うさぎさんは遊ぶのが大好きで、おもちゃをあげるとよろこんでくれます。
でも、「どんなおもちゃを買えばいいの? ホントに遊んでくれるかな」とか、とくに最初は、それがよくわからないのですよね。

ならば教えよう、うさぎ用おもちゃのオススメ品を
ということで、この記事では、うさぎのおもちゃでオススメなもの5種類(計11品)を紹介します。
- うさぎのおもちゃの必要性と選び方
- うさぎのおもちゃのオススメ品&100均や手作りで代用する方法
- うさぎとおもちゃで遊ぶときの注意点まとめ
うさぎさんにあげるおもちゃは、いろんな市販品があるので、基本的にはそれを買ってあげればOKです。
しかしモノによっては、100均や手作りでも代用できるので、
- オススメの市販品
- それを100均や手作りで代用する方法
この記事では、上の流れで話を進めていきます。



これはもう買ったほうが早いですよ



これは100均とかで代用しないほうがいいな
とか、おもちゃの選び方とあわせて、補足・注意点も見ていくので、こちらもチェックしておいてくださいね。
ではさっそく、そんな感じで、楽しいおもちゃ選びといきましょう!


この記事に登場するうさぎ
- ミニレッキスのイブスター店長
- 2016年11月生まれのオス(現在7歳)
- やや詳しいプロフィールはこちら
うさぎにおもちゃは必要?それともいらない?





そもそもウサギにおもちゃは必要なのか?
まずはこの「おもちゃの必要性」から見ていきましょう。
これは以下の理由から、あったほうがいい(必要だ)といえます。
- ストレス発散になる
- 病気の予防にもなる



たかがオモチャとあなどることなかれ、です
うさぎさんの健康にもかかわる大切なことなので、もうすこしくわしくお話ししておきます。
1. ストレス発散になる


おもちゃを使うメリットその①は、うさぎさんのストレス発散に役立つことです。
うさぎさんは毎日の大部分を、ケージのなかで過ごすことになると思います。



そんなとき、やることがないとどうなるか?
退屈で、ストレスもたまってきてしまいますよね。
それが原因で、以下のように体調をわるくしてしまうこともあるなど、ストレスはうさぎにとっても大敵なのです。
- 食欲不振になる(ごはんを食べなくなる)
- 下痢をするようになる/自分の毛を抜いてしまう、など



想像してみてください
1Rにトイレとベッドだけがあって、ほかにはなにもない……なんてシチュエーションを。
遊べるものがあれば、外出(うさぎにとっては散歩)まで楽しく時間もつぶせますが、さすがになにもないのはきびしいと思います。
メシを食って寝るだけの生活は、もって1日がいいところでしょう。
- 遊びはうさぎを楽しい気分にさせてくれる
- おもちゃがあればケージのなかでも遊べる&散歩まで待てる
だからおもちゃは必要だといえるのです。
ケージの外でも使えるおもちゃがあれば、うさぎさんはもっと楽しく遊べるようになります。
ようは単純な話で、人生には娯楽が必要なのとおなじで、うさぎさんにも遊びが必要だということですね。
2. 病気の予防にもなる


おもちゃを使うメリットその②は、うさぎさんの病気への予防効果があることです。



これもあわせてチェックしておきましょう
ケージのなかでやることがないと、うさぎさんはおなじ姿勢でいる時間が長くなります。
すると、こんどは運動不足になってしまって、つぎのように病気のリスクも上がってきてしまうのですね。
- 胃腸うっ滞(胃腸の働きがわるくなる病気。運動不足がひとつの原因になる)
- ソアホック(足の裏の毛がはげる病気。いつも座っていると足に負担がかかってよくない)
- 不正咬合(歯の噛み合わせ異常の病気。運動不足 → お腹が空かない → 牧草を食べない、も原因に)
でも、ケージのなかにおもちゃがあるとどうでしょう?
それでうさぎさんが遊んでくれれば、動く時間が増えるので、病気リスクの軽減になります。
部屋を散歩中にもおもちゃで遊ばせてあげれば、運動不足も解消されて、より健康によくなるというわけです!



