【悶絶】おそらく酒の飲みすぎで「痔」になったときの壮絶な体験談を語る

これは、かつてないほどの脅威とまで感じた「痔」になったときの、激痛と苦しみを耐え抜いた闘病の記録です。

お酒を飲みすぎたことでの失敗というのは私もそれなりにあり、そういったことがあるたびに、お酒の飲みすぎには気をつけようと思ってきました。

しかし、失敗や気をつけようなんて言葉では片づけることができない壮絶な体験を、私はお酒によってすることになってしまいます。

そう、突然「痔」になったのです。

この痔というものは、場所が場所だけに人に相談することもむずかしく、外で薬を買うのでさえもためらわれ、ましてや医者に行くなんて……と、できるだけ秘密裏に治したいと思うものであって、実体験が表に出ることも少ない病気だと思うのですが、放っておくと最悪手術という可能性もあるため、判断基準は必要な情報でもあると思います。

そこで、誰にもいえない悩みだからこそ経験者の私がひと肌脱ごうということで、今回は恥をしのんで、お尻の病におかされた私と痔との戦い、そのいきさつを包み隠さずにお話ししたいと思います。

酒を飲みすぎた翌日に痔になった

お酒を飲みすぎてベッドに倒れ込んだ翌日、目覚めた私を襲ったのは、2日酔いの気持ち悪さとお尻への強烈な違和感でした。

違和感、というか、お尻が痛いのです。

前日は友人との会合があり、飲食店のかたい椅子に長時間座っていたこと、その前に自転車で長距離(といっても往復1時間程度)の移動をしていたことでお尻に負担がかかってしまい、お尻の皮膚がかぶれてしまったのかもしれません。

しかし、そんなことよりも、2日酔いの気持ち悪さをなんとかしたかった私はお風呂に入ることにしたのですが、体を洗っている際、私はお尻にあるものができていることに気がつきます。

いわゆる「いぼ痔」でした。

このいぼ痔(痔核)とは、便秘や下痢、排便時のいきみ、座りっぱなしなど、肛門に強い負担がかかることで肛門部の血管がうっ血(血流が停滞)してしまい、その部分がいぼ状にはれてしまう病気のことです。

とくにアルコールの過剰摂取は、肛門部の動脈の血行をよくする一方で、静脈の働きがそれに追いつかなくなるため、これもうっ血の原因になるといいます。

私の場合は、便秘や下痢、いきみといったことはいっさいなかったので、おそらく、自転車+椅子に座りっぱなしでお尻に負担があったところに、お酒の飲みすぎがトドメを刺したのでしょう。

私もある程度の時間を生きてきたので、これまでも痔になったことは何度かありましたが、お酒で痔になるというのは初めての経験であり、しかも、今回のはこれまでの痔とはあきらかにレベルが違い、外側のはれも大きく、痛みも激しいところが気にはなりました。

ただ、これまでのように薬をぬっておけば治るだろうと思い、このときはまだ、私は事態を深刻に受けとめることはなかったのです。

痔の経過と市販薬の効き目

痔になったらまずはどうするべきなのでしょうか。これは、すぐに治る可能性もあるので、市販薬を利用してしばらく様子を見るのも1つの手であり、私は「ボラギノールA軟膏」を自宅に常備しています。

この薬は、店によってはカウンターの裏にしか置いていない、つまり、「ボラギノールを下さい(私は痔です)」と言わなければならない場合もあるため、初めて薬局で購入するときは恥ずかしかったような記憶があるのですが、現在はネットでいくらでも購入できるので、そういったことを気にする必要はなくなりました。非常に便利な時代だと思います。

そしてなにを隠そう、手始めに私は、このボラギノールで過去最強クラスの痔と戦うことにしたのです。以下は、日数ごとの痔の症状とその経過です。

1日目:寝たきり状態

痔が発症した1日目、寝起き時点では「なんとなく痛いな」程度の痛みだった痔は、分刻みで痛みを増していき、昼ごろには椅子にすわるのもしんどく、立っているだけでも痛みを感じるようになっていきました。

よく、痔になった人がお尻を手で押さえているようなシーンはどこかで見たことがある方も多いと思うのですが、私はこの理由を理解します。

立っていると、まるで重力に引っ張られるかのように痔が痛み、それを手で押さえていないと、あたかも肛門が体から抜け落ちてしまうかのような激痛が走るのです。

人類は直立の二足歩行を実現し、それによって他の追随を許さない知能(脳)を手に入れたといわれていますが、その結果がこれです。

逃れることができない肛門への負担と、それによって生まれた人類特有の病である「痔」。人類が進化のために支払った犠牲は、あまりにも大きすぎたということでしょう。

立っていても座っていてもお尻が痛むので、私はこの日、必要最低限以外は動くのをやめ、ほとんど寝たきり状態で1日を過ごしました。

2日目:激痛と苛立ち、そして吐き気

2日目になっても症状が改善することはなく、悪化もすることはありませんでしたが、これは初日から痛みがピークを迎えていたので、悪化のしようがないともいうことができました。

