うさぎが牧草を散らかすって?
うさぎさんが毎日食べる牧草は日々の健康に欠かせません。
でも小屋を掃除していると、いつも牧草が散らかっていて、「これだと無駄やロスもけっこうな量になるな……」とか思うわけですよね。
そこでこの記事では、うさぎがチモシー牧草を散らかすときの対策をまとめて紹介します。
- うさぎが牧草を散らかす原因
- うさぎがチモシー牧草を散らかすときの対策6選
- 牧草入れで散らかりにくいとウワサの「牧草ポット」の実力は?
うさぎの牧草散らかし問題で気になるのは、食べてくれないとか、すのこの下に落ちることだと思います。
う~ん、こりゃもう使えないな……
それで大量に捨てることになるわけですが、牧草もそんなに安くはないので、できれば廃棄の量は減らしたい。
ではどうするか? というと、餌箱の場所や牧草の入れ方などを見直すことで改善が期待できます。
餌箱を変えるだけで劇的に変わることもあって、とくにムダが減るとウワサの「牧草ポット」はくわしくレビューしておきます。
牧草を捨てずに再利用する方法もあるので、ぜひ参考にしてくださいね。それでは見ていきましょう!
この記事に登場するうさぎ
- ミニレッキスのイブスター店長
- 2016年11月生まれのオス(現在7歳)
- やや詳しいプロフィールはこちら
うさぎが牧草を散らかす原因はなにか?
牧草が散らかるのはどうしてなんだ?
これを知ることで、このあとで見ていく対策の効果がハッキリしてきます。
はじめに、「うさぎが牧草を散らかす」問題の原因から考えていきましょう。
さきにいうと「うさぎの牧草の食べ方」がもっともな原因として考えられます。これは私の場合(実例)をもとにお話しします。
まずはこちらをごらんください。
これは、私が2~3年ほど愛用してきた牧草入れ「うさぎの牧草BOX(固定式)」です。
その名のとおりケージに固定できるすぐれもので、長年にわたって牧草入れの役目を果たしてきました。
牧草を入れるとこんな感じ。
それでこの牧草入れは、上からだけでなく、正面(網目のすきま)からでも食べられるようになっているので、
それなら、小屋の上からでも食べやすくしておこう
と、私はしばらくのあいだ、牧草入れを高い場所に設置していたのです。
するとこのとおり!
うさぎさんは牧草を食べるとき、牧草を餌箱から引っこ抜くことも多いです。
そうなると、いっしょに引っ張られた牧草まで餌箱からでてきてしまって、すのこの上に落下しますよね?
なるほど、そういうことか
そう、この牧草を散らかす問題は、
うさぎが牧草を餌箱から引っこ抜く → ほかの牧草も引っ張られて床に落ちる
これがくりかえされることで起き、そうして散らかっていくのです。
うさぎさんは食べたい部分から牧草を食べるパターンも多いです。
それで奥に頭を突っ込まれたら……もう一撃必殺(で散らかる)なんてこともあるでしょう。
野菜マシマシラーメンを麺からいったときのモヤシだな
そしてしばらく放っておくと、こういうことになるわけですよ。
うーん、どうやってすのこの網目をかいくぐるんでしょうか?
それはいまでもナゾな部分はありますが、とにかく、散らかった牧草はすのこの下に落下します。
(※とくに食べのこされたものはどんどん落ちていきます)
で、牧草は以下の状態になってしまって、泣く泣く捨てることになってしまうのです。
- 抜け毛とまざる
- うんちとまざる
まとめると、うさぎが牧草を散らかす問題が起こるのは、
引っこ抜かれた牧草が、ほかの牧草を引っ張ってきて落ちるから
というのが最大の原因だと考えられます。
もちろん例外もありますが、基本はこの「食べ方」に理由があると思っていていいでしょう。
うさぎが牧草を散らかすときの対策6選
うさぎが牧草を散らかすのは、いくつかの例外(後述します)をのぞいて、牧草を引っこ抜いて食べるのが原因と考えられます。
でも理由がわかれば、対策もとれますよね?
ということで!
ここからは、牧草を散らかす対策を6つ、一気に見ていくことにしましょう。
なにかしらヒットするものはあるはずなので、「コレか!?」というのがあったら、ぜひためしてみてください。
ではまいります!
