「部屋んぽ」だあ?
うさぎさんをお部屋のなかで散歩させてあげることを「部屋んぽ」といいます。
飼い主さんのあいだで広がった呼び方だそうですが、「部屋んぽはいつからOKなの?」とか、気になることがありますよね。
そこでこの記事では、うさぎに部屋んぽをさせる方法をくわしく解説していきます。
- うさぎの部屋んぽの必要性
- うさぎに部屋んぽをさせる方法(時間・広さ・タイミングなど)
- 部屋んぽをさせるときの注意点と対策
さきにいうと、うさぎの部屋んぽは、うさぎさんの健康のためにも必要です。
とくにむずかしい話はないので、この記事を見ながら、散歩させてあげる方法をマスターしてくださいね。
ただ部屋んぽは、おそらくあとから問題が起きるので、
そのさいの「注意点&対策」もあわせて見ていくことにします。
すべて順番にお話ししていくので、ぜひ最後までごらんください。ではまいりましょう!
この記事に登場するうさぎ
- ミニレッキスのイブスター店長
- 2016年11月生まれのオス(現在7歳)
- やや詳しいプロフィールはこちら
おすすめの消臭剤
うさぎは部屋んぽ中にトイレをしてしまうことがあるので、除菌・消臭剤は用意しておきましょう。
おすすめは安心・安全で強力なカンファペットです。初めてなら30日間の返金保証がついてリスクなしなので、ぜひためしてみてください。
うさぎに部屋んぽはいらない?
うさぎさんに部屋んぽはいらないって聞きました
ペットショップの人とかで、こういうことを言う人がいたりもします。
じつは、私もそのようにいわれたことはあるのですが、じっさいはどうなのでしょうか。
思うに、この散歩不要説は「売ってなんぼ」みたいな人の話で、結局はうさぎさんに散歩は必要になるといえます。
では、どうしてうさぎには部屋んぽが必要なのかというと、
これは、病気のリスクなどが上がるからです
それをふまえて、まずは「うさぎに部屋んぽをさせないとどうなるのか?」から確認していきましょう。
部屋んぽをさせないと病気のリスクが上がる
うさぎさんに部屋んぽさせないことの最大の問題は「病気のリスクが上がる」ことです。
たとえば、以下の病気が、部屋んぽをしないことと関係してきます。
うさぎさんにとっての部屋んぽは「運動」です。
運動不足は、「胃腸うっ滞」という、胃腸の働きが低下する病気の原因にもなります。
また「胃腸うっ滞」になれば、ご飯を食べられなくなる「食欲不振」にもなりますし、
そうでなくても、運動をしないとお腹もすかないですよね?
運動不足で牧草を食べる量が減れば、歯の噛み合わせ異常の「不正咬合」になってしまうリスクも上がります。
「不正咬合」で歯に無理な力が加わると、こんどは「膿瘍」という膿がたまる病気にも。
歯のあたりは完治がひじょうにむずかしいことで知られ、手の打ちようがなくなってしまうこともあるのです。
あとは「ソアホック」だな
うさぎさんの足裏の毛がはげてしまい、皮膚が炎症を起こしてしまう病気ですね。
運動不足などが原因となるもので、これになると、うさぎさんは足の痛みで散歩ができなくなってしまいます。
部屋んぽをさせない、とかじゃなく、できなくなってしまうのです!
結論:うさぎに部屋んぽは必要
……というわけで、うさぎさんに部屋んぽをさせないのは、よくありません。
ここまでのとおりで、いろんな病気になるリスクが上がってしまうからです。
うさぎさんの病気には、相互関係のようなものもあります
どれかひとつが、ほかの病気を誘発する。
その可能性があるので、それをふせぐためにも、うさぎには部屋んぽが必要なのです。
また、うさぎさんに部屋んぽをさせてあげると、純粋によろこんでくれます。
- その場でジャンプする
- 首を振って走る
- 地面をけって体をひねる
これらは、うさぎさんが「楽しい・うれしい」感情をあらわしてくれた、体をつかった言葉です。
そういった感情表現がみられるのも散歩中だったりするので、うさぎさんも散歩ができれば楽しいのです。
ストレス発散にもなりますし、運動をしてわるいことなんてなにもありません。
ですから、うさぎさんには、部屋んぽをさせてあげてください。
部屋んぽがいらないなんてことは絶対にないので、ふだんから、うさぎさんをケージからだしてあげてくださいね。
きっとすぐに散歩を好きになってくれるはずだ!
