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パチヤメ(ギャンブル依存症問題を解決ブログ)

【歴10年】タバコを頑張らないで楽に&簡単にやめるコツは「習慣」にあった

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タバコを吸っていても楽しくないのであれば、喫煙の習慣を変えてしまうことで簡単にやめられるかもしれません。

一般的な喫煙者として(ヘビーではない)10年以上タバコをやってきた私は、とくにやめる理由もなかったことからそのつもりもなく、これからもタバコを吸う習慣はつづけていこうと思っていました。

ニコチン依存症によって、努力だけではタバコがやめられない体になってしまっていただけ、といったほうが正しかったのかもしれませんが、いずれにせよ、禁煙をはじめる気なんてものははなからなかったのです。

ところがこのたび、あるもの(さきにいってしまうと「JT」製の電子タバコなのですが)を使いはじめてみたところ、しだいに紙巻タバコは吸わないようになっていき、ついには、電子タバコさえも吸わなくなってしまうという、ようはいつのまにか「卒煙」してしまっていたという事態が発生。

やめられないからこそやめようとも思わなかったタバコが、なにかをがんばったわけでもなく、気づけば簡単にやめられてしまっていた……。

そこで、紙巻タバコについて思うところがある喫煙者の方にむけて、今回は、なぜそのつもりもなかった私の禁煙が(しかもがんばる必要もなくらくに)成功したのかを、その経験から判明したおすすめできる卒煙方法とあわせてお話しします。

目次

禁煙前の状況は「つまらない・うまくない・ただの習慣」

私が歴10年以上の喫煙者となったのは、いやなことがあってそれを忘れるため、とかそれらしい理由で最初の1本に手を出したのがきっかけでしたが、結局は喫煙所にたまってタバコを吸っていた友人が楽しそうだったからで、退屈な学生時代の毎日に、刺激やおもしろさを求めての1本がはじまりでした。

体がニコチンに順応するようになると、仕事で忙しく動いたあと・外でお酒を飲んでいるときなどの身体的・精神的な変化があるときや、ギャンブル・旅行といったもので高揚感を感じられるとき(強い精神的な変化があるとき)などは、タバコのうまさを最大限に感じることができるように。

ところが、タバコを吸う時代・タバコを楽しめる時代は、多くの方がおそらくそう感じているように、残念ながらすでに終了してしまったわけで、私もしばらくまえからは、もはやタバコ吸っていても、楽しくもなければ、おいしいと感じることもなかったのです。

肩身の狭さがハンパじゃない現代社会

国民の健康増進を目的とした法改正によって、2020年4月からは原則として屋内での喫煙は不可となり、その流れもあって、喫煙者はとんでもないレベルで「けむたがられる」ようになりました。

街の喫煙所はつぎつぎと撤去。タバコを吸える場所がほんとうになくなってしまい、とくに賃貸物件などでは、かつては「ホタル族(マンションのベランダなどでタバコを吸う人たち)」などとよばれていた人びとも死滅。

影響はプライベートな空間にまでおよび、自宅でさえもタバコを吸えないようになっていったのです!

喫煙者の肩身のせまさはハンパではない現代社会。自宅であってもゆっくりとタバコも吸えないこの時代、紙巻タバコが好きだった私にとっては、じつはタバコを指にはさんでいても、口にくわえていても、楽しいことなんてなにもありませんでした。

うまいと感じることもなく習慣で吸っているだけ

私の場合、タバコを吸っていてうまいと感じるのは、さきほどもあげたような特定の状況(激務・飲酒・趣味など)下のみで、そのほかはただの習慣で吸っているだけでした。

そう、日常生活のなかでは、べつにたいしてうまいと思うこともなく、むしろうまいと感じることのほうがまれだったのです。

加えて、仕事はデスクワーク(副業含む)が中心となったり、コロナウイルスによって外出ができなくなったりするなど、個人的にタバコがうまいと感じる特定の状況はほぼ完全に封じられてしまい、私にのこされたのは、ただの習慣・惰性でタバコに火をつけるという動作だけ。

自宅でお酒を飲んだあとに吸うタバコも、おそらく血管の収縮の関係によってうまい(煙のアタックが強くなる)と感じるのだと思いますが、いってしまえば家にいる時点で、通常時よりもまあ多少はうまい程度。

ようするに私は、タバコを楽しむ「愛煙家」ではなく、タバコを吸う本来の目的を失ってしまった、ただの「ニコチン依存者」になりさがってしまっていたのです。

禁煙が簡単&楽に成功した4手順(最終兵器は電子タバコ?)

