このホテルは口コミいいな~。予約してみよっと!
そこのアナタ、そんな感じでグーグル口コミをうのみにしていませんか?
グーグル口コミには残念ながらサクラもまぎれています。
この記事では、グーグル口コミのサクラ・ステマ・やらせ・自作自演を見分ける方法を紹介します。
- Google口コミのサクラ・ステマ・やらせ・自作自演を見抜く6つのポイント
グーグル口コミはかなり参考になりますが、なかにはサクラで高評価が水増しされているパターンもあります
このサービスの利用だけは失敗したくない……!
というときにグーグル口コミを参考にして、サクラにだまされて……というパターンは最悪です。
そうならないように、この記事でサクラの見分け方を習得していきましょう。
ちなみにこの記事は、ホテル予約のケースをテーマに書いていますが、それ以外でも使えます。
ふつうのお店やサービス事業者とかでもおなじことなので、ぜひ役立ててください。
グーグル口コミのサクラの見分け方6選
では本題です。
以下の6つがグーグル口コミのサクラを見分けるポイントです。
- テンプレのような似た口コミが多い
- いい評価ばかり
- 評価が両極端
- 同じ日に口コミが投稿されている
- 投稿者の口コミが「1件」ばかり
- 投稿者の情報が見られないようになっている
すこしだけならまだなんともいえませんが、複数あてはまるとかなり怪しくなってきます。
ほとんどあてはまるなら、サクラ濃厚といえるのではないでしょうか。
もちろん、複数あてはまるからといって、100%サクラだと言い切れるわけではないんだ
相手がサクラを使ったと自白でもしないかぎり、はっきりとわかることはないからです。
でも、偶然や怪しさにも限度ってものがあります。
100%はわからなくても、「ほぼ黒」と判断することはできると思うので、ぜひ参考にしてください。
1. テンプレのような似た口コミが多い
ホテルスタッフはフレンドリーで、部屋はきれいに清掃されていました。アメニティも充実していて滞在中はとても快適に過ごせました。〇〇ホテルのおかげで旅行が素晴らしい思い出になりました。〇〇ホテルをほかの旅行者にも強くおすすめします。
一見するとなんでもない口コミですが、似た口コミが多数投稿されていると怪しくなってきます。
テンプレがあって、それにそって書かれている可能性がUPするからです。
「ほかの人にもおすすめします」みたいに、宣伝くさい文句もちょっと怪しいな
サクラは同時にステマ(ステルスマーケティング)でもあります。
ステマ的宣伝文句がないかも確認しておきましょう。
もっとも、なかには心からおすすめしたくて人にすすめている人もいます。なんでもかんでもステマというわけでもないので、そのへんはほかの要素も加味しながら考えてください。
2. いい評価ばかり
いい評価ばかりなのもちょっと怪しいです。
どれだけ素晴らしいサービスでも、なにか不備があったりと、不満を持つ人はいるはずだからです。
「サービスに不満を持った人ほど口コミを書いていく傾向がある」と私は思っています
わるい評価がまったくないというのは、逆に怪しいポイントにもなりえます。
高級ホテルで完璧なサービスとかならまだわかります。
でも、手ごろな価格でバツグンの高評価とかだったりしたら、「これは……ほんとかなあ?」と考えてみてもいいでしょう。
3. 評価が両極端
評価が両極端になっている場合も要チェックです。
高評価はサクラで、低評価が真実のパターンがあるからです。
グーグル口コミで低評価しかない場合、それを見た人は「ここはやめておこう……」となります。
そのため、評価を引き上げる目的でサクラを使うわけですが……、
わかりやすいサクラだと、全部「星5」にするんですよね
その結果、「星5の高評価」と「星1の低評価」の両極端になってしまうわけです。
ふつうのサービスだったな~。それならべつに口コミも書かなくていいかあ
と、中間評価の口コミは書かれにくい傾向もあると私は思いますが、書く人は書いてくれます。
「良いと悪い」しかないのはちょっと怪しいです。
4. 同じ日に口コミが投稿されている
「何日前、何週間前」と、おなじ日に口コミが集中しているのはサクラ率が高まります。
なにか特別な理由がないかぎり、口コミがおなじ日に集中するとは考えづらいからです。
たぶんなんですけど、サクラの業者も、頼まれたら一気に“仕事”をするんじゃないでしょうか
カモフラージュのために日にちを分けるのも面倒だと思いますし、以下の理由もあるからです。
グーグル口コミは日数がたつと、「〇か月前、〇年前」と、投稿日がどんどんアバウトになっていく
時間がたてばわかりにくくなっていきます。
が、直近の口コミでおなじ日に投稿が集中していたらかなり怪しいです。
サクラっぽい口コミがいくつか見受けられたら、「新しい順」に並べ替えて確認してみましょう。
5. 投稿者の口コミが「1件」ばかり
グーグル口コミでは、投稿者が投稿した口コミ件数が確認できるようになっています。
この投稿数が「1件のクチコミ」ばかりの場合もサクラくさくなります。
単発の投稿で高評価と、いかにもやらせっぽい気配がただよってくるからです。
もちろん、だれもが最初の1件からはじまるので、口コミ1件がおかしいなんてことはありません。
でも、口コミが「1件だけの投稿者ばかり」ってのは、さすがにおかしいよなあ
投稿者の口コミ件数も参考になるので確認しておきましょう。
6. 投稿者の情報が見られないようになっている
グーグル口コミでは、投稿者の名前をクリックすると「投稿者情報」が見られるようになっています。
この投稿者情報が見られない(設定でオフにしている)投稿者ばかりの場合も、サクラ率が上がるように感じます。
グーグル口コミで投稿者情報がオフにされていると、以下の文言がでるようになります
このユーザーはまだクチコミを書いたことがないか、プロフィールに表示しない設定にしています。
投稿者情報をオンにしていると、口コミの場所から生活エリアがバレてしまうことがあります。
そのため、投稿者情報をオフにしている人もすくなくはありません。
けれども高評価で口コミ件数もすくない人が、みんな投稿者情報をオフにしているとなってくると……、
これもなんか怪しい感じがしてくるよなあ
口コミを書いている人のほとんどが投稿者情報をオフにしている。
これもサクラかどうかを見分けるひとつの基準になるでしょう。
投稿者情報がオンになっていて、口コミの場所が不自然にバラけているのもサクラかを判断できる要素になります。旅行をしているわけでもなさそうなのに、口コミを書いたサービスの場所が全国各地に……といったのも、場合によっては怪しいです。
今回のまとめ
- グーグル口コミにはサクラもいる
- 100%断言はできないものの、ほぼ黒と判断することは可能
- 悪質な口コミは通報することもできる
グーグル口コミはじっさいの利用者からの情報を得られるなど、かなり有益なものです。
なにかサービスの利用で失敗したくないときなど、事前にある程度のことはわかるので参考になります。
ただ、サクラもまぎれているのは事実だと思います
サクラにだまされて失敗してしまわないように注意しましょう。
サクラかどうかの見分け方は、この記事で見てきたとおりだ
不自然な高評価とか、投稿者が怪しかったりとか、見ればけっこうわかるはずです。
なお悪質な口コミは、Googleに通報することもできます。
口コミの横の「︙」ボタンを押すとでてくる「クチコミを報告」からできます。
悪質なものは、報告することで、グーグル口コミの改善が見込めるかもしれません。
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