えーと、キミは……
「エサを運んできてくれる人だね?」
このように、うさぎさんに「格下認定」されていると、いくつかの問題が起こる場合があります。
そこでこの記事では、うさぎに上下関係をしつける(わからせる)と題して、つぎのことをお話しします。
- うさぎとの上下関係ができていないと起こる問題
- うさぎに上下関係をしつける9つの方法
- うさぎとの上下関係の改善はできたか?(その経過)
結論からいうと、私はうさぎさんとの関係改善に成功し、問題行動でなやまされることはいっさいなくなりました。
みごと、飼い「主」としての地位を確立することができたのです!
手下からランクアップしました!
しかもその方法は、とくにむずかしいこともなく、だれにでもできるものです。
ということで本記事では、私も成功した、うさぎさんに「上下関係をわからせる」方法を紹介します。
うさぎさんの性格・状態も考えてあげながら、ぜひ参考にしてみてください。
下剋上じゃー!!
この記事に登場するうさぎ
- ミニレッキスのイブスター店長
- 2016年11月生まれのオス(現在7歳)
- やや詳しいプロフィールはこちら
うさぎとの上下関係が逆だと起こる問題
(かつて頂点に君臨したウサギ)
おいオマエ、早くエサを持ってこいよ
はい、すいません……
このように、いってしまえば「うさぎさんになめられている」と、いくつかの問題行動を受ける場合があります。
よく見られるものでいうと、つぎのようなものですね。
- 噛みついてくる
- おしっこを引っかけてくる
- マウンティングをしてくる
- ケージの中で暴れ散らかす
具体的にはどういう行動なのか、せっかくなので、それぞれ補足しておきましょう。
1. 噛みついてくる
うさぎさんから格下認定されていると、もっとも受けやすいと思われるのがこれ。
手や足を噛まれる、というものです。
- 「イテッ!」ですむ甘噛みから、
- 傷を針で縫うレベルの本気噛みまで、
噛む力はそのときの状況によっても変わるはずですが、とにかく噛まれます。
ふつうに出血したりもするので、飼い主さんにとっては、これがいちばんキツイのではないかと思います。
撫でるのが怖い、なんて話もよく聞きますね
2. おしっこを引っかけてくる
うさぎさんは成長すると、おしっこを広範囲にまき散らしたりするようにもなります。
これをスプレー行為といいますが、格下認定されていると、飼い主さんに向けてしてくることもあるのですね。
おしっこにまみれるがいい……
スプレー行為は、本来は縄張りの主張のためにする行動です。
しかし「優位性の主張」として、わざと飼い主さんに(おしっこを)引っかけてくるケースもあると。
直撃は……
私もなんどかくらいました。
3. マウンティングをしてくる
マウンティングとは、本来はほかのウサギの上に乗っかって腰をふる、疑似的な交尾行動のこと。
「自分のほうがエライ!」と主張するもので、強さのアピールみたいなものです。
対ぬいぐるみは「クセ」とかだそうですが、
人の腕や足にしがみついてのマウンティングは、やはり優位性の主張としてもみられる行動だといいます。
飼い主は自分よりも下の立場だ
と、うさぎさんに思われてしまうと、マウンティングがしつこくなることもあります。
4. ケージの中で暴れ散らかす
自分のほうが上だ、となったうさぎさんは、ケージ内でつぎのような行動をしたりします。
- 餌箱をひっくり返す
- トイレを持ち上げて落とす、などで大きな音をだす
- 怒って足ダン、ケージをガジガジ
「ケージからだしてほしい。おやつが食べたい」
そういった要求(ワガママ)を、音をだすなどして通そうとしているのです。
格下のヤツだけ自由にしていたら、気にくわないですよね?
ウサギ様からすれば、そんなのはゆるされることではないでしょう。
とつぜん足ダン(スタンピング)をすることがあるのは、そういった不満をあらわしていたりもするのですね。
うさぎと人間に上下関係があるのはなぜ?
ここまでの話で、うさぎさんから格下認定されると起こりやすい問題がわかりました。
では、そもそもの話で、どうしてウサギと人間のあいだには上下関係があるのでしょうか?
ようは「問題行動が起こる根本的な理由はなにか?」ですね
これは、答えからいうと、
もともと野生のウサギには群れ暮らしのルールがあって、
それがペットとしての飼育下でものこっているからです。
「群れ暮らしのルール」とな?
うさぎさん同士の社会(群れの中)には、厳格な順位付け、つまり順位の優劣が存在します。
どちらがエライのか、だれがボスなのか?
