足の裏に魚の目かタコかイボかよくわからないものができたら医者に行け

生きていれば一度は足の裏になにかができることもあると思いますが、そんなときはさっさと医者に行ったほうがいいですよ。

もし、皆さんが変態紳士・淑女であれば、美少年・美少女の足の裏ならともかく、どこぞの馬の骨とも知れぬ野郎の足の裏事情なんてものはどうだっていいわ、と思われるかもしれません。

しかし、どうでもよくはないのです。

生きていれば、一度や二度は足の裏に「なにか」ができることもあるでしょう。そして、それがなんなのかを知らずに対処してしまうと、場合によっては症状が悪化してしまうこともあるのです。

結論から先にいうと、足の裏になにかができたら、さっさと医者に行ったほうがいいですよ。自分でなんとかしようとせずに。

ウオノメは危険極まりない病

なにもやる気が出ずにただひたすら天井を見つめていたところ、なぜか視線が足の裏に吸い寄せられ、左足の親指に「魚の目」らしきものを見つけてしまったのが、ことの始まりでした。

魚の目(鶏眼)とは、皮膚に圧などが繰り返し加わることで一部の皮膚が分厚くなってしまう病気で、皮膚の外側にある角質がスパイクのように内側に伸びていき、それが歩く際に痛みを生じさせる嫌な病気です。

硬質化した角質の中心にある「シン」がサカナの目に見えることから魚の目と呼ばれているわけですが、ネーミングから見た目から症状まで、すべてが最悪レベルの病気なので、私はこれを見つけてしまったとき、最高にローな気分になりました。

ウオノメのシンとは罪の「sin」だ。角質のスパイクは、私が犯した罪を罰する「断罪の槍」だ。もう私はだめかもしれない……

目線を天井に戻した私の目は、遠いところを見ていました。じつは、子どものころにもウオノメができたことがあり、当時の嫌な思い出がよみがえってきていたのです。

悪夢のウオノメ治療

私はギャンブル依存症を始めとした数々の苦しみを味わってきたので、今でこそ痛みや苦しみへの耐性はありますが、子どものころはそんなものは持ち合わせてはいなかったので、ウオノメの治療は酸鼻を極めました。

なにかができている部分に、皮膚を柔らかくするパッチ(スピール膏)を張り、白くなって感覚を失った皮膚をカッターのような器具で切り取られる。そして、それが終わったあとは、液体窒素を患部に押し当てられ、凍らされているのか焼かれているのかよくわからない痛みに歯を食いしばる。

まるで、答えのない拷問を受けているような気分でした。

いま思えば、液体窒素は消毒のためとかなんとか言っていた気がするので、これもほんとうにウオノメだったのかはよくわからないのですが、とにかく、ウオノメらしきものの治療はしんどい思い出しかなかったのです。

医者に行くことにした

あれをまたやるのか、と考えただけで、私の気分はさらにナーバスになってしまいましたが、そもそもの話、今回足にできたのはウオノメかどうかもよくわからず、市販薬で治療を行うにしても、それがウオノメではなかった場合、どうなってしまうのかはわかりませんでした。

ウオノメだと思っていたものがまったく違うものだった場合、パッチで皮膚を柔らかくしたり、皮膚を刈り取ってしまったりすることで、場合によっては症状が悪化してしまうかもしれません。

それに、痛みはないとはいえ、自分で自分の皮膚を刈り取るという行為には抵抗しかありませんでした。

私は、諦めて医者に行くことにしました。

最近、どうも医者に行く回数が増えてきているような気がしますが、これが年をとるということなのでしょうか。年はとりたくないものです。

結局ウオノメじゃなかった件

重い足を引きずり私は皮膚科へ。そして、ウオノメらしきものができてしまったことを医師に伝えました。

医師
医師

なるほど、ちょっと見せてもらえますか?

変態紳士・淑女に見放された私の足の裏は、医師の前であらわになったのです。

医師
医師

あぁ、これはウイルス性のイボですね

出ました。ウオノメらしきものと思われた「なにか」は、まさかのウオノメではなく、ウイルス性のイボだったのです!

医師
医師

あと、それ触ると移る可能性あるので、気をつけてください

湊
ミナト

えっ!?

なんと、この「ウイルス性のイボ」とは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスが皮膚の小さな傷から侵入することでつくられるできもので、それを触った手で傷がありそうな部位を触ろうものなら、ヒトパピウイルスがさらに感染、できものは増殖し、感染拡大を引き起こすという、考えただけでも卒倒しそうなレベルの病気だったのです!

さぶいぼとはまさにこのこと。医師の話を聞いた私は鳥肌が立ちました。すでに失神してしまいそうです。頼む、早く私を助けてくれ。

液体窒素の出番ですよ

自分でなんとかしようとせずに、さっさと医者に来た私の判断は間違ってはいませんでした。そして、治療の方法はというと……

医師
医師

液体窒素で凍結させることで治療していきましょう

またか……

医師の話によると、患部を液体窒素で凍結させ、イボを細胞ごと破壊することで治療を行っていくとのことでした。

凍結させた部位は、水膨れや血豆になることもあるそうですが、そういったダメージ状態を経て、2週間ほどでコロッと取れてしまえば治療は完了。また元通りに戻ってしまえば、再度液体窒素で凍結させることで完治を目指すそうです。

医師
医師

どうします? もう今やっちゃいますか?

湊
ミナト

……お願いします

長い時を経て、あの答えのない拷問は繰り返されます。しかし、私はもうあのころとは違うのです。いまならば、あの痛みにも耐えることができるはず……

足の裏にひやりとした感触があり、ジュジュジュと皮膚が焼けるような音が聞こえてきました。ところが、痛くはありません。私が乗り越えてきた苦しみが生んだ「耐性」が、-196℃の液体窒素に打ち勝ったのです!

ジュジュジュジュ……

湊
ミナト

アチアチアチ

……が、思った以上に液体窒素を押し付けられる時間が長く、この熱いとも痛いともいえる謎の感覚は、長い時を経て再び私を苦しめました。そういえば、生まれた耐性というのは、精神的ダメージへの耐性だったのです。

医師
医師

終わりました

なかなかハードな治療でした。私は、左足を引きずるようにして、病院を後にしたのです。

今回のまとめ

・足の裏になにかができたらさっさと医者
・ウイルス性のイボは移るから触ってはいけない
・液体窒素で最速2週間で完治!

液体窒素で足を焼かれてからまだ2週間は経過していないので、完全に完治した状態ではないのですが、今回の場合は体感20秒前後の治療で一発、もしくは数発で完治するものだったので、市販薬などで変にいじらないで良かったと思っています。

皆さんも、足の裏になにかができたらさっさと医者に行ったほうがいいですよ。市販のパッチだと関係ない部分まで白くなってしまうこともありますから。

また、見えないからあとでいいや、と放っておくと、症状が進行・悪化してしまうこともあるそうです。ウイルス性のものであれば自然治癒することもあるそうですが、治るかどうかわからないことに気を取られるのもしんどいので、さっさと病院で治してしまいましょう。

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