【熱海城まで一本】アタミロープウェイの乗り方と周辺の観光スポット

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アタミロープウェイ

アタミロープウェイに乗る際は往復ではなく片道にした方がいい場合もあるので、その辺を詳しくご紹介します。

先日熱海で1泊し、翌日にアタミロープウェイに乗って熱海城の方まで行ってきたのですが、バス停が複数あったりだとか、ロープウェイは往復ではなく片道でも帰ることができたりだとか、若干ややこしい部分も見受けられました。

特に旅行中は時間の関係もありますし、できることならスムーズに観光は進めていきたいところですよね。

そこで、今回はこれから熱海での観光を考えているという方のためにも、微妙にややこしいアタミロープウェイの乗り方と、周辺の観光スポット情報についてもご紹介しよう!

目次

アタミロープウェイの乗り方

アタミロープウェイは昭和33年に開業した「日本一短いロープウェイ」としても知られる熱海のレトロなゴンドラ。2019年3月には展望台がリニューアルオープンし、展望台先端にある「うみそらテラス」からは熱海随一とも言われる絶景パノラマを楽しむことができる、熱海の人気観光スポットです。

アタミロープウェイに乗るにはまずは乗り場まで行かなければならないのですが、宿泊する場合は宿によっても乗り場への行き方は異なると思うので、今回は観光の起点となる熱海駅からの乗り方を見ていきたいと思います。

バスで行く場合

熱海駅の改札を出ると左手にバスターミナルがあり、ここからバスに乗ってロープウェイ乗り場付近まで行くのが一番手っ取り早いのですが、

熱海観光地の割引券付きパンフレット

このような、ロープウェイや周辺観光施設などが1人当たり50~100円ほど安くなる割引券付きパンフレットが、「ラスカ熱海」という駅ビル1階の観光案内所にも置かれているので、必要な場合はバスに乗る前にゲットしておこう!

(注:私は別の案内所で入手したため現場は確認できていないのですが、職員の方に聞いたところ、同じ割引券やその他パンフレットなど様々なものが置いてあるそうです)

ちなみに熱海駅と駅ビル、バスターミナルの位置関係はこのようになっていて、バス乗り場は⓪~⑧番まであります。

週末の駅ビルはいつも混雑しているように見受けられましたが、駅から近いので観光パンフレット探しに行ってみるのもあり。

伊豆東海バスで行く

ロープウェイ乗り場まで路線バスで行くには、主に2つの路線バスを利用する方法があるのですが、1つ目はバスターミナル⑦番に来る「熱海港・熱海後楽園」行きのバスに乗る方法です。

ロープウェイ乗り場は伊豆東海バスの停留所である「熱海後楽園」というバス停のすぐ先にあるので、バスターミナル⑦番に来る「熱海港・熱海後楽園」行きのバスに乗れば10~15分くらいでロープウェイ乗り場まで到着します。

乗車料金は230円で、熱海駅からは大体20分おきに運行しているので、一番早く行きたい場合はこれがオススメ。

湯~遊~バスで行く

2つ目は「湯~遊~バス」という熱海市内の観光名所を巡る路線バスを利用する方法なのですが、湯~遊~バスの停留所は1つ目の伊豆東海バスとは異なり、ロープウェイ乗り場の少し手前か、それを過ぎるとロープウェイ降り場の先の方まで行ってしまうため、少し注意が必要です。

湯~遊~バスを使ってロープウェイ乗り場まで行く際は、7番目の停留所「親水公園」か、8番目の「マリンスパあたみ」で降車後、徒歩で向かうのがいいと思います。

また、湯~遊~バスは1日700円で乗り放題(利用範囲内)にもできるとても使い勝手のいいバスで、乗車券の買い方や停留所、時刻表などは全て「湯~遊~バス」公式サイトにまとめられているので要チェックだ。

徒歩で行く場合(オススメ)

熱海駅からロープウェイ乗り場までは2kmほどあるため、歩いていくと大体30分以上はかかるのですが、時間に余裕があれば熱海の街並みや海沿いを観光しながら向かうことができる徒歩がオススメ。

熱海は駅前の商店街を抜けても路面店が多く、レトロな街並みも一部退廃的な所もあったりと、歩いていて、見ていて飽きがこないです。また、半分くらい歩いた所から熱海の海岸が見え始めるため、海外沿いを歩きながらロープウェイ乗り場まで向かえるというところもグッド!

