
ワードプレスの「カテゴリー」というのは何ですか? どうやって設定すればいいのでしょうか
WordPressには、記事を分類するための「カテゴリー」機能があります。
この記事では、WordPressでのカテゴリーの作り方といった、基本的な設定方法を解説します。
- WordPressのカテゴリーの作り方
- カテゴリーを設定する基本的な方法+役立つ情報



WordPressのカテゴリーは、ようはブログを見やすくするためのものだな
話題をジャンルごとにわけることで、読者が求める情報を(読者に)伝えやすくできます。
ただ最初は設定方法とか、わからないことも多いと思うので、ひとつずつ確認していきましょう。
記事を読みながら、または読んだあとに、じっさいに設定もしてみてください。


ミナト
ブログ歴7年目の兼業ブロガー。月間PVは最高11万、ブログ収益は月20万円を達成。ブログで夢を叶えるのを目標に日々まい進中。ひとりでも多くの「うだつの上がらない生活から抜け出したい」と思う方のお役に立ちたいと思っています。>> プロフィール詳細はこちら
WordPressのカテゴリーの役割と必要性


はじめに、WordPressのカテゴリーの役割からお話しします。



これは冒頭のとおりで、読者に情報を伝えやすくするためのものです
雑記ブログでも特化サイトでも、書かれた記事はなにかしらのカテゴリーに属しているはずです。
読者はそのなかから、必要な記事を選んで読んでいくわけですが、
そんなとき、全記事が1か所にまとまっていたら、どれが自分に必要な情報かわかりにくいですよね?
だからカテゴリーを設定して、必要な情報を探しやすくしてあげるのです。



たとえば、グルメをテーマにしたブログを運営していたとしよう
ひと言でグルメといっても、まず「外食と自炊」があります。
さらにいうと、外食もつぎのように分類化していけるわけで……、
- ファミレス
- ラーメン
- 中華
- イタリアン
- ファーストフード
こうしてあげれば、ラーメンの情報を知りたい人は、その情報にたどり着きやすくなります。
記事を読んだあと、おなじカテゴリーに役立ちそうな記事があれば、ほかも読んでくれるようになります。
記事がカテゴリー分けされることで、ユーザーの回遊率(ほかの記事も見てくれる)は上がるものなのです。



それから、ブログに興味を持ってくれた読者は、別カテゴリーの記事も読んでくれます
読者「このブログのラーメン情報はアツいなあ。それなら中華もいいお店が紹介されているはず! ほかも読んでみよう」
といったふうにですね。



もともとラーメン情報を探していたユーザーが、中華のカテゴリーも見てくれるようになったわけだな
このように、ブログ記事をカテゴリー分けするのには、つぎのメリットがあります。
- ユーザビリティ(見やすさ)がUP
- ユーザーの回遊率(ほかの記事を見てくれる)もUP
記事の最後あたりに、カテゴリーごとの関連記事を表示させることもできるようになります。
そしてこの「ページ下部の関連記事」は、読まれる率も高いです。
単純に、記事をカテゴリー分けしてあげれば、ブログのアクセス数アップにつながるわけですね。
カテゴリーのページがGoogleに評価されて、検索結果にのることもあります。これもカテゴリーを設定していればこそです。逆にいうと、カテゴリーを設定しなければ、検索エンジンからの評価を逃すことにもなってしまいます。
WordPressのカテゴリーの作り方


ということで、ブログではカテゴリーを設定したほうがいいです。



カテゴリー設定をしていないブログを探すほうが難しいレベルで、みんなカテゴリーは設定していますよ
では、WordPressでは、カテゴリー設定はどうすればできるのか?
ここからは本題の、カテゴリーの作り方といった設定方法を見ていきましょう。



カテゴリーの設定は、WordPressの管理画面から全部できるぞ
以下の手順を参考に、カテゴリー作成へと進んでみてください。
まだ記事を書いていない(これから書く)状態でも、さきにいくつかカテゴリーを作っておくといいと思います。


WordPressでカテゴリーを作成する方法はとても簡単です。
ダッシュボード左側の「投稿」にマウスカーソルを置くと、その右に新たな項目がでてきます。
そのなかの「カテゴリー」を押してください。