結局は「遊んで運動するのが重要」ということだな
運動はうさぎさんにかかわらずで、健康に直結するものだと私は思います。
おもちゃがなくても、毎日の散歩で運動不足は解消できますが、やっぱり遊べるものがあるとちがいます。
うさぎさんは頭をふったり、飛び跳ねたりして、よろこんでくれる!
そういった「楽しさ」もプレゼントできるので、おもちゃはおすすめなのです。
うさぎ用おもちゃのオススメ品(5種11選)


おもちゃの必要性がわかったところで、いよいよ本題といきましょう。
ここからは、うさぎのおもちゃでオススメな5種類(計11品)を、まとめて紹介していきます。
おもちゃの選び方は、以下の2つを基準に選んでいきます。
- 安全に配慮されているか
- 本能や習性を刺激する要素(おもしろいと感じやすい)があるか
大前提としてはうさぎさんがケガをしないこと。
そしてそのおもちゃは「なぜおもしろいのか?」も、うさぎの習性から解説していきます。



また100均や手作りでの代用のほか、
おもちゃの使い方(遊び方)もセットで解説していくので、こちらも参考にしてくださいね。
ではそんな感じでまいります!
1. うさぎボール


まず紹介するのがこちら、超定番のお遊びアイテム、その名も(略して)「うさぎボール」です。



散歩中(ケージの外)に使えるやつだな
うさぎさんは鼻で人やモノをつついて、遊んだり、かまってほしいなどの感情表現をします。
そのためボールをあげると、鼻でつついて転がしたりするのですが、ハマるとつぎのように遊ぶようにもなるのですね。
- 口でくわえて投げる
- ホリホリの動きで蹴り飛ばす!
- 転がっていったボールを追いかける
ストレス発散はもちろんのこと、運動不足も解消できるというわけです。
イメージとしては、コロコロ転がして遊ぶような感じです。
飼い主さんもボールを転がして遊びに参加できるなど、楽しい時間を共有できるのもいい!
そんなわけでうさぎボールは、「とりあえず1個買っておけばまちがいない」おもちゃだといえるでしょう。



ただ、注意点もあります
球体でかじられにくくはなっていますが、やわらかボールは布製なので、一部を食べてしまう可能性はあります。
誤飲は胃腸うっ滞のもとにもなるので、使うときは、以下のことはチェックしてあげるようにしましょう。
- ほつれがないか
- 食べていないか
もしくは「より安全性の高いわらのボール」を使うかです。
こちらはあとで紹介します。
ボールは100均でもゲットしやすい
さて、定番おもちゃのボールですが、これは100均に行けば代用品はいくらでも見つかります。
犬猫用のおもちゃでボールが売っていて、
- 布製のボール
- ゴム製のボール
とか、いろんなものが代用品として使えます。
「うさぎボール」じゃないと遊んでくれない、なんてことはもちろんありません。
例のボールも1個400円くらいと、100均と大差はないですが、もっと安いもので代用もできますよ。
便座カバーが意外と使える



あとは便座カバーですね
これが意外と手作りのおもちゃに使えるので、あわせて紹介しておきます。
なにができるかというと、便座カバーが、ボールらしきものになるのです!



……ほう
手順は簡単で、まずは以下のように、便座カバーを片結びします。


それをもういちど片結びすれば、


このとおり! もう完成です。
ボールというには無理があるかもしれませんが、でも真ん中は、ボールっぽいですよね?
そしてこれを、つぎのようにつかんで、


うさぎさんの前にさしだすと……ホリホリで奪おうとしてきます。
でもこちらも離さない!
そんな感じで引っ張り合いをしていれば、あらアツい、うさぎさんとの「便座カバーバトル」の開幕というわけです。



便座カバー、バトルだと……?


「まあ、わるくはないだろう」
(※ピンク色の便座カバーであそんでいます)
100均に売っているやつでOKですし、もちろん不要になった便座カバーでも洗えば使えます。
ただ、こういった結び目があるもので遊ぶときは、爪が引っかからないように気をつけてください。
うさぎは骨がかるいなど、ケガをしやすい生きものです。
おもちゃで遊ぶときは、基本的にはどれもそうですが、じゅうぶん注意するようにしましょう。
2. わらっこ倶楽部シリーズ


つづいては、川井のわらっこ倶楽部シリーズです。
天然のチモシー牧草をひとつひとつ手で編んだおもちゃで、うさぎさんがかじっても安心なバツグンの安全性がアツいおもちゃです。
かじっていれば不正咬合の予防にもなるので、かなりオススメできますよ。



それで、シリーズというだけあって、
このわらっこ倶楽部には、いろんなものがあります。
それぞれのよさがあるので、ここでは同シリーズのおもちゃを5つ(+α)紹介していきます。
うさぎの座ぶとん


