引っ越しをするとき、できるだけ安くおさえたいのは「引っ越し代」ですよね。
大手の業者は高い!
そんなときのため、引っ越し業者を一括で比較できるサービスがあります。
なかでも注目なのが、知名度・実績にすぐれた「引越し侍」と「SUUMO引越し」です。
- 引越し侍とスーモ引越しの違いはなにか
- 比較サービスの利用でどれだけ引っ越し代が安くなるか
- 見積もり業者とのやりとりはどのようになっているのか
以前引っ越すさい、私はスーモを使ったのですが、44%ほど引っ越し代を安くできました。
ただ、引越し侍ならもっと手軽にできたといまは思っています。
そこでこの記事では、「引っ越しするなら引越し侍? それともスーモ引越し?」にお答えするため、以下の内容を徹底解説していきます。
- それぞれの比較サービスでやること&申し込み手順の違い
- 業者からの見積もり電話・メールはどのような感じなのか
- 見積もりはどのようにしておこなわれ、キャンセルはできるのか
- キャンペーン・口コミ・評判・料金相場はどうか
料金の相場は、単身者の場合ということで解説します。
最後まで読んでもらえればきっと、自分にあったベストな選択ができるようになると思いますよ。
\ 利用者数は業界No.1 /
2社の大きな違いは電話番号入力と見積もり確認
引っ越しザムライ♪
引っ越しの比較サービスでもっとも有名なのは、テレビCMでおなじみの「引越し侍」でしょう。
次いで候補にあがるのが、日本最大級の不動産サイト「スーモ」の、「SUUMO引越し」ではないかと思います。
まずは、これらのサービスの特徴をまとめておきます。
引越し侍 | SUUMO引越し | |
---|---|---|
運営会社 | エイチーム | リクルート |
提携業者数 | 338社 | 100社以上 |
一括比較数 | 最大22社 | 最大30社 |
割引率 | 最大50% | 最大50% |
口コミ・評判件数 | 79,410件 | 67,727件 |
電話番号入力 | 必須 | 任意 |
キャンペーン | 最大10万円キャッシュバック等 | 別サービスの申し込みが必要 |
強み・特徴 | 利用者数業界No.1 見積もりを事前に確認できる | メールだけでもやりとり可能 |
弱み・デメリット | 業者との電話対応が必要になる | 見積もりは申し込み後しか確認できない |
おすすめ度 |
まず注目すべきは「提携業者数」です。
提携業者数は、引越し侍のほうが「338社」と、SUUMO引越しの「100社以上」よりも3倍近く多くなっています。
それから電話番号のありなしですね
また決め手にもなる「電話番号入力のありなし」は、引越し侍は必須なのに対しSUUMO引越しは任意。
比較サービスを利用すると、提携業者から電話がかかってきますが、SUUMO引越しではそれを回避もできます。
あとは見積もりの確認だな
そう、これもチェックしておきたいのが「事前に見積もりを確認できるどうか」。
SUUMO引越しでは申し込み後にしかできませんが、引っ越し侍なら申し込み前に(概算での)見積もりを確認できます。
両者の大きなちがいは、だいたいこんな感じです。
なお、具体的な手続きの流れは、両者とも以下のとおりとなっていて、
- 公式サイトから申し込む
- おおまかな見積もりをネット上で出してもらう
- 提携している引っ越し業者と連絡を取り合う
- 電話またはメール(訪問は業者による)で詳しく見積もり
- 好きな業者を選んで引っ越し
基本的にやることは、どちらを利用しても大差はありません。
さきにまとめておくと、以下のようにいうことができると思います。
よりよい条件・スピード感を重視するなら引っ越し侍、金額よりもゆとりを持った手続きを重視するならSUUMO引越し。
利用するさいの注意点・メリット・デメリットなどは、それぞれの申し込み順序のなかでお話ししていきます。
- まずはSUUMO引越し
- つぎに引越し侍
さっそくこの順番で、それぞれの特徴をくわしく見ていきましょう。
SUUMO引越しの見積もり手続きでやること
ポータルサイトを使うと電話がすごいみたいですよ
私は賃貸契約を決めた不動産会社でそういわれたので、このときはSUUMO引越しを利用しました。
ところがうっかりしていて、電話番号を入れて申し込みをしてしまったのですが、結果的にはそれでよかったと思っています。
そんなわけで、まずはSUUMO引越しの見積もり手順です。
入力画面に移動するので、「STEP1」では、以下の4つを入力します。
- 現在の住所
- 引っ越し先の住所
- 引っ越し時期(おおよそでも可)
- 引っ越し人数
完了したら「次へ」を押しましょう。
つづいて「STEP2」の連絡先ですが、これは「名前とメールアドレス」だけが必須となっています。
電話番号を入力したくなければ、ここは空欄でもだいじょうぶです。
そのまま画面を下にスクロールすると、「その他のご要望(任意)」欄が出てきますが、ココはかなり重要なので補足しておきます。