これはハッキリとしていて、ボスを決めるためには、つぎのように大喧嘩になることだってあります。
- 相手のウサギに噛みつく
- 相手のウサギを追いかけ回す
とくにオスのウサギは、縄張り意識が強く、テリトリーへの侵入者には容赦はしません。
(※群れを守ろうとする本能もあるからです)
そしてその攻撃的な傾向が「上下関係の逆転+本能的に」発揮されてしまうからこそ、飼育下でも問題が起きてしまうのです。
人間社会でたとえると、
超絶的なパワハラ会社で部下が社長に逆らうとぶん殴られます。
(※これは社会的な問題ですが、あくまでわかりやすい例としてイメージしてください)
それと似たような話で、
格下の飼い主が、格上のウサギにとって気に入らないことをしたりするので、
うさぎさんは攻撃的な態度でやり返してくるのです。
うさぎさんが問題行動を起こす理由は、こういった「群れ暮らしの順位付け」にあります。
私たちの行動が、知らず知らずのうちに、うさぎさんを群れ(家)のボスにしてしまっていたのですね。
うさぎに上下関係をしつける9つの方法
うさぎさんが問題行動を起こすのは、自分がいちばんエライと思っているから。
そしてそれは「本能的なもの(習性)が関係している」ことがわかりましたが、ではどうするか?
なにかいい方法はあるのか?
安心してください、対処法はあります。
さきほど見てきた習性を逆に利用すれば、下剋上の道はひらけていきますよ!
ということで、ここからは本題の「うさぎに上下関係をしつける方法」を見ていきましょう。
その方法は以下のとおりです
- アゴのせ+マウントの複合技を使う
- 噛まれたらスリッパで足ダンを再現!
- 強制送還の術を駆使する
- うさぎからのマウンティングはスルーする
- 爪切りは自分でする
- うさぎが頑張ったときはほめてあげる
- 縄張りを制限する
- うさぎの要求をなんでもきかない
- 思春期がおわるのを待つ
上から順番に駆使してもらえれば、どこかで成功するのではないかと思います。
ただ「⑨思春期」は、特殊な条件のようにも感じるので、どうぞ最後までチェックしてみてください。
ではさっそく見ていきましょう!
1. アゴのせ+マウントの複合技を使う
うさぎさんとの上下関係の改善で、まずは実践してみたいのがこれ。
「アゴのせ+マウント」の複合技を、うさぎさんに対して使う方法です。
前述したように、うさぎさんは強さのアピールをするため、相手のウサギにマウンティングをします。
また上位のウサギは下位のウサギに「アゴをのせる」そうで、これも優位性を主張する行動だといわれます。
と、いうことは、
これらをうさぎさんに対して使えば、こちらの優位性を主張することはできそうですよね?
ようはうさぎさんの習性を利用し、うさぎさんになったつもりで、上下関係をわからせるのです!
そんなわけで、以下がアゴのせのやり方です。
私はアゴをのせるだけでなく、そこにマウントも加えていたので、その方法を紹介します。
- 正座またはひざ立ちの状態でうさぎをつかまえる
- うさぎが逃げないようにしながら体を前にたおし、胸のあたりで固定する
- そのまま自分のあごをうさぎの頭にのせる(ぐりぐりしてもいいかも)
これを週に2~3回くらいおこないます。
抵抗がはげしいときは、毎日やってみるのもいいでしょう。
とにかくうさぎさんが抵抗しなくなるまで、これを根気よくつづけてみるのが大事です。
2. 噛まれたらスリッパで足ダンを再現!
さきほどのアゴのせですが、つかまえようとすると噛まれることもあると思います。
そんなときは、スリッパで床を「スパーン!」と叩き、うさぎさんが怒ったときにする「足ダン」をマネしてみましょう。
ここでもウサギになりきるわけだな
スリッパで床を叩くと、大きな音がするので、うさぎさんもびっくりしてしまいます。
でも、飼い主を噛むのはダメなことなので、「ダメなものはダメ」と意思表示はしなければなりません。
床のスリッパ叩きはその意思表示になります。ぜひとも、このスキルは習得しておきましょう。
また噛まれた直後は、
- コラ!
- ダメ!