もっとも、不幸中の幸いか、私の場合は痔が内側ではなく外側にできていたので、ほんのわずかな出血はあったものの、排便時はそれ以上に痛むことはなく、それだけが唯一の救いだったように思います。

起きあがるだけでもお尻が痛く、まったく症状が改善しない痔に、しだいに私は苛立ちを覚えるようになっていきます。お尻の激痛と苛立ちがあいまって、また気持ちが悪くなってきました。

ボラギれない……。なぜボラギれないんだ……

ボラギノールがまったく効かないあせりが、くだらない造語を生みだしてしまうほどに、私は不安を感じ始めていました。

3日目:お風呂&カイロ作戦始動

2日間は必要なとき以外はほとんど寝たきり状態で、ブログの運営作業も満足に行うこともできなかったため、このままではまずいと感じた私はボラギノール1本に頼ることをやめ、新たな方法を模索し始めました。

そこで見つけたのが、ボラギノールの公式サイトに記されていた、お風呂に入って(半身浴をして)お尻を温める、もしくはカイロでお尻を温めて血行をよくするというものでした。

ものは試しでこれを実践してみたところ、たしかに痛みがやわらいでいくのを感じることができたので、私は、夜は半身浴、日中は張るカイロをお尻に装着するという作戦に出ます。

これで、苦しい痔との戦いは、終わるかに思えました。

4日目:応急処置はあくまでも応急処置

お風呂&カイロ作戦は一定の成果をあげましたが、あくまでもこれらは応急処置であって、温めていなければ痛みは復活し、肛門のはれもまったくおさまる気配がなかったため、私の胸にはさらなる不安がよぎるようになっていきます。

もしかすると、このまま痔が治らない可能性もあるのではないか?

ボラギノールの説明書には、10日間くらい使用しても効果がない場合は、医者へ行ったほうがいいと記載されています。

まだ4日目、それとも、もう4日目か。私のお尻は痛いままです。

5日目:医者に行こうかと考えた

市販薬、お風呂、カイロと、5日間にわたって痔と戦ってきましたが、いまだ治る予兆すら感じることができず、私は医者に行こうかと考え始めました。

医者に行くというのは、市販薬を薬局で買うどころの騒ぎではなく、もはや最終手段なのかもしれません。しかし、万が一にも手術の可能性を考えると早めに行ったほうがいいことは間違いなく、お尻の痛みでほんとうになにもできない状況に嫌気が差してきていた私は、もうこうなったら行くしかないと病院を目指すことにしました。

ところが、その日は週末であり、休日診療を行っていた病院まで行ったものの、まさかの臨時休業という間の悪さで、お尻の痛みをこらえ、覚悟を決めてきたというのに、私は無駄足を踏んでしまうこととなってしまったのです。

こうなったら、別の市販薬に頼るしかない。

ボラギノール以外では「ブリザエース」もいいと聞いていましたが、これは薬局では発見することができず、やはり痔にはボラギノールというように、ほかにめぼしいものが見あたらなかったので、この日は市販薬探しもあきらめ、私は自宅に帰ってから横になりました。

病院の肛門科を受診することにした

市販薬で戦い抜いた5日間、若干前日よりも痛みがやわらいでいるような気はしましたが、どうも寝起きの朝は比較的調子がよく、活動を終えた夜になると症状が悪化するといったことが続いていたため、もうこれは医者に行くしかないと思い立ち、私は肛門科を受診することにしました。

恥ずかしいなんてことをいっている場合ではありません。もちろん不安を払拭したいというのもありましたが、お尻の痛みでなにも手につかないこの状況に、私はほとほと疲れてしまったのです。

肛門を人に見せるくらいなんてことはない……ということもありませんが、なにか最新のカメラなどで恥ずかしくないようにしてくれるのではないか、などとぬるいことを考えながら私は病院へ。

医師
肛門科医

ミナトさんですね、それで、どういった症状でしょうか?

診察室には、カーテンをそなえた診察台(ベッド)があり、診察台の上にはタオルが1枚敷かれていました。

私は1週間ほど前からいぼ痔になっていること、痛みが強く、治る気配がないことなどを伝えます。

医師
肛門科医

わかりました。それでは、ズボンを膝のあたりまでおろして、タオルをかけて横になっていただけますか

ついに、私の尻は人前でさらされることとなったのです。

医師
肛門科医

膝を抱え込むような、エビのような姿勢になるとらくになりますからね

湊
ミナト

……

「らくになる」とはいったいどういうことなのか、その意味を、このあとすぐに私は知ることになります。

医師
肛門科医

では、失礼します

準備が整ったところでそういうと、医師は私の尻にゼリー状の潤滑剤的なものをぬり、そして、肛門に指を突っ込んだのです!

湊
ミナト

アッッ!!

こんな事態は想定してはいませんでした。この完全なる不意打ちに、私の頭はパニックを起こしています。

この診察室では、いったいなにが行われているというのでしょうか!

医師
肛門科医

次、肛門内視鏡いきます

湊
ミナト

えっ!? アッッッ!!!