うさぎの部屋んぽのやり方
では、ここからは、うさぎさんに部屋んぽをさせるために必要なことを見ていきましょう。
はじめに、うさぎの部屋んぽで準備するものには、以下のようなものがあります。
- ペットサークル
- 床に敷くマット
ただこれは、ひとまずはなくても大丈夫です
(※床がツルツルのすべるフローリングじゃなければ、とりあえずはそのままでもいけます)
さきに準備しておけば、その後に発生する問題をふせげますが、それはあとでまとめてお話しします。
ひとまずここでは、「ふつうに部屋のなかを散歩させてあげればOK」とだけおぼえておいてください。
うさぎさんを散歩させる方法は、
- うさぎをケージから出す
- 部屋の中を散歩させてあげる
- うさぎをケージにもどす
基本的にはこんな感じ。
これが1セットの散歩で、とくにむずかしいことはありません。
ただし、以下のようなことには注意しましょう。
- 誤飲や誤食(食品・植物・コード類などは近くに置かない)
- 高低差(階段をのぼれるなどは骨折の危険性大)
- 戸締まり(脱走注意、またベランダは転落の危険性あり)
それで、その散歩の時間をどうするかとか、広さはどうするか、
あとはいつから部屋んぽをはじめるかだな
そういったことを、ここでは確認していきます。
部屋んぽのやり方も補足していくので、あわせて見ていきましょう。
部屋んぽはいつから始めるか
うさぎの部屋んぽはいつからすればいいのか?
お迎えしたあとの話だな
これは、一般的には、「お迎えしてから1週間くらいたってから」がいいとされています。
お迎え直後のうさぎさんは、環境の変化によって、強いストレスを感じています。
うさぎさんは本来、ひじょうに臆病な生きもので、自分のニオイがついていないと安心できません。
新しいところに来て、不安な気持ちになってしまっているのです。
だからこそ、まずは、その新しい環境(家と自分のケージ)に慣れてもらうのが優先になると。
部屋を散歩させるのはそのあとで、それゆえに「部屋んぽをしないほうがいい期間」があるわけです。
その慣れる期間が「1週間くらい」という話なんですね
手もとにある飼育書にも、部屋んぽをはじめるのは「5~10日目」と書かれていました。
ということで、「うさぎの部屋んぽはいつから?」は、1週間前後からということができるでしょう。
これを目安に、お部屋の散歩デビューをさせてあげてください。
行動をみながら慣れさせていこう
(ケージの外に出たそうにしているイブスター店長)
一般的には、部屋んぽは「1週間くらいしてから」といわれています。
とはいえ、環境への慣れはうさぎさんによっても異なるので、つぎの行動を目安にするのもいいと思います。
- ケージの外に出たそうにしている
- 興味を持っているふうに外を見ている
このような動きがみられたら、すこし早くても、部屋んぽをさせてあげるのもいいでしょう。
また、最初あたりの部屋んぽのやり方ですが、
ケージの扉を開けておけば勝手に出てくるかというと、警戒して出てこれないパターンのほうが多い気がします。
そんなときは、うさぎさんを抱っこしてあげ、ケージのまえの床におろしてあげてみてください。
- 首だけを伸ばしてまわりを見ている
- しきりに周囲のニオイをかいでいる
最初のほうはこんな感じになると思うのですが、慣れてくれれば、ケージの扉を開けておけば勝手に出てきます。
そして周辺を歩き回ったり、勝手にケージのなかに帰っていくようにもなると思います。
最初は、とにもかくにも「慣れ」が大事です。
- ケージから出しても動かないときは、ケージにもどしてあげる
- 外が気になっているようなら、またちょっと出してあげる
そうこうしているうちに、うさぎさんも自由に部屋んぽができるようになっていくと思いますよ。
うさぎさんが外に出たそうにはしていない(ケージの奥のほうにいる)などの場合は、様子見の時間を伸ばします。無理やりケージの外には出さないようにしましょう。
部屋んぽの時間と頻度(回数)
つづいて、うさぎの部屋んぽの時間と頻度について。
まずは部屋んぽの時間ですが、これは「1回30分~1時間ほどがいい」とよくいわれます。
なぜかというと、うさぎさんが走ったりするのは最初くらいで、あとはごろんと横になっている時間のほうが長いからです。
運動量的にはそれで足りていると思われるので、長時間は必要ないということなのでしょう。
もっとも、これはあくまで目安です
部屋んぽの時間がそれ以上長くても問題はありません。
長くケージから出られれば、それだけ以下のようなメリットも増えるので、
- 病気の予防、メタボ防止
- ストレス発散、楽しい気分
時間があるときは、長く散歩をさせてあげるのもいいと思いますよ。
それから、部屋んぽの頻度(回数)ですが、これは「毎日、1~2回くらい」がいいでしょう。
病気は日々の生活習慣が原因になります。
それを予防するためにも、運動は毎日したほうがよく、したがって部屋んぽも毎日したほうがいいのです。
1日の回数は、夕方と夜の1日2回とか、それくらいさせてあげればじゅうぶんです。
うさぎさんは夕方以降や明け方に活発になる(※)生きものなので、その時間帯に散歩をさせてあげるのもいいと思いますよ。
もちろん、お昼にひなたぼっこやお昼寝をさせてあげても(1日2回以上や夕方以降じゃなくても)OKです。
1日に1回くらいの時間しかなくて……
それも、散歩をさせてあげていればだいじょうぶです。
飼い主さんの体調がわるくて散歩をさせてあげられない……とかも、数日くらいならセーフです。
うさぎさんは適応能力が高いので、飼い主さんのライフスタイルにあわせてくれます。
対応できない時間はあるはずなので、無理のないように、うさぎさんに部屋んぽをさせてあげてくださいね。
まとめると、部屋んぽは「1回30~60分、毎日、1~2回」ということだな
部屋んぽの広さはどうする?