1. 牧草入れの高さを調節する
まずは基本的な話で、牧草入れが高めに設置されているなら、高さを下げてみましょう。
うさぎさんはふつう、すのこの上(餌箱の正面)に立って、牧草を食べると思います。
このとき、牧草入れに高さがあると、
- 上から抜いたときに角度や力が加わって、よけいに牧草が引っ張られて落ちる
- 高さのあるバウンドによって、すのこの下にも入りやすくなる(気がする)
- 小屋の上からでも食べられる状態だと、牧草入れの裏(ケージの外)にも牧草が落ちる
と、ただ牧草入れが高い位置にあるだけで、散らかりやすくなったりもするのです。
さきほどの私の例でいうと、牧草入れは、以下の高さで設置されていました。
(固定の位置はカバーから数センチ上になっている)
まだ下げられる余裕がありますよね?
この場合だったら、側面のおしっこカバーギリギリまで下げるのがおすすめです。
- 牧草入れはすのこの上に着地させるように設置し、
- うさぎさんには床から牧草を食べてもらようにする
こうすることで、牧草が散らかるのは、ある程度は改善するはずです。
なるほどね。でもちょっと待って
おしっこカバーがじゃまで『餌箱が浮く』ときは、どうすればいいんですか?
この、牧草入れを着地させられずにまだ高さがある場合、浮いたすきまを有効活用するワザがあります。
すきまをあけたくないときは、固定具の位置が高い(餌箱の上のほうにある)牧草入れも検討してみてください。
これらはあとで見ていくので、どんどんいきましょう。
2. 牧草の入れ方を工夫する
つづいて、すぐにできて効果も期待できるのがこちら、「牧草の入れ方を工夫する」方法です。
ここでは以下の3つの方法を紹介します。
- うさぎが好きな部分は食べやすい場所に入れる
- 牧草が絡まっている場合はほぐす(そのまま入れない)
- 牧草が長すぎるときはハサミでカットする
それぞれ簡単に補足していくので、見ていきましょう。
うさぎが好む部分は食べやすい場所に
うさぎさんは牧草を食べるさい、好きな部分から食べていくことが多いと思います。
「①穂 →②葉 →③茎」とか、そういった順番にです。
ではこのとき、「①穂」が奥にあると、どうなってしまうでしょう?
うさぎさんは頭を突っ込んで食べようとして……。そうなると、牧草が散らかってしまうのですよね。
なので、うさぎさんが好きな部分は、食べやすい場所に入れておくわけです
餌箱の左側とか、真ん中とか、うさぎさんがよく食べる「場所」もあると思います。
そういったところに、好きな部分をかためておけば、すくなくとも頭を突っ込む一撃ワザは使われなくなりますよ。
ただし、いつもおなじ場所に好きなものがあると、そこしか食べなくなったりもします。
そうならないように、適度に場所をずらす工夫もしてみてください。
牧草はほぐしてから入れる
牧草を袋からつかんで、そのまま餌箱に補充していないでしょうか?
モノにもよりますが、牧草はおたがいが絡まっていて、ひとつのカタマリのようになっていることがあります。
この場合、1本を引っこ抜くだけで……
牧草が餌箱から全部落ちてくる、なんてこともあるわけです。
しかしこの問題は、牧草をほぐしてから補充することで改善させられます。
牧草同士がバラバラになっていれば、引っこ抜かれてもそこまで散らからずにすみますよ。
牧草を補充するときにひと手間加えるだけなので、絡まっているときはためしてみてください。
牧草が長すぎるときはハサミで切る
うさぎさんには、いちど咥えたものは最後まで食べる傾向(習性)があるそうです。
そのため長い牧草はいいのですが、長すぎると、例の引っこ抜きによって散らかる率が上がります。
あとは私の場合ですが、長すぎると逆に食べてくれません
そういったこともあるので、長すぎる牧草は、食べやすい長さにカットしてあげるといいでしょう。
ポイントは全部おなじ長さに切らないことでしょうか。
「すこし長め・すこし短め」とか、微妙な変化があると、それだけで食いつきが変わったりもします。
意外とこういう見た目も大事なので、おいしそうにカットしてあげてください。
3. 牧草入れの下にモノを敷く
牧草入れの下にモノを敷いて、すのこの下に牧草が落ちるのを食い止める方法です。
こぼれないようにするのではなく、こぼれてもセーフにするワザですね。
これもけっこう有効だな
なぜかというと、すのこの「上」に落ちた牧草なら食べてくれますし、再利用もできるから。
すのこの「下」に落ちたのは衛生的にもよくないですが、「上」だったらまだまだいけるのです!