SUUMO引越しの見積もりフォームには、荷物情報を入力する項目がありません(引越し侍にはある)。
そのため、このまま入力を完了させてしまうと、引っ越し業者には「SUUMO側が設定した一般的な引越し人数分の荷物」という情報が送られるようになります。
それのなにが問題かというと、あとで引っ越し業者にくわしい見積もりを出してもらうさい、毎回おなじ荷物の内容を何社にも伝えなくてはならなくなるのです。
縦型の洗濯機が1つ、縦横○○cmの棚が1つ、縦横○○cmのテーブルが……といった感じです
これが正直めちゃくちゃ面倒くさいので、このご要望欄には、あらかじめ荷物情報をすべて入力しておくことをおすすめします。
その下のキャンペーンは、ネット回線などの同時申し込みが必要なければ、チェックする必要はないですよ。
「STEP3」は確認画面なので、これまで入力した情報を確認し、「概算金額を見る」を押しましょう。
最後の「STEP4」では、提携業者からの見積もり金額が表示されます。
それと同時に業者にこちらの情報が送られるので、ここからは引越し業者とのやりとりに移行します。
ちなみに、SUUMO引越しはこのタイミング(申し込み後)でしか見積もりは確認できません。概算見積もりなしの業者もあります。
この場合は、2万円前後が相場といったところでしょうか。
SUUMO引越しそれ自体での手続きは、これで以上となります。
提携先の引っ越し業者とのやりとり詳細
つづいて、引っ越し業者とのやりとりですが、申し込みを完了した瞬間に、提携業者から一斉にメールが送られてきます。
このメールには、つぎの情報が記載されているので、
- 見積もりの金額
- 業者の連絡先(電話・メールアドレス)
好きな業者を選び、電話またはメールで話を進めていきましょう。
電話番号を入力しておくと、このように、申し込み直後から電話がかかってきます。
ただ、くわしい見積もりを出してもらったり、金額交渉もできたりする(このあとで見ていきます)ので、電話番号は入れておいても損はありません。
向こうからも電話がかかってくれば、こちらから連絡する手間がはぶけますし、着信履歴から折り返したほうが早いからです。
A社さんはいくらですか? わかりました検討します! B社さんはいくらですか?……
このようにして、気になる業者と電話などでやりとりし、見積もり金額(確定額)を出してもらうわけですね。
そして最後に、いちばん気に入った業者で予約し、以下のような流れで引っ越しは完了。
- 事前にダンボールを受け取る
- 荷物をまとめて予約当日に引っ越し開始
- 引っ越し後、業者にお金を支払って完了
予約時に確定した引っ越し代は、提携業者に直接支払うので、クレジットカードの登録なども必要ありません(私はそうでした)。
ちなみに私の場合、賃貸契約をした不動産会社では、
- 休日4万円
- 平日3万5000円
といわれました。
それがSUUMO引越し利用で19800円(約44%オフ)となったので、かなり安くなったほうだと思います。
ただし、時間を指定できないフリー便で、金額内におさまらなかった一部の荷物は自分で運びました。フリー便は8~19時のあいだのどこかで、17時からの開始となりました(時間は前日にわかる)
それから、業者とのやりとりでのポイントや注意点もあると感じたので、以下で補足していきます。
業者からの連絡ラッシュは1時間で決着がつく
申し込みで電話番号を入力すると、引っ越し業者から一気に電話がかかってきますが、これは1時間もすればおさまります。
おそらく向こうも、
「電話番号を入力しているお客さんは1時間もすれば予約を決めている」
と、わかっているのでしょう。
じっさい、私もちょうど1時間くらいで予約を確定させたので、これくらいが平均になるのではないかと思います。
予約確定後にかかってきた電話には、
もう決めました!
と伝えれば電話はそれ以上かかってきませんし、メールも配信オフができるようになっています。
そんなわけで、「業者から連絡がひっきりなしにくる」というのは、そこまで心配する必要もない気がします。
見積もりは基本電話またはメールで決まる(訪問なし)
業者によっては訪問見積もりもできるようです。
しかし私の場合、「訪問見積もりになる」と言った業者は1社もありませんでした。
一括比較で訪問見積もりとなると、おそらく大半のお客さんが「じゃあいいです……」となるからでしょう。
引っ越し業者側からしても訪問は大変ですからね
よって、引っ越し代の見積もりは、電話またはメールだけで決められるようになっています。
キャンセルと値段交渉
見積もりは予約を確定させるまでは、いくらでも「検討します」を使えます。
予約確定後になると、つぎのことでお金が発生する場合がありますが、
- 予約自体のキャンセル
- 発送されたダンボールの買取
そのまえなら、見積もり自体のキャンセル(お断り)は可能です。
また、以下のようにして値段交渉もできたり、
A社はいくらだったのでもう少し安くなりませんか?