吸う場所もなければ(とはいっても、なんとか人に迷惑をかけないようにして吸っていたわけですが)、吸う楽しみもないなど、タバコは習慣で吸っているだけ。しかしその習慣を断つのは容易ではなく、つまるところ私は、習慣と惰性だけでタバコをつづけていたわけです。

ところが、私にとっての、このタバコがやめられなかった最大の理由である「習慣」は、日本たばこ産業の「JT」が英知を結集してつくりあげた「Ploom X(エックス)」によって断ち切られ、まさかの「エックス」で喫煙自体の習慣もエンド。

いったいこのエックスによって、私の身になにが起きたのか? それを、ここからは順を追ってお話ししていきます。

1. 電子タバコへの完全移行が始まった

電子タバコへの完全移行

私が吸っていた紙巻タバコはJT製品(メビウスシリーズ)で、もともと電子タバコのプルームシリーズも使っていたことから、先行予約で新型の「Ploom X」を入手。

味は以前の「Ploom S」のほうがよかったように思えましたが、喫煙の可能時間がまた伸び、タバコのスティックの味も新型にあわせて改良されたようだったので、そのままエスからエックスへ移行することにしました(ちなみにエスは販売終了)。

その後しばらくは、なんとか吸える場所(自宅)では紙巻、むずかしい場所では電子タバコ、という二刀流スタイルを維持していたものの、エックスの利用率が高くなって(紙巻を超えるか超えないかくらいになって)くると、電子タバコユーザーがよくいう「電子タバコに慣れたら紙巻がまずく感じられるようになった」現象が私のもとでも発生。

紙巻タバコを吸っていると、なんだか毒物を吸引しているかのように思えてきてしまい、さらにはエックスの自宅の中でも吸える(ニオイがすくない)便利さなどから、これだったらもう完全に電子タバコでいいか、となったことで、ついに私は紙巻タバコを捨てることにしたのです。

2. 紙巻を吸う習慣が完全に消えて本数も減少

紙巻タバコを吸う習慣の消失

私が紙巻タバコをつづけていた唯一の理由ともいえる喫煙の習慣は、直近では以下のようなものとなっていて、これまでの期間、基本的にはこのスタイルに変更はありませんでした(これでも、仕事をひとつやめたのでかなり減っていた)。

  • 寝起きまたは出勤前に1本
  • 昼休憩に1本、昼食後に1本
  • 午後の仕事前に1本、夕方の仕事おわりに1本
  • 風呂に入るまでに複数本、風呂上がりに1本、夕食中または後に1本
  • 寝るまでの起きている時間に惰性で複数本

1日に十数本(半箱以上)くらいを吸っていて、だいたいは、なにかの行動をするまえ、またはなにかの行動をしたあとにタバコを吸う。

しかしこれが、電子タバコに移行したことで以下のように変化。

  • 午前の仕事の合間に2本程度
  • 昼休憩は吸わない
  • 午後の仕事の合間に1本程度、仕事おわりは気分で
  • 夕食時または夕食後に1~2本
  • 寝るまでの起きている時間も気分で

日中に働いている仕事は、電子タバコであればいちおう吸える環境であったので、仕事まえに吸っておかなければならないとかいうのもなくなり、また、午前中に電子タバコを吸うようになったところ、昼休憩時にまで吸いたいとも思わなくなったことで、全体的にタバコを吸う機会も減少。

紙巻タバコとくらべると、加熱式タバコは独特のイモくささ(イモを焼いたような変な味・においがする)があって、味は、正直あまりおいしいとはいえません。本数が減った(習慣が変わった)のは、そもそも吸いたいと思うことが減ったのも関係していたように思います。

また、プルームエックスのメリットは、お酒を飲みながらでも吸えることで、それによって夕食時に吸う本数は増えましたが、結局のところ、基本的にはあんまりおいしくはないので、全体的に見て、タバコを吸いたくなることがあきらかに減りました。

3. 気持ち悪さ(いわゆるヤニクラ)を毎回感じるように

電子タバコを吸うと気持ち悪さ(ヤニクラ)が発生

10年以上つづいた紙巻タバコを吸う習慣は、吸う場所がない・吸ってもうまくない、という環境もおおいに関係していたものと思われますが、時間をかけて電子タバコに移行していったことで、とくに手放すつらさなどを感じることもなく終了。