それで、どうやって食い止めるかというと、
つぎの「うさぎの座ぶとん」という、わらで編んだおもちゃが使い勝手がいいと思います。
これを牧草入れの下に敷いておき、そこで散らかる牧草をキャッチしてあげます。
これは牧草を盛っておいた画像ですが、ようはこんな感じで、牧草がすのこの下に落ちていくのをふせぐわけです。
牧草キャッチ作戦がうまくいかなかったとしても、この座ぶとんはほかのことにも有効活用できます。
あると便利なので、1枚くらいはゲットしておくといいですよ。
この方法は「固定具の関係などから餌箱がすこし浮いている」ときにオススメです。牧草入れの下のすきまに挟んでおきましょう。
4. 牧草入れを変える
牧草入れに問題がある場合は、牧草入れ自体を変えることで問題が解決する場合があります。
たとえば、うさぎさんが牧草を引っこ抜くのは、牧草を「縦置き」にしているからですよね?
だったら牧草を「横置き」にすればOKとか。
この場合、上から順に食べてくれれば、それだけで散らかりにくくなるでしょう。
横向きの牧草入れなら、「うさミミ かじり木牧草BOX」というものがケージに設置しやすいです。
(※固定具の位置が高いので、おしっこカバーが高くても安心です)
そのほかでは、ストッパー付きの牧草入れもあって、このタイプは頭を突っ込めないので散らかりにくい。
もちろん縦向きでもいいやつはあります。
そして、それこそが冒頭の「牧草ポット」なのですが、これは最後にくわしくレビューします。
5. 散らかった牧草を再利用する
散らかすのをふせぐのではなく、散らかされた牧草を再利用するのも、対策として有効です。
おそらくどんなものを使っても、多少は餌箱のまわりに牧草は散らかると思います。
それで、この散らかった牧草なんですが、
そのまま置いておいても食べてくれないなら、ひと手間加えて復活させてあげましょう。
ズバリ、電子レンジでチン! で。
レンチンだあ?
そう、レンチンとか、あとは天日干しをすると、牧草の香りが復活して食べてくれるようにもなるのです。
牧草がしけっているときはパリッとするので、そういう理由でも、この再利用術は有効ですよ。
あとは、床材にしてしまうかですね。
ケージの空いているスペースに(さきほどのわらの座ぶとんのように)牧草を盛っておけば、遊んだり、食べたりしてくれる場合もあります。
そのまま捨てるよりは、はるかにマシなので、面倒なときには床材に使ってしまいましょう。
ちなみに私は床材派で、食べのこしはケージの空きスペースに盛っています。意外と食べてくれるのでおすすめですよ。
6. 例外的な「散らかす」に対処する
うさぎさんが牧草を散らかすのには、つぎのような例外があります。
- 牧草を散らかして遊んでいる
- その牧草が食べたくないから散らかしている
この場合、それぞれの問題に対処していくと解決する場合があるので、見ていきましょう。
牧草を散らかして遊んでいる
うさぎさんが牧草を散らかして遊んでいるときは、べつに遊べるおもちゃを用意してあげるのがおすすめです。
さきほどの「うさぎの座ぶとん」なら、掘ったりかじったりもできます。
ケージのどこかに置いておけば、そっちに興味が移るかもしれないので、ためしてみる価値はあるでしょう。
あとは散歩の時間を増やすとかですね
- 欲求不満で牧草にイタズラをする
- 体力がありあまってチモシーをばらまく
そんなときは、もっと遊んであげることで改善するかもしれません。
うさぎの部屋んぽのやり方を参考に、たくさん運動をさせて、ケージのなかでは休んでいてもらいましょう。
ただし後者の場合、注意したいのは、
①牧草を散らかす → ②遊んでもらえる
これが習慣化すると、うさぎさんは遊んでもらうために牧草を散らかすようになる可能性があること。
なんでも要求を聞くのもよくないので、
遊びはもう「おわり」だ
なときは、牧草をバラまいていても放置するなど、「イタズラをしても遊んでもらえない」を理解してもらうのも大事です。
うさぎ用おもちゃ&使い方まとめ
その牧草を食べたくない
うさぎさんが、いまの牧草を食べたくなくて、わざと散らかしている場合があります。
食べたくない部分(たとえば硬い茎など)があって、毎回そこだけ食べのこしていることも考えられます。
このときは、牧草を見直してあげましょう。
いまの牧草が、標準的な「アメリカ産/スーパープレミアム/1番刈り/シングルプレス」のチモシー牧草なら、
- ほかのメーカーの牧草に変えてみる
- 2番刈りをためしてみる
- ダブルプレスやべつの産地にしてみる
といったふうに、うさぎさんの好みのものをさがしていきます。
メーカーが変わるだけでも全然ちがうので、
- 食いつきがよくない
- 食べのこしが多い(部分がある)
というときには、ぜひためしたい方法です。
2番刈りやダブルプレスにすると、牧草がやわらかくなりますよ
お試し牧草を販売しているメーカーもあるので、それらも活用しつつ、ベストな牧草を見つけてあげましょう。
牧草の選び方は、以下の関連記事からどうぞ!
