同じウイスキーはもう飲み飽きてしまった? それは、新たな可能性の扉を開く時が来たということでしょう!
- ウイスキーの飲み方9種類(+バーでの注文の仕方)
イブスター店長ウイスキーには多くの良いところがあるよな
そのうちの1つは、飲み方次第でいくらでも味の変化を楽しめるところです。
基本的な飲み方さえ知っておけば、
- 年中いつでも、場所を問わずどこでも
- 初心者からウイスキー好きまで誰とでも
ウイスキーの楽しさ、そして潜在する可能性までをも感じ取ることができるのです。
ということで、この記事では、ウイスキーの基本的な飲み方・合計9種類を紹介します。
バーで注文する際に役立つ頼み方などもあわせてお話ししておきますね!


ミナト
元バーテンダー。現在は兼業ブロガーとして活動中。夢は海外放浪の旅にでること、自分のお店をつくること。ブログを通してひとりでも多くの方のお役に立ちたいと思っています。当ブログのコンセプトは「24時間営業の人生の休憩所」。>> プロフィール詳細はこちら
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ウイスキーのおすすめの飲み方9選


ウイスキーは、グラスの厚さや形状によって味が変わる飲み物です。
飲み方次第ではアルコール度数そのものも調節できるので、当然ながら「飲み方」によっても味は変わります。



いくつかの飲み方さえ知っておけば、ウイスキーの持つ個性やポテンシャルを最大限に感じ取れるようになります
飲みにくいウイスキーが飲みやすくなったり、同じウイスキーでも、飽きずに何度でも楽しめてしまうってわけです!
飲み方によって広がるウイスキーの可能性は無限大。
ウイスキーのおもな飲み方は、以下の「基本の7種類+日本固有の2種類」です。
- ストレート
- トワイスアップ
- ロック
- ハーフロック(日本固有)
- 水割り(日本固有)
- ソーダ割り
- ミスト
- フロート
- お湯割り
これを習得すれば、気分や季節の変化によってもウイスキーを楽しめるようになりますよ。



ぜひとも様々な飲み方をマスターし、ウイスキーとの対話に役立ててほしい
それでは、味や香りの変化を中心に、ここからはウイスキーの飲み方を1つずつ紹介していきますね。
バーでの注文の仕方
バーで注文するときは、ウイスキーのなどの飲み物のあとに飲み方を伝えます。
- ○○をロックで
- ○○をソーダ割りで
といったふうにです。
ウイスキー以外のスピリッツや、リキュールなどでもおなじ話です。
バーで飲み方を指定するときは、飲み物のあとに飲み方を伝えるようにしましょう。
1. ストレート


そもそもの話、お酒の飲み方というのは、つぎの2種類しかありません。
- そのまま飲むか
- 何かを加えて飲むか



初めて飲むウイスキーであれば「まずはそのままで」
と言われたりすることもあるほど基本となる飲み方がこれ、ウイスキーのストレートです。
海外ではニート(neat)と呼ばれたりすることもあります。
ストレートは、お酒の味を生のままで味わえ、立ち昇る香りをじっくりと楽しめる、実にダイレクトな飲み方。
- 使用するグラスが底が浅いストレートグラスであれば、味と香りはよりダイレクトに
- 香りを逃がさないように設計された、真ん中がくびれていて口元が狭まっているテイスティンググラスであれば、より長く
そのように、ウイスキーの香りを楽しむことができます。
ただし、ストレートでウイスキーを飲むということは、40度以上はあるお酒をそのまま飲むことになるわけです。
したがって、チェイサーは必須となります。
チェイサーには深酔い防止以外にも、
- 交互に飲むことで口の中がリフレッシュされ、一口ごとにウイスキーの味わいをクリアに楽しめる
といった効果があり、バーで注文する際は言わなくても出てくるのが基本です。
もし出てこない場合は、何も恥ずかしいことはありません。
「チェイサーもお願いします」とバーテンダーに伝えましょう。
ストレートはウイスキーをまずはそのまま味わいたい、ゆっくり時間をかけて香りを楽しみながら飲みたいときにオススメ。
2. トワイスアップ


トワイスアップは、ストレートの別の呼び方「Straight Up」に対する「Twice(2倍に)Up」です。
ウイスキー1に対して常温の水1を加えてつくる飲み方のことをいいます。
あらかじめストレートに同量の水が加えられたもので、氷は入れません。
トワイスアップは、ウイスキーに水を加える(加水する)ことで、ウイスキーの香りを最大限に引き出せるのが特徴です。
水を加えることによって、以下の効果があるため、
- 常温で空気に触れてゆっくりと開いていく香りをさらに開かせる
- アルコール度数が半減することで飲みやすくもなる
ウイスキーの味わいがよりわかりやすくなります。
そして、そのわかりやすさというのは、蒸留所のブレンダーがテイスティング(味の確認)をする際にトワイスアップを利用するほど。
グラスは香りを楽しむためにもテイスティンググラスがベストです。