電子タバコに移行したあとは、こんどは新しい習慣が形成されていくものと思われましたが、ここで、重大な問題が発生。

エックスを吸っていると、とくに朝などの一発目は、かならずといってもいいほど気持ちわるさ(頭がクラクラする)を感じるようになり、これはどれだけ吸いつづけていても、改善されることはなかったのです。

こうなってくると、うまくもない電子タバコを、気持ちわるくなるのを覚悟して吸わなければならなくなるわけで、そんなことをする必要があるのかを考えたところ、私が出したのは、もはやタバコを吸う意味なんてなにもないという結論でした。

あとは消化試合。のこったタバコスティックを捨てるのももったいなかったので、さっさと全部なくなってくれと、最後の1箱を消化していきました。

CHECK私が紙巻タバコのころに吸っていたのは「6mg」で、プルームエックスのほうがこれよりも強いということはなさそうでしたが、もしかすると、エックスは1本の吸引時間が5分と長かったのが、この気持ちわるさの原因だったのかもしれません。

4. 禁断症状はほとんどなくタバコはおわった

禁断症状もとくになりすべての喫煙習慣の終わり

禁煙がもっともつらく、そして失敗するのは、体からニコチンが抜ける禁煙開始後の72時間(最初の3日間)だといわれています。

たしかに、これまでに何度か失敗してきた私もそう思っていましたし、じっさいに何回かしたかつての挑戦では、この3日間という時間は(場合によってはそれからもしばらくはずっと)、タバコが吸いたくて吸いたくてしかたがなく、ほかのことにはいっさい手がつかないような、ひじょうに苦しい時間となっていました。

ところがどうでしょう、今回は、すでに紙巻タバコを吸う習慣が消えてしまっていたことによって、最初から禁断症状のつらさを感じることもなかったのです!

ふだん電子タバコを吸っていた時間に、なんとなく吸いたくなることはあったとしても、「吸っても気持ちわるくなるだけだし、うまくもないからいいや」となり、とくにがまんをする必要もありません。

ガムや禁煙パイポなどの代用品も必要なし。休憩・仕事おわり・食後などにふと思うことはあったとしても「まあタバコはもういいや」でおわりです。とくになにかをがんばったわけでもなく、どうせ「うまくない」からと、また買おうとも考えませんでした。

あまりにもあっけない最後でしたが、おわりというものはいつも、だいたいこんなものなのかもしれません。電子タバコという代用品が、私の喫煙生活にとどめを刺したのです!

禁煙・卒煙は代用品を使ってみるのもおすすめ

禁煙成功率世界No.1として知られ、世界中で多くの喫煙者をいまも救っている禁煙のバイブル的な書に『禁煙セラピー』がありますが、同書によると、ガムやキャンディー、ハーブタバコや薬などの代用品は、使わないほうがいいそうです。

とくにニコチンパッチや、ニコチン入りのガムなどは、こんどはそれに依存してしまうケースも多いらしく、こういった代用品は、結局は喫煙の問題を長引かせてしまうだけとなってしまうのだそう。

ただ、私の場合でいえば、今回の件を考えてみると、いうなれば以下の「3大クリティカル」ともいえるタバコへの依存の原因のうち、

  • 身体的依存(ニコチンへの依存)
  • 心理的依存(タバコを吸って楽しかった・集中力が上がったなどの記憶)
  • 習慣の依存(タバコと結び付いた行動や生活パターン)

心理的依存は、現代社会によってとうの昔に破壊されていて、喫煙の習慣は、電子タバコという代用品によってこれも破壊され、最後にのこっていたのはニコチンへの依存だけだったからこそ、ここまで簡単にたばこがやめられたのではないかと思います。

そう考えると、習慣や心理的依存を代用品で断ち切ってしまえば、禁煙もらくにできるように思われ(べつに気持ちわるくならなくてもいい)、使うものによっては、これらのすべてをも(身体的依存をも)断ち切れるように考えられるので、最後にそんなアイテムをいくつかご紹介しておきます。

1. ニコレス(NICOLESS)

累計販売箱数は1000万箱を超え(2021年5月時点)、楽天の週間ランキングでは第1位の4冠を達成しているなど、かなり売れている電子タバコ(スティックのみ)が、このニコレス(NICOLESS)。