わらっこ倶楽部シリーズで超定番のアイテムがこれ、「うさぎの座ぶとん」です。
基本的にはケージのなかに設置するもので、つぎのような遊び方ができます。
- 座布団に寝そべれる
- かじって遊べる
- がんばれば壊せる
飼い主さんが家にいなくてお留守番とか、飼い主さんが寝ていてやることがない深夜とか。
そういったとき、この座ぶとんがあれば、うさぎさんはひとりでも楽しく遊んでいられるというわけです。
ちなみにうさぎさんが本気をだすと、この座ぶとんは、以下のように壊れます。





本気をださないと壊れない頑丈さもポイントだな
サイズはMサイズ(27×19.5cm)がちょうどよく、ケージにも設置しやすいです。
大きめのLサイズ(40×29cm)はMサイズの2倍くらい。こちらは散歩コースに置いておく使い方がいいでしょう。
かまくらハウス


わらっこ倶楽部の「かまくらハウス」は、かじったりして遊べるうさぎの家です。
ケージのなかに設置しておくことで、小屋のかわりとして使える(そこで寝られる)のですが、それだけでなく、
- かじれる
- ホリホリできる
と、おもちゃにもなる便利な2WAYアイテムです。
うさぎさんはもともと、穴を掘って地中で暮らしてきました。
そのため、こういったせまい場所を好む傾向があって、かまくらハウスはその本能を満たしてくれるのです。
サイズ展開とおすすめのうさぎさんは以下のとおり。
- Mサイズ:幅23×奥行25×高さ20cm
- 子ウサギ~小型ウサギ
- Lサイズ:幅29×奥行29×高さ22.5cm
- 小型~中型ウサギ(体重が2kgくらいならLサイズがおすすめ)
基本的には、大人ウサギには「Lサイズ」がおすすめです。
かまくらハウスは中は広いのですが、入り口がせまくなっています。
サイズが合っていないと、なかなか中に入ってくれないので、ケージに置けそうならLサイズがいいですよ。
もちろん、散歩コースに置いておくのもOKです!


トンネルハウス
かまくらハウスと似たもので「トンネルハウス」もあります。
そのちがいは貫通していることで、トンネルハウスは入り口も広いので、うさぎさんが入りやすい。
こちらもおなじく、うさぎさんが遊べる家(小屋)として使えますよ。
うさぎさんはトンネルも好きです。
さきほどのとおり、先祖のうさぎは穴(=トンネル)を掘っていたからで、そのなごりがあるからです。
トンネルも定番おもちゃのひとつ。散歩コースに置いておく使い方もおすすめですよ。
うさぎボール


そしてふたたびの「うさぎボール」!
こちらはふつうにかじって遊べるおもちゃですが、特筆すべきはその形状です。
チモシーを編みこんでつくられたボール、そこから生えた耳……。



これはすばらしい!
まるで芸術品のようではないでしょうか?
で、そんなみごとなものを、かじって壊していいゼータクなおもちゃが、このうさぎボールなのです。
ケージの外で遊んであげるときは、ボールの耳を持っておさえてあげるのもいいでしょう。
これはぜひいちど、実物を手にしてもらいたい一品です。
リンリンボール
リンリンボールもあわせてチェックしておきましょう。
こちらは転がして遊べる、チモシーを編んだボールで、なかに竹の木が入っています。
持ち上げて落としたり、転がしたりすると、なかからカラカラ音がする……ということでリンリンボールです。



カラカラボールといったほうがよさそうだな
より安全性が高いボールがほしいときは、やはりわらっこ倶楽部がおすすめです。
- ケージの中なら壊して遊べる(これもヒモつき)
- ケージの外なら転がせて遊べる
と、使い勝手のいいおもちゃとなっていますよ。
安全性なら、やわらかボールよりもリンリンボールです!
もじゃもじゃ
最後にこれは、同シリーズではないのですが、「もじゃもじゃ」というものがあります。



ほとんどわらっこ倶楽部なので紹介しておきましょう
まず「もじゃもじゃ」という名前がやばいですよね。
でもふざけたモノとかではなくて、これはおもちゃとして優秀です。