それから部屋んぽの「広さ」ですね
これは、たたみ1~2畳ぶんくらいを用意してあげればじゅうぶんで、運動不足にはなりません。
たたみ1畳は「約180×約90cm」なので、つぎの広さくらいです。
これ(約150×約90cm)にもうすこし横幅を足したくらいが1畳です。
ごらんのとおり、たたみ1畳あれば、うさぎさんが歩き回れるスペースは確保できます。
たたみ2畳は「約180×約180cm」なので、これの倍くらい。
どれくらいの広さかは、以下の画像が参考になると思います。
このワイヤーサークルは「縦横120cm」です。
この正方形を1.5倍すれば(フェンスを1枚ずつ足せば)、たたみ2畳ぶんのサイズになりますよ。
1.5畳でも余裕だな
直線距離が2~3メートルほどあれば、うさぎさんも以下のワザを使えやすくなりますが、
- 全力ダッシュ
- ジャンプ&体ひねり
そこまで広くなくても、うさぎさんも自由に散歩したり遊んだりできるのでだいじょうぶです。
それで、お部屋のなかを歩き回らせるのもいいんですが、
このあとで見ていくように、それをすると問題が起きはじめるなど、住み分けも必要だったりします。
ですから、そこまでの広さはなくてもOKなので「うさぎさん用の散歩エリアを確保してあげる」のがオススメです。
ある程度の広さがあれば、運動不足も回避できますし、うさぎさんもストレス発散で楽しい気分になれますよ。
うさぎの部屋んぽの注意点(問題と対策方法)
ここまで、うさぎさんが部屋んぽをするために必要な話をしてきました。
現段階ですでに、このようにいえると思います。
おまえはもう、部屋んぽできるようになっている……
そう、はじめての散歩から時間・広さまで、部屋んぽ自体は問題なくできるようになっているでしょう。
ただ、うさぎさんの部屋んぽでほんとうに知っておくべきは……
むしろここからなのですね
時間の経過とともに、おそらく問題が多発していく「その後」があるのです。
- では、うさぎの部屋んぽで問題になるのはなにか?
- そしてその問題にはどう対策していけばいいのか?
ここでは、そういった話をしていくので、こちらもあわせてチェックしておいてください。
3つの問題とそれへの対策を紹介していきます!
1. 部屋の壁紙などをかじる問題
(うさぎにかじられた壁紙)
まずは、ほぼ確実に問題になるであろうことからです。
うさぎさんが部屋んぽに慣れてくると、部屋の壁紙や柱などをかじるようになります。
で、家の中がボロボロになります。
ウサギの「さだめ」だな
なぜこのようなことが起こるのか?