牧草入れで散らからないとウワサの「牧草ポット」
ここまで、うさぎが牧草を散らかす問題の対策を見てきました。
つぎの方法とかは、すぐにできておすすめです。
- 餌箱の高さを下げる
- 牧草の入れ方を工夫する
こういったちょっとしたことだけでも、牧草の散らかりは改善していくと思います。
しかし気になるのは、
で、さっきからいってる「牧草ポット」ってなんなんですか?
ということですよね。
そこで最後に、当時の私が「散らかす問題」の解決で導入した、秘伝の牧草入れを紹介しましょう。
……こちらです!
こちらは、小動物用品メーカーの川井が販売する陶器製の牧草入れ、その名も「牧草ポット」です。
- 陶器製なのでかじられない
- 固定ができる+高さもあるのですのこの上に着地させやすい
- 付属のスチールアミを使えば、牧草&ペレット入れとしても使用可能
と、その性能はかなりのハイスペック。
しかも牧草が散らかりにくいと評判で、可能性しか感じない餌箱となっています。
もともとは、ペレット専用の餌入れに代用できないかと購入したものでした。
が、やはり本来の用途(牧草入れ)として使用したほうがいいと感じたので、その後使ってみることにしたのです。
そんなわけで以下、牧草ポットのレビューです
設置から使用感まで、ひととおり見ていきます。
牧草がどれだけ散らかりにくくなったかとあわせて、どうぞごらんください!
牧草ポットをケージに設置してみた
それではさっそく、牧草ポットの設置から見ていきましょう。
牧草ポットのサイズは「幅13.5×奥行13×高さ16(cm)」と大きめです。
ケージへの固定は、画像のように、背面から付属のウッドネジを通しておこないます。
すのこからおしっこカバーの高さが10~11cm以下なら、地面に着地させた状態で取り付けられますよ。
ちなみにおしっこカバーというのは、ケージ側面にある(金網下の)プラスチック部分のこと。
このカバーが高すぎると、固定具の位置が上がって餌箱も浮いてしまうので、注意しましょう。
なお、カバーの高さが10~11cmほどあると、木ネジが(カバーに)ぎりぎり引っかかってしまいます。
しかし木ネジは丸みを帯びているので、
- ポットをすこし浮かせてネジを回す
- ネジが奥まで回ったらポットを地面におろす
このようにすれば、しっかりと着地させた状態で固定できます。
こんな感じにですね。
そして見よ!
「すのこの上に舞い降りた純白の天使のすがたを……!」
……、全体で見てみるとこのような感じです。
ちょうど奥のウッドハウスも固定できて、かなりいい感じに設置できました!
牧草はたくさん入るようになっている
設置が完了したところで、つぎは牧草をポットに入れてみます。
スチールアミはイタズラ防止にもなりますが、あると食べにくくなると思ったのではずして使うことにしました。
それで、使ってみた感じですが、
- ポットには奥行きがあるのでかなりの牧草が入る
- 高さもあるので、ロングタイプのチモシー牧草でもすっぽり入る
- 牧草を折り曲げなくても入れられる(=引っこ抜きでつられて……が起きにくい)
と、すでに、めちゃくちゃよさそうでした。
最初の牧草入れと高さを比較すると、このとおり。
高さがない牧草入れだと、牧草を折り曲げて入れるときがでてきます。
そうすると、引っ張られたほかの牧草が落ちやすくなるので、だからハサミで切ったりもするのですが、
その手間もはぶけたな
なぜかというと、ある程度の長さがあっても、高さのある牧草ポットなら「そのまま牧草を入れられる」からです。
牧草ポットを使うのです!
これはもうすごいですね、神の声が聞こえるレベルで、ハズレる気がしません。
うさぎの食べやすさはどうか?
さて、お待ちかねです。
新たな牧草入れの気配を察知し、ウサギのイブスター店長がやってきました。
じっさいに牧草ポットを使ってもらい、その実力をたしかめていきましょう。
どうだ……?
彼には牧草ポットを使いこなす力はあるのか!?
今日からは牧草ポッターと呼んでくれ
なんと、牧草ポットは、陶器だけに「賢者の石」だったのです!(?)
