【唾恐怖から赤面症へ】対人恐怖症という精神疾患が発症するまでの経緯

精神疾患が発症したのは12~13歳、ちょうど中学1年生の頃でした。それは何の前触れもなく、突然襲い掛かってきたのです。

メンタルヘルスカテゴリーの「発症と克服の経緯」では私が精神疾患を患い、そしてそれらを克服するまでの経緯を書いていきますが、できるだけ原因となった出来事や、精神疾患を発症する要因になるような事は詳しく書いておこうと思います。

何の前触れもなく……いや、今思い返してみるとやはり色々と前触れはありました。

精神疾患が発症するまで

私は生まれは関東ですが、父の仕事の都合で家族ごと引っ越し、年間を通して1日中晴れの日が全国的に見てもかなり少ない地域で育ちました。
朝は晴れていても夕方から雨になったり、天気予報で晴れと出ていても突然雨が降ってきたりと、とにかく雨や曇りでどんよりとした日が非常に多く、日の光を浴びる時間が少ないところでした。

家族構成は、父、母、兄、私、弟の5人家族で、様々な小動物も飼育していました。これに関しては子供が感受性豊かに育って欲しいとの思いが母にあったからだそうです。
せっかくなので歴代の小動物たちもご紹介しましょう。

ハムスター
【ハムスター】
初めて飼った動物がハムスター君。近所の子供なんかが家に押しかけてきて、いじくりまわされた翌日に他界してしまった時は涙が止まらなかった。
モルモット
【モルモット】
普通のモルモットや巻き毛のモルモットなど、2匹のモルモットさんを飼育。暴れたりすることもなく、非常に大人しくて飼いやすい動物だと思います。
オカメインコ
【オカメインコ】
オカメインコやセキセイインコ、文鳥なんかも飼っていましたが、上空から糞を落としてくるので大変でした。ちなみに実家には20年以上生きているオカメインコがいます。
チンチラ
【チンチラ】
ペットショップのオヤジが太らせれば高く売れるよとジョークを飛ばすも当時は意味がわからず。毛皮が高値で取引されていると知ったのはずっと後の話。

その他にも金魚などの魚なんかも飼っていたりいたのですが、挙げ出すと切りがないので割愛します。

小学生までの暮らし

母は教育熱心で厳しいというのもありましたが、過保護だったと思います。外が暗くなる前に帰ってこいだとか、外泊なんてもっての他で、もう少し自由にやらせてほしいという思いはありましたが一切認められず。
遊びたいのに遊べないというフラストレーションは小学生の頃はそれほどでもなかったのですが、年を取るにつれて強くなっていきます。父は基本的に放任主義。

また健康面では、体は大きく活発、誰とでも仲良くといった性格で、この頃は体調を崩すこともほとんどなく、病とは無縁のような人間でした。

ただ一つあるとすれば、集団登校中に突然唾を飲み込む音が気になるようになってしまい、唾を飲み込めなくなり、学校まで吐くのを我慢するなんてことが起きていたことを記憶しています。思えばやはりこの頃から予兆はあったのだと思います。

CHECK

対人恐怖症の一種に「唾恐怖症」というものがあります。人前で唾を飲み込む音が気になってしまい、気にし始めるとどんどん唾液が出てきてしまうというもの

中学生の頃の暮らし

小学校から中学校へ上がる時って、友達は沢山できるかなとか、どんな中学生活になるのかなとか、期待に胸を膨らませると思うのですが、それと同時に不安も感じますよね。

例えば恐ろしい上級生に目をつけられたら嫌だなとか、新入生いびりにあってしまったらどうしようかとか、私の場合期待よりも不安の方が大きかったことを覚えています。
ただ、当時私がいたエリアは治安が良かったということもあり、恐ろしい先輩に絡まれるとかそういうのはなかったので、この不安に関しては入学後すぐに払拭されることになります。

また、男性はこの頃にいわゆる「思春期」というものが訪れるわけですが、精神状態が不安定になりやすい時期のため、この時期に赤面症になってしまう人は多いといいます。

で、私もなりました。

少し話が脱線しますが、私が住んでいたところは男性が女性に話しかけるのがタブー視されているかの如く、女の子と話していると誰かしら男が文句というか、やたらと何か言ってくるところでした。

「お前なに女子と話してんだよ!?」
「女たらしか!?」

とかそんな具合に。

そこで私は思う訳ですよ。お前ら中学生か!?と。
まぁ全員中学生なんですけど(笑)

よって、女の子と話しているとちょっかいを出してくる奴がいるわけですが、女の子と話す度にからかわれたりしていると、こっちも女の子と話すことが恥ずかしいことのように思えてくるわけで、その結果、ある日突然赤面しました。

状況の流れとしてはこう。

①「女の子と話す」②「からかわれる」③「赤面する」

人間、事前知識がないことに突然直面すると何が起きているんだ!?と軽いパニック状態になったりもしますが、パニックが起きることの原因を突き詰めていくと、それは得体の知れないものに対する不安や恐怖であったりもします。

この時の私にはそんなことは知る由もありませんでしたが、初めて赤面したという経験は自分自身でも気づかない「恐怖心」として私の心に根付いてしまっていたのでしょう。

その後の私は、①「女の子と話す」②「からかわれる」という一連の流れが起きる度に赤面してしまうようになり、それは次第に①「女の子と話す」だけでも赤面するようになってしまったのです。

赤面症の発症とその症状

ちょうど年齢的にも女性を意識し始める時期だったこともあったとは思いますが、一度女性と話していたことがきっかけで赤面してしまったという経験は、無意識の内に「再び顔が赤くなってしまったらどうしよう」という不安、つまり恐怖心として私の心の奥底に住み着いてしまいました。

それからというもの、症状は悪化の一途を辿り、私は何かある度に赤面するようになってしまいます。

女性と関わることに関しては言わずもがなで、例えば人前で話したりだとか、びっくりした時、食事中の沈黙や、一度も会ったことがない知らない人と話す時でさえも症状は出るようになってしまいました。
また緊張や不安がきっかけで一度赤面症の症状が出た事に関しては、それ以降も同じような状況に身が置かれる度に症状が出るようになり、一度も症状が出ていないことに関しても「もしかしたら」と無意識に考えてしまうことで、赤面症の症状が出てしまうのです。

そして、顔が赤くなっているのを周りに見られたくない、落ち着け、赤面するなと思えば思うほど症状は悪化していきました。

当時は相談できる相手も、自分に何が起こっているのかも全く見当もつかなかったため、どうすればいいのかわからず、一人で悩むことしかできませんでした。

その後私は中学校を卒業し、希望していた高校へ無事入学を果たしますが、依然として症状は変わらず。こうして10年以上に渡る対人恐怖症(赤面症)との、果てしなく長い付き合いが始まったのです。

スポンサーリンク
この記事をシェアする

コメントを残す