【著作権侵害】ブログの記事が盗作されてAmazon Kindleで販売されていた件

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記事盗作の著作権侵害に加えて、それを販売するという、もはや理解不能な事件が起きていたことが発覚しました。

ありえない、いや、あってはならないことが起きてしまいました。

当ブログの記事コンテンツが盗用、というかモロにパクられてしまい、こともあろうに、その盗作が「Amazon Kindle」のストアで販売されていたという、常識では考えられない著作権侵害事件が水面下で起きていたのです!

開いた口がふさがらないとはまさにこのこと。

怒りをとおり越してもはや呆れてしまい、「こんなことをする日本人がほんとうにいるのか?」と、ただただ悲しい気分です。

とはいえ、このような無法者をのさばらせておくほど私はやさしい人間ではなく、今後おなじような被害者が泣き寝入りになってしまわないためにも、この件は徹底的にやることにしたので、今回は問題が発覚したいきさつと、問題解決のためにとった手段までをお話ししたいと思います。

目次

記事の書き直し作業中に事件が発覚

当ブログではリライト(記事の書きなおし)作業を以前から進めており、最近になってまた集中的にリライト作業を再開させていたのですが、ある記事を書きなおすために記事の検索順位をしらべていたところ、私は目をうたがうものを発見。

『おまとめローンは「最後の砦」で借金問題にピリオドを打て!』

特定のキーワードで検索をかけたところ、いちばん上に表示されていたのは、私が書いた記事(この時点での当ブログ記事のタイトルは【一本化】おまとめローンは「最後の砦」で借金問題に終止符を打て!)……ではなく、なぜかAmazonの商品ページ。

いやな予感がした私は、おそるおそるそのページをクリック。すると、当ブログ記事に書かれているテキストがそのまま使用されたような商品が、Kindle版の電子書籍として販売されていたのです。

これはやばいだろうが……。

試し読みで内容を確認してみると、なんということでしょう、冒頭からモロに盗作の気配がむんむんとただよい、著作権を侵害されているのは、もはや火を見るよりも明らかといったところ。

著者は、「ハルーヴン」という人物となっていました。

合計4つの盗作疑惑のある商品を確認

この「ハルーヴン」なる人物名をクリックし、わきあがってくる怒りの感情をこらえて著者名で検索をかけてみると、合計で4つの商品があることが判明。

発見した盗作疑惑の商品タイトルを見れば、本来の著者である私には、一瞬でパクられたであろう記事をピックアップすることもわけなく、そのまま盗作疑惑の商品と、当ブログ記事とのタイトルを比較してみると、以下のとおりとなりました。

パクられ(当ブログ記事)パクリ(ハルーヴンなる人物)
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それぞれの商品ページから試し読みを確認してみると、たとえば「体験談」では10年間を5年間など、微妙にテキストを変えている部分をのぞけば、ほぼテキストをフルコピペしているものとなっていて、「負け額」に関しては、最後の一年間と半年など、数字すらも変えていないという始末。

当ブログ記事のタイトルも、商品の本文中でほとんどそのまま使用されているなど、目もあてられない状態となっていました。

この時点で、私のなかでは、盗作・著作権侵害はほぼ確定。

すぐにAmazonに申し立てをしようかと考えましたが、まだ本文まではチェックできておらず、申し立てをするにはやや証拠不足感もいなめません。

そこで、私はしかたなく、つぎの手に打って出ることにしたのです。

Kindle Unlimitedに登録してすべての商品を確認した

この段階で、すでに真っ黒といってもいいほどの要素がそろっていたものの、それはあくまで「試し読み部分」だけであって、本文までは確認できていなかったことから、これから「戦争」をするとなると、武器がじゅうぶんに準備できているとはいいにくい。

そこで私は、こんなやからの商品を購入(ダウンロード)するのは死んでも嫌だったとはいえ、やるからには本気を出さなければならないと思い、しかたなしに「Amazon Kindle Unlimited」に登録。

