パソコンや小型家電の無料回収をおこなっている業者に「リネットジャパン」があります。
しかしこのリネットジャパン、なぜか「やばい? 怪しい!」といったイメージを持たれてもいるようです。
で、本当のところはどうなの?
それを確かめるためにも、じっさいにパソコン無料回収を利用してみることにしました。
- リネットジャパンがやばい、怪しいと思われるのはなぜか
- リネットジャパンの基本情報・口コミ・評判・問題点
- 利用の手順はどうなっているのかの詳細(画像つきで解説)
結論からいうと、リネットジャパンは、いい意味でやばいサービスでした(かなりよかった)。
PCを処分したい全ユーザーにおすすめできるものだったので、どうぞ安心して読み進めてもらえればと思います。
じっさいに利用したさいの手順もあわせて紹介するので、ぜひこちらもご参考にしてみてください!
\ 壊れていても無料で回収! /
リネットジャパンの基本情報
本題の「やばい」のウワサに入るまえに、まずは基本情報から見ていきましょう。
リネットジャパン
- 本
- ゲーム
- DVD
などの宅配買取で知られる「ネットオフ」の運営会社、リネットジャパングループの子会社です。
設立は2013年と比較的新しいですが、翌年の2014年には、環境省・経済産業省から認可を取得。
宅配回収で唯一の、小型家電リサイクル認定事業者(国が認定した確実なリサイクル業者)となりました。
で、どういう仕事をしているんだ?
具体的にいうと、小型家電にふくまれる有用な金属(レアメタル)を回収し、リサイクルをおこなっています。
PCなどを無料で回収しているのは、そういった部品のリサイクルのためだったわけですね。
行政サービスにも採用されている
また、リネットジャパンの宅配回収は、行政サービスの一環としても採用されています。
役所などのHPで、パソコンの回収方法を見ると、
不要になったパソコンは、宅配便による回収(リネットジャパン)を利用してください
といったことが書かれていることがありますが、このようにして役所と連携もしている、という話です。
2021年11月時点では、全国488市区町村と提携しているほか、
- ビックカメラ
- ヨドバシカメラ
といった、有名な家電量販店とも提携。
回収したパソコン等の解体作業で、知的障がいのある方の雇用支援・促進もおこなっているなど、社会課題にも挑戦している会社です。
2022年10月には、提携数は600自治体(カバー人口は8000万人)を突破。利用者アンケートでは98%が「次も利用したい」と回答するなど、満足度もひじょうに高いサービスとなっています。
リネットジャパンがやばい・怪しいと思われるワケ
基本情報からして、このリネットジャパンは、まったく問題のない会社だと思われます。
それでは、なぜ「やばい、怪しい」といったイメージを持たれてしまうのか?
なにが理由なんだ?
これは、利用料金が「無料」というのもあるかもしれません。
が、おそらくは「広告」にも力を入れているからだと私は思います。
検索すると、一番上に広告として出てきたりしますよね
リネットジャパンは、そういったいくつかのネット広告を出稿しています。
ですから、検索をすると広告が出てきたりもするので、
なんだか怪しい気が……
と、思えてきたりもするのではないでしょうか?
じっさいに私も利用前にしらべましたが、
- 〇〇区
- パソコン回収
などで検索したさいに、「検索画面の一番上に広告」がでてきたときは、たしかに若干の怪しさは感じました。
国に認可されていて、市区町村とも提携している事業者が、なぜ広告を出しているんだろう?
といったふうに、です
ただ、これは結局のところ、
リネットジャパンはボランティア団体ではなく企業なので、
利益を出さなければ事業を継続していけないからでしょう。
「広告も出しているのに、なぜ無料でPCを回収できるのか?」
いいかえると、広告費を払ってもやっていけるのは、
- 一部有料のサービス(データ消去)がある
- 部品のリサイクルで利益を上げられる
こういった理由があるからだと思います。
ちなみにこの「なぜ無料?」は、公式サイト
そんなわけで、この「やばい・怪しい」については、ほとんどは「広告」で説明がつくのではないかと思いますよ。
リネットジャパンの評判・口コミ
また、リネットジャパンを利用するにあたっては、評判や口コミがあれば参考になると思います。
これにもふれておきましょう
リネットジャパン(renet.jp)の評判・口コミは、楽天市場に出品されている、リネットの宅配便リサイクルがわかりやすいと思います。
2023年1月時点では「(4.48/786件)」と評判はかなりよく、つぎのようなものが見受けられます。
- 今回はPCの引き取りをお願いしましたが、運送便さんも時間通りで応対が丁寧でした。こんなに簡単に依頼して一定金額で回収してもらえるなら、別の廃棄品もお願いしようかなと思います。
- とても楽に不用品を処分出来てありがたかったです。PCだけでなく周辺機器も処分してくれる業者……と検索して見つけました。既定のサイズ以内の箱に入るだけ詰め込んで処分してもらえるので、ものすごく楽でした。
- プリンターの買い替えにともない、利用しました。レビューを読んで心配していた、指定日時に業者が来ないなどのトラブルもなく、無事に回収していただけました。
じっさいに利用した私としても、
- 無料でPCとモニターを回収してもらえた
- 運送業者(佐川急便)も時間どおりに来てくれた
- 結果をメールで教えてくれるなど丁寧だった
など、とくに不満もなく、早くてグッドなサービスだと感じました。
公式サイト
しかしその一方で、いくつかわるい口コミも見かけたので、こちらも確認しておきましょう。
トラブルや問題が起こるとの話はどうか?