とか、短い発声で叱るのも効果的だといいます。
(※ウサギは怒ったときに低い声で「ブゥー!」と鳴くので、低めの発声にするとより効果的かもしれません)
じつをいうと、私はこのように叱ったことはないのですが、そのかわり「イタイ!」と大きめの声をだすようにしていました。
叱るための発声 → 床スリッパ
これで飼い主の怒りを「わからせる」ことはできると思うので、ぜひためしてみてくださいね。
叱るときの注意点
それから、叱るときの注意点も要チェックです
- うさぎを叩く
- うさぎの耳をつかむ
こういった「うさぎさんに対する暴力」は絶対にしないようにしてください。
暴力ではなにも解決しませんし、暴力で生まれる信頼関係なんてものもありません。
おたがいの関係が悪化するだけで、なにもいいことなんてないので、これには注意しましょう。
また叱るときに名前をよんでしまうと、
「名前をよばれる=叱られる」
になってしまう可能性があるので、うさぎさんの名前はよばないほうがいいとされています。
叱るときはあらかじめ決めたもの(ダメやコラ)で、かつ、ふだんは使わない言葉がよさそうです。
私は「イタイ」からのハウスをよくやってました
3. 強制送還の術を駆使する
というわけで「ハウス」、強制送還の術も有効です。
うさぎさんがわるさをしたときは、「発声 → ケージに強制送還」というのもいいでしょう。
- 噛まれた
- おしっこをかけてきた
こういった問題行動がみられたら、すぐにうさぎをケージにもどす。
こうすることで、うさぎさんに「自分のした行動を考える」時間・きっかけをあたえるのです。
どうでもいい話ですが、私は子どものころ、何度か玄関の外に締めだされたことがあります。
なぜ締めだされないといけないのか……
そのときは私も考えたものです。
結局は本人が問題に気づかなければ、その問題は解決しません。
それをうさぎさんに「気づかせる」ことも、大事なのではないかと思いますよ。
4. うさぎからのマウンティングはスルーする
うさぎが手や足にマウンティングをしてきたときは、スルー(無視)しましょう。
これを放っておく(認めてしまう)と、うさぎさんは「自分のほうがエライ」と思ってしまうからです。
具体的な手順としては、
- うさぎが手足にマウンティングをしてくる
- すぐに離れる、またはべつの場所に移動する
こんな感じで、マウンティングを回避できればそれでOKです。
ぬいぐるみなどにマウンティングをするときは、ぬいぐるみは撤去してしまってもいいでしょう。
放っておくと、これもクセになることがあるからだな
ストレス解消でしているようなときは、ホリホリできる布などをだしてあげるのも手です。
そのようにして、マウンティングではなく、べつでストレスを発散させてあげるのがいいと思いますよ。
5. 爪切りは自分でする
定期的におとずれる、うさぎさんにとっての恐怖のイベント「爪切り」。
これは飼い主さんが自分でしてあげるようにするのが、上下関係の改善にも役立つ気がします。
なぜかというと、
くっ、こいつには逆らえん……
と、うさぎさんが「力の関係」を認めざるをえなかったりもするからです。
あとでくわしくお話ししますが、家に人が複数いる場合、「なめられる人・なめられない人」がでてきたりもします。
それで、なめられる人って、
- かわいいね! うさちゃん!
- キミが嫌がることなんてしないよ!
と、溺愛して甘やかしている人だったりもするんですね。
(※私はなめられるほうの人でした、つまり甘やかしていました)
ようは、うさぎさんがかわいそうだから「できない」と、
爪切り・投薬などを人まかせ(たとえば病院など)にしてしまうのが、
格下認定につながっていたりもすると。
うさぎさんを力で抵抗できなくする機会を、むざむざ失ってしまっているからです。
ですから、この「爪切り」のイベントは、自分で消化したほうがいいです。
爪切りはひとりでもできますし、うさぎさんを無抵抗な状態にすることもできます。
その方法は「うさぎの爪の切り方」でも解説してあるので、こちらもチェックしておいてください!
6. うさぎが頑張ったときはほめてあげる
爪切り・投薬などで、うさぎさんが頑張れたときは、しっかりとほめてあげましょう。
叱るときは叱る。ほめるときはほめる。
こうすることで、上下関係をわからせつつ、信頼関係もきずいていけるのではないかと思います。
具体的には、こうだな
- よくやった! がんばったね! と声をかけてあげる
- ヨシヨシ、すごいぞ、と頭をなでてあげる
- さあ、がんばったおやつだ! と、おやつを食べさせてあげる
ほめちぎるくらいが「ちょうどいい」のではないかと思います。
叱られる(ムチ)だけで伸びていく人なんてほとんどいません。
ほめられる(アメがある)からこそ、またほめられたくなって、人は伸びていくのです。
それは、うさぎさんも一緒でしょう
がんばったときや、なにかがうまくいったときは、たくさんほめてあげてください。
上下関係ができたとしても、そこに信頼関係がないんじゃ、それはさびしいですからね。
7. うさぎの縄張りを制限する
うさぎさんの縄張り、ようは散歩できる範囲を制限するのも効果大です。
上位ランクのウサギ(とくにオス)は、じつは、自分に有利なように縄張りを形成する習性があります。
ということは、散歩できる範囲が広ければ広いだけ、自分に優位なテリトリーをつくりやすくなりますよね?
