うさぎのケージレイアウトはどうすればいいんだ?
うさぎさんをお迎えするまえや、体が大きくなってきたときなど、ケージのレイアウトは悩みますよね。
- トイレは設置したほうがいいのか?
- 二階建ては安全面的にどうなのか?
こういったことも気になるところです。
そこで本記事では、いろいろとためしてきた私がたどり着いた、
うさぎのケージレイアウト(暫定版)
これを、厳選した7つのアイテムとともに紹介します。
これだけ揃えればうさぎさんは快適に!
という生活環境だけでなく、夏冬での対策や、さきほどの疑問(トイレ・二階建て)についても解説していきます。
ケージレイアウトを変えるさいの注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
ではさっそく、まいりましょう!
この記事に登場するうさぎ
- ミニレッキスのイブスター店長
- 2016年11月生まれのオス(現在7歳)
- やや詳しいプロフィールはこちら
ケージレイアウトの疑問・注意点
さて、本題のケージレイアウトといきたいところですが、
そのまえに、まずは冒頭でお話した「疑問点」から解決していくことにしましょう。
ここでは、
- トイレの必要性
- 二階建ての安全面
この2つについてお話しします。
私個人の考えでもありますが、見当ちがいなことはいっていないはずなので、どうぞごらんください!
1. トイレの必要性
うさぎさんのケージに「トイレは必要か不要か」ですが、私はあったほうがいいと思います。
なぜかというと、トイレを設置することで得られるメリットが多いから。
トイレを設置しないで、すのこの上から好きにしてもらう
という方法もたしかにあります。
でもこの場合、毎日の掃除もそうですが、すのこ・トレーにつく「尿石」掃除も大変になってしまうんですね。
尿石ってのは、おしっこに含まれるカルシウムとかが固まったやつのことだな
一方、トイレを設置すれば以下のとおりで、
と、場所をとることはとりますが、はっきりいってメリットしかありません。
なので、やはりトイレは設置したほうがいいです
まだ子ウサギで、トイレの場所をおぼえてくれないときは、
- おしっこをティッシュなどでふく
- それをトイレ(すのこ)の中に入れておく
こうすることで、決まった場所(トイレ)でおしっこをしてくれるようになると思いますよ!
2. 二階建て(ロフト)の安全面
つづいて、「二階建て(ロフト)はどうなのか?」ですが、これは安全面から設置しないほうがいいと思います。
なぜかというと、うさぎさんが骨折などのけがをしてしまう危険性があるからですね。
うさぎさんは以下の理由から、
- もともとは地中に穴を掘って生活していた
- 犬猫とくらべて骨がかるく、骨折しやすい
上下運動、ようはジャンプしての飛び降りは得意ではなく「苦手」です。
そのため、ロフトを設置していると、着地で失敗してしまう可能性があり、
「足を引っかけて骨折、パニックを起こして暴れて骨折」
と、二階建てになることで、けがをするリスクが一気に上がってしまうのです。
ケージを買うとロフト用の金網がついてくることもありますが、
以上の理由から、あっても使わないほうが無難でしょう。
はしごも足を踏みはずしてしまって……のリスクが考えられます。
安全性を第一に考えるなら、やはり「平屋」がベストではないかと思いますよ。
うさぎのケージレイアウト&厳選7アイテム
それでは、ケージの疑問も解決したところで、ここからが本題です。
私がたどり着いた「うさぎのケージレイアウト」は、以下のとおりとなりました。
配置図でいうと、つぎのような感じです。
(※FREEスペースには、食べ残しのチモシー牧草を床材として置いておくことが多いです)
- なぜこのケージレイアウトになっているか
- それぞれの備品・アイテムはなにがいいのか
こういった「配置の理由・機能性(メリット)」も紹介していくので、どうぞごらんください!
現時点での最強の布陣を見よ!
ケージ:うさぎのカンタンおそうじケージワイド
(※画像は牧草入れと餌箱だけ古いものです)
まずはケージからいきましょう
ケージはマルカンの「うさぎのカンタンおそうじケージワイド」を使っています。
で、これのなにがいいかというと……とにかく広い!
組み立て後のサイズは「幅90×奥行60×高さ60(cm)」
と、うさぎさんがケージのなかでも自由に動けるようになっています。
体重は2.4kgほどと、体の大きなイブスター店長でもこのとおり。
入り口部分では、横になってゆったりとくつろげる(足も伸ばせる)ほどの広さです!