もちろん、ストレートと同じくチェイサーも用意したほうがいいぞ
ちなみに、せっかくだからまずはストレートで、または少しずつ水を加えて飲みたいという場合です。
この場合、「ストレートで加水用の水ももらえますか」と頼めば、ストレートのウイスキーと加水用の水が出てくると思います。
これで、自分好みに水を加えて香りの開き方を楽しむことができますよ。
トワイスアップは、本格的にウイスキーと向き合いたいときにオススメの飲み方。グラスはブレンダーなどの協力の元に完成し、現在も多くの蒸留所で使用されている「グレンケアンクリスタル」が定番。
3. オン・ザ・ロックス


ストレートに次いで最もポピュラーな飲み方がこれ、ストレートに氷を加えたオン・ザ・ロックスです。
- オーバーロックス、オーバーアイス
などとも呼ばれたりしますが、日本では基本的に「ロック」と省略して使われます。
オン・ザ・ロックスは、氷を加えて常温のウイスキーを冷やすことで、時間の経過と共に氷が溶けだし、アルコールの刺激が抑えられて飲みやすくなるのが特徴です。



一口飲むたびにグラスに響く、軽やかな氷の音が楽しいな
徐々に飲みやすく、そしてまろやかになっていく自然な味の変化をじっくりと楽しむことができます。
グラスはずっしりとしたロックグラスを使用します。
すぐに氷が溶けてしまっては面白くないので、大ぶりで角が少ない氷、できれば丸く成形した氷が理想的ですよ。
ただし、ウイスキーは冷やすと香りが上がりにくくなります。
そのため、飲みやすくなる代わりに香りが感じにくくなる、という飲み方でもあります。
ロックは、アルコール度数が比較的高いウイスキーや、普段飲んでいるウイスキーをゆっくりとくつろいで飲みたい時などにオススメ。グラスは国産ガラスメーカー「東洋佐々木ガラス」が使い勝手がいいです。
4. ハーフロック


ハーフロックは、オン・ザ・ロックスにウイスキーと同量の水を加えた飲み方です。
つまり、ウイスキー1対水1をロックでつくったもの。
言わばオン・ザ・ロックス&トワイスアップとでも言うような飲み方です。
ハーフロックは、オン・ザ・ロックスに予め同量の水を加えることで、ウイスキーの香りと味をよりマイルドに引き出すことができるのが特徴です。
始めからウイスキーに加水することで香りを立ちやすくし、ロックでは強いと感じるウイスキーでもさらに飲みやすくすることができます。



ハーフロックの水をソーダなどに変えることも可能ですよ
なお、ハーフロックは日本ではメジャーな飲み方の1つですが、海外ではメジャーではないようです。
海外で注文する際は、ハーフロックでは伝わらない可能性は高いと思っていた方がいいでしょう。
海外ではウイスキーに氷と水を加える飲み方は一般的ではないためです。少なくとも私も外国人の方からハーフロックという言葉を聞いたことは一度もありません。またハーフロックはサントリーが提唱したとされているため、日本固有の飲み方の可能性が高いです。
「ロックよりも香りを楽しみたい」「ロックを最初からもう少し飲みやすくしたい」。そういったときにはハーフロックがオススメです。
5. 水割り


水割りは、氷を入れたタンブラー型のグラスに、ウイスキー1に対して水2~3程度を注いでつくる飲み方。
古くから日本で愛されてきた飲み方の1つです。
水割りは、角があるウイスキーでも、それを水が柔らかく包んでくれるため、ウイスキーをより淡麗でまろやかにできるのが特徴です。



ウイスキーがするすると喉元を過ぎていく心地良さを感じることができるでしょう
ただし、水割りもハーフロックと同様、日本で生まれた独自の文化です。
場合によっては(割るウイスキーによっては)味のバランスが崩れてしまうこともある飲み方です。
お店で水割りをしたいときは、それが適したウイスキーかどうか、バーテンダーに聞いてみるのもいいですよ。
水割りは水で割ってもバランスが崩れにくく調整されているジャパニーズウイスキーや、食事のお供として楽しみたいときなどにオススメ。
6. ソーダ割り(ハイボール)


タンブラー型のグラスに、ウイスキー1対ソーダ3~4程度を注いでつくる飲み方がこれ。
かつては一大旋風を巻き起こしたソーダ割り(通称ハイボール)です。
ソーダ割りは、冷たい水と炭酸の刺激が弾けるような爽快感をもたらし、サッパリと喉を潤せるのが特徴です。
喉越しもよく、そして飲みやすいため、暑い時期にはピッタリの飲み方です。