肛門内視鏡とは? などと考える間もなく、指以上に太い内視鏡が、間発を入れずに私の肛門にぶっ込まれました。

これはかなりやばい。なにが起きているのか理解が追いつきません。しかし、知らぬが仏とはまさにこのことで、私はこの状況を把握することができなかったこと、肛門内視鏡などというシロモノの存在を知らなかったことで、この恐ろしい検査を乗りきることができたのです。

そう、乗りきれたと思ったのです。

医師
肛門科医

ちょっと、もう1回いきますね

湊
ミナト

あああああ!!!

まさかの肛門内視鏡2連発!

痛いというよりも、つらい。これまで味わったことのないようなつらさ、早く終わってくれることだけを神に祈るほどの苦しさ。

この苦しさは、もはや悶絶としか言い表しようがありません。

そうか、そうだったのか。エビのスタイルでらくになるとは、こういうことだったのです!

医師
肛門科医

終わりました。ゆっくりでいいので、ズボンをお履きください

私はしばらく動くことができませんでした。

なにか大切なものを失ってしまった、いや、奪われてしまったようなこの感覚は、できれば二度と味わいたくはありません。

診察の結果は、血栓性外痔核(いぼ痔)というもので、日常的な座っている時間や、やはり発症前日のお尻への負担、そしてアルコールの過剰摂取が原因と思われるとのことでした。

また、内視鏡で確認したところ、外側だけでなく内側もはれているとのことで、この検査には大きな意味があったことを私は知ります。

薬は飲み薬とぬり薬を処方されることになり、最後に医師は、2週間後にどうなったのかを確認したいので、もう1度来てほしいと言っていました。

湊
ミナト

次の検査では、また内視鏡は使うのでしょうか……

医師
肛門科医

状況に応じて……ですかね

それ以上なにかを発する力さえも残っていなかった私は、検査でまた痛くなってきたお尻を手で押さえ、病院をあとにしたのです。

病院の薬の効果と効き目

私が処方された薬は2種類で、飲み薬は「ヘモナーゼ配合錠」、ぬり薬は「(劇)ネリザ軟膏」という名前の薬でした。

飲み薬のほうは肛門部の出血、はれ、痛み、かゆみをやわらげる作用があり、ぬり薬も同様の作用があるそうですが、後者はステロイドを含み、名前に「劇」とついていることもあってか、かなり強い薬とのことです。

そして、これらの効き目に関しては、医者の薬を使い始めてから1~2日でお尻の痛みが、4~5日で肛門のはれがおさまり始め、1週間もしないうちに、生活に支障をきたさない程度にまで回復した状態になりました。

やはり医者の薬は、症状に適したものであって成分も違うので、市販薬とは効き目が違うということでしょう。応急処置の必要もなくなるほどの効果があったので、安心感も違いました。

それから、この経過を逆に考えると、市販の薬を使い続けていても、あれから最低でも4~5日はよくならなかったということになるので、私の場合はいずれにしても、医者に行くことになっていたように思います。診察時にきわめて苦しい思いをしましたが、これはこれでよかったのかもしれません。

こうして、私と痔との壮絶な戦いは終わりを告げました。

2週間後に内視鏡をまた突っ込まれるのかどうかは、じつはまだ先の話なので、よくわかりません。

今回のまとめ

・痔の市販薬は個人的に4~5日まで
・診察は苦しいが、薬の効き目は間違いない
・手術率は15~20%だそうです

検査の内容があまりにもあれだったので、痔になったらさっさと病院に行ったほうがいいとはいいにくい部分もあるのですが、個人的に軽い痔であれば、市販の薬で3~4日とかからずに治るように思うので、市販薬で4~5日を過ぎても症状が改善しないようであれば、病院に行くことを検討したほうがいいのかもしれません。

話によると、痔で手術が必要となる人の割合は15~20%だそうです。

いぼ痔の場合はほとんど手術の必要はないそうですが、私の知り合いには、数年間放置していたことでいぼ痔が治らなくなってしまい、最終的には手術することになってしまった人もいますし、それに私としては、15~20%もあれば、1発目の痔で手術になってしまってもおかしくはないようにも思えます。

検査はおそらく苦しいものになると思われます。けれど、検査と手術であれば、検査のほうがまだましであることはいうまでもないと思うので、心配であれば、やはりあきらめて病院に行くしかないでしょう。

痔は、ふだんの生活に気を使うことで、治りを早めたり、予防したりすることができるものだそうです。

肛門をつねに清潔に保ち、便秘や下痢を防ぐために食物繊維をたくさんとり、ストレスや疲れをためないように心がけ、そして、お酒の飲みすぎには気をつけること。

現代社会では座っている時間が必然的に長くなるような気がするので、これはどうしようもない場合もありますが、その他の生活習慣はすぐに変えることができるものも多いと思います。痔の原因となりそうなことがあれば、少しずつ変えていったほうがいいということです。

病気というものは、日々の生活で積もり積もったものが、なんらかのきっかけで爆発することで発症することが多いように感じます。

私の場合は、おそらくそれがお酒だったのでしょう。お酒も食事と一緒で、もう少し飲みたいくらいでとめておくのがいちばんいいのかもしれません。皆さんもお酒の飲みすぎには、くれぐれも気をつけるようにしてください。

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