と、それはさておき、つぎのように食べやすさもやはりよかったです。
- 横幅があるので好きな部分から食べやすい
- 頭を突っ込んでも余裕がある(=まわりの牧草が外に落ちにくい)
牧草ポットは横幅があるので、牧草同士をギチギチにつめる必要がありません。
そのため、牧草にふんわりとした適度な間隔ができて、まずはそれで食べやすいです。
そして奥行や深さもあるので、頭を突っ込まれてもセーフなことも多いと感じました。
これには「牧草が散らかりにくい」のウワサも納得でした
陶器製ならではの使いやすさ(掃除が簡単・かじられない)もさることながら、牧草ポットは、食べやすさもバツグンでしたよ。
牧草はどれくらい散らからなくなったか
では最後に、牧草ポットに変えたことで、どれくらい牧草は散らからなくなったのか? を確認してみましょう。
まずは「ケージの外側」に落ちていた牧草から。
以前までは、牧草入れを高めに設置していたのもあって、ロスの量はこのような感じでした。
牧草入れの背面からも落ちていて、しばらくしてからかき出してみると、抜け毛などと一緒にかなりの量が出てきていたのです。
それがどうなったかというと……
このとおり、ほぼ完全に消失です!
ケージの外に落ちる牧草はホントにすくなくなって、ここでのロスは大幅に減りました。
- 小屋の下で牧草を食べてくれるようになった
- ポットに高さがあるので、背面からは落ちにくい
これには、以上の理由があったからだと思います。
(※落ちても数日間でパラっとくらいで、問題ないレベルになりました)
つぎに餌箱周辺ですが、多少の散らかりはあるものの、ここもみごと改善です。
体感でも散らかりが減ったとわかるくらい。
うさぎの牧草は「食べやすい=散らかりにくい」でもあったのですね。
しかも、ここでの改善はそれだけではありません
落ちた牧草がすのこの端にはさまり、
すぐとなりに設置している給水ボトルからたれた水が、その牧草にかかって不衛生に……
というのが減ったのも、うれしいポイントでした。
落ちた牧草に給水ボトルの水がかかることはありますが、すのこのフチには入りにくくなったので、衛生面もグッドです!
そして注目の「すのこの下」に落ちている牧草はどうか?
画像のような感じで、ここでも、ロスはあきらかに減りました。
すのこの下に落ちる牧草は「長さ・品質・食べ方」など、いろんな条件に左右される気がします。
それでも、半日~1日だとパラっと落ちている程度で、運がよければ1~2日間でもそれくらいまで減りました。
牧草ポットでも、すのこの下に落ちることは落ちます。
なので、ある程度はトレーの上にたまっていくのですが、
私の場合、以前とくらべると、その差は歴然でした。
牧草の減りも(捨てまくっていたので)以前はかなり早かったのですが、餌箱を変えてからは落ち着いたんですよね。
ということは、それだけロスが減ったということだと思います。
なぜ私はいままで牧草ポットを使わなかったのか?
そう言いたくなるほどの実力を体感し、「牧草ポットを使うとムダが減る」のウワサは、真実だったと判明したのです!
「賢者の石」はネット通販で買えるそうだ
ただし、つぎのようなときは、散らかる量も増えます。
- 牧草の品質が時期的なものでわるくなった
- 食べのこし、選別、途中で噛み切るなどが増えた
牧草の状態や、うさぎさんの食べ方のクセにも左右されると思います。こちらも導入のさいは参考にしてください。
今回のまとめ
- うさぎが牧草を散らかすときは、まずはちょっとした工夫から
- 牧草入れを「大きくて高さのある」タイプに変えるとロスが減る
- オススメは牧草ポット(スチールアミ使用でさらに効果アップ)
私の場合、うさぎが牧草を散らかす問題は、つぎのようにして改善しました。
①餌箱を変える&高さを低くする → ②牧草の入れ方を工夫する → ③床材などに再利用する
餌箱をすこし浮かせて下になにかを敷けば、もっとロスは減るかもしれません。
しかし、個人的なこだわりで餌箱は着地させたくて、それにロスの量も許容範囲になったので、これでいいかなと思っています。
そんなわけで、本記事で見てきた対策は、どれも効果はあるはずです。
くりかえしになりますが、高さ・入れ方などはすぐにできるので、まずはできることからトライしてみてください。
あまりうまくいかないときは、思いきって餌箱を変えてみるのもいいですよ。
おすすめは牧草ポットです
くわしく見てきた牧草ポットは、スチールアミを使えば、より牧草の散らかりを減らすこともできます。
正面から引っ張った牧草はアミでガードされるので、よけいな牧草まで一緒に引っ張られなくなるからですね。
そういった使い分けもできるので便利です。陶器製で傷がつきにくく、長く使えるのもポイントですよ。
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いちどは使ってみる価値はあるので、ぜひこちらも試してみてください。
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