うさぎさんやモルモットさんの主食として使えるネイチャーブリードの牧草をゲットしたので、レビューしておきます。
うさぎさんの生活を維持するために最もお金がかかるのは、おそらく主食の牧草だと思うのですが、牧草はどうしてもある程度はロスが出てしまうので、安いに越したことはありません。
しかし、値段を重視して品質が落ちてしまえば、うさぎさんが食べてくれなくなってしまうこともあるので、飼い主さんからすれば、「値段も安くて、品質もいい」牧草が欲しいわけです。
では、そんないいとこどりの牧草なんてものはあるのか? というと、ネイチャーブリードというショップが販売している牧草にどうもそれらしきものを発見。ためしに購入してみることにしたので、今回はネイチャーブリードの牧草をレビューしたいと思います。
ネイチャーブリードのチモシー牧草
私がふだんから使用している牧草は、マペットというショップが販売している「スーパープレミアムチモシー1番刈り」という牧草です。
この牧草は、楽天市場であれば、500g×6個で3393円(送料込み、2021年1月時点)と安く、商品レビューを書いておくと200円引きのクーポンがもらえるので、じつは2回目以降は3193円で購入することもできる、たいへんお買い得な牧草です。
ただ、牧草は6袋あっても、1か月持つか持たないかくらいでなくなってしまうので、もう少し安いものはないかと探していたのですが、なんと私は、新たな可能性を感じさせる牧草を発見してしまったのです。
それがこちら!
販売元 | ネイチャーブリード |
銘柄 | アメリカ産 1番刈りチモシー シングルプレス |
内容量 | 1kg×3個 |
値段 | 2750円(送料込み、2021年1月時点) |
こちらはネイチャーブリードというショップが販売している牧草で、同じく楽天市場であれば3kgで2750円(2021年1月時点)、一般的な1袋500gに換算すると1袋あたり458円と、かなり安い部類に入り、口コミも上々な一品。
牧草はアメリカ産の1番刈りチモシー、圧縮率は穂や茎がつぶれにくいシングルプレスで、グレードは「SSS」との表記があったので、最上位のスーパープレミアムだと思われます。
牧草は刈り取られたあと、乾燥させてかたまりにされ、それから出荷、小分けが始まりますが、かたまりから小分けすると香りや色が落ちていくため、ネイチャーブリードではほとんどの牧草を、注文があった当日に仕分けしているそうです。
それゆえか、「市販の牧草よりもうさぎさんの食いつきがいい」とのユーザー意見が多いのだそう。
袋を開けてみるとこのような感じ。
香りもよく、牧草も青々としていて、かなりしっかりしています。太くてかたい部分が多いといった印象で、この値段でこのクオリティならありなのでは? とすでに思えてきます。
なお、袋にはチャック、脱酸素剤などはなく、口を縛った状態で送られてきますが、これは牧草にも通気が必要とネイチャーブリードは考えているからだそうです。袋には通気穴も開けられています。
少量をお皿の上に移してみました。
光の関係で少し白っぽくも見えますが、実際にはもっと青く、おいしそうな見た目。穂の部分も大きいものが多く、長さも全体的に見ると、ロングタイプと同じくらいの長さがあります。
ネイチャーブリードの牧草は、安い、青い、太い、硬い、長い、ということです。
うさぎの食いつきはどうか
うさぎさんの牧草選びで問題となるのは、値段や品質などのコストパフォーマンスもたしかに重要ではあるものの、最終的には食いつきがいいのか悪いのか、これですべてが決まるといっても過言ではありません。
新しい牧草をうさぎさんにあげるとき、それはまさに、緊張の一瞬といえます。まとめ買いをした場合は、残った牧草の消費に困ってしまうからです。
はたして今回はどうなるのでしょうか。さっそくミニレッキスのイブスター店長に、ネイチャーブリードの牧草をあげてみました。
問題の食いつきは……悪くはない。けれど、ものすごくいいというわけでもない。
しかし、これはまだ判断することができません。うさぎさんは警戒心が強いので、急に餌を全部変えてしまうと、あまり食べなくなってしまうことがあるからです。
そのため、それからもしばらくのあいだはネイチャーブリードの牧草を与え続けてみたのですが、その結果、ふだんのマペットの牧草を10とすると、ネイチャーブリードの牧草は8.5~9くらいの食いつきだということがわかりました。
イブスター店長の場合、硬い牧草よりもやわらかい牧草のほうを好んで食べる傾向があるので、しっかりとした部分が多いネイチャーブリードの牧草は、どうも食べ残しが多いように感じられました。
ただし、以前に別の記事でも書きましたが、うさぎさんが食べない牧草は、床の上に置いておくと食べるという場合があり、ネイチャーブリードの牧草も、床の上に置いておくとモリモリと食べることが判明。
私が使用しているケージは、小屋とトイレのあいだにスペースがあるので、そういうことであればということで、この場所に適当に牧草を散らして置いておくと、
餌箱(牧草入れ)の中に入れておくよりも食べるようになりました。