ちなみに「ハイボール」は、日本ではウイスキーをソーダで割ったものを指すのが一般的ですよね
しかし広くは、ウイスキー以外のスピリッツやリキュールなどを炭酸飲料等で割ったもの、つまりカクテルを指す言葉です。
よってバーで注文する際は、個人的にはですが、「ソーダ割り」を使用した方がスマートな気がします。
ソーダ割りは喉越しが良く飲みやすい。喉が渇いている時にはゴクゴクいきたい。ウイスキー初心者の方にもオススメ。
7. ミスト


ロックグラスに細かく砕いたクラッシュアイスを敷き詰め、そこにウイスキーを注げばミスト・スタイルの完成。
ミストとは「霧」を意味し、暫く置いておくとグラスの周りに霧のような水滴がつくことから名付けられた飲み方です。
ミストは、グラスの中の氷が細かく砕かれている分ウイスキーと馴染みやすく、ウイスキーをキンキンに冷やして飲むことができるのが特徴です。
見た目も涼しげで、ソーダ割りと同じく爽快感があり、暑い時期との相性もバツグン。



ソーダを少し加えてみてもグッドだ!
ただし、氷が細かいということは溶けやすいということでもあります。
とくに暑い時期などは、時間をかけて飲むことは難しい飲み方なので、注意しましょう。
心も体も涼しくなりたければこれを飲もう! 夏にオススメしたい飲み方です。
8. フロート


フロートとは、「浮かぶ、浮かせる」といった意味の言葉です。
その言葉の通り、グラスに氷を入れて注いだ水の上にウイスキーを浮かせた飲み方です。



ウイスキーは水と比べるとわずかに軽いんだ。水の上から静かに注ぐと二層に分かれる……それを利用した飲み方だな
フロートは、初めはストレートに近く、続いてロック、最後に水割りと、徐々に味の変化が楽しめる水割りの変形型です。
液体の比重差を利用しているのも面白く、見た目も美しい。
フロートの技術は様々なカクテルでも応用されています。
ただ、ウイスキーフロートに関しては先ほどの水割りと同様、日本では広く知られてはいますが、海外ではあまり一般的ではない飲み方だと思われます。
ウイスキーフロートは1度で3度美味しいカクテル。見た目もグッド。
9. お湯割り(ホット)


あらかじめ温めておいた耐熱グラスに、ウイスキー1に対してお湯3前後を注げば、とても簡単、ウイスキーのお湯割りの出来上がりです。
お湯割りは、立ち昇る湯気と共にウイスキーの香りを引き立たせ、体の芯まで温めてくれるのが特徴です。
冷え切った体をほぐしてくれたり、緊張でこわばった体をリラックスさせてくれます。



ちなみに、ウイスキーをお湯割り、ウイスキーをホットではなく、「ホットウイスキー」という呼び名で注文する場合です
これにはウイスキーを使った温かい飲み物という意味もあります。
そのため、ウイスキーにお湯や砂糖、レモンなどが加えられたカクテルが出てくる場合もあります。
これはお店やバーテンダーの解釈によって分かれたりもするので、聞いてみるといいでしょう。
寒い日はこれを飲んで温まろう! グラスは日本で唯一の耐熱工場を持つ国産耐熱ガラスメーカー「HARIO」がオススメ。
今回のまとめ
- ウイスキーの飲み方は基本7種類+日本固有の2種類
- ストレート、ロック、ソーダ割りが人気
- 細かいことは気にせず、好きな飲み方で楽しむべし
ウイスキーの飲み方はロックやソーダ割りなど、おもに9種類のものがあります。
ミストなど、一部自宅では難しいものもありますが、基本的にはどれも簡単にできる飲み方です。
試したことがないものがあったら、ぜひこの機会に試してみましょう。



またバーでウイスキーを注文する場合は、銘柄を指定した後で飲み方を指定します
銘柄を指定した後でバーテンダーにお勧めの飲み方を聞くのもありです。
何の銘柄にすればいいのかわからないとかも、バーテンダーに聞けばなんでも教えてくれますよ。
なお、つぎのように型にハマってしまうと、何でも途端につまらなくなってしまうこともあります。
このウイスキーはこう飲まないと。初めて飲むウイスキーは必ずストレートにしないと……。
飲み方を気にするあまりウイスキーを敬遠してしまうのは、恐らくウイスキーも喜ばないでしょう。
なので、私はですが、基本的には好きなように飲んでみればいいじゃないかと思っています。
基本さえ押さえておけば、その先、つまり割りものを変えたり、割る比率を変えたりといった応用が効くようにもなります。
まずは今回の9種類の中から、お好みの飲み方を見つけてみてほしいと思います。






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