【エコ】お金持ちはゴミが少ないというのは「分別するから」に理由があった

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お金持ちはゴミを出す量が少ないといわれますが、これは分別しているからというのが理由かもしれません。

「お金持ちはゴミを出す量が少ない」という話を、皆さんはどこかで聞いたことはないでしょうか?

私はいろいろとアルバイトをしてきた経験があり、以前は昼も夜もひたすら働いていた時期もあったのですが、そんなある期間、高級賃貸の物件で清掃関係の仕事をしていたことがありました。

そして、そこで私が見ておどろいたのは、入居しているかたがたがいい人ばかり、というのもさることながら、ゴミの量が一般の家庭とくらべてあきらかに少ない(とくに可燃ゴミ)、ということだったのです。

これは、お金持ちは“ゴミになるまえのもの”をあまり買わないからこそお金持ちという話なのだろうか? と、思いきや、これには理由があることがのちに判明。彼らはゴミ出しのさい、ゴミをこまかく分別するのです。

そうなると、こんどはなぜお金持ちはゴミを分別するのか? という話にもなってくるので、今回は、私が垣間見てきたものから、お金持ちがゴミを分別する傾向があるその理由にせまりたいと思います。

目次

東京のゴミ分別事情と住民のゴミ出しの傾向

今回の話は東京での話になりますが、ゴミの分別や回収は、地域によって多少は変わるとはいっても、ほとんどおなじようなもので、だいたいは以下の項目で分かれていると思います。

  • 可燃(生ゴミなど)
  • 不燃(金属やガラスなど)
  • 資源(瓶・缶・ペットボトル)
  • 古紙(チラシ・新聞紙・ダンボールなど)

私はゴミの収集(回収)をしていたわけではないので、これはざっと見たせまい範囲ですし、エリアによっても住民の気質が異なるとも思われることから、一概にそうとはいいきれない部分もあります。

が、その仕事についてから観察しはじめたところ、個人的には、一軒家や、賃貸でも広い物件に住んでいる人はゴミを分別する傾向にあり、一人暮らしや、せまい物件に住んでいる人はあまりゴミを分別しない傾向があるように感じました。

ものすごく端的にいうと、お金持ちはゴミを分別する傾向にあり、お金持ちではない人はゴミを分別しない傾向にある、ということができるのかもしれません。

ただ、これにはある種の法則のようなものもあって、当然そうなってしまう部分もあるように感じられます。

私も一人暮らしなので思いますが、東京の「家賃が高いわりにせまい」賃貸物件だと、そもそもゴミをためておく場所がないことに加え、いろいろとゴミが分別されずにまざっていても、業者は回収してくれたりもするから。

可燃ゴミのなかにフライパンが入っているとか、そういったわけのわからないゴミの出し方では当然(基本は)回収されずに置いていかれますが、可燃ゴミのなかにペットボトルとか、ダンボールとかが入っていても、たいがいはそのまま回収されていきます。

つまり、東京のとくに単身者の場合、ゴミをこまかく分別できないのはいたしかたない部分もあるといえるのかもしれません。

そして、これを逆に考えると、ゴミをためておける場所を確保しやすいお金持ちは、そのぶん分別もしやすくなるはずなので、まずはそういったゴミを置いておくスペース的な話でも、所得の差によって、ゴミの分別状況が分かれてくるように感じました。

お金持ちのゴミの出し方と謎のオレンジ紐のゴミ袋

私が働いていた物件は、1か月の家賃が30万~40万円ほどする高級賃貸マンションで、タワーマンションとかではなく、閑静な住宅街のなかにあるようなところでした。

家賃が35万円と考えると、会社からの補助などもあるのかもしれませんが、一般的にいわれている手取りの3分の1で考えれば、「手取り105万×12か月=1260万円」で、年収は2000万円近くと計算することもできます。

国税庁の「民間給与実態統計調査」によると、年収1500万円以上~2000万円以下は全体の約0.7~0.8%、年収2000万円以上はおおむね全体の0.2%で推移しているので、まちがいなくお金持ちしか住んでいなかったということができるでしょう。

さて、そんなところで私はなにをしていたのかというと、入居者のお金持ちがゴミ置き場に出したゴミを収集車が来る回収場所に出しなおしたり、ゴミ置き場を掃除したりといった、いってしまえば「雑用の仕事」をしていたのですが、そこで私は、目撃してしまったのです。

やたらと分別されているゴミたちを……。

可燃ゴミは可燃ゴミだけでまとめられ、割れた食器などの不燃ゴミにはきちんと「キケン」の表記があり、ペットボトルなどの資源ゴミはラベルもはがされている。チラシや新聞紙はまとめて紙袋などに入れられ、調味料の紙箱からトイレットペーパーの芯まで古紙はきちんと分別。

もちろん、すべての世帯がそうだったわけではありませんでしたが、正直いうと、そこまでやるか!? と私は思いました。なぜなら、ふだんから私は、けっこう可燃ゴミにあれこれ入れてしまっていたからです。

オレンジ色の紐が付いたゴミ袋の正体とは?