そうなってくると、牧草入れの必要性についてあらためて考えなければならないようにも思えてきますし、横置きにすればこの牧草でも問題なく食べてくれるのではないか? とも思えてきます。
しかしながら、餌箱に入れた状態ではマペットの牧草のほうが食いつきがよかったので、おそらくイブスター店長としては、どちらもうまいものの、マペットのほうがうまい、ということになるのだと思います。
ネイチャーブリードの牧草も品質はかなりいいと感じましたが、やはり最後は、うさぎさんの好みということになるのでしょう。
うさぎさんにはできるだけおいしいものを食べてもらいたいと思っているので、ネイチャーブリードの牧草は、とりあえずは床の上に置く用として使ってみたいと思います。
床の上に置くと食べる説はこちら
→ うさぎが牧草を食べない時に食べさせる方法はなんと「床の上に置くだけ」
ネイチャーブリードのメリットとデメリット
ネイチャーブリードの牧草は、安くて高品質だと感じましたが、そのほかにもいいところ、そしていまひとつなところもあると感じたので、最後にこの牧草のメリットとデメリットをご紹介したいと思います。
メリットはコスパの高さ
ネイチャーブリードの牧草の最大のメリットは、この値段でこのクオリティというコストパフォーマンスの高さだと思いますが、袋が大きいので牧草が取り出しやすく、一定の部位だけがまとまって残ってしまうということがない(バランスよく牧草を補充できる)ところもいいと感じました。
楽天市場であれば、新規限定で10%OFFのクーポンがもらえたり、ショップからの通知を許可しておけば、レビューでクーポンがもらえることもあったりするなど、後者は毎回なのかは不明ですが、いずれにしてもとにかく安い!
また、1kg×3個のセットを購入すると、試供品(今回はカナダ産2番刈りチモシー)がついてきます。

ひとまず2回目は、破格の2500円以下になるということだ
デメリットは利便性とカスの量
デメリットに関しては、袋の厚さによるもの、袋の大きさによるもの、牧草の使えない部分の3つが少し気になったので、これは1つずつ説明しておきます。
袋の厚さがうすい
袋にチャックや乾燥材がないのは、2週間もしないうちに1袋はなくなるので、これはべつに問題なかったのですが、袋の厚さがうすいため、うさぎさんにかじられると一発で袋に穴が空き、その穴から牧草のカスが噴き出してきたりもします。
袋が1kg入りとけっこう大きいため、うさぎさんのケージの前でガサガサやっていると、お腹をすかせたうさぎさんにかじられてしまうのです。
場合によっては、片手で大きな袋を抱えて補充したりしなければならないこともあるなど、牧草の選別はしやすいものの、補充は少ししにくいとも感じたので、これは別の袋にさらに小分けしたほうが使いやすいかもしれません。
保存場所に困る
1袋が1kg入りと量が多く、サイズもおおむね幅45cm×奥行20cm×高さ35cmと大きいため、保存する場所に困ってしまうこともあると思います。
ちなみに、これへの対策ですが、私は100均で突っ張り棒を2本購入し、その上にひとまず置いておくことにしました。
2袋くらいであれば余裕で乗せることができるので、残りの1袋はケージの上に置くなどして保管すれば、この問題は解決することができます。
牧草のカスの量がやや多い
1袋に1kg入っているというのもあるとは思いますが、牧草のカスの量が若干多いようにも感じられました。1袋を使いきったあとの使えない部分の量は、だいたい以下のとおりです。
両手で合わせて持つとこんもりとする程度、といったところでしょうか。
使えないこともない部分も混ざってはいますが、これまで使用してきた牧草と比べると、少しカスが多いような気もしました。
床材として使えなくもないものの、カスが多いとうさぎさんがくしゃみをしたりもするので、ある程度は捨ててしまったほうがいいかもしれないですね。
もっとも、どの牧草にもカスは混ざっていますし、私もやや強めに振り落としながら使ってこの量だったので、これもそこまで大きなデメリットではないと思いますよ。

ある程度のカスは許容する心を持て
今回のまとめ
・安い、青い、太い、硬い、長い
・太くてかたい牧草が好きなうさぎさんにおすすめ
ネイチャーブリードの牧草はコスパがとてもいいと感じたので、これからはこれに変更しようかとも思ったのですが、僅差でマペットの牧草のほうが食いつきがよかったように思うので、ひとまずはマペットの牧草に戻ることになると思います。
ただ、太くてかたい牧草が好きなうさぎさんであれば、かなり食べてくれるだろうと思わせるほどのポテンシャルがあったので、しっかりした部位が多い牧草を好んで食べるうさぎさんには、おすすめの一品だと感じました。
高品質な牧草同士の対決はやはり、最終的にはうさぎさんの好みで決まるということでしょう。とにかく安いので、1度は試してみてもいいかもしれないですよ。
牧草の選び方はこちら
→【チモシー&マメ科】うさぎの牧草の選び方と辿り着いたおすすめの一品
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