うさぎが牧草を食べない時に食べさせる方法はなんと「床の上に置くだけ」

うさぎさんが牧草を食べてくれないときの対策方法は、天日干しでもレンチンでもなく、ただ置くだけだった……

うさぎさんの主食は牧草ですが、彼らはグルメアニマルなので、牧草だからとなんでも食べてくれるわけではありません。

同じ商品であっても、ロットや生育状況などが異なることでの微妙な味の変化や、開封後の湿気による品質の低下、さらには、穂・茎・葉の部位による選り好みもあるなど、突然食べなくなってしまうことや、日常的に食べ残しがあることもめずらしいことではないと思います。

そういったときには、牧草自体を変えてしまえば問題が解決することもあります。しかし、そこでもまた選り好みなどが始まることもあるので、やはりどこかで手を打たなければならないでしょう。

では、うさぎさんが食べなくなった牧草を食べさせるにはどうすればいいのかというと、私はこれを偶然にも発見してしまったのです。その方法とは、なんと、「床の上に置くだけ」でした……

うさぎの牧草の復活術

うさぎさんが牧草を食べてくれない理由にはいろいろとあると思うのですが、そんなときは、まずは牧草の見直しから始めてみるのもいいかもしれません。

大人のうさぎさんで、チモシー牧草をあまり食べてくれないときは、これは穂の部分のあげすぎには注意が必要ともいわれていますが、同じイネ科の「オーツヘイ」を与えてみてもいいかもしれません。

もしかすると牧草がかたいと感じているかもしれないので、収穫時期を1番刈りから2番刈りのものにしてみたり、圧縮率をシングルプレスからダブルプレスにしてみたりするのもいいでしょう。

グレードは最上級のスーパープレミアムでも、メーカーによって品質はまったくといっていいほど異なります。別のメーカーの同じグレードのものをためしてみるだけでも改善することもあると思います。

しかしながら、うさぎさんが牧草を食べないのは、もはやそういうことではないという場合もあると思うので、まずは先に、ひと手間加えることで食べてもらえるかもしれない、牧草を復活させる方法から見ていきましょう。

1. 天日干しをする

新しい牧草の袋を開封したとき、新鮮な牧草であればおいしそうな香りがしますが、うさぎさんの嗅覚は人間の10倍ほどすぐれているといわれているので、私たちが感じる以上に、うさぎさんは牧草を「おいしそうだ」と感じているのかもしれません。

そういったこともあってか、香りがとんでしまった牧草は、うさぎさんはあまり食べてくれなくなってしまうことがあります。

しかし、この香りを復活させる方法があるのです。それが牧草の天日干しで、牧草をあたたかい日光にさらすことで、香りが多少は戻ることがあります。

ただし、効果はあくまでも一時的なものであり、外が晴れていて、なおかつ風も強くない日でなければ、この方法は使うことができないというデメリットもあります。

2. 電子レンジでチンする

私たちの口の中には「味蕾(みらい)」という味を感じるセンサーのようなものがあり、その数は5000~1万個(年齢などによって減少する)といわれていますが、うさぎさんは1万7000個の味蕾を持っているそうで、私たち人間よりもグルメであるということができます。

そのため、開封後であったり、餌箱の中に入れておいた牧草が湿気でべたっとしていまう、つまり品質が劣化してしまうと、味が落ちていることをうさぎさんは強く察知することができるので、食べなくなってしまうことがあるのです。

これに関しては、電子レンジでチンをするという方法があります。これをすることによって、しけった牧草の水分をとばしてパリッと、そして香りも復活させることができたりもします。

ただ、この方法はなんというか人工的であり、ほかの食べ物のにおいが牧草についてしまう可能性もあるので、天日干しの代用法として考えておいたほうがいいかもしれません。

牧草を床の上に置くという方法

私の家にはミニレッキスのイブスター店長という名のうさぎさんがいて、彼には長年ハイペットの「パスチャーチモシー」をあげていました。

ところが、製品のリニューアルのせいか、リニューアル後は食いつきが悪くなってしまったので、牧草をマペットの「スーパープレミアムチモシー1番刈り」に変えることにし、これによって現在はたくさん牧草を食べてもらえています。

開封したパスチャーチモシーはとくに使い道もなかったことから、適当に洗濯バサミで口を止め、部屋の壁をかじられないためのブロックとして1年ほど放置。

しかし、今度はその洗濯バサミをかじりだしたので、私はアルミ製の袋を開けたまま、牧草を散歩コースに放置しておくことにしたのです。

牧草を袋の隙間から食べるうさぎ

するとどうでしょう、これまで食いつきが悪かった牧草で、しかも開封から1年近くが経過している牧草を、彼は食べ始めたのです!

牧草は虫がつく可能性もあることなどから、開封後は1~2か月が賞味期限ともいわれますが、見たところ虫やカビなどはなく、きれいな状態のまま保存できていたので、私は袋を大きく開いて木製の棚にセット。

これがアルミ製パッケージの真の力なのか、それともパスチャーチモシーの底力なのか、いずれにせよ、私は様子を見てみることに。

袋ごと牧草を食べるうさぎ

食べやすくなったパスチャーチモシーを見たイブスター店長は、目を輝かせて牧草を食べ始めました。

長期間が経過した牧草をがっつくうさぎ

さらには、身を乗り出し、牧草をがっつき始めたのです!

