おっ、こんなところに、
「かじれるものがあるじゃないか……」
これを放っておくと大変なことになるので、本記事ではこの「うさぎが壁や柱をかじる」の対策方法をまとめて紹介します。
- うさぎの部屋かじりを放置しておくとどうなるか
- うさぎが壁紙や柱をかじる理由
- うさぎが部屋をかじるのを防止する7つの対策方法
このあとでくわしく解説しますが、うさぎさんはそういう生きものなので、部屋にあるものはなんでもかじるようになります。
で、これを放置しておくと、
修理費的な問題で大変なことになってしまうことがあるわけですよね。
そこでこの記事では「うさぎに壁や柱をかじらせないようにする」対策方法を紹介します。
防止策は7つ。かならずやお部屋にあった解決策は見つかるはずなので、どうぞご参考にしてみてください!
この記事に登場するうさぎ
- ミニレッキスのイブスター店長
- 2016年11月生まれのオス(現在7歳)
- やや詳しいプロフィールはこちら
うさぎにかじられた壁紙や柱たち(序章)
以前までの私は、うさぎさんを散歩させてあげるときは、ほとんどなんの対策もしていませんでした。
いま思えば、どうして何もしなかったのか……
それは自分でもよくわからないのですが、そんなことをしていた結果、住んでいた部屋はつぎのようになってしまったのです。
ガリッ……
ガリバキッ……
バキバキバキ……!!
やばい……
これはやばい!!
ごらんのとおり、部屋はズタボロに破壊しつくされてしまったのです。
ルームブレイカーと化したミニレッキスのイブスター店長によって……!
うさぎが部屋の壁や柱をかじる理由
では、なぜこのような「うさぎはなんでもかじる」問題が起きてしまうのか?
まずはこれから確認していきましょう
これは、うさぎさんの歯が一生伸びつづけるものだからで、
ものをかじることによって「歯が伸びすぎるのをふせぐ」
という習性があるからです。
うさぎさんの歯は、伸びすぎてしまうと「不正咬合」という病気になってしまいます。
歯の噛み合わせに異常が起きる(ご飯が食べにくくなる)病気だな
しかしこれは、以下のことが起こる可能性もあることから、うさぎさんはそうなってしまうのを“本能的に”回避しようとします。
ご飯が食べられない → 胃腸の動きが低下する → おなかにガスがたまる → 命の危機!
ようは、ものをかじる必要があるからこそ、うさぎさんは壁や柱をかじっているということ。
かじることで歯が削られ、適切な長さをキープできるからこそ、うさぎさんはなんでもかじるのです。
- 純粋に楽しい
- ストレス発散にもなる
などの理由もあるようですが、命の危機をふせぐためにも、うさぎさんはモノをかじりたがるのですね。
うさぎが壁をかじる「賃貸での修理費」問題
ここまでの話で、うさぎはなんでもかじる生きものだということがわかりました。
が、これを放っておくのはよくありません。
なぜなら、とくに賃貸物件の場合は、退去時に「とんでもない額の修理費」を請求される可能性があるからです。
ということで、つづいてはこの問題をくわしく見ていきます
賃貸物件の場合、たいていは敷金から「原状回復費用」が引かれた額が返還されます。
ペットがつけてしまった傷などの修繕費が敷金を超えてしまう
そうなると、退去時に上乗せで費用を払う必要がでてくる、という仕組みになっているのですよね。
そこでうさぎさんの場合です。
たとえば壁紙は、脱臭(消臭)のためにすべて張り替えになる、なんてこともあります。
そもそも張り替えることになるなら、
かじられようがかじられまいが……でもある。
よって、壁紙程度なら「まだセーフ」ということもできるかもしれません。
ところが、壁紙のように、簡単には交換がきかないものもあるわけですよね?
部屋の基礎になっている「柱や木枠」とかだな
こういったものをかじられてしまうと、“パテ”などで補修するしかないと私は聞きました。
ようするに、
いろんなところがかじられると、それだけ費用も上乗せされていく
なんてことになってしまい、退去時の修理費が高額になってしまう場合がでてくるのです。
知り合いの犬を飼っていた人の話では、これによって30万円近い費用を請求された、なんてものもあります。
そんな大金を、ただでさえお金がかかる引っ越し時に払いたくないですよね?
だから、こうなってしまわないように、とくに壁や柱などの木枠はかじられないようにする対策が必要なのです。
ちなみに私の場合ですが、
- 8~10年ほどと長期間住んでいた
- 引っ越しの原因がほかの住民の騒音トラブルだった
- 大家さんが建築関係の仕事もしていた
などの理由から、温情もあってか「敷金のみの追加請求なし」でやってもらえました。やはりニオイはついていたようで、壁紙は全部張り替えになったそうです。
うさぎが壁や柱をかじるときの防止対策(7選)
うさぎさんはそういう生きものなので、壁や柱をかじるのはしかたありません。
これは「しつけ」でどうにかなるものでもないでしょう。
とはいえ、それを放っておけば、あとで高額な修理費がかかる可能性がでてきます。
ではどうするか?
散歩中のうさぎさんから部屋を守る防止策を打てばいいのです!
ということで、ここからが本題の「うさぎに壁や柱をかじらせないようにする防止対策」です。
これはつぎの7つがおすすめです。
- 保護シートを壁に貼る
- コーナーガードを活用する
- ペットボトルバリケードを設置する
- 100均の網で対策する
- ペットサークルを活用する
- かじれるものを別で用意してあげる
- かじりぐせ防止スプレーで対策する
さっそく対策してみればあら不思議。
これまでのガジガジが、おどろくほどに、ピタっとやんだりもしますよ。
お部屋の広さや、うさぎさんによっても使いわけられると思うので、どうぞ最後までチェックしてみてください。
ではまいる!
1. 保護シートを壁に貼る
まずは、もっとも手軽にできる対策から。
お部屋の壁や柱に保護シート(フィルム)を貼る方法です。
この保護シートを使った対策は、つぎのとおりで、メリットもたくさん。
- 貼った部分が目立たない(部屋の景観をそこなわない)
- 掃除は表面を拭くだけなのでカンタン
- はがせるタイプが基本なので、賃貸物件ではとくに役に立つ
貼るだけで使えて最後ははがせばOKと、かなり使い勝手のいい「壁かじり防止アイテム」といえるでしょう。
具体的な使い方は、シートを適切な長さに切って壁に貼るだけ。
ほんとうにこれだけです。
ただし、注意点が2つほどあって、
- 壁紙の材質や柱によっては、はがすときに塗装もはがれてしまうことがある
- 壁の角などのデコボコした部分は、保護シートの上からかじられてしまう可能性がある
など、保護シートを使うさいは、こういったことには気をつけたいところです。
貼る面積が広いとそれだけお金もかかるので、
- 気になったら使ってみて