同一料金で若干多めに荷物を運んでもらえたりもするので、やりとりは電話のほうがスムーズです。
業者によっては「光回線の契約で……」という、独自キャンペーンで値引きを持ちかけてくることもあります。
しかしこれは、あまりお得ではないので、引っ越し自体の代金を交渉するのがおすすめですよ。
ダンボールを自前で用意することで、引っ越し代がさらに安くなることもあります。この値段交渉も、もちろん引越し侍でも使えますよ。
SUUMO引越しまとめ(メリット・デメリット)
SUUMO引越し最大のメリットは、見てきたとおりで、電話番号の入力が任意なところ。
メールでの見積もりから業者とやりとりができるので、マイペースで引っ越し手続きを進めることができます。
しかしこれは、急いでいる人や金額を重視する人にとっては、デメリットにもなりえます。
- 複数の業者に電話をかける手間が増えてしまう
- 提携業者もそこまで多くない
こういった理由があるからです。
それから、概算での見積もりを事前に確認できないので、よけいな業者から連絡が来るのもデメリットのひとつといえます。
事前に業者をしぼれないということですね
じっさい私もかなり安くなったので満足していますが、
- 時間指定ができないフリー便
- 一部の荷物は自分で運んだ
など、もっといい条件にすることもできたはずでした。
また、結局電話番号を入力するのなら、提携業者が多い「引越し侍」でもよかったのでは? とも思います。
そんなわけでSUUMO引越しをまとめると、以下のようにいうことができるでしょう。
- 業者とのやりとりはメールだけでしたい(電話をするなら自分から)
- マイペースで引っ越し手続きを進めたい
- 金額・条件はある程度よければOK!
といっても、私も44%も安くなっているので、じゅうぶんな結果だったと思っています。
最大50%オフはほんとうでした!
SUUMOよりも簡単!
引越し侍の見積もり手続きでやること
なぜなら~♪
つづいて、「引越し侍」の手続きの流れです。
今回私は、こちらは利用しませんでしたが、やることは「SUUMO引越し」よりも簡単でだいたいは一緒です。
こちらも見ていきましょう。
「STEP1」は引っ越しの日時と人数の入力から。
これを入れたら「入力へ進む」のボタンを押しましょう。
すると、現在と引っ越し先の住所を入力する欄がでてくるので、これを入力してつぎへ。
つづく「STEP3」は荷物情報の項目となっているので、表示された荷物の個数を入力していきます。
SUUMO引越しにはこれがないので、この使いやすさも引越し侍の強みといえるでしょう。
入力が完了したらつぎに進めば、もう「料金相場の表示」画面ですよ。
「STEP4」は料金相場(概算見積もり)の確認と、その後の申し込みをする画面です。
この場合は18社のなかから、好きな業者にくわしい見積もりを依頼できます。
この画面では、そのまま予約することもできますし(仮予約なので見積もり依頼とおなじです)、提携業者の口コミもすべて確認できます。
ただし、ここでは3社までしか見積もり依頼はできません。
より多くの見積もりを出してもらいたいなら、画面をスクロールするとでてくる「一括見積もり」を選択しましょう。
この「一括見積もり」を利用すれば、最大で10社まで見積もりの依頼ができるようになっています。
なお「3社 or 一括」の決め方ですが、前の料金相場でつぎのように感じたなら、
- 安くてよさそうなところがあった
- 業者とのやりとりは最小限にしたい
- できるだけ早く決めたい
これはもう3社で予約してしまってもいいと思います。
ただ、選択肢を増やしたいなら一括見積もりのほうがいいと思うので、これは目的に応じて使い分けてみてください。
ここでは選択肢の多い「一括見積もり」で話を進めていきます。
一括見積もりにすると、「STEP2」のお客様情報の入力画面に移動します。
名前・電話番号・メールアドレスは必須となっているので、すべて入力していきましょう。
つぎの「STEP3」の荷物情報は、さきほど入力したものが保存されていますが、備考欄にも入力ができるようになっています。
荷物情報になかったものがあれば、ここに入力しておくといいでしょう。
ちなみに、ここの備考に「電話はかけてこないでください」と入力する荒業もあるようですよ。
そのまま画面を下にスクロールすると、オプション関係がでてくるので、必要であればチェックを入れていきます。
そして最後に、「見積もり完了&相場を見る」を押せば、引越し侍での手続きはOK!