なぜなら?
形状がもじゃもじゃしていて、うさぎさんの興味を引きやすいから。
座ぶとんなどの平面に編み込まれたものとちがって、もじゃもじゃはチモシーが全体的に飛び出ています。
ようは、うさぎさんも直感的に遊べるのがわかるので、だから遊んでくれやすいのです。
- ケージの中や外に置いておく
- ケージの壁にヒモかなにかでくくりつけておく
- もじゃもじゃの中におやつを隠してトレジャーごっこ!
と、いろんな遊び方ができます。
かじっても安心なものなので、どんどん遊んでもらいましょう。



うさぎさんがプラスチックとかにイタズラするんです……
とかいうときも、わらのおもちゃをあげると改善したりもするので、ぜひためしてみてください。
ちなみに、うさぎさんがなんでもモノをかじるのは、それで歯の長さを調節しているからです。
それもあるので、かじって遊べるわらっこ倶楽部シリーズは、おもちゃのなかでもおすすめなのですね。
わら製品を手作りはいけるか?
ここで紹介したわらっこ倶楽部シリーズ(+α)は、チモシーを編み込んでつくられています。
ということは、あまった牧草を編んでいけば、似たようなものもつくれそうな気もしますよね?
手作りで代用できるか、あわせてお話ししておきましょう。



結論からいうと、これは、むずかしいと思います
なぜかというと、食べる用の牧草は、編むのに適していないと感じるからです。
私も捨てる牧草で、「編めばボールとかつくれるんじゃ?」と、ためしたことはありました。
でも、
- 短かかったり、細かったり、やわらかかったりして、
うまくいく気配を感じられなかったんですね。
小さい玉をつくって、そこに牧草を重ねていけば、それっぽいものはできるような気もします。



ただ時間がかかるんだよなあ……
それにあまった牧草は再利用もできるので、使い道はほかにもあります。
そういったことからも、わらのおもちゃは、買ったほうが早いと私は感じました。
編み物が得意なら、いちどはためしてみてもいいと思いますが、牧草は床材にも使えます。
お金を払って時間を節約する、という考え方もアリだと思うので、わら製品は「買い」がおすすめですよ。
3. ホリホリマット


どんどんいきましょう。おつぎはウサギのマットでほりほり、通称「ホリホリマット」です。
(※画像左上の黄色い布がそうです)
ケージに設置するおもちゃで、うさぎさんはマットの上で寝たり、ホリホリして遊ぶことができます。



「ホリホリ遊びならコレ!」といえるおもちゃです
もともと穴を掘って生活していたうさぎさんは、穴掘りが得意なんでしたよね。
それは飼育下でも習性としてのこっていて、掘れるものがあると、よろこんでホリホリするのです。



で、その願望を叶えてくれるのが、ホリホリマットというわけだ
- ヒモでケージにくくりつけられるので、はげしくホリホリされてもびくともしない
- うさぎがケージの金網をかじる場合、そこに設置しておくことでイタズラの防止にもなる
カーテンのようにして使うことで、うさぎさんの隠れる場所としても使えますよ。
そのほかでは以下のようなメリットもあって、これは使い勝手のいいおもちゃです。
- 洗濯できるので、よごれてもくりかえし使える
- リバーシブルになっていて、「寝る・掘る」で使い分けられる
布製なので、かじって食べてしまわないかは注意が必要ですが、ホリホリマットは耐久性が高いです。
ほつれにくくなっているなど、安全性も高くなっていますよ。
これをあげればホリホリして遊んでくれることまちがいなしなので、ぜひ使ってみてください!
ホリホリマットは手作りで代用もできる
ちなみにホリホリマットは、つぎのように、シンプルな構造となっています。
- 素材のちがう布が両面で合わさっている
- 片側のはしに固定用のヒモが2本ついている
そのため、裁縫ができるなら、不要になったタオルなどでも手作りはできると思います。
ミシンがあればパパっとできるはずなので、自作したいときはトライしてみてください。



ただし注意点があるそうだ
ホリホリする布は、引っかかる輪っかのようなものがないものにしましょう。
ループ状の布とか、そういったものは、うさぎさんの爪が折れる原因にもなってしまうからです。
小屋のなかに設置するおもちゃは、なにかあってもすぐに対応できないなど、安全性が重要になってきます。
手作りで用意してあげるときは、素材に注意してつくってみてくださいね。
4. トンネルのおもちゃ


これも外せない定番品で、トンネルのおもちゃがあります。
基本的には散歩コースに置いておくなど、ケージの外で使うおもちゃですね。
くりかえしになりますが、うさぎさんは穴掘り職人であるので、