ニコレスは、上質な茶葉を使用したニコチンゼロのリフレッシュアイテムで、市販のデバイス(アイコスがいちばん適している)で使用できるタバコの代用品なのですが、これのなにがいいのかというと、あんまりうまくないところがいい。

じっさいに私も吸ってみたことがあるのですが、たしかにこれは、満足度は96.8%以上といわれるだけのことはあるように思います。ただ、味に関しては、おいしいものではありませんでした。

だからこそこのニコレスは、タバコへの習慣や心理的依存(うまい、楽しい)、加えて身体的依存をも断ち切れる可能性があるなど(ニコチンゼロだから)、喫煙の習慣を消すためのものとしては使えそうなのです。

私の場合、最終段階への移行(紙巻タバコの完全廃止)は1か月以内ですみましたが、それまでの習慣を変えていく(紙巻を吸っていた時間にタバコを吸わないようにする)のには、もっと長い時間がかかっていました。

つまり、ニコチン入りのタバコを吸う習慣を、たいしてうまくはない代用品によってすこしずつ消していき、最終的にはこれもやめてしまえば、離脱症状もほとんどなくタバコがやめられる可能性があるということです。

スティックの形状がアイコスに適したものになっているので、アイコスをお持ちの方におすすめできる代用品ですよ。

2. コバト(ccobato)

ニコレスと似たようなものに、コバト(ccobato)という代用品があるのですが、こちらもおすすめできます。

コバトも天然の茶葉を使用したニコチンゼロのリフレッシュアイテムで、アイコスのような市販の加熱式デバイスで使用できるものですが、これはなにがいいのかというと、微妙に値段が高いところがいい。

2021年10月時点での価格は、1箱480円と、ふつうの電子タバコのスティックとあまり変わらない値段となっています。ただ、こういったものは、逆に安いとずっとこれでもいいかなと思ってしまうもので、値段が高いからこそ、最後は全部やめようと思えるものでもあるのです。

また、結局のところタバコがうまいと感じるのは、ニコチンが切れてニコチンを補充できるからうまいのであって、ニコチンゼロのタバコを吸っても、基本的にどれもうまくはありません。それもあるので、もういいかなと思えたりもするのです。

習慣と依存を断ち切ったあとはスッパリとやめる。それができるのがやや高いコバト。

公式サイトでは推奨の本体(加熱デバイス)も販売されているので、電子タバコのデバイスをお持ちでない方にもおすすめできます。これまで禁煙がつらくてうまくいかなかった方は、ためしに使ってみてはいかがでしょうか?

ccobato(コバト)の公式サイトはこちら

今回のまとめ

・現代社会での喫煙者の肩身は狭く、タバコを吸う場所は本当にない
・電子タバコで依存の「習慣+その他」が断ち切れる可能性は高い
・心理的依存と習慣がなくなれば禁煙はとてもらくで、離脱症状も少ない

私が『禁煙セラピー』を読んだのは若いときであって、まだタバコはつづけたいという未練があったのも関係して禁煙は失敗したと思うのですが、いまになって思うと、「タバコがなければ人生は楽しくはない」は幻想だったのかもしれません。

楽しいことがなければ、タバコがあっても楽しくはないですし、逆にいえば、おもしろいことがあれば、タバコがなくてもおもしろいわけで、しかもだれだって最初は、タバコなんてなくても人生を楽しむことはできていたのです。

結局のところ、喫煙者は、ニコチンという薬物によって、幻覚を見せられているにすぎなかったということなのでしょうか? 今回の一件で、タバコにたいする考え方が大きく変わったのは、私にとってはひとつの収穫でした。

また「卒煙」というと、一般的には永久にタバコを吸わないことを指すようですが、私の場合はまだわかりません。タバコを吸ってもおもしろくはない現状がつづくかぎり、タバコを手にすることはもうないでしょうが、状況が変わればまた吸いはじめる可能性もゼロではないといえるからです。

ただ、もしそうなっても、成功体験がつぎの対処をしやすくしてくれるはずなので、そのときはそのときでまた考えることにしたいと思っています。

依存症の克服は、最低でも1回は成功させる体験・経験が重要だと私は思います。肩身がせまく、タバコを吸っていてもおもしろくないのであれば、このさいということで、ひとまず禁煙してみるのもいいかもしれないですよ。

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