あとはSUUMO引越し同様、引っ越し業者と直接連絡を取り合い「気に入った業者に予約する」という流れになっています。
引越し侍まとめ(メリット・デメリット)
私の場合、SUUMO引越しは14社でしたが、引越し侍は18社が表示されていたので、それだけ選択肢も増えていることがわかります。
それから、申し込み前に「見積もり料金」が見れるのもいいですね
この「事前見積もりチェック」ができることで、不要な業者との連絡をはぶき、もっとも安い3社で交渉を進めていくこともできます。
電話番号の入力が必須なのは、たしかにデメリットといえるかもしれません。
ただ、前述したとおり、電話は(あくまで一例ですが)1時間が勝負です。
3社で仮予約すればもっと早くおわりますし、よりよい条件・スピード感を求めるなら、それはそれでいいといえるでしょう。
そんなわけで引越し侍をまとめると、以下のようにいうことができます。
- 電話はかかってきてもいいから(多くの)業者を比較したい
- 値段交渉など電話対応は好きなほうだ
- 安さ(事前確認)・条件・スピード感重視
次回引っ越す機会があったとき、私は「
引っ越し経験者の5人に1人が利用しているそうで、提携業者の多さ・使いやすさなどから、人気が出るのもうなずけるサービスだからです。
あとは、3社だけでもじゅうぶん比較できるのもあります
それができるのもナイスだと感じました。
ただし、注意点として、安かろう悪かろうの引っ越し業者を選んでしまうと、せっかくの引っ越しでイヤな思いをしてしまいかねません。
最終的に引っ越し業者を決めるときは、見積もり画面の口コミなどを参考に、きちんとした業者を選ぶようにしましょう!
\ まずは概算の見積もりから /
引越し侍 VS SUUMO引越しまとめ
最後に、これまでの内容をふりかえり、引越し侍とSUUMO引越しの特徴をまとめておきます。
引越し侍 | SUUMO引越し | |
申し込み手続き | 簡単 | 荷物情報を入力したほうがいい |
一括比較(依頼) | 最大10社 | 10社以上になることもある |
強み・メリット | 提携業者が多い、概算での見積もりを先に確認できる | 電話番号の入力が任意 |
弱み・デメリット | 電話番号の入力が必須 | 提携業者が少ない、見積もりを依頼する業者をしぼれない |
決め手 | 安さ・早さ・条件重視 | ゆっくり・マイペース重視 |
おすすめ度 |
一括比較でいうと、引越し侍は対応できる業者のなかから最大10社。
SUUMO引越しは、対応できる業者すべてに依頼がいく仕組みとなっているようです。
そのため、一括比較はSUUMOのほうが多くなることもありますが、その前段階は引越し侍のほうが多いので、選択肢は引越し侍に軍配が上がります。
それから、事前の見積もり確認ですね
引越し侍は申し込み前に見積もりを確認でき、SUUMOはそれができないので、ここでも使い勝手が分かれてきます。
じっさい依頼してみると、3~4社と連絡を取り合えばもうほとんど決まります。
値段を確認していくと、
- やっぱり大手は高いな
- これ以上はさすがに安くならないかな
とか、なんとなくつかめてくるからです。
よって、引越し侍かSUUMO引越しかは、
電話がかかってきてもいいか。事前に見積もりを確認したいかどうか。
これで決めてしまってもいいかもしれません。
手続きを解説する画像にも映っていましたが、候補に上がる引っ越し業者は、両者ともそこまで大きく変わるわけではありません。
そんなわけで、どちらの比較サイトを使うかの判断基準は、このようにいえるかと思います。
- 申し込み後の電話を取りながらぱっぱと決着をつけたいなら引っ越し侍
- 事前に見積もりを確認して(3社にしぼるなど)手間を最小限にしたいなら引越し侍
- 引っ越し業者をメールで吟味したいならSUUMO引越し
- メールまたは電話でマイペースに1つずつ聞いていきたいならSUUMO引越し
大手の引っ越し業者にそのままたのむよりも、比較サービスを利用したほうが安くなるのはほぼ確実です。
知らない業者の存在を知れたり、電話で話していると「通常はこれくらいですが2000円引きで……」と、安くしてくれる場合もあるからですね。
引っ越しがステキなものになるかどうかは、最初の引っ越し作業にかかっているともいえます。
どうぞご参考にしていただき、楽しい引っ越しにしてください。
浮いたお金で、新居で使う新しい家具などを購入するのもいいですね!
\ 料金相場は見るだけもOK /
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