リネットジャパンは利用すると「問題やトラブルが起こる」というような口コミも見かけました。
具体的には、つぎのようなものです。
- 楽天で頼むメリットはゼロ。楽天だと1650円がかかる。PCがあれば無料になる公式サイトから申し込んでおけばよかった。
- 引き取り時にトラブルが発生しました。予定日時を過ぎても宅配業者が来ないため連絡しましたが、要領を得ず、時間と電話代だけがかかりました。
- 配送業者の問題かもしれませんが、配達予定日前に回収業者がきたため、準備ができていない状態でした。留守番のものが慌てて対応しましたが、本来は処分したいものは他にもありました。
- 段ボールが来ません。引き取り日にいきなり佐川が登場しましたが、段ボールがありません。
わるい口コミは、だいたいはつぎの3パターンに分かれるようです。
- 楽天だとお金がかかる
- 配送業者の問題・トラブル
- ダンボールが来ない
ただ、これらはそこまで問題ではないと思うので、それぞれ補足しておきましょう。
これは「Q&A」方式で私が回答します。
このとおりで、
リネットジャパンのわるい口コミは、ほとんどが楽天市場での話です。
引き取り業者が遅れる場合もあるかもしれませんが、これはリネットジャパンにかぎった話ではありません。
じっさいに私も大丈夫だったように、基本的には、公式サイトからならほぼ問題はないと思いますよ。
よって、リネットジャパンの評判・口コミに関しては、やはりまちがいない(=良い)といえそうです!
リネットの公式サイトはこちら
>> パソコン無料回収のリネットジャパン
リネットジャパンの利用手順詳細
さて、リネットジャパンの問題点は解決できたと思うので、ここからは、具体的な利用方法を解説します。
利用の流れとしては、以下の2手順で、
- 公式サイトから申し込む
- 自宅で梱包して回収してもらう
とくにむずかしいことはなにもありません。
また、利用にあたってはいくつか注意点もあるので、それらも補足しながら紹介していきます。
ではまいりましょう!
1. 公式サイトから申し込む
はじめにリネットジャパン
パソコンがある場合は「ある」を選択し、パソコンの台数をえらびましょう。
PCがあれば回収は無料ですが、PCがない場合(小型家電のみなど)は1箱1650円(税込)の回収費用が発生します。
今回はパソコン無料回収なので、「ある」のほうで話を進めていきます。
つぎの画面はデータの消去について。
- データ削除はリネットジャパンにまかせる
- データ削除は自分でおこなう
と、ここではハードディスク内のデータをどうするかを選択します。
おまかせする場合の費用は3300円(税込)。
自分で消去する場合は、申し込み後に専用ソフトをダウンロードすればOKです(消去には5~6時間ほどの時間がかかるそうです)。
データ消去をまかせる(おまかせ安全消去サービスを利用する)さいは、申込書を印刷して記入するか、A4用紙などに手書きで書いてPCに貼りつける必要があります。楽なので手書きがオススメです。申込書はマイページ(後述)から確認できます。
ちなみにこのとき、データ削除の方法として、ハードディスクを破壊するがあります。
しかしこれは、専用の工具を用意する必要もあるなど、あまりおすすめはできません。
自分で消すのがむずかしければ、無料ではなくなってしまいますが、お金を払ってでもやってもらったほうがラクですよ。
ハードディスクなしでもPCがあれば回収は無料です。この場合は「ご自身で消去する」を選択しましょう。なおHDDを破壊する場合、HDDは以下の方法で処分できます。
- 不燃ごみとして出す
- PC本体に戻してリネットジャパンに出す
※HDDを破壊した場合でも、元にもどしておけば回収してもらえます。
つづいて、パソコン以外の小型家電があれば、そちらの回収も依頼できます。
1箱内(サイズは後述)におさまれば回収は無料です。
いっしょに箱に入れられそうなものがあれば、選択しておくのもいいでしょう。
それから、箱(梱包)のサイズは「縦・横・高さ140cm以内・重量20kg以内」となっています。
ダンボール箱がない場合は、事前に1箱438円(税込)で送ってもらえます。
ただし、この送ってもらえる箱のサイズは「縦42×横31×高さ35(cm)」と、そこまで大きくありません。
PCがデスクトップだと、この箱ではギリギリかもしくは入らないと思うので、箱の購入時にはご注意ください。
なお、回収品が箱に入らない場合は、紙袋などでもOKとなっています。