というと、うさぎの歯は一生伸びつづけるものだから。
歯を伸びすぎないようにするために、うさぎさんは“ものをかじって”歯を短くする習性があるからです。
うさぎさんは遊べるものを見つけるのが得意です。
ものをかじるのはうさぎさんにとって遊びにもなるので、部屋んぽに慣れてくると、
「新しい遊び=かじれるものをかじる」
と、こちらとしては問題になることが起きてくるのですね。
ちなみに賃貸の場合、家の柱などの交換がきかないものをかじられると、退去時にとんでもない額の修繕費を請求される可能性があります。これが壁かじり問題です。
対策としてベストなのはサークルを使うこと
それで、この「壁かじり問題」を回避する手段については、
- 壁紙保護シートを貼る
- ペットフェンスや100均の網を設置する
- 苦み成分のスプレーを壁にまく
このように、いろんな方法があるのですが、正直いちばんは「部屋んぽはペットサークル内でさせる」ことです。
そうすれば、壁かじり問題はいっさいなくなるので、結局は私もこれにたどりつきました。
居間(自分の生活スペース)までうさぎさんをこさせてあげると、うさぎさんもよろこんでくれます。
こちらもなんだか楽しい気分になって、もっと自由にさせてあげたくなります。
でもそうすると、以下のような問題も起きてきて、まあ大変なのですね。
- 電源コードをかじって(感電の)危険
- 目を離したすきに大事なものがかじられる
さきほど見てきたとおりで、部屋んぽにはそこまでの広さはなくてもだいじょうぶです。
うさぎさんの安全のためにも、おすすめなのはペットサークルを準備して、そのなかで遊んでもらうことですよ。
うさぎの壁かじり対策まとめ
おすすめのサークル&使い方
2. 部屋んぽ中のトイレ問題
つづいての問題はこちら。
部屋んぽ中に、うさぎさんが「トイレではない場所でおしっこをしてしまう」問題です。
可能性は低くはないだろう
うさぎさんには決まった場所でトイレをする習性があります。
そのため、散歩中におしっこがしたくなったら、ケージまでもどってくれることもたしかにあるのですが、
そう毎回うまくはいかないわけですよ
なぜなら、うさぎさんは自分で好きな場所を「トイレにしてしまう」ことがあるから。
そして、それ以降は、そこ(部屋のすみなど)でおしっこをするようになってしまったりもするからです。
ということで、この問題の対策として、さきに消臭剤を用意しておきましょう。
おしっこのニオイがトイレ以外についてしまう
そうすることで、うさぎさんはそこをトイレと認識してしまうので、消臭剤でニオイの定着をふせぐのです。
消臭剤は、カンファペット
ニオイを元から分解する強力な消臭剤で、おしっこ以外のなんにでも使えます。
うさぎさんがなめても安全なので、1本置いておくと便利ですよ。
初回は返金保証がついているんだそうだ
リスクなしでためせるので、まずは気軽に使ってみてくださいね。
消臭剤ならコレ1本!
カンファペットペット詳細
トイレ以外のおしっこ対策まとめ
3. スプレー行為(おしっこをまき散らす)問題
またこれはオスのうさぎさんに多い問題です。
スプレー行為といって、おしっこをまき散らすワザを、部屋んぽ中に使うようになることがあります。
まあこれもあるだろう
うさぎさんのスプレー行為は「思春期」という、心の変化も関係しています。
でも、それ以前に根本的な理由があって、部屋んぽ中だと「縄張りを拡大」しようとしてスプレーをするのですね。
うさぎさんは、以下のようにマーキングをして、自分の縄張りをどんどん拡大しようとします。
- アゴを家具にスリスリする
- 部屋んぽ中にうんちをする
- おしっこをする、またはまき散らす
最初はうんちをしなかった場所でも、いつのまにかうんちをするようになった。
それは、うんちでのニオイづけによって、そのエリアは縄張りとして制圧されたということでもあるのです。
うさぎさんは基本、うんちはいろんなところでしますが、部屋んぽ中は縄張りの主張でもするわけです。
それで、うんちは拾えばいいのですが、
問題となるのはおしっこで、これが家具とかにかかると、掃除がめちゃくちゃ大変になるのですね。
じゅうたん・カーペットなんかは、毎回洗濯しないといけないですから。
スプレー対策は縄張りの制限がおすすめ
ではどうするか?
このスプレー問題は「縄張りを制限する」対策をおすすめします。
- ペットフェンスで遊べる範囲を仕切る
- ペットサークルのなかで散歩してもらう
このようにすることで、縄張りを拡大する目的でのスプレー行為は、減る期待がもてるからです。
遊べる範囲を制限しておけば、うさぎさんも縄張りを拡大しようとはしなくなります。
スプレー問題は、被害を最小限におさえ、うさぎさんが落ち着いてくれるのを待つのがいいですよ。
ということで、うさぎさんの部屋んぽは、「慣れ・成長」とともに問題が増えていきますが、
この2つは準備しておけばまちがいありません。
とくに消臭剤は、おしっこ問題への対策だけでなく、ふだんの掃除にも使えるのでおすすめですよ。
スプレー行為対策まとめ
うさぎの部屋んぽで気になる「Q&A」まとめ
うさぎの部屋んぽで、その後に起きそうな問題と対策方法もわかりました。
でも、うさぎさんがケージに帰ってくれないとか、
まだちょっとわからないこともあると思います。
そこで最後に、そういった疑問点を「Q&A」方式でまとめておきます。
こちらもチェックしてもらえれば、うさぎの部屋んぽはもうバッチリでしょう。
一気にごらんください!