また、ゴミ出しをしていて気になったのが「オレンジ色のひもがついたゴミ袋」で、このゴミ袋を使用しているお金持ちが多かったこと。

このゴミ袋は、どうもコストコ(アメリカ生まれのスーパー)で売っているオリジナルブランド「KIRKLAND(カークランド)」のもののようで、ひも付きなのでゴミを捨てやすく、ゴミ箱にもセットしやすく、かつ透明度が低い(白っぽい)ことから中身がわかりにくい、というメリットがあるようです。

なぜこれを使っている人が多かったのかはなぞですが、単純に一般的なゴミ袋よりも質がいいからなのかもしれません。もしくは、お金持ちはコストコに行くことが多いということなのでしょうか?

お金持ちがゴミを分別する理由

ざっと確認できたエリアのゴミ出し状況と、じっさいに私が現場で見てきたお金持ちのゴミ出し状況から、どうもお金持ちはゴミを分別する傾向が強いように思われ、このことからもゴミの量が少ないというのは、「1回に」出すゴミの量が少ない(分別するから)ということをいっているものと思われます。

そこで私は、なぜお金持ちのかたがたが、こうもゴミを分別するのかを考えはじめたのですが、これは直接ゴミ出しについての話を聞ける機会もあって、ひとつの結論にたどりつくことができました。

それは、お金持ちは人のことをよく考えている、ということだったのです!

1. お金持ちは人のことを考えている

お金持ちがゴミを分別する理由としては、まずゴミを出してくれる人のため、回収してくれる人のため、というのはあるようです。

私のようにゴミを回収場所に出す人がいる場合、ゴミが分別されていなければ、その人の仕事がすくなからず増えることになるわけですし、ゴミを出す人がいない場合でも、やはりその後のだれかしらの仕事が増えることになります。

後者に関しては、私も近くの清掃局まで行ったときに見たことがありますが、ゴミの回収後に分別されていなかったもの、たとえば可燃ゴミの中にビンなどが入っている場合や、反対にビンの中に可燃ゴミ(食品)が入っている場合などは、そこでふたたび分別の作業がおこなわれたりもしています。

そういった、自分がやればすむ仕事を、つぎへ、またつぎへとまわさない。パッとやってしまえばおわる仕事は、すぐに自分でパッとやってしまう。

それはつまり、人のことを考えているからこその行動なのではないかと思いますし、こういったところに、お金持ちがお金持ちであるゆえんがあるようにも感じられました。

2. お金持ちは環境のことも考えている

お金持ちの人たちは、資源の再利用や環境問題といった、エコを考えているというのもあるようです。

この環境問題に関しては、分別したほうが環境にわるいとか、結局は最終的にすべて焼却されているといった、真偽がさだかではない話もよく耳にします。が、一例としてペットボトルの場合を見ると、

  • 分別収集されたペットボトルは材料として再利用されずに、埋め立て、焼却されているのか
  • ペットボトルはリサイクルするよりも、回収せずに破棄したほうが環境負荷は下がるのか

以上のようなよくあるなぞは、ペットボトルのリサイクル推進協議会によって、そうではないという意見が調査結果つきで回答されてもいるので、すこしデータは古いですが、かならずしも「分別は意味なし」ではないと思います。

(参考:PETボトルリサイクル推進協議会-リサイクルに関し、マスコミ・メディアの影響により最近多く寄せられるご質問特集

お金持ちは環境のことも考えている。つまるところそれは、環境の悪化によって被害を受けるかもしれない他者や、後世など、やはり人のことを考えているからこその行動なのではないでしょうか?