アンリミテッド」は30日間無料か、このときは2か月間で99円のプランを選択することができましたが、確認したいのはこれだけだったので、私は前者の30日間無料お試しで登録することにしました。

例の4商品は、「アンリミテッド」会員であれば無料で読めるようになっていたので、会員登録後にすべてをダウンロード。そして、いよいよ本文を確認してみると……これがまあひどい。

本文も数字や文言を微妙に変えているだけで(5万円を3万円、友人を友達など)、基本的にはほぼすべてが記事をまるパクリ。「負け額」に関しては、日々の負け額が1円とたがわずにそのまま使用されているという、盗賊も飛び上がるほどの盗作っぷりでした。

もう、証拠はじゅうぶんでしょう。

これ以上こんなものは見ていられませんし、見ていても疲れるだけ。私は、Amazonに著作権侵害を申し立てることにしました。

Amazonに著作権侵害を申し立てた(入力例も解説)

Amazonに電話で問い合わせてみると、今回の場合は「Kindle ダイレクト・パブリッシング」という、Kindleを出版したりできるサービスから問い合わせてほしいとのことで、私はメールで送られてきたURLから「知的財産権の侵害を申告」のページへ。

ここでは、以下のように入力していきました。

1. 侵害申し立て

Amazonに知的財産権の侵害を申告

侵害の申し立ての最初の項目では、私が権利者なので「権利者」を選択。

侵害されたとする権利の種類は「著作権に関する問題-著作権のある素材……を不正に使用している」、権利侵害の詳細は「物理的な商品……に著作権のある内容物または画像……が未承認で使用されています」を。

侵害されたとするブランド……には、当ブログ名を入力し、著作権のある商品……を示すサイトへのリンクには、当ブログのトップページのURLを入力しました。

2. 権利侵害となる根拠の詳細

さきほどの項目のすぐ下にある「権利侵害となる根拠の詳細」には、以下のとおり、起きている問題をくわしく入力。

当方が運営しているWebサイト「genekibar.com(https://genekibar.com)」のコンテンツ記事(ギャンブル(パチンコ・パチスロ)依存症を克服するまでの体験談【借金生活】/https://genekibar.com/gamble-addiction-experience-01/)(【負け額】パチンコ・パチスロに依存した最後の年間トータル収支&1日の平均額/https://genekibar.com/result-gambling-balance/)(パチンコ脳(ギャンブルで変化した脳)は回復する?依存症の原因と仕組みを解説/https://genekibar.com/symptoms-causes-of-gambling/)(【一本化】おまとめローンは「最後の砦」で借金問題に終止符を打て!/https://genekibar.com/resolve-with-consolidated-loan/)が盗用されています。

すでに書き直した後のものもあるため、すべての内容が一致しているわけではありませんが、当方が保存している書き直す前のもの(提出可能)と見比べても内容が酷似しており、大部分またはすべてが明らかに著作権を侵害しているものと思われます。

違反内容の調査、該当する電子書籍のKindleストアからの削除、出品者への対応などをお願いいたしたく存じます。

なお、これは後述しますが、ここに入力した文章は、すぐあとで必要になる可能性もあるので、コピーして保存しておいたほうがいいと思います。

3. ASINまたは商品URLを入力

著作権侵害の商品ASINを入力

そのつぎの入力項目である「ASINまたは製品URL」は、該当の商品ページにある「登録情報」に記された、「ASIN」という10桁の英数字を入力欄にコピペ。

そうすると、自動で商品が下に表示されていくので、右側のタブを「ASIN」と選択しておきます。

4. 連絡先の入力

連絡先の入力

最後に、自身の住所・氏名・電話番号などの個人情報を入力し、相手に通知するためのこちら側の連絡先である「補助連絡先の詳細」に、相手に通知してもいい名前とメールアドレスを入力。

今回は相手がとんでもない相手だけに、本名やメールアドレスを知られるのはいやだったので、名前は当ブログで使用しているハンドルネーム、メールアドレスは当ブログで使用しているものを入力しました。

