ウサギだけでなく、モルモットやチンチラからも愛される牧草、パスチャーチモシーがリニューアルしたぞ!
うさぎさんの主食として人気がある牧草、ハイペットの「パスチャーチモシー」が商品リニューアルし、成分が若干変わったと共に、味も微妙に変わった模様です。
パスチャーチモシー愛用者の方は場合によっては注意が必要になると思うので、リニューアル後の商品についてここに記しておこうと思います。
パスチャーチモシーの主な変更点
ミニレッキスのイブスター店長の主食として長年愛用してきたパスチャーチモシーですが、2019年10月頃に商品がリニューアルし、僅かながら成分などが変わりました。
うさぎさんはグルメアニマルなので、味が変わると餌を食べてくれなくなったりすることがあるのですが、何がリニューアルしたのか調べてもわからなかったので、一先ずいつも通りに商品を購入。
が、意外と色々変わっていたので報告します。
パッケージデザインが変更
まずこちら、いつも利用している方であれば見慣れたデザインのパッケージですが、左側が旧パスチャーチモシー、右側が新パスチャーチモシーです。
水色ベースのパッケージデザインはそのままですが、商品名などの文字が所々変わっています。
さらに、パッケージに印刷されているウサギが、リニューアル後の方が画質が上がってシュッとしているように見えます……。
これは物凄くどうでもいいことなので続いて成分表へ。
栄養成分が変更
まずこちらは旧パスチャーチモシーの栄養成分。
続いてこちらが新パスチャーチモシーの栄養成分です。
成分表の変更点をまとめると以下の通り。
粗繊維:36.0% → 35.0%
粗灰分:7.0% → 6.0%
カルシウム:0.49% → 0.30%
マグネシウム:0.16% → 0.15%
リン:0.27% → 0.25%
たんぱく質、脂肪、水分は変わらず、主に粗灰分(ミネラル)のカルシウム量が大きく減りました。
色と香りの変更点
そしてここからが割と重要になってくるのですが、牧草の色や香りについて。これはリニューアル後のパスチャーチモシーを開封したところ。
パスチャーチモシー愛用者の方であればご存知だと思うのですが、やはり牧草は自然のものなので、収穫時期やロットによって葉の色、香り、硬さが異なるため、品質に微妙なバラつきが毎回あるのですが、普段よりも若干白っぽいような気がします。
リニューアル前後の牧草を並べてみました。左側が旧パスチャーチモシー、右側が新パスチャーチモシーで、リニューアル後の物の方が色が薄いです。
ただ、これに関しては先ほどの通りロットの関係もあるので、そこまで気にする必要もないかもしれません。
パスチャーチモシーの変更点は大体このくらいですが、本当に問題になるのはやはりここから。そう、味にうるさいうさぎさんがいつも通りに牧草を食べてくれるのかということでしょう!
うさぎの食いつきはどう変わったか
うさぎさんはお腹が空いていても食べたくないものは食べないというグルメアニマルであり、食べ物に関する警戒心がとても強い生き物なので、少しでも味が変わったりすると餌を食べてくれなくなったりもします。
しかしパスチャーチモシーに関しては、ロットによる品質のバラつきがあっても今までお構いなしに食べてくれていたので、恐らく大丈夫だろうと思い、私は新旧パスチャーチモシーを良い配分で混ぜて餌箱に投入!
すると、イブスター店長はいつものように嗜好性の高い穂先から食べた!
が…………!

…………!?
私はその一瞬の表情の変化を見逃さなかった。イブスター店長の目が見開き、味が違うと訴えているところを。
味にはやたらとうるさくなってしまったイブスター店長。やはりその違和感からか、その後も少し食いつきが悪くなってしまったのです。
時間をかければまた普段通り食べてくれるようにはなるとは思うのですが、実は商品がリニューアルしたというのを牧草が切れる少し前で知ったため、旧パスチャーチモシーのストックが十分になく、慣らしていく分が足りないという事態に私は直面。
これはもう主食をさらに美味い牧草に替えるしか私に残された手段はないのかもしれません。こうしてイブスター店長はまたしても高級ウサギに近づいていくのであった……。
いざ実食!実際に味は変わったのか
全うさぎさんの飼い主さんのため、パスチャーチモシーを食べている全うさぎさんのため、そしてイブスター店長のため、本当にそんなに味が変わったのかを調べるしかないと思い立った私は、体を張って実際にチモシーを食べ比べてみました。
ただ、これに関してはやはりロットの関係や、開封後の酸化など、時間経過による品質の変化もあるので何とも言えない部分も多いのですが、微妙な味の違いをかぎ分ける勉強の一環だと思い、とりあえずウサギになった気分でチモシーを齧ってみます。
チモシー牧草は左から順に、嗜好性の高い穂先、柔らかい葉、硬い茎の3種類に分かれているので、新旧パスチャーチモシーの全種類を齧ってみます。
その結果、リニューアル後のパスチャーチモシーの方が苦みが微妙に弱いような気がするという結論に辿り着きました。
ちなみに、嗜好性が高くてうさぎさんが好きな穂先はモサモサしているので香りの広がりが強く、柔らかい葉の部分は苦みが強く、硬い茎は薄味で繊維が豊富といった感じ。
やはり成分、特にカルシウム量が減っているので、リニューアル後のパスチャーチモシーの味もうさぎさんにとっては結構違うのではないのかなと思いました。

まさか本当に食う奴がいるとはな……
今回のまとめ
・成分や味が若干変わった
・チモシーはまさに「草」といった味だった
これからパスチャーチモシーをうさぎさんに食べさせてあげようという方は、品質は全く問題ないと思いますし、カルシウム量も減っていい感じにリニューアルされているので、是非トライしてみて欲しいと思います。私も2年以上愛用してきましたが、とても使い勝手のいい牧草だと思いますよ。
ただし、これまでパスチャーチモシーをまとめ買いされていた方は、とりあえずリニューアル品は1つだけ買ってみて、うさぎさんが食べてくれるかどうか様子を見てみた方がいいかもしれません。
リニューアル品はパッケージの側面が濃い緑色なのが特徴だ!
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