これは、当時ギャンブルに依存症状があった私が、韓国を旅行で訪れた際の韓国カジノ旅行記です。
2017年、前年に訪れたバリ島のビーチリゾートに感動した父によりグアム旅行が発案されました。再びリゾートでのバカンスを楽しめることに私は心を躍らせるのですが、いつの間にか話は変わり、行先は韓国へ。
「韓国だって?何をすればいいんだ??」
ビーチリゾート旅行が頓挫したことに落胆する私でしたが、沸々とわいてきたのはバリ島旅行最終日に味わったカジノでのスリルと興奮。当時ギャンブル依存症だった私は軍資金をキャッシングで調達し……。
今、激動の韓国カジノ旅行が幕を開ける。
ミナト
海外旅行が趣味の兼業ブロガー。以前はカジノにハマるもギャンブルにはもう懲りて……? 現在は観光メインで旅行を楽しみながら、現地での体験や旅行に役立つ情報も発信中。いずれは海外を放浪する旅にも出たいと思っています。>> プロフィール詳細はこちら
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韓国カジノ旅行(1日目・前編)
バリ島旅行を終えた翌年、もう一度ビーチリゾートに行きたいという父の発案で当初はグアムへ行く予定だったのですが、家族全員では行けないということでグアム旅行の計画は頓挫してしまいます。
グアムは中止になりました
えええ!?もう休み取っちゃったよ……。既に旅行を心待ちにしていた私は心底落胆してしまうのですが、そんな私を察してか父から代替案が。
じゃあ韓国でも行くか?近いし
韓国……。グアムとの差が激しいな……。というか、韓国に行って何をすればいいんだ?
考えること数分、私の頭の中で急速に甦ったのはシンガポール、マリーナベイサンズカジノでの興奮と感動の記憶。
やるか、カジノ。もう一回!
旅行に参加するパーティ編成
グアムは中止となり、韓国旅行が決定!今回旅行に参加するパーティ編成はこれだ!
役者は揃ったようだが……とんでもない編成だな。そんなパーティで大丈夫か?
大丈夫だ、問題ない
韓国上陸作戦開始。ブリーフィングは飛行機内で
某日朝9時。私たちは始まりの地、成田へ。
韓国旅行は3泊4日のスケジュールですが、観光の予定などは一切、なし!カジノに行く、以上!
成田空港内の無駄に高いレストランで3人してかつ丼を頂きます。あとはあんたに委ねるよ、Mr.カミサマ。
腹ごしらえを終えた私たちは搭乗時間が来たため、飛行機に乗り込みます。
飛行機内で作戦会議
成田から仁川国際空港(ソウル)までのフライト時間は約3時間。
前回のシンガポールでのカジノは運よく勝利を収めることができましたが、ギャンブルは丸腰で勝てるほど甘いものではありません。さらに試行回数が増えれば増えるほど「大数の法則」によって負ける可能性が上がっていきます。
「大数の法則」
大数の法則とは試行回数を増やせば増やすほど確率は収束していくというもので、カジノのゲームにはハウスエッジ(控除率)という数%~、ものによっては数十%のカジノ側の取り分があるため、ゲームの回数が増えれば増えるほどハウスエッジの分だけ負けやすくなり、最終的にはプレイヤー側が負けるようにできているという確率論のようなもの。
よって、今回私はカジノで勝つためにルーレットの攻略法を実践することにしました。ルーレットの攻略法には様々なものがありますが、私が目を付けたのは「シフトベット法」というルーレット必勝法です。
ルーレットの必勝法「シフトベット法」とは
ルーレットのウィール(盤)は一定の速度で回転していますが、もしディーラーが毎回一定の力で球を投げ入れていると仮定すると、球を投げ入れた場所とその場所にきていた盤上の数字から、球が落下する地点を多少なりとも予測できる可能性があります。
そこでルーレット盤を4つのエリアに分割し、予測落下地点のエリアの数字全てにベットするというのがこのシフトベット法です。
このように、ルーレット盤を4分割し、A~Dにわけます。
これが「Aのエリア」に対応する数字にベットする配置。数字は左から「2,4,15,17,19,21,25,32,34」。
これが「Bのエリア」に対応する数字にベットする配置。左から「6,8,10,11,13,23,27,30,36」。
これが「Cのエリア」の配置。左から「1,5,9,14,16,20,24,31,33」。
最後に「Dのエリア」の配置。左から「3,7,12,18,22,26,28,29,35」。
数字で覚えるよりも図で覚えた方が覚えやすかったので、私は飛行機内でこのA~Dのベット配置を頭に叩き込み、弟にルーレット必勝法を力説。
ルーレットの数字1点賭けは36倍の配当なので、シフトベット法では9単位のベットで36単位の配当が受け取れるわけです。成功すれば+27単位ということですね。
あ~、なるほど
やれる気しかしない……。この勝負、もらったも同然だ!
