しんじゃさんもトライしてみてください。たとえ途中でパチンコに行ってしまったとしても、次はさらに、行かなくなるまでがらくになっていることと思いますよ。
本当に4週間やめました。素晴らしい。やるのがアホらしくなりました。パチンコ屋で人が負けるの見て楽しんでいます。ありがとうございました❗
おお、超難度の4週間をクリアされたのですね。
これだけのあいだパチンコに行かなかったのは、ほんとうにすごいことだと思います。おめでとうございます。
あとは、そのまま無の状態を目指すだけですね。パチンコ店に近づくと、リバウンドへの火だねを抱えることになるとも個人的には感じます。無の状態に達すれば、パチンコという存在自体が、人生から消えたような感じになりますよ。
私は4週間目でスリップしました。
行って負けてから自己嫌悪の日々です。
また、やり直しです。
ちなみに、今日禁スロット3日目です。
スリップしてしまうと、たしかに自己嫌悪におちいってしまうと思うのですが、それよりも、パチンコ店に1か月間も行かなかったことが本当にすごいことだと思います。
ギャンブル依存症の克服は、実績の積み重ねだと私は思っています。その失敗もきっと、成功のために必要な経験になってくれるのではないでしょうか?
前は1か月いけた、それなら、2か月もいけるはず。そのようにして期間を伸ばしていけば、いずれは完全に脱出できると思います。ぜひまたトライしてみてください! 応援しております。