うさぎが部屋んぽをしない
お迎え後のうさぎさんが部屋んぽをしない場合、ケージの外をまだ警戒していることが考えられます。
「行動をみながら慣れさせていこう」のところでも見てきたように、
①ケージから出してあげる→ ②不安そうならもどす→ ③また出してあげる
こういったことをくりかえし、はじめは部屋んぽに慣れてくれるのを待ちましょう。
それでも部屋んぽをしてくれない場合は、以下のような方法も使えると思います。
- ケージ外にうさぎのニオイがついたものを置く
- ケージ外に餌箱やペレットを置いてみる(そこで食べてもらう)
うさぎさんは自分のニオイがついたものがあると安心します。
警戒心が解けないときは、なにかで誘導して外も安全だと教えてあげれば、改善するのではないかと思いますよ。
うさぎが部屋んぽをしなくなった
うさぎさんがふだんは部屋んぽをするのに「急にしなくなった」場合です。
以下のような行動がみられるなら、
- うずくまっていて動かない
- ふだんとちがう姿勢や場所で小さくなっている
胃腸うっ滞などの体調不良を起こしている可能性があります。
ご飯を食べない食欲不振もあれば、その可能性は高まるので、いちど動物病院に連れていってあげましょう。
軽いうっ滞なら、1~3日くらいで(自力で)復活することもたしかにあります。
でも、原因が深刻なものだった場合、様子見でうさぎさんが死んでしまうことも現実問題としてあるのですね。
なので、おかしいなと思ったら病院に行くのが安心です
「ご飯をいっさい食べずに動かない」が数時間以上つづいていたら、病院に行くのがまちがいはないですよ。
部屋んぽは床にマットを敷いたほうがいい?
うさぎさんの足裏には肉球がなく、皮膚は毛で保護されています。
固い床やすべるフローリング(足への負担)は、ソアホックという病気のもとにもなるので、マットはあるに越したことはありません。
こういった市販品もあるので、あわせてチェックしておきましょう。
カーペットは表面がデコボコした「ループ」タイプだと、うさぎさんが爪を引っかけてしまう危険性があります。
使うなら網目のあらいタイプを使うようにするといいですよ。
うさぎさんが「マットをホリホリ+興奮しておしっこ」をする場合は休足マットがおすすめです。一部に木製やプラ製すのこを設置するだけでも足への負担軽減になりますよ。
うさぎが部屋んぽから帰らない
うさぎさんが部屋んぽから帰ってくれないこともあると思います。
長時間の散歩は、トイレ以外でのおしっこ問題もあるので、抱っこしてケージにもどしてあげるといいでしょう。
まあでもウサギは抱っこがあまり好きじゃないからな
その場合は、エサでケージのなかに誘導する方法もおすすめです。
おいしいものが部屋んぽの最後に食べられれば、うさぎさんは、最初から最後まで楽しい気分になれますからね。
注意点としては、野菜・果物などのおやつは、生後4か月以降にしたほうがいいということ。
子ウサギはおやつを食べると、お腹をこわしてしまうことがあるからです。
というわけで、それまでは牧草・ペレットか、抱っこしてケージにもどすのがいいと思いますよ。
参考にしてください!
今回のまとめ
- うさぎは散歩をしないと病気のリスクが上がる
- うさぎの部屋んぽは1週間くらいして(環境に慣れて)から
- 部屋んぽはその後に問題が起きはじめるので早めの対策を!
毎日の部屋んぽは、うさぎさんが健康に暮らしていくためにも必要です。
慣れとともに問題が起きはじめることもありますが、これらは対策方法もあるのでだいじょうぶ。
ぜひうさぎさんをケージから解き放ち、部屋んぽの楽しさを教えてあげてくださいね。
また、外に散歩に行く「うさんぽ」というのもあって、
うさぎの散歩は部屋んぽでじゅうぶんなのですが、外は外でべつのメリットもあります。
しかし外での散歩は、難易度も高いので、まずは部屋んぽをマスターしてから考えるのがいいでしょう。
うさんぽ(外散歩)は、そのうち解説するので、そのときにまた!
ペットサークルの使い方
部屋んぽでも使えるおもちゃまとめ
消臭剤の使い方はこちら
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