トンネルも好きなんだったな?
そう、野生のうさぎさんは、全力ダッシュでトンネルをくぐったりもしていました。
けれども、途中で見てきたわらのトンネルは短くて、どこか物足りなさも感じさせます。
なんというか、思い出の通学路が、一瞬で(一歩で)おわっちまった……みたいな感じで。



そこで登場するのが!
もっと長くてメジャーな2つのアイテムです。
こちらは遊びに特化していて、よりおもちゃらしくなっているので、それぞれチェックしておきましょう。
ジャバラトンネル20
まずはSANKOのジャバラトンネル20から。
こちらは20~80cmまで伸縮可能なプラスチック製のトンネルです。
- 途中でカーブもさせられて楽しい
- プラスチック製なのでお手入れもしやすい
と、その特徴は使い勝手のよさにあるといえるでしょう。
また、つぎの手順で連結させることもできて、より複雑なトンネルをつくることもできます。
- 2本のパイプの接続させる側を10cmほど伸ばす
- はしのデコボコをかませ、それぞれをゆっくり逆方向にまわす
- 1周強まわすとカッチリと接続できる
たくさんつなげれば、これはもう「ラビりんす」!?
うさぎさんの迷宮の完成、というわけです……!



ラビリンスだあ?


「なかなかおもしろそうじゃないか」
注意点としては、プラスチック製なので、かじられやすいことです。
ある程度かじられるのはしかたがないですし、多少はかじられても問題は起こらないことのほうが多いです。
でもかじりすぎはよくないので、使うときはまず1つ買ってみて、ようすを見てみるのがいいと思いますよ。
うさぎのつなぎぴょんネル
なかなかのネーミングセンスを発揮している、ミニアニマンの「つなぎぴょんネル」も定番のアイテムです。
その特徴は以下のとおりで、
- 取り外し&連結が可能(約105cmの縦長・みつまたが選べる)
- 取り外せるトンネルのなかはホリホリできるマット素材
- 折りたたんでコンパクトに収納可能、水拭きでの拭き掃除OK
最初から自由度が高く、これ単体でじゅうぶん遊べるトンネルとなっています。
トンネルにもぐって、ホリホリもできる
そう、つなぎぴょんネルは、ただのトンネルではありません。
穴を駆け抜け、穴掘りもできる、これぞ「うさぎの遊び場」なおもちゃなのです!



ふざけたネーミングだが、これもアツそうだな
連結部分の布やプラスチック素材をかじられてしまうこともあると思います。
ただメインの素材はポリエステルなので、多少はかじられにくくなっていますよ。
ダッシュして出たり入ったりしてくれるのを見るのも楽しい!
置けるスペースが確保できるときには、とくにおすすめのトンネルです。
トンネルは100均で調達できる
またおもちゃのトンネルですが、100均でも調達できます。
使えそうなのは、DAISOの「キャットトンネル」というネコ用のおもちゃで、ラインナップは以下のとおり。
- 縦長50cm(200円)
- 縦長90cm(300円)
- みつまた70cm(500円)
安いのでつくりも若干ペラいですが、代用品としてはじゅうぶん使えると思います。



「つなぎぴょんネル」と似た感じです
まずは100均で調達してきて、うさぎさんが使ってくれるか、ためしてみるのもいいでしょう。
100均に行くときは、ボールとあわせてトンネルもチェック!
これでなんども行く手間がはぶけますね。
5. かじり木コーン


最後に紹介するのがこちら、うさぎさんがかじって遊べる「かじり木コーン」です。
ケージに設置するタイプのおもちゃで、取付用の金具とセットになっています。



で、これのなにがいいんだ?
というと、かじれるものを用意してあげることで、うさぎさんの「かじりたい欲」を満たしてあげられる、ということでしょう。
うさぎの歯は一生伸びつづけるので、本能的にも、うさぎさんはいろんなものをかじります。
- プラスチック製の餌箱・トイレ
- 小屋(木箱)、ケージの金網、部屋の壁紙・柱
など、こういったものが狙われやすいのですが、かじられると困るものも多いわけです。



だったら、かじれるものを用意してあげれば……?
そう、それでかじり木も定番のおもちゃになっているのですね。
なかでもかじり木コーンは、
- 固定できて、表面はコーン状でかじりやすい
と、遊びやすくなっています。
取り付け方も以下のとおり簡単で、


ケージのなかにかじり木をセットして、外側からワッシャーとネジで締めるだけ!
プラスチックや家具など、かじるのをやめさせるのもたしかに必要です。
でもそれだったら、べつにかじれるものを用意してあげないと、かわいそうな気もしますよね?