大きな紙袋などにひとつにまとまれば、ここは「1箱」でOKですよ。
回収品や箱数が決まったら、回収を希望する日時を入力します。
そのつぎは、回収情報(個人情報)の入力です。
ここに入力した内容で会員登録となり、申し込み後に「マイページ」にアクセスできるようになります。
データ消去などで支払いが必要になる場合は、内容確認の画面で、クレジットカードか代引きかを選択しましょう。
データ消去を自分でおこなう場合など、支払いが必要なければ回収料金は無料です。
支払い方法を選択する必要はありません。
あとは「申込む」を押せば、申し込みの作業は完了となります。
最後に、ここでの注意点ですが、申し込みが完了するとキャンセルはできません。
- 申し込み自体のキャンセル
- 回収代金が変わる変更
- 回収箱数・決済方法・住所の変更
これらはできないようになっているので、内容確認の画面で、最終的なチェックはしておきましょう。
申し込み自体はこれでおわりです
その後は受付のメールが届くようになっていますよ。
回収日時の変更やデータ消去サービスの追加は、回収前日の15時までならマイページからできます。不在時も再配達で回収してもらえるので安心です!
2. 回収品を梱包して配達員に渡す
さて、申し込みが完了したら、あとは回収品を梱包するだけです。
問題は回収品のサイズですね
回収品がデスクトップのPCなどで大型になる場合は、そのへんにあるダンボール箱には入らないこともあります。
よって、そんなときは、紙袋“など”に入れればOK!
公式サイトにもそう書かれていたので、紙袋または「それらしいもの」に入れておきましょう。
私の場合は、自宅にあったお土産用の袋に入れておきました。
ちなみに、これでも「縦42×横18×高さ50(cm)」と、合計140cm以内です。
あとは希望した日時に、佐川急便の配達員が来てくれるので、これをそのまま渡せば完了です。
ラベル(伝票)はむこうで用意してくれるので、それも用意する必要はありません。
データ消去サービス利用時の申込書はこちらで準備します。PC1台につき1枚を本体に貼っておきましょう。申込書はマイページの「お申し込み履歴」からつくれます(手書きOKで、申込IDや名前、PCの型番などを書くだけです)。
そして回収品の到着後は、
- 3~4週間ほどでリサイクル処理がおこなわれ、
- 完了後はメールで報告してもらえる
という流れになっていますよ。
以上、リネットジャパンのくわしい利用手順でした。
\ 申し込んで梱包するだけ! /
今回のまとめ
- リネットジャパンはきちんとした会社
- 国によって認められ、多くの市区町村とも提携している
- 無許可の回収業者には注意しよう!
今回はじめてリネットジャパンを利用しましたが、不要なPCとモニターをすぐに引き取ってもらえたので、とても満足しています。
国に認可されていたのもそうですが、私が住んでいる地域の役所でも紹介されていたのが利用の決め手となりました。
当初は、街なかを巡回している業者などにたのもうかとも思いましたが、あれは違法な業者の場合もあるのだそう。
環境省が注意喚起もだしています
廃棄物を「無許可」に回収する業者にわたしてしまうと、不法投棄や不適切処理といった問題に発展してしまうこともあるそうです。
パソコンは個人情報が眠っていたり、リサイクルが義務づけられているもの。
いい加減なところにわたすのは危険がありますし、ほんとうにやばいのは、そういった無許可の業者のほうかもしれません。
じっさいに利用してみても、リネットジャパンはきちんとした事業者だと感じました。
ということで、パソコンや小型家電を処分したいときは、リネットはとくにおすすめできます!
\ 国が認めているので安心 /
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コメント一覧 (2件)
デ一タ消去も含めて無料と広告に書いてあるが、手続きを進めて行くと3.500.-程度の手数料が必要とは納得行きません。
その内に誠意ある業者の出てくる迄待ちます。
その広告は見たことはないのですが、データ消去ソフトはたしかに無料で配布されていますよ。
ただ、ソフトは使わずにデータ消去を頼むとお金がかかるのもそうなので、それはちょっとわかりにくかったかもしれないですね。
ハードディスクは自分で処理してPC本体だけを送れば無料で利用できるので、できるならそれが一番いいと思います。