おそうじはカンタンというだけあって、ふだんの掃除は、トレーを引き出して敷物を交換するくらい。
- 牧草
- うんち
など、すのこの下に落ちたものは、これで一発おそうじですよ。
あと、ケージの上に物をいろいろと置けるところもポイントが高いです。
ただし、重いものをたくさん置いていると、
トレーを出し入れする部分が経年でゆがんでくる(トレーを外すと戻すのがむずかしくなる)
ので、これには注意してくださいね。
そのときは、ゆがみを「こじ開ける」ようにするとスルッと入るぞ
小屋:ウッドハウス SIN4647
小屋はFerplast(ファープラスト)のウッドハウス/SIN4647を使っています。
これはイタリア製で、大きいところがいいですね。
イブスター店長はふだん、ここでもくつろいでいます。
- うさぎにも隠れられる場所は必要
- うさぎは隅っこなど壁側が落ち着くらしい
という理由から、ケージの左奥に設置しています。
それと、あとでお話ししますが、夏になるとこの小屋が「クーラーハウス」に変身するのもポイントですよ。
ただ、懸念もあることはあるな
小屋への飛び降りは上下運動になるわけですから、つぎの可能性も考えられるということです。
- 小屋の上からジャンプして着地したときに足がすのこにハマる可能性がある
- 高齢になって足腰が弱ってくると、乗り降りがしんどく感じるようになるのでは?
現時点ではまだ大丈夫そうですが、足腰の問題もあるので、いずれは撤去も考えています。
また足がすのこにハマったのは、軽くですが、3年ほどのあいだに1~2回はありました。
したがって、以上のことが心配なときは、
「小屋は設置しない」選択も、全然ありだと思いますよ。
牧草入れ:牧草ポット
牧草入れは川井の「牧草ポット」です。
これは陶器製になっているので、うさぎさんにかじられる心配がないところがいいです。
- 小屋を固定できる
- 小屋の上からでも牧草が食べられる
という理由から、ウッドハウスの手前に設置してありますよ。
ケージへの取り付けはもちろん可能で、ネジは安心安全のウッド製です。
うさぎさんにかじられた場合にそなえ、交換用の「ネジだけ」が販売されているのも便利ですね。
まあ、このネジはかじらないでおいてやるか
ということで、私の場合は交換する必要もなく、ずっとそのままで使えています。
陶器製なので掃除も拭くだけかんたん!
マルカンのケージには、ジャストサイズで設置できますよ。
ケージの横におしっこカバーがある場合、すのこからの高さが10~11cmくらいまでは余裕で取り付けられます。
ちなみにこの牧草入れには、しきりがついていて、「牧草&ペレット入れ」としても使うことができます。
ただ、牧草オンリーにしたほうが、うさぎさんも食べやすそうだと感じました。
なので、牧草ポットは、
牧草オンリーポットとして使うのがおすすめです!
餌箱:ハッピーディッシュボウル
餌箱(ペレット入れ)は、SANKOのハッピーディッシュボウルを使っています。
- 場所が広いので食べやすそう
- 食事を解放的な気分で楽しめそう
と感じるので、ケージ右側の手前に設置しています。
これも「陶器製なのでかじられない」ところがいいですね。
餌箱がプラスチック製だと、おなかがすいたうさぎさんが、催促で(入れもの)をかじることがあります。
でもそれがない
というのが、なによりもグッドなアイテムだと感じました。
重量も「586g」とけっこうあるので、動かされることはあっても、ひっくり返されるようなことはありません。
中心にむかってくぼんでいるので、うさぎさんがペレットを食べやすいところもいいですね。
そして中央にあるお花の「ごっそさん」マーク……
ペレットを食べおえたとき、うさぎさんは、
「ラーメンのスープを飲み干したときのような達成感」
これを得ることができるのです!
「ハッピーラーメンどんぶり」に改名したほうがいいな
ペットショップなどでも売られている定番のアイテムなので、おすすめですよ。
トイレ:ラビットフィットパン
(※画像の右奥がトイレです)
トイレはおなじくSANKOの「ラビットフィットパン」を使用しています。
これはケージのはじっこ(うさぎは隅でトイレをする傾向があるので右奥に設置)に固定できるのがナイスです。
このように、取り付け用のネジが2箇所ついていて、
ネジをケージ側面から入れて(ネジを)横向きにすれば
あっというまに固定できます。
掃除でケージからはずすときも、ネジを縦向きにするだけなのでかなり簡単ですよ。
なお、トイレだけ(かじれる)プラスチック製のものを使っているのには、以下の理由があります。
- トイレのすのこ(金網)についた尿石を取るのはなかなかむずかしい
- すのこ(金網)だけの別売りもあるが、まあまあの値段がする
- だったらすのこ交換のさいに、金網もついたトイレごと交換したほうが早い
そんなわけで、定期的にトイレごと交換しています
陶器製のトイレも持っていますが、サイズやケージのレイアウト的にも、このトイレがいちばんしっくりきました。
多少はかじられるとはいえ、まあ許容範囲内です。
大人のうさぎさんでも使えるので、ふつうのサイズでじゅうぶんだと思いますよ。
ラビットフィットパンには大きめのLサイズもあります。敷物は、犬用のトイレシーツ(Famy)を使っていますよ。
給水ボトル:ボトルトップエコ
(※牧草入れの左上にあるのが給水ボトルです)
給水ボトルはIINA(イイナ)のボトルトップエコを使っています。
この給水ボトルは、ふつうの500mlペットボトルをつけられるすぐれもの。
ボトル部分を衛生的に保てるのがいいです!