人間の都合もありますが、うさぎさんには自由にしてもらいたいわけです
もちろんわら製品でもOKですが、かじり木は、よりダイレクトなかじっている感を味わえます。
かじり木コーンなら手軽に設置できておすすめです。
ケージにはMサイズ(ネジ込みで長さ13cm)がちょうどいいと思いますよ。
かじり木を使うときの注意点



ただ、かじり木には「強めの注意点」があるそうだな?
そう、このあとでおもちゃの注意点をまとめておきますが、かじり木だけさきにお話ししておきます。
まずかじり木ですが、使わないほうがいいという意見があります。
以下の理由が、可能性としてゼロではないからです。
- 食べた破片がおなかのなかで刺さる(実際にそういうケースもあるらしい)
- 木を奥歯で噛むと生え方が変わる(噛み合わせ異常の原因になるとの考えもある)
もともと野生のうさぎは、木の皮などもかじっていたので、そう考えると木はセーフです。
加えてかじり木コーンは、私の場合、以下のようにかじられているだけが多いので使っていますが、


(かじって落としているのが大半で、食べている量はすくない)
でも、たしかにつぎのようなモノでは、うさぎさんが口などをケガしてしまう危険は感じます。
- もろい木製の棚(割れ方が鋭い)
- 簡単にバキバキ壊れてしまう木材(破片も大きい)
ですから、万全を期すならかじり木はやめて、食べても安全なわら製品にしたほうがいいと思います。
そしてかじり木を使うなら、うさぎ専用のものを使うようにしましょう。
ようはかじり木は、最低でも「100均などで売っているもので代用はしないほうがいい」ということです。



DIY用の木材とかは簡単に割れたりもするからな
うさぎ用のかじり木は、どれもそれなりに耐久力があります。
しかしそのへんに売っている木材は、かじられることを想定しているわけではありません。



棚なんかは釘が使われていることもあって危険です
そういったこともあるので、かじり木を用意してあげるなら、きちんとした専用のものがいいと思いますよ。
もしくはかじり木は使わないで、安全性の高いわら製品にするかです。
かじり木を選ぶときは、これらの話も参考にしてください。
うさぎとおもちゃで遊ぶときの注意点まとめ


うさぎのおもちゃ(5種11品)の紹介は以上です。
ほかにもたくさんありますが、ここではこれくらいにしておき、最後にあの話をしておきましょう。



おもちゃを使うときの注意点まとめだな
おもちゃを買ったあとで「失敗した!」は、できれば避けたいですよね?
そんなこととは知らなくて、



よくない遊び方をしてたみたいです……
とかも、やっぱり避けたいわけです。
というわけで、最後に、おもちゃで遊ぶ注意点をまとめてチェックしておきましょう。
こちらはサクサクいくので、一気にごらんください!
高さがある場所で遊ばせない


うさぎさんとおもちゃで遊ぶときは、高さのある場所は避けること、ようは地面で遊ぶようにしましょう。
なぜかというと、うさぎの骨は軽くて薄く、高低差は骨折の危険性があるからです。
うさぎさんはジャンプ力はありますが、しかし高いところは苦手です。
それでも登れそうなものがあると登ろうとするので、おもちゃで高さがでてしまうときも注意してくださいね。
キャットタワーのようなタワー型のおもちゃがないのは、そのためです。



高さが20cmくらいの小屋だったら大丈夫だ
うさぎを追いかけないこと


うさぎさんは追いかけられるのは(基本的に)あまり好きではありません。
草食動物のうさぎにとって、追いかけられるのは、死に直結するストレスでもあったからです。
ですから遊ぶときは、うさぎさんを追いかけないようにしましょう。
しかしその一方で、うさぎさんは(自分が飼い主さんなりを)追いかけるのは好きだったりもします。
追いかけられるのはNGでも、追いかけるのはOK、というわけです。



むずかしい恋愛感情……とでもいったところか
遊んであげるときは、追いかけられる側に徹してあげると、よろこんでくれるかもしれません。
ぬいぐるみは使わないほうがよさそう