ちなみに海岸沿いにある親水公園の中にも観光案内所があるのですが、そこでも割引券などのパンフレットは置いてあるため、徒歩で向かう場合はスタート時にわざわざ駅ビルに寄る必要もありません。

前半をショートカットしたい場合は、熱海駅からバスに乗って海岸や公園前で降りるというのもありだ。

チケットの買い方

熱海後楽園バス停前

バスでも徒歩でも、ロープウェイ乗り場の最寄りである「熱海後楽園」まで到着したら、あとはすぐ先にあるチケット売り場でチケットを購入するだけです。

ちなみに青い丸で囲った看板が熱海後楽園のバス停です。

アタミロープウェイのチケットカウンター

こちらがチケット売り場で、販売されているチケットの種類は以下の通り。

 大人子供
往復600円400円
片道400円300円
熱海秘宝館セット券1,800円

割引券を持っている場合はこの料金から1人当たり50円が引かれますが、割引の対象は往復もしくは熱海秘宝館セット券のみとなっていて、片道の場合は割引券は使えません。

熱海秘宝館とは18歳未満入館禁止の怪しい博物館みたいな所なのですが、通常入館料は1,700円なので、もし秘宝館にも行く場合はここでセット券を購入した方がお得。

ただし、ここで注意すべきなのは、ロープウェイを降りた先に「湯~遊~バス」の停留所があるため、片道でも熱海駅に戻れるということです。

これは知らないと誰もが「熱海後楽園」のバス停から熱海駅に戻る、そう考えると思うのですが、実はロープウェイを降りた先の観光エリアにも「熱海城」というバス停があるため、そこから熱海駅に戻ることもできるのです。

よって、湯~遊~バスを利用して帰る、もしくはさらに移動する場合はロープウェイは片道の方がいいと思いますが、上のバス停(熱海城)は本数がやや少なく、混む可能性も高いので、観光を終えたら早めに、そしてゆっくりと帰りたいという場合は、ロープウェイのチケットは往復にして、下のバス停(熱海後楽園)から帰るという方がいいかもしれません。

いずれにせよ、チケットは往復で買ったのにやっぱり片道でよかった、なんてことが起こらないように注意しよう!

【アタミロープウェイ】
(運行時間)始発9:30/上り最終17:00/下り最終17:30
(所要時間)3分30秒

ロープウェイ周辺の観光スポット

ここまででロープウェイの乗り方はバッチリだと思いますが、ここからはロープウェイに乗る前の公園や上った先にある展望台、少し歩いた所にある周辺の観光スポット、そして帰りのお土産情報なんかも併せてご紹介しよう。

親水公園

熱海親水公園

ロープウェイ乗り場へ向かう途中の海岸沿いにある親水公園は、熱海市が北イタリアのサンレモ市と姉妹都市であることや、地形や街並みが似ていることなどから、地中海北部のリゾート地をイメージして整備されている公園です。

親水公園のムーンテラス

南欧・コートダジュールをイメージした「スカイデッキ」はレンガを基調に造られ、最大の見所「ムーンテラス」は夜になるとライトアップもされるそう。

親水公園の砂浜

もちろん砂浜に出ることだって可能。

親水公園から見える熱海城

熱海城も見えるぞ!

親水公園は歩いているだけでも楽しいですし、周辺のホテルに宿泊している場合は夜風を浴びながらぶらりと歩いてみてもまた景色が違って楽しいと思います。ここはオススメ。

展望台

うみそらカフェ

ロープウェイで山頂まで到着するとすぐ目の前にあるのが「うみそらカフェ」というソフトアイス、珈琲などを販売しているカフェ。

奥にある展望台で景色を眺めながら飲み物などを楽しむことができます。

あいじょう絵馬

また、恋愛成就の聖地でもあるらしく、こういったオリジナルの絵馬を作ることもできます。絵馬もカフェで販売中。

あいじょうモニュメント

こちらは絵馬を掛ける場所で、中心のオブジェは「あいじょうモニュメント」という、愛情と錠前をモチーフに作られたモニュメント。

形状を見る感じだと「情と錠」の言葉もかかっているのでしょうか。

イブスター店長
イブスター店長

Lock(錠前)よりもwhiskey(鍵)のRock(氷)の方が美味いとだけ言っておこう

うみそらテラス

そしてこちらが「うみそらテラス」という展望台の先端。

三方が断崖絶壁のロケーションとなっていて、なかなかスリリングな展望台です。果てしなく広がる海と空の景色はまさに絶景。

展望台から見た熱海市街

また、展望台から見下ろすことができる熱海市街は、夜になると100万ドルの夜景とも呼ばれる美しさになるそう。

日が暮れる夕方頃に行ってみるのも良さそうですが、ロープウェイは営業時間が短いので夜景に見とれていて帰れなくなった、なんてことにならないよう注意しよう!