つぎの画面で表示されるのがカテゴリーの編集画面です。
左側で「新規カテゴリーを追加」でき、右側で作成したカテゴリーを確認できるようになっています。



この画面で入力するのは、以下のとおりだ
名前 | 作成するカテゴリーの名前を入れる(例:雑記) |
---|---|
スラッグ | 作成するカテゴリーのURLを入れる(例:random) |
カテゴリーの「名前」には、作りたいカテゴリーの名前を入れます。



スラッグというのは、カテゴリーのURLになるものです
「スラッグ」には、作りたいカテゴリーの名前を英語で入力しましょう。
たとえば雑記というカテゴリーを作りたいなら、「名前:雑記/スラッグ:random」というようにします。
カテゴリーの名前は日本語で入力し、スラッグはそれを英語にしたものを入力してください。
スラッグの決め方は、「カテゴリーのスラッグについて」で補足してあります。


また名前とスラッグの入力欄の下に「親カテゴリー」という項目があります。
これは、カテゴリーを親子関係にすることができるものです。
たとえば、「ブログ運営」という親(大)カテゴリーのなかに、「WordPress」という子(小)カテゴリーを入れられます。カテゴリーをよりこまかく分けられる機能です。これは親カテゴリーに子カテゴリーを入れる方法でくわしく解説してあります。
親子で分ける必要がないもの(雑記など)は、親カテゴリーは「なし」にしておきます。
ここまでができたら、最後に「新規カテゴリーを追加」を押しましょう。


画面の右側に作成したものが追加されていれば、新規カテゴリーの追加は完了です。
同様の手順で、カテゴリーをどんどん作っていくことができますよ。
WordPressのカテゴリー設定などのお役立ち情報


WordPressでのカテゴリーの作り方は以上です。
かなり簡単にできるので、まずはためしに、いくつかカテゴリーを作ってみてください。



ただ、まだよくわからないことも結構あると思うんだよな
そこで、WordPressのカテゴリー設定に関するお役立ち情報をいくつか紹介しておきます。
こちらもカテゴリーを設定するさいの参考にしてください。
カテゴリーのスラッグについて
まずはカテゴリーの「スラッグ」についての補足です。
カテゴリーの作成手順でもお話ししましたが、もうすこしくわしく説明しておきます。
スラッグは、カテゴリーの名前を英語表記したもので、カテゴリーページのURLになります。



たとえば、このブログでつぎのように設定したとしよう
- カテゴリー名:雑記
- スラッグ:random
この場合、雑記のカテゴリーページにアクセスすると、「https://genekibar.com/category/random/」と表示されます。
このようにスラッグは、カテゴリーページのURLで使われる役割があります。



ブログのURL関係は、基本すべて英数字で設定します
それはスラッグもおなじことなので、英数字で設定するようにしてください。
またスラッグは、カテゴリーページのURLに入るので、できるだけ短くするようにしましょう。
さきほどの例でいうと、雑記は英語で「Miscellaneous notes」や「Random notes」といいます。
この場合、スラッグは「miscellaneous」や「random」とできます。



スラッグは短いほうがいいから、後半の「notes」は短縮したかたちだな
「いろいろ」という意味で、雑記のスラッグは「various」にしてもいいでしょう。
雑記のスラッグは、ローマ字表記で「zakki」とすることも可能です。
しかし検索エンジンに意味を伝えるためにも、スラッグはできるだけ英語で設定したほうがいいです。
グーグルなどの検索エンジンは、URLの文字列を読み取っています。それがサイトの評価に使われることがあるので、基本URLは英語で設定します。
それからスラッグを省略できない場合は、「random-notes」のように、ハイフンを使って文字をつなげるようにしてください。
まとめると、WordPressのカテゴリーでのスラッグ設定は、
- カテゴリー名を英語表記したものにする
- 英数字で、できるだけ短くする
- 単語をつなげるときはハイフンを使う
以上の3つがポイントになります。
作成したカテゴリーを削除する方法
WordPressで作成したカテゴリーを削除する方法です。
作ったカテゴリーを削除したいときは、以下のようにしてできます。


カテゴリーの編集画面では、右側に作ったカテゴリーが一覧で表示されています。
編集したいカテゴリーの上にマウスカーソルを置くと、選択項目がでてくるので、そのなかの「削除」を押してください。
削除してもいいかが表示されるので、OKを押せばカテゴリーは削除できます。