ケージへの取り付け部分はプラスチック製なので、これも多少はかじられると思います。
それでも、いきなり落っこちてくる(固定がはずれる)なんてことはないので、安心して使えます。
あと、うさぎさんの飲み方によっては、水がポタポタとたれたりもすると思いますが、
これは、ある程度はしかたがないかなと思っています。
飲み口(金属)の劣化もあるはずなので、これも定期的に買い替えて使っていますよ。
かじり木:かじり木コーンMサイズ
(※右上にあるのがかじり木です)
これでラストです。
うさぎさんが暇なときに何かをかじれるように、ケージにかじり木を設置しています。
これはもっとも安全そう(ぶつかることがなさそう)な場所を考えたところ、トイレと餌箱のあいだになりました。
かじり木はミニマルランド(マルカン)のかじり木コーンMサイズ。
外側に金属製の留め具がついていて、やや力はいりますが、これも簡単に設置できます。
もっとも、こういったかじり木は、
かじった破片がうさぎさんのおなかのなかで刺さることがある
という話もあります。
ですから、万全を期すなら、これもやはり「うさぎの座ぶとん」にしておいたほうがいいでしょう。
藁なので安全性が高いんですね
このケージレイアウトなら、小屋とトイレのあいだ(FREEスペース)に座ぶとんを一枚敷けます。
木でなくても、なにかしらかじれるものを用意してあげればOKという話です!
うさぎさんが小屋のなかで退屈しないように、お好みのものをチョイスしてあげてくださいね。
かじれるものは「暇つぶし+歯の伸びすぎをふせぐ」効果があるぞ
その他のお役立ち情報
ケージレイアウトの紹介は以上となりますが、いくつか補足しておくことがあります。
つぎのことです。
- 夏と冬はどうすればいいのか
- ケージレイアウトを変えるときの手順
これらの情報も必要になってくるかと思います。
そこで最後に、この2つもお話ししておくことにしましょう。
あわせて参考にしてみてください!
ケージレイアウト「Ver.夏&冬」
まずは夏と冬とケージレイアウトからです。
今回のものは夏冬共通となっているので、とくにレイアウトをいじる必要はありません。
しかしそのままというわけにもいかないので、
夏はエアコン+氷を入れたタッパーなどを小屋の下に設置する「クーラーハウス」で暑さ対策。
冬はエアコン+遠赤外線ヒーターなどを外に設置することで、ケージを外からもあたためる対策をとっています。
毎年こんな感じで、暑さ&寒さ対策はバッチリだと感じます。
くわしくは以下の関連記事にも書いてあるので、こちらもあわせてどうぞ!
ケージレイアウトを変える手順
つづいてケージレイアウトを変えるときの手順ですが、注意しておきたいことがひとつあります。
レイアウトを変えたり、とくに備品を新調すると、うさぎさんが警戒してあまり動かなくなってしまうことがある
ということです。
うさぎさんは警戒心が強い生きものです。
なので、周囲に自分のにおいがついていないとなると、
不安になってしまい、ご飯を食べてくれなくなってしまうこともあるのですね。
ですから、ケージレイアウトを変えるときは、
- すこしずつ変える
- においがついたものを入れておく(おしっこがついた敷物など)
- レイアウトを変えたときはしばらくそっとしておく
などの対策をとり、ゆっくり慣らしてあげてみてください。
とくにケージ本体を変えるときは、そう(不安に)なってしまいやすいと感じます。
ケージレイアウトを変えるときは、うさぎさんのストレスにならない工夫をしてあげると、うまくいきやすいと思いますよ。
小物くらいなら大丈夫だが、ケージの引っ越しなんかは注意だな
今回のまとめ
- うさぎのケージにトイレは設置したほうがいい
- 二階建てやロフトはけがの危険性がある
- レイアウトの変更時はうさぎの体調変化に注意
部屋の模様替えとおなじで、ケージのレイアウトもこだわりたくなりますが、やはりシンプルイズベストです。
「機能性の高さ=うさぎさんの暮らしやすさ」になるのではないか、と私は思うわけです。
また以前、獣医の先生から聞きましたが、
隠れられるような場所があれば、小屋はなくても大丈夫ですよ
とのことで、たとえばカーテンのような仕切りを設置するだけでもいいそうです。
ようは、「餌箱・トイレ・給水器」と、あとはかじれるものがあればそれでOK、ということでもあると。
高齢のうさぎさんの場合は、足腰の問題もあるので、こういった話も参考にしてみてください。
では、うさぎさんの新生活が、すてきなものになることを祈っております!
また会おう
ケージ&ウッドハウス詳細
牧草ポット詳細
ハッピーディッシュボウル詳細
うさぎのおしっこでお困りのアナタへ
うさぎさんのおしっこのニオイや、トイレ以外への粗相でお困りではないですか?
そんなときは、業界初のニオイを分解する技術をもった除菌・消臭剤「カンファペット
ケージの掃除はもちろんのこと、おしっこがクセになってしまうフローリングや、スプレー行為で壁紙まで飛んだおしっこの消臭もできます。
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いちどは使ってみる価値はあるので、ぜひこちらも試してみてください。
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