パチンコが絶対に勝てない(必ず負ける)理由は、そういう仕組みだから

パチンコやスロットはやり続ければやり続けるだけ負けます。かならず負けるようにできているからです。

ギャンブルは勝てる。そう思っていた時期は私にもありましたが、残念なことに、長年の経験から私は、パチンコやスロットで勝てるわけがないという結論にたどり着きました。そもそも胴元がもうかる仕組みになっているので、お客側は勝てないようにできているからです。

単純な話ですが、パチンコ店の運営は、お客さんの負けなくしてはありえません。

お客さんの負けるお金で経営が成り立ち、お客さんに勝たれてしまえば赤字です。なんとしてでもお客さんには負けてもらわなければなりません。パチンコ店にとっての収入は、お客さんの負けたお金だからです。

しかも、ギャンブル依存症になってしまうと、このただでさえ勝てないパチンコが、よりいっそう勝てないものへと変貌をとげてしまうのですが、そういったのめり込んでしまいがちな方のためにも、今回はなぜパチンコが絶対に勝てないのか、その理由について詳しく解説しておこうと思います。

パチンコが絶対に勝てない理由

年々きびしさを増す規制の強化、激減していく遊技人口、高騰する新台価格など、近年は苦境に立たされ続けているといっても過言ではないパチンコ店ですが、その運営を支えているのは、負けたお客さんのお金にほかなりません。

空気巡回システムなどへの設備投資、遊技人口が減ることによって起こる稼働率低下の穴埋め、1台で40万~50万円ほどする新台の入替費用、果ては「三点方式」の景品を使用する際に発生する業者に払う手数料まで、すべては負けたお客さんのお金から支払われています。

この時点で、パチンコはすでに勝てないという結論に達してしまいそうな話でもあるのですが、こまかく見ていくと理解はさらに深まるはずなので、ここからは5つに分けて、その理由を詳しく見ていきましょう。

1. 控除率が高いというよりも不明

パチンコの控除率は不明

冒頭のとおりで、当然のことながらギャンブルは、胴元(元締めのこと、運営者)がもうかるようにできています。

パチンコ店であれば、電気代、機種の入替費用、人件費、などといった運営にかかる費用を毎月捻出し、そこからさらに利益を出していますが、それはパチンコやスロットがお客さんから「抜ける」仕組みになっているからで、もともと胴元が負けるようにはできていないからです。逆にいうと、この「抜ける」仕組みがなければ、パチンコ店は利益を上げることができずに潰れてしまうことでしょう。

そこで、このお客さんから「抜く」分のことを「控除率」というのですが、控除率は低ければ低いほどお客側は有利に、高ければ高いほどお客側は不利になります。

たとえば、控除率が5%のルーレットで1回1万円を賭けたとすると、1万円の5%、つまり500円は胴元の取り分に、残りの95%(9500円)は私たちに返ってくる、ということになります。

それでは、この「抜き」はギャンブルによってどのように違うのでしょうか? 代表的なものでは以下のようになっています。

 ギャンブル控除率
宝くじ54%
公営レース(競馬、競輪、競艇など)20~30%
パチンコ・パチスロ10~15%(?)
ルーレット(ヨーロピアン)2.7%
バカラ(PLAYER)1.24%

もはや宝くじは論外なのでこれは置いておくとして、一見すると海外カジノよりかは劣るものの、公営ギャンブルと比べると、パチンコは意外とましなのではないかとも思えてきたりもします。が、これはあやしい部分があります。

10~15%というのは、一般的にパチンコ業界全体で見た場合の控除率だといわれているものですが、結局のところ、釘の調整や設定差などで抜く分は店側が自由に決められるので、低設定ばかり打っていれば、控除率は間違いなく10~15%ではすまないからです。

5万円持っていったとして、5000~7500円で損失がすむでしょうか? 持っていったら持っていった分だけしぼり取られていませんか?

私の場合、下手すると宝くじの54%をも超えているのではないかと思うほどに負けていたので、このパチンコの控除率というのはまったく信用していません。

さらにいうと、この10~15%という数字は、私の記憶が正しければ、けっこう前からいわれている数字です。遊技人口が激減し、1人あたりの負担する金額が増えているなかでも、控除率だけは変わっていないということは考えにくいと私は思います。

そういった理由からもやはり、パチンコの控除率は、10~15%どころの話ではないと考えられるのです。

2. 渋い釘調整と全台低設定で負ける

全台設定1

私は以前、パチンコ店で働いていた経験があります。その店舗では、営業終了後に従業員が全台の扉を開けておき、社員は上からの指示に従って、もしくは自身の決定で、釘調整シートのような紙を見ながらパチンコ台の釘を叩いたり、スロットは設定を打ち変えたりしていました。

このパチンコの釘をいじる(締める)という行為は、本来であれば禁止されている違法行為であって、場合によっては警察に摘発されることもあるものですが、実際には暗黙の了解というか、グレーなまま放置されているのが現状で、パチンコでは、この釘調整によってお客さんを負けやすくすることができ、基本的には渋めに調整されています。

また、スロットは設定が低ければ低いほどお客さんは負けやすくなりますが、スロットの設定状況なども、以前働いていた店舗の社員から聞いた話では、基本的に全台設定1かあっても2だそうです。

パチンコの渋い釘調整はえげつないほど回りません。スロットの低設定はなにもできずに負けます。ヒキがどうだとか、運がどうだとか、もはやそういう次元の話じゃないレベルで負けるのです。

今後は、パチンコ台は「封入式」というものに変わることで釘をいじれなくなる可能性や、その代わりに設定差を設け、すべての当たる確率に差ができる可能性が推測されていたりもしていますが、パチンコまで全台低設定になったらいよいよ、遊技者に打つ手はなくなってしまうかもしれません。