ようは、その広さが、ウサギの優位性を助長することにもなると
加えて、うさぎさんは(場所があれば)縄張りを拡大しようとします。
好きなだけ遊んでね!
と、部屋じゅうを散歩させていると、縄張り拡大による「本能的な攻撃性」を刺激することにもなってしまいます。
- うさぎさんは部屋じゅうで遊べる
- 飼い主さんは居間が生活スペース
それにこれ、もう、どっちがエライか(ボスなのか)わかりませんよね?
なので、部屋んぽ範囲は制限です
散歩させる範囲を制限するには、ペットフェンスやペットサークルが便利です。
とくにペットサークルはかなり使えるので、こちらの使い方もあわせてどうぞ!
ペットサークルの使い方
8. うさぎの要求をなんでもきかない
うさぎさんからの要求をなんでもきかないこと。
つまり「ある程度は要望を無視」するのも大切です。
- ケージから出してくれ!
- おやつをくれえ!
- 早くエサを持ってこーい!
こういうのを全部きいていると、「ケージをガジガジなどすれば飼い主はいうことをきく」とうさぎは思うようになってしまいます。
そして、これがクセになっていくことでも、飼い主×うさぎの上下関係は逆転していくのですね。
ですから、ある程度はスルーするのも大事です
なんでもかんでもOKにしていれば、うさぎさんは家の王様(しかも暴君)になってしまいます。
「かわいそうだから……」の気持ちは私にもわかりますが、ここは心を鬼にするしかありません。
うさぎさんの自己主張も、放っておけばおさまります。
「なんでも要求はとおらない」
これをわからせれば、うさぎさんもやめてくれたりするので、ある程度はスルーしましょう。
あまりにもケージの中での要求がはげしいときは、
- べつの部屋に移動する
- ケージのほうに近づかない
- できるだけ身動きをとらないようにする
とか、「人の気配を消す」ことでおさまったりもするので、これもためしてみてください。
9. 思春期がおわるのを待つ
最後に、問題が起きているのが思春期だった場合の方法です。
これはもう「その時期がすぎる」のを待ったほうがいいのかもしれません。
うさぎさんには生後4か月前後~1歳半くらいまで、気性があらくなる「思春期」があります。
それで、この思春期ですが、
- スプレー行為がはげしくなる
- 自己主張が強くなる(ケージをガジガジなど)
- ケージを掃除しようとすると手を噛んでくる(縄張り意識が強くなる)
とか、いってしまえば、うさぎさんが「凶暴化」するんですね。
これまで上下関係ができていたとしても、です。
で、どうするんだ?
ウサギの習性から考えると、「それはそれ」と、上下関係をわからせていったほうがいいのかもしれません。
ただ、私の個人的な意見をいうと、
「最低限のことだけはして、あとは放っておいたほうがいいんじゃないかな」とも思うわけです。
私たちにも中高生くらいのときに、思春期ってありましたよね?
- 親からの「あーしなさい」
- 大人からの「こーしなさい」
あのときって、こういったものがすべてうっとうしくて。
なにをいわれても「うるせーな」にしかならなかった、のではないかと思うのです。
ようするに、なにがいいたいかというと、うさぎさんもそういう「うるせーな」の時期なわけです。
このときに無理に上下関係をわからせようとしても、反発されるだけで、あまりよくない気もするんですよね。
ですから、最低限のことはして放っておくと
もちろん、強固な姿勢はくずしてはいけないでしょう。
ただ、問題が改善されないからと「毎日アゴのせ」とかは、この時期はしなくてもいい気もします。
思春期で上下関係が逆転してしまったとしても、あとからの挽回だって可能なはず。
下剋上は「時期・タイミング」が重要ですから、そこを見はからって攻めるのもありかもしれないですよ。
一発逆転の「好機」を待つのもありか
ただし、噛みつきがあまりにもひどい場合などは「通常どおりでいい」と思います。思春期の対応は、どこまで許容できるかを考えながら決めてみてください。
うさぎに上下関係をしつけることはできたか?
それでは最後に、ここまでの方法を実践した結果(+経過)をお話ししましょう。
結果的にうまくいった部分もあった気はしますが、
ごらんいただければと思います
まず、ミニレッキスのイブスター店長には、もともとべつの飼い主が「私の家の中に」いました。
(ミニレッキスのイブスター店長。ちなみにこの画像はもう大人)
本人が自分で世話をするとのことだったので、当初の私は助言だけ(+たまにエサやり)でした。
でも結局は加勢することになり、私も世話をするようになったのです。
で、ものすごく噛まれるんですね!