100均に行くとぬいぐるみが売っていますが、これはおもちゃにはしないほうがいいでしょう。
なぜかというと、ぬいぐるみには、マウンティング(疑似的な交尾行動)をすることも多いからです。
マウンティングは、放っておくとクセになる可能性もあります。
エスカレートすると飼い主さんにもするようになって、うさぎとの上下関係にかかわってくることもあるのですね。



うさぎさんのほうが偉くなって、いうことを聞いてくれなくなってしまったりします
ですから、あげるなら、ほかのおもちゃにしたほうがいいですよ。
かならずしもマウンティングが問題になるわけではありませんが、オスのうさぎさんにはとくに注意が必要です。
ダンボールはかじられるので注意
(ダンボールハウスはかじられる率が高いので注意!)
うさぎはダンボールで遊ぶのが好きで、ダンボールハウスといったおもちゃも販売されています。
しかしダンボールは、超高確率でかじったり食べたりされてしまうので、これは使わないほうがいいでしょう。



多少は飲み込んでも、問題は起きないことのほうが多いですが……
そうはいっても、ダンボールは異物なので、食べてもOKとはいえません。
ダンボールや、ダンボール素材のおもちゃは、うさぎさんにはあたえないほうが安全ですよ。
犬猫がティッシュを抜きまくるような感じで、うさぎさんもダンボールをビリビリ破りまくります。
たしかにそれは楽しそうですが、壊せるものならわら製品があるので、そっちを使うのがおすすめです。


床がフローリングならなにか敷いておくとGood


うさぎさんの足裏には、犬猫のような肉球がありません。
フローリングだとすべってしまうことがあって、その摩擦が足によくないので、できれば床になにか敷いてあげるようにしましょう。



で、なにがおすすめなんだ?
これは、以下の3つがおすすめできます。
- 100均のジョイントマット
- 犬用の防滑マット
- うさぎ用のプラスチック製すのこ
100均のジョイントマットですめばベストなので、まずはこれからためしてみましょう。
プラスチック製すのこは多少の改造が必要になりますが、個人的には、これがいちばん問題が起きにくいと感じます。
改造の仕方は、ひとまずは以下の記事(の2つめの対策)を参考にしてください。


おもちゃはうさぎが落ち着いてから


おもちゃをさがしているなら、お世話も落ち着いていると思うのですが、これもお話しておきます。



うさぎのおもちゃはいつからOKなんですか?
というと、お迎えをしてから1~2週間以上たったあとなど、うさぎが環境に慣れてからです。
うさぎさんをお迎えしてからすべきは、なによりも環境に慣れてもらうことです。
最初からおもちゃがたくさんある必要はないので、まだ環境に慣れていないなら、そちらを優先させましょう。
またおもちゃをケージのなかに置くと警戒して遊ばないときは、
散歩中に遊んで慣れさせる → 慣れたらケージのなかに入れてみる
こうすれば、警戒心の強いうさぎさんでも、安心して遊んでくれると思いますよ。
いちど慣れてくれれば、つぎからはもう大丈夫になるはずなので、トライしてみてください!



食べものとおなじで、慣れは大事だということだな
今回のまとめ
- うさぎにおもちゃは必要
- おもちゃは安全で楽しいものを選んであげよう
- うさぎと一緒に遊べば仲も深まることまちがいなし!
うさぎのおもちゃは、毎日の健康にもかかわるなど、必要なグッズだといえます。
おもちゃの選び方は、本記事で説明してきたとおり、
- 安全性
- 本能を刺激
この2つがポイントになるので、ほかのものをさがすときも参考にしてください。



そして、もっとも大事なことは、
いっしょに遊んであげる時間が、うさぎさんにとって、なによりも楽しいひと時になることです。
私たちは好きに遊びに行ったりできますが、うさぎさんはそうではありません。
飼い主さんの帰りを待ち、ようやくいっしょに遊べる。
そんな時間が、うさぎさんにとっては、ほとんどすべてなんじゃないかと私は思います。
うさぎさんの健康はもちろんですが、そういったハッピーな時間は必要なので、ぜひ遊んであげてくださいね。
そこにおもちゃがあれば、うさぎさんは、もっと楽しくなれると思いますよ。



おもちゃはお互いのキズナをもアツくする、というわけか
迷ったらまずは「わらっこ倶楽部シリーズ」がオススメです。ためしてみてください!
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いちどは使ってみる価値はあるので、ぜひこちらも試してみてください。
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