ちなみに「編集」を押すと、以下のように、カテゴリーの名前やスラッグを変更できるぞ


ただしスラッグを変えると、カテゴリーページのURLが変わります。
WordPress側で自動的に転送してくれますが、URL関係は基本変えないに越したことはありません。
いちど決めたスラッグはできるだけ変えないようにしましょう。
カテゴリーの「未分類」を削除する方法
WordPressをインストールした初期状態では、「未分類」というカテゴリーがあります。
これはそのままでは消せないので、「未分類」を削除する方法も紹介します。


最初からある「未分類」のカテゴリーを削除する方法は、べつのところをすこしいじります。
WordPressのダッシュボードから「設定 → 投稿設定」へと進んでください。


投稿設定画面の「投稿用カテゴリーの初期設定」を、べつのもの(この場合はさきほど作成した雑記)に変更します。


こうすることで、さきほどのカテゴリーの画面にもどると、「未分類」が削除できるようになります。
- 「投稿用カテゴリーの初期設定」に設定されているカテゴリーは削除できない
という話だったわけですね。
投稿用カテゴリーの初期設定というのは、記事を作成するときにあらかじめ設定されているカテゴリーのことです。記事を書くさいに、未分類からべつのカテゴリーに変更して公開します。ですから未分類は消さずに、そのままにしておいても問題はありません。
親カテゴリーに子カテゴリーを入れる方法
カテゴリーを親子関係にする方法も紹介しておきます。
以下の手順で、親カテゴリーに子カテゴリーを入れることができます。


はじめに、親カテゴリー「なし」でカテゴリーを作ります。
これが親カテゴリーになります。


つぎに、子カテゴリーの名前・スラッグを決め、なかに入れたい親カテゴリーをタブから選びます。
親子関係の選択ができたら、最後に画面下の「新規カテゴリーを追加」を押せばOKです。


- 外食
- ラーメン
このように、親カテゴリーがあって、一段下がって子カテゴリーとなっていれば、親子関係はできています。
子カテゴリーはいくらでも入れられますし、子カテゴリーを親にすることで、孫カテゴリーをつくることもできます。
カテゴリーを表示させる方法
カテゴリーは作成しただけではブログには表示されません。
あわせて、カテゴリーを表示させる方法も解説しておきます。


まずはダッシュボードから「外観 → ウィジェット」と進みます。





この「ウィジェット」というのは、ブログのデザインをいじれるパーツみたいなものと考えてくれ
「利用できるウィジェット」の中に「カテゴリー」があります。
それをドラッグして、サイドバー(PCで見たときブログの画面右側にあるエリア)の項目のなかに入れてください。
もしくはつぎのようにすることでも、カテゴリーをサイドバーに入れられます。


カテゴリーをクリックし、サイドバーにチェックを入れた状態で「ウィジェットを追加」を選択します。


サイドバーに「カテゴリー」のウィジェットが追加されると、表示設定がひらかれます。
タイトル(例:カテゴリー)を入力し、「投稿数を表示」や「階層を表示」に好みでチェックを入れたら、最後に「保存」を押しましょう。
補足
- 投稿数を表示:カテゴリーに入る記事数のカウントが表示されます
- 階層を表示:カテゴリーが親子関係になっている場合、子は一段下がって表示されます


これでブログのサイドバーに、カテゴリーが表示されるようになります。



ちなみにカテゴリーは、記事が公開されていなければ表示されません
使われていないカテゴリーは表示されないようになっています。
カテゴリーが表示されないときは、カテゴリー設定した記事が公開されているかを確認するようにしてください。
記事を書いて公開するさいにカテゴリーを選ぶことで、記事がそのカテゴリーに入ります。
ダッシュボードの「投稿」から、記事を作成・編集するときに設定してください。
記事のカテゴリーを変えたいときも、「投稿一覧」の画面からおこないます。


今回のまとめ
- カテゴリーの設定はユーザーの利便性が上がる
- カテゴリーを作る方法は名前とスラッグを決めるだけ
- カテゴリーはウィジェットで設定し、記事が公開されると表示される
WordPressでは記事をカテゴリーごとにわけることができます。
ユーザーの回遊率が上がるなどするので、カテゴリーは作成して、記事を書いたら設定するようにしましょう。



どのカテゴリーにも属さない記事は、「雑記」でいいと思います
カテゴリー機能は、最初はそこまで使いませんが、記事が増えてきた段階でかなり使うようになります。
ウィジェットの使い方もついでに覚えられるので、設定だけはしておくのがおすすめですよ。
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