- そっちに行ったらダメだよ、とお尻をおしたら「ガブッ」
- 私が立っているのがジャマだったのか、進行方向にある足を「ガブッ」
もはやなにもしていなくてもそこにいるだけで噛まれるレベル。
生後半年以内の、まだ子ウサギのときでした。
ちなみにもともとの飼い主は、パワーで負けずに抱っことかもしていたせいか格下認定はされておらず、噛まれるのは私だけでした。
そこで私は「アゴのせ+マウント」からスタート。
これは週2~3回くらいで、噛まれたときは「床のスリッパ叩き」を駆使しました。
すると、1~2か月もしないうちに噛まれることはなくなり、上下関係はできたかのように思われます。
しかし思春期に突入すると、気性があらくなっていき、
- ケージを掃除しようとすると噛まれる
- 部屋んぽ中にしたうんち、おしっこを片づけようとすると噛まれる
と、またしても噛みついてくるように。
手をめがけてくるのか、ティッシュをめがけてくるのか?
そのへんはあやしかったのですが、とにかくイブスター店長はまたしても攻撃的になったのです。
で、ここでは争わないようにしました
掃除はうさぎの目につかないところでおこない、噛みつかれそうになったら(手を引っ込めて)緊急回避。
じっさいに噛まれなければ、床のスリッパ叩きも使いませんでした。
(※ほぼ回避できていたので、スリッパはほとんど使わなかった記憶があります)
スプレー行為があったときは、ひとまずケージに強制送還です。
そうしなけば掃除ができないので、とくに叱るわけではなく、ケージに入っていてもらいました。
(強制送還の術をくらったイブスター店長)
掃除がおわったらまた出してあげるなど、「そのまま閉じ込めておく」とかはあまりしなかったと思います。
そして爪切りです。
これは、最初はかわいそうだと感じていたので、毎回病院へ行っていました。
ただ、タクシー代が高くてな
そこで爪切りは、心を鬼にして自分でやるようにし、おわったあとは彼の努力をたくさんほめてあげました。
しばらくすると、縄張りの拡大が進行し、居間のじゅうたんの上でおしっこをするようになります。
しかしこれは、縄張りの範囲をフェンスで縮小したことでぶじに解決。
(縄張りを制限されたイブスター店長)
スプレー対策も同時に進め、スプレー行為もしだいになくなっていきました。
さて、このころになると思春期の気性のあらさも落ち着きますが、ケージの中からの要求はまだありました。
夏は朝の5~6時に叩き起こされたり、とかですね
これも、途中までは応じていました。
ただ、このあたりから私は耳栓をして寝るようになっていて、けっこう気づかなかったりもあったんですね。
そんなわけで、なんでも要求を聞くのもやめたところ、
- 噛みグセなし
- マウンティングなし(これはもともと少なかった)
- スプレー行為なし
- 朝のエサやケージから出してくれなどのワガママなし
と、上下関係は、いつのまにか厳格なものができあがっていました。
こうして私は、格下認定者から、群れのボスにランクアップできたのです!
認めよう、オマエの「下剋上」を……
今回のまとめ
- うさぎの社会には厳格な上下関係がある
- うさぎの習性を利用すれば上下関係の逆転も可能
- 思春期はそっとしておくのもひとつの手段
上下関係をわからせる方法を駆使することで、私は問題を完全に解決することができました。
うさぎと人間のあいだに、人間と犬のような「主従関係」はないといわれます。
けれども、どちらがエライのかといった、明確な「上下関係」はたしかにあるのです。
ということで、これがきちんとできていれば、うさぎさんの問題行動に悩まされることも減るはず。
ぜひ本記事で紹介した内容を実践していただき、下剋上をめざしてみてください!
もちろん、おたがいの関係もあるので、
問題となる行動が許容できる範囲なら、うさぎさんのほうがエラくてもいいと思います。
ただ、噛まれるのはやはりよくないので、最低でも噛むのはやめさせるようにがんばってみてください。
きちんとした方法なら、信頼関係も維持できるのでだいじょうぶ。
うさぎさんにだれがボスなのかをわからせ、そして「キミはワタシ/オレが守る!」と伝えてあげましょう!
愛ある下剋上をめざすのだ!
ペットサークルで縄張りを制限!
うさぎのスプレー行為対策まとめ
思春期のうさぎとの付き合い方
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