3. 出玉の規制強化と換金率の低下

規制の強化

パチンコの場合は、大当たりでの出玉数の上限が引き下げられたり、規制緩和によって引き上げられたり、時間あたりの出玉数が制限されたと思ったら、いつの間にかそんな話はどこかにいってしまっているようであったりと、よくわからないことになっていますが、どうにもならないのがスロットです。

スロットの場合は5号機から6号機に変わることで、一度の出玉が出ている区間での出玉が2400枚に達すると強制終了となる、致命的な規制(2400枚規制)が入りました。

ようするに、以前よりも出なくなったということですが、そのくせ投資のスピードや金額は以前とたいして変わらないのです。

加えて換金率も、これはエリアにもよるとは思いますが、とくに東京の場合は等価交換だったのが廃止となったことで、玉やメダルを借りた瞬間にすでに負けている(換金率の差でお金が減る)ということが起きるようにもなりました。

もともと勝てなかったパチンコ(とくにスロット)は、出玉規制の強化などによってよけいに勝ちにくくなってきているのです。

4. 営業時間と負けたまま帰れない心理

お金を失うことを恐れる

パチンコ店は風営法によってきびしい規制をかけられているので、もちろん営業時間にも制限があり、たいていは夜の11時前には閉店します。

ところがどうでしょう、閉店時間が近づくと、負けている人はその日の負けを取り返したい、少しでも負けを減らしたい、と考えるようになるのです。

低設定とおぼしき台しかなかったとしても、一発告知の台に移動して何発か当てようと躍起になったり、一発当てればなんとかなりそうな台に、時間から考えて取り切れないとわかっていたとしても、無謀にもお金を突っ込んだりしてしまうのです。

では、なぜこのように、早い時間では絶対にやらないようなリスキーなことでも平気でしてしまうのでしょうか? じつはこれにも理由がありました。

人はお金を得る喜びよりも、失うことへの恐怖を強く感じる生きものだからです。負けたまま帰るということは、本能的に選択しづらくなっているわけですね。

パチンコ店側からすれば、閉店間際というのは、その日最後の「搾取ラッシュ」。無謀なお客たちが残ったお金をジャブジャブとつぎ込んでいくのを見ながら、パチンコ店のえらい人は、このようにほくそ笑んでいることでしょう。

店長
えらい人

この程度で帰れると思ったら笑止! 尻の毛1本までむしり取らせてもらう!

もう帰りたい、けれど、負けている以上は帰れない。そして結局、負け額だけが増えて閉店終了。私も幾度となくこのパターンにおちいってきました。

パチンコ店も常時24時間営業にするわけにはいかないので、閉店時間があるのはしかたがないことですが、このように時間に制限があることでも、人は負けやすく(リスクを背負いやすく)なってしまうのです。

5. ギャンブル依存症で負ける

パチンコ店の養分になる

パチンコ依存症になってしまうと、勝ち負けがそこまで重要なものではなくなり、ただパチンコが打てればいい、ただスロットが打てればいいと、イベントや設定なんてものはおかまいなしに、パチンコ店に行くようになってしまいます。

負けがこんでいるときはお金を取り返そうと、なんの根拠もない運やヒキといったものにたよって無謀にも勝負を挑み、せっかく勝っていてもまだ満足できない、と追いかけては全ノマレで、結局はさらに追加投資となるだけ。

その結果、負けていればさらに負け、勝っていても結局は負け、所持金が完全に尽きるか、パチンコ店が閉店となるなどして誰かにストップをかけられでもしないと、パチンコをやめることができなくなってしまうのです!

ただでさえ勝てないというのに、パチンコ依存症の状態となってしまうと、よけいに負けるようになってしまいます。たまたま運よく勝ち越せた日があったとしても、ほかの日でそれ以上に負けてしまうだけでしょう。

しかも、一度この流れに乗ってしまうと、パチンコ依存者は、負の循環からは容易には抜け出せない完全な養分となってしまいます。

パチンコで負ける、負けを取り返そうとする。負ける、取り返そうとする……パチンコへの依存を断ち切らないかぎり、お金があってもなくても、この無限ループから抜け出すことは不可能なのではないかと私は思うのです。

今回のまとめ

・パチンコは胴元がもうかるようにできているので勝てない
・あらゆる状況が客側には不利であり、まったくもって勝てる要素がない
・ギャンブル依存症であれば際限なく負け続けるのでとくに注意

パチンコはやり続ければやり続けるだけ負けていきます。それは、そもそもお店が営業していくためにお客さんが負けなければならないことに加え、風営法による規制や人間の心理にいたるまで、すべてがお客側に不利に働いているからです。

それでもまだパチンコに行きたいと思う方も少なくはないかもしれません。が、これもそうです。負けているからこそ行きたくなるという人間の心理をうまく突く仕掛けが、パチンコには施されているからそう思えてしまうのです。

結局は、私たちの大切なお金を守るためには、パチンコ店に行くのをやめるしか方法はありません。そしてパチンコをやめることができたのであれば、二度とパチンコ店には入らないこと。これしかないと私は思います。

とくにギャンブル依存症の方は、パチンコによってできた借金があることも多いと思うのですが、その借金は私たちをパチンコ店へといざなう強力な誘引剤となってしまうため、一刻も早く解決しなければなりません。

一度負ける流れに乗ってしまうと、そこから抜け出すのは困難を極めますが、なんとか抜け出すことができれば、今度は逆に行きたいとも思わなくなると思いますよ。

ちなみに私は、勝てないのもそうですが、結局最後は負けるのであれば、それまでの時間が無駄になってしまうと感じるようになったので、もうパチンコはやめました。

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