その後は、ケージの中ではふだんのチモシー、ケージの外では古いチモシーを食べ、牧草を食べすぎて逆に太ってしまうのではないかと心配になるほどに、このときは牧草を食べていました。

もちろん、選別はしていたようでしたが、このパスチャーチモシーの大部分は本来の目的を果たすことに成功。そしてここに、「うさぎが食べない牧草は、床の上に置けば食べる説」が浮上したのです。

床の上に置いておけば食べる説

これは前々から思っていたことなのですが、イブスター店長には、どうも床の上に落ちている牧草はすすんで食べる傾向があります。

そして今回も、袋から掘り出して床に落とした牧草をモリモリと食べていたりもしたので、うさぎさんが食べなくなった牧草は、床の上に置いておくだけでも効果があるのではないかと思われました。

そこで私は、ふだんのチモシーで、餌箱の中に入れておけば最終的には食べてくれるものの、私が部屋の中で動いているとひとまずは食べ残す部分(催促すれば、より新鮮で好みの部位を補充してくれることを知っているから)を、ためしに床の上に置いてみることにしたのです。

床の上に置いてある牧草を食べるうさぎ

そうすると、やはりこれも食べ始めました。

床の上の牧草を食べ進めるうさぎ

なぜか床の上に置いておくと牧草を食べるのです!

こうなってくると、この、「うさぎが食べない牧草は、床の上に置けば食べる説」には、なにか理由があるとしか思えなくなってきます。

なぜ床の上の牧草を食べるのか

これは個人差があるので一概にはいえませんが、私は人からごちそうしてもらうご飯やお酒よりも、自分で働いて得たお金で食べるご飯、飲むお酒のほうがおいしいと感じます。

もちろん、ごちそうしてもらえることに関してはとてもありがたいことなのですけれど、そこには身を削っている感がないというか、自腹を切るからこそ得られるありがたみのようなものがあると感じるからです。

それと一緒のことで、うさぎさんも、用意された餌を食べるよりも、自分で発見した感がある床の上の牧草のほうがおいしいと感じるのかもしれません。だからこそ、床の上に放置されている牧草はよく食べるのではないでしょうか。

しかしこれでは、いや、そんな理屈では納得がいかないぞ、といわれてしまうかもしれないので、もう少し深く考えてみると、これはうさぎさんの体の構造と、牧草の食べ方にも理由があるのではないかとも思えてきます。

うさぎさんは4本足で立ち、顔は正面、口は下についているわけですが、このフォルムからして、食事は地面に横向きに置かれているものがいちばん食べやすいようにも思えます。

対して、通常の牧草入れは、牧草を縦に入れる縦置き型。これで食べるとなると、場合によってはうさぎさんは首をひねる必要があるので、牧草を食べないというのは、じつは味がどうこう以前に、単純に食べにくいということもあるのかもしれません。

加えて、牧草1本1本にも、わずかな味の違いというものが存在するのではないでしょうか。

牧草の1本をとってみても、先端、真ん中、下、と、人間が感じ取れないレベルのうまみの差というものが、もしかすると部位によってもあるのかもしれません。そうなると、やはりこれも横置きのほうが、最大のうまみポイントにうさぎさんはかじりつきやすくなると私は思います。

そういったことから、牧草は床の上に置いておくと、うさぎさんが食べやすく、なおかつうまいところから食べることができる、という可能性が出てくるので、食べないものでも食べてくれるのかもしれません。

ようするに、牧草は床の上に置けば食べる説の真相は、牧草を縦向きではなく、横向きにしておけば食べる、とも考えられるのです。

横向きの餌箱に変えるのもありかも

すべてのうさぎさんがそうだ、とはいえませんが、床の上に牧草を置いておけば食べるうさぎさんがいることも事実で、それは牧草の向きにも理由があるのではないかと私は思います。

であれば、ふだんの牧草や、高品質な牧草でも食べてくれないというときは、餌箱を見直すだけでも問題が解決することもあるかもしれません。

横向きの牧草入れであれば、たとえばマルカンの「うさぎの牧草パーク」。天然木100%なのでかじり木としても使用することができ、うさぎさんの遊び場としても活躍する牧草入れがあります。

また、こちらも木でできていて、ケージに固定することもできる、SANKOの「牧草カウンター」というものもあります。

こういったものに牧草入れを変える、ただそれだけのことで、うさぎさんが牧草をたくさん食べてくれるようになる可能性はあるでしょう。ただし、これはサイズがけっこう大きいので、使用される場合は、ケージの大きさと相談しながら決めてあげるといいと思います。

ケージの中ではなく、散歩コースに牧草を入れて置いておく、という使い方もいいと思いますし、そもそも餌箱の高さに問題があるようなのであれば、わざわざ買い替える必要もなく、高さを調節するだけでもうさぎさんの食いつきが変わるかもしれないですよ。

今回のまとめ

・うさぎは床の上に置いてある牧草を食べる
・横向きの牧草のほうが食べやすいのではないかという話
・ピンチのときはケージの外で牧草を食べてもらうのもあり

私はふだんから、うさぎさんの牧草はネットで購入しているのですが、ときどき注文のタイミングや配送の遅れなどによって、ふだんの牧草が切れてしまうというピンチにおちいることがあります。

そういったときは、とりあえず近場で手に入るものであったり、使わなくなったストックを消費するしか手はなくなってしまいますが、うさぎさんがこれを食べてくれないということもあるわけです。

けれど、そういったときでも、床の上に牧草を置いておけば食べてくれたりもするのです。私はこの方法は、補充の催促がはげしいとき以外にも、ピンチ状態におちいってしまったとき、つまり、ふだんの牧草が届くまでのしのぎとしても使用したりしています。

うさぎさんが牧草を食べてくれない、食べ残しがあるときなどは、この方法を試してみるのもいいかもしれません。なんといっても、その方法は簡単をとおり越して、ただ床の上に置くだけですから。

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