3. お金持ちはものを買っていないわけではない(番外編)

また、冒頭で「物を買わないからこそお金持ち説」についてすこしふれましたが、お金持ちは、物はいろいろと買っているようにも思われます。

というのも、紙袋のゴミがけっこう出ていたから。

皆さんは最近、いつ紙袋を入手しましたか? 残念ながら私の場合は、あまり紙袋を入手することがありません。そう、紙袋は、よくあるようで、じつはそんなに入手できるものでもないのです。

大きな紙袋などは、比較的高価な買い物をしなければ入手できないようにも思われます。そしてお金持ちは、買い物で入手したその紙袋に古紙などを詰めて(分別して)、ゴミとして出したりもするのです。

ようは、お金持ちは買うものは買っていて、逆にいろいろと買っているからこそいろんな種類のゴミが出ることになり、さらには種類別でゴミを分けようとするからこそ、1回のゴミ出しの量が減るのかもしれません。

人のことを考えているうんぬんとはあまり関係ない話ですが、これも、お金持ちの分別の理由につながっているような気がします。

お金持ちは「余裕」を持っている

お金持ちがゴミを分別する理由は、結局のところ、自分のことだけでなく、自分以外のことも考えているから、つまり、自分以外のことまで考えられる余裕があるからだと私は感じました。

すると、最後にひとつの疑問がわいてきます。お金持ちの持つこの「余裕」は、いつからあったのか、ということです。

お金持ちが持つ他者への思いやりや、配慮、謙虚さなどは、すべてこの「余裕」から生まれている部分もあるのではないか。

そうなるとお金持ちは、もともとお金がある環境にいたからこその余裕でお金持ちになったのか、それとも、お金がないときからも余裕を持っていたからこそお金持ちになったのか、という話になってきますよね。

それはまるで、ニワトリがさきにできたのか、タマゴがさきにできたのか、という「鶏が先か卵が先か」問題と似たような話でもありますが、これに関しては、個人的には後者、お金持ちは最初から他者配慮性が強い、すなわち、人のことまで考えられる余裕を持っていたからなのではないかという気がするのです。

松下電器(現パナソニック)の創業者である松下幸之助は、著書『道をひらく』で、以下のように述べました。

与え与えられるのが、この世の理法である。すなわち、自分の持てるものを他に与えることによって、それにふさわしいものを他から受けるのである。これで世の中は成り立っている。『道をひらく』p.60

私は本業としてバーの仕事に長いこと従事してきましたが、そこでも、多くのお金持ちのかたがたの話を聞くことができ、その時点ですでに、お金持ちは、人のことをよく考えているというのを感じ取ることができていました。

さらにいうと、そういった経験をとおして、お金のことしか考えずに成金になったような人と、他者のことを考えつつお金持ちになったような人では、落ち込んだときの再浮上率にちがいがあるように思われることにも。

ようするに、お金しか見ていない成金のような人は、落ち込んだときに人がすぐに離れていき、人に与えてきたお金持ちは、落ち込んでしまったとしても、与えられた人が手を差し伸べてくれるケースも多いということです。

したがって、真のお金持ちが余裕を身にまとい、そしてお金持ちでありつづける理由は、彼らが他者のことまで考えられる余裕を、お金のあるなしにかかわらずもともと持っていて、お金持ちになってからも、それを与えつづけているからなのではないか、と私は思ったのです。

今回のまとめ

・お金持ちは余裕があるからゴミを分別する
・余裕がなくても余裕を持つべし
・ゴミはできるだけ分別したほうがよい

お金持ちが出すゴミの量が少ないというのは、おそらくゴミを分別しているからであって、それは人のことまで考えられる余裕を持っているからこその行動であり、もともとお金を持っている場合でも、そうではなくあとからお金を持った場合でも、他者への配慮が変わらずにつづいているからこその行動でもあると私は思います。

それは逆にいえば、お金持ちになりたければ、金銭的な余裕がなかったとしても余裕を持つべきだ、ということもできるかもしれません。

将来の不安や、自分よりもまわりがさきをいっているといった、そういったあせりはだれしもが持っているものだとは思いますが、そんなときこそ他者への配慮を忘れず、ドンとかまえて余裕を持っていれば、すくなくともつねにカリカリしている人よりかは、お金持ちになれる可能性は高いのではないかと私は思います。

お金持ちになりたければ、まずはゴミの分別から始めてみるのもいいかもしれませんね(ちなみに、私もこの経験からゴミを分別するようになりました)。

とはいえ、余裕をかましているだけでお金持ちになれるほど世の中はあまいものではなく、その余裕が行動を誘発し、お金をかせぐためのなにかをするからこそお金持ちになれるのであって、その点はかんちがいしてはいけないとも思います。

私の場合は余裕をこいてブログを運営していますが、たぶんそのうち、すくなくとも以前よりかはお金持ちになれると思うので、なにをすればいいのかわからない方には、ブログを始めるのもおすすめできます。

ブログの運営は、余裕をぶっこくトレーニングにもなりますよ。

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