そして規約(表明)に同意して「送信」をクリックし、申し立ては完了となりました。

5. 追加情報を入力

と、思ったら、すぐにAmazonから返信があり、「追加情報の欄」に、以下の内容を足してほしい(再度入力してほしい)といわれたので、

  • 認証コード(メールに添付)
  • 連絡可能な日時などの追加情報(これが必要だったもよう)
  • 最初の申し立て情報(おそらく2番目に書いた内容)

これらを2番目の詳細欄に入力して、ふたたび送信(追加情報の欄というものは見あたらなかったため)。

これで申し立ては受理され、その後はAmazon側で内容の調査・適切な手続きなどがおこなわれ、1~2日後に連絡がもらえるということになりました。

法的措置もふまえた証拠確保に移行

Amazonへの申し立てが完了したところで、つぎに私がおこなったのが、著作権を侵害された盗作を証拠として保存しておくことでした。

じつをいうと、私は「Kindle」を使用したのは今回が初めてであって、勝手がよくわからず、いちどダウンロードしたものであっても解約したら見られなくなってまう、ということになれば、今後起こるであろう「戦争」で不利になってしまうと思われたからです。

証拠をのこしておくには、盗作を「pdf化」して保存しておくのが最善だと思われ、これらの盗作は「DRM」というファイルの形式変換をロックする機能がついていないものだったので、「Zamzar」というオンラインサービスを利用して「pdf版」を確保(無料版は1日2件までしかダウンロードできない)。

Amazon Kindleの規約には違反していないはずだと思いますが、もし問題があれば、これはこの件が解決したあとに削除しておこうと思っています。

著作権侵害者への今後の対応

これまでたんたんと事件のいきさつや、それへの対処についてお話ししてきましたが、著作権の侵害は、「10年以下の懲役または1000万円以下の罰金」が科される可能性もある重大なものであって、けっして軽い問題ではありません。

まして、当人はコンテンツを盗用しているだけでなく、それを販売してお金をもうけようともしているわけですから、この件はきわめて悪質なものだと私は考えています。

Amazonから連絡がいけば、おそらく当人は販売を取りやめるか、問答無用でストアから商品が削除されるでしょう。しかしこれは、注意されたら「すいません」でおわる程度の話ではありません。

自分さえもうかればなんでもいいと思っているのか、それとも、自分のしていることを悪いことだとは思っていないのか、いずれにせよ、インターネット・リテラシーへの意識が低すぎるからこそ、こんなことができてしまうのだと思いますが、あきらかに許されるような行為ではないことは、もはやいうまでもないでしょう。

販売実績があれば、それは私にとっての被害額にもなります。

そうなってくると、お金の問題にも発展する可能性があるわけですが、それを私が面倒くさい、相手にこちらの個人情報を知られたくない、とその後の対応を放棄してしまえば、この人間はおおかた、またおなじようなことをやるでしょう。

だから私は、この問題は、まずは知り合いの弁護士に相談しようと現時点では考えています。

いちおう相手の出方も考慮しますが、このままでおわらせてしまえば、第2、第3の被害者が出てしまうことにもつながりかねません。人がどんな思いでブログを運営しているか、それも知らずにこんなふざけたことをする人間を、のさばらせておくほど私はぬるい人間ではありません。

ハルーヴンさんよ、アンタ、まじでそれ、やっちゃだめなやつですよ。

今回のまとめ

・著作権侵害は重大な問題で許されることではない
・Amazonへは侵害の申し立てで調査をしてもらうことができる
・重大な問題は専門家に相談するのがいいかもしれない

今回の件で、「Amazon Kindle」を利用して、記事を商品として売る選択肢もあることを知れた、という微妙な収穫もありましたが、そんなことで、この問題がおわるわけがありません。

当ブログを開設してから、これまでいろいろと攻撃を受けたこともありましたが、ここまでひどくて悪質なのは、開設以来、初めてのことのようにも思います。

どう考えても許されることではないですし、ここまでの攻撃をしてきた相手には、自分がやっていることの重大さを理解させ、それなりの報いを受けてもらわなければならないでしょう。

この問題がどうなるかについては、また追って報告します。

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