熱海秘宝館

熱海秘宝館

ロープウェイの展望台を抜けると、ちょうど出口付近に熱海秘宝館の入り口があります。

ここは前述の通りかなり怪しい所で、自主規制でカットしましたが入り口には怪しい亀もいます。大人のテーマパークといったところでしょう。

興味のある方は行ってみてもいいかもしれません。かなり怪しいですが。

【熱海秘宝館】
(入館料金)入館のみ1,700円/ロープウェイセット券1,800円
(営業時間)9:00~17:30(最終入場17:00)

熱海城

熱海城

展望台を抜けて少し歩くと熱海城が見えてきます。

熱海城は熱海の名勝地である錦ヶ浦山頂にそびえ立つ城で、360°のパノラマを楽しむことができる天守閣展望台が人気の観光スポット。

城内は地下1階~6階までの7フロアで構成されていて、様々な展示物を見たり体験したりして楽しむことができる、こちらもテーマパークのような感じ。

この時は外装工事が行われていたようです。

ヒルトップテラス

熱海城は入場料がかかりますが、熱海城正面左手にはヒルトップテラスという庭園があり、こちらは無料で入ることができます。

ヒルトップテラスには海が見える喫茶&レストランがあったり、庭園の一角では猿回しが行われていたりもします。

熱海城の猿回しの公園時間

猿回しは毎日行われているわけではありませんが、公演日には1日4回、各回20分ほどの公演となっています。

猿回しのサル

観覧は一応無料ですが、最後におサルさんからチップ(おひねり)を要求されるので、いくらかはかかると考えておいたほうがいいでしょう。

もちろんチップは本来気持ちの話であって、感動したとか、これからも頑張ってほしいとか、そういったあくまでも観客の気持ちだと思うのですが、基本無料が多いこのご時世、言わないと死活問題になるという事情も、もしかするとあるのかもしれません。

ただ、チップは気持ちであって自由なので、払う払わないは見てから決めるでいいと思うのですが、特に最前列に座っていると回収に来たおサルさんを前に払わない訳にはいかなくなります(笑)

そしてチップは小銭でも勿論OKなのですが、どうやらおサルさんは札が好きな模様。

熱海城バス停

熱海城バス停

また、熱海城の入り口反対側には、先ほども触れたように湯~遊~バスのバス停があり、熱海駅まで1本で帰ることができます。

熱海城バス停時刻表

熱海城バス停の時刻表はこの通り1時間に2~3本なので、このバス停を利用する場合は要チェックだ。

【熱海城】
(入場料金)大人1,000円/小・中学生500円/4~6歳350円
(営業時間)9:00~17:00(最終入場16:30)
(備考)猿回しの日程や城内施設などについては「熱海城」公式サイトで確認できます

熱海トリックアート迷宮館

熱海トリックアート迷宮館

さらに、熱海城正面の右手には熱海トリックアート迷宮館というものもあります。ここは要するに、平画面が立体的に見えるトリックアートのミュージアムですね。

入場券が熱海城とセットで販売されていたりもするので、両方行きたい場合はセット券がお得です。

【トリックアート迷宮館】
(入場料金)大人900円/小・中学生450円/4~6歳300円
(セット券)大人1,600円/小・中学生800円/4~6歳550円
(営業時間)9:00~17:00(最終入場16:30)

その他

その他の周辺観光スポットとしては、先程の熱海城前のバスに乗ると「アカオハーブ・ローズガーデン」という東京ドーム13個分の広さを誇る花の楽園に行くことができたり、少し距離がありますが、親水公園とロープウェイ乗り場の中間くらいにある熱海港では、首都圏から一番近いことでも知られる離島リゾート「初島」行きのチケットを購入してクルージングを楽しむこともできます。

あとはお土産ですね。

熱海プリン

お土産は熱海駅前にある商店街や駅ビルの中でもいくらでも買えるのですが、駅前の商店街を少し先に進んだところに「熱海プリン」というものがあり、ここはやたらと人が並んでいて、かなり人気があるようです。

熱海プリン

実際に買ってみました。最もオーソドックスなものは1個380円です。

賞味期限が2~3日と短いのですが、手軽に食べられますし、見た目的にもお土産にはちょうどいいかもしれません。道路の反対側に順番待ちの待機所があるほど、並びが凄いことになっていましたが……。

今回のまとめ

熱海商店街

ロープウェイの乗り方はチケットを買えばいいだけなのですが、乗り場と降り場にそれぞれ別路線のバス停があるので、ロープウェイに乗ったあとどう動くかを事前に決めてから片道、もしくは往復のチケットを買うと観光もスムーズにいくと思います。

個人的には親水公園とロープウェイ展望台が良かったのですが、アカオハーブ・ローズガーデンからも景色が良さそうでアツい気配を感じました。次回訪れる機会があれば是非行ってみたいと思います。

それでは今回はこの辺で。これから熱海を観光されるという方は楽しんできて下さい!

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