韓国仁川空港に到着
約3時間の快適なフライトを終え、仁川国際空港に到着。
宿泊するホテルはソウル駅の近くだったので、空港から出ている高速列車のようなものに乗るため私たちは駅構内へ。
駅構内を歩いていると、前方からベビーカーを押したご夫婦が。ぶつかりそうで危なかったので私が横に避けると、なんと、ベビーカーを押している旦那さんの方が避けた私をホーミングするようにベビーカーで突っ込んでくる!
私は壁際でそれ以上に避けようがなかったので立ち止まっていると、男性は方向転換し、立ち去っていきました。
いや、今の絶対にわざとだろ……
早くも日本に対する感情の洗礼を受ける私。恐るべし韓国。
これが駅のホーム。しかし私たちは券の購入を間違えて高速列車ではなく通常の鈍行列車に乗ってしまいました。
鈍行列車は昼間から酒を飲んで泥酔している現地の方がちらほらいたりと、なかなかの雰囲気。
鈍行列車に揺られること小一時間、ホテル近くの駅、乙支路四街(ウルチロサーガ)駅に到着。カタカナ表記もあるのでわかりやすいです。
そして駅から歩いて数分、ホテルに到着!
今回宿泊するホテルは「ベストウェスタンプレミアホテル国都」というホテル。
ソウル中心地区にあるベストウェスタンプレミア国都(ククド)は韓国で人気の観光エリア「明洞」まで徒歩で約15分、ソウル駅もタクシーに乗ればすぐと、観光にとても便利なロケーション。11階は女性専用のレディースフロアとなっていて、女性同士の方も安心・快適に利用することができます。フィットネスセンターもあります。
とにかく移動に便利な場所にあるのでここを拠点にできてよかったです。また、フロントや従業員の方がとても親切で、私は駅構内での出来事で荒んだ心が癒されました。
私たちはチェックインを済ませ、街に出てみることにします。
【ベストウェスタンプレミアホテル国都】
明洞(ミョンドン)へ
私たちはホテルから出て一番近い明洞へ。ホテル周辺の街並みは東京と似ています。
しばらく明洞方面へ向かって歩いていると、私たちは通常歩道にあるべきではないものを発見!
アーケードゲームの筐体だ!
なぜこんなものが路上に投棄されているのか……。
鉄拳5!!
韓国では鉄拳は大人気で、ゲームの大会では韓国人プレイヤーが強いようですね。
辺りはだんだん暗くなってきました。お腹も減ってきたぞ。
歩くこと十数分、私たちは明洞に到着!
明洞は国内外の有名ブランドショップやコスメ、飲食店やスイーツ、エステまで何でもござれのソウル最大の繁華街。街並みは東京の原宿に似ていて、男性よりも女性の方の方が楽しめそうな素敵な街です。
屋台やアクセサリーなどの小物を扱う露天も沢山出ていました。
圧倒的な原宿感。
私たちはお腹がすいたので明洞で夕食を食べに行くことにしました。
弟の情報によると明洞にはとてつもなく美味しいタッカルビのお店があるとのことで、お店の名前は「ユガネ」というそう。私は辛い物が大好きなので期待に胸を膨らませ、ユガネに入店!
こちらがユガネのタッカルビ。
本当に美味しかったです。その一言に尽きます。一時期日本でもタッカルビがブームになり、いろんなチェーン店がタッカルビを販売していましたが、ユガネのタッカルビを超えるものはありませんでした。韓国に3日間いましたが、どの料理よりもユガネのタッカルビが美味しかったです。
従業員の方が頻繁にテーブルまで来てくれて混ぜてくれます。
タッカルビを半分ほど食べたところでご飯とチーズを追加で注文し、タッカルビの鍋で一緒に焼いて頂きます。これがもうたまらなく美味しかった!一度で二度美味しいユガネのタッカルビ。明洞へ訪れた際は是非行ってみて下さい。
夕食を頂いたあとはカジノ用に両替をしに行きます。
ここは韓国内で両替のレートがいいことで知られる「セブンイレブン明洞店」。
少し離れたところに中国大使館があり(歩いて行ける距離)、大使館の目の前に政府公認の両替所があるのですが、セブンイレブン明洞店のレートは大使館前の両替所とレートはほぼ変わりませんでした。誤差で言うと100円前後とかその程度です。
こちらがユガネとセブンイレブン明洞店の地図。
ご覧の通りかなり近くにあるので、明洞へ行く際は押さえておくといいですよ。
腹ごしらえ良し、両替良し、準備は全て整いました。そろそろ行こうか、戦いの地へ……。
パラダイスカジノ・ウォーカーヒルへ
明洞からタクシーに乗り、今宵の決戦の地、「パラダイスカジノ・ウォーカーヒル」に到着。
ウォーカーヒルは韓国カジノ大手のパラダイスグループが運営する、ソウルでは最大規模の外国人専用カジノ。おそらくお客さんの入りからしてソウルでは一番人気があると思われます。何よりもアクセスがいいです。
ウォーカーヒル周辺にはアクティビティなど観光スポットも沢山あります。
また、ウォーカーヒルはビールなどの飲み物や食事を無料で頂くことができたり、ウォーカーヒルに来るまでにかかったタクシー代を約3,000円まで負担してくれたりと、サービスは物凄くいいです。会員カードを作ると記念品なども貰えますよ。
ウォーカーヒルの中へ
ウォーカーヒルのカジノフロアは、入り口から見て左手にスロットマシーンなどが配置され、奥と右手にはテーブルゲームなどが配置されています。客層はぱっと見で8~9割方が中国人観光客でかなり盛り上がっていました。特に盛り上がっていたのがバカラのテーブルで、時々歓声が上がったりと結構うるさい時もあります(笑)
父はスロットマシーンで遊んでいるとのことだったので、私と弟はルーレット必勝法を実践するために一直線にルーレットのテーブルに向かいます。
ルーレット必勝法の検証結果はいかに!?
いよいよ勝負の時。ルーレットのテーブルは比較的空いていましたが何人か先客がいたため、私は空いていたテーブルの端でルーレットに参加。
ちなみに今回の軍資金は40万円。しかも当時ギャンブル依存症だった私は借金に対する恐怖や抵抗が完全に麻痺していたので40万円全てキャッシングです。全て負ければ借金が40万円増えるということ。絶対に負けるわけにはいきません。
ルーレット必勝法である「シフトベット法」で重要なのは「見」。まずは赤か黒に適当な額のチップをベットし、ディーラーが球を投げ入れる瞬間とその際にきていた数字を見極め、球の落下地点を確認します。
1回目……。2回目……。3回目……。
計7~8回ほど「見」に徹した私は、ある事実に辿り着きました。
うん、これは全く分からない。
一昔前のルーレットはディーラーが狙った数字に球を入れることができたそうですが、それはルーレット盤の溝が深く、ルーレット盤を回転する勢いのある球が深い溝にキャッチされ、ストンと落ちていたためと聞きます。
しかし現在のルーレット盤はこの溝が浅く作られているため、一度溝の中に落ちた球の勢いは浅い溝では止め切れず、球は何度かバウンドしたり再び転がりだしたりと挙動が読めなくなっているのです。
さらに、私がゲームに参加していた位置にも問題がありました。
私がいたのは右側の34~36のあたりで、この位置からだとテーブルは結構な長さがあるため1~3までは手が届かないのです。
ディーラーが球を投げ入れてからディーラーにシフトベットのエリアにチップを置いてくれるよう頼むにしても数的に無理がありますし、他のお客さんをかき分けるにしてもやはり無理があります。
テーブルの一番チップを置きやすい場所(画像中央の上側)が空くのを待ってもいいのですが、球が落下する地点を読めないのであれば運任せの約4分の1になるので、それでは必勝とはならないでしょう。
つまり、こういうことです。
ルーレット必勝法、破れたり!
……これで終わりかって?
もちろん、そんなわけがありません。そもそも、まだ始まってもいないのですから。私はシフトベット法が不発した場合に備え、実はもう一つのルーレット必勝法を用意してきていました。
とっておきはいつも最後まで取っておくもの。果たして切り札をもってルーレットを制することはできるのか?本当の戦いはこれから始まりを告げるのです。
【ベストウェスタンプレミア国都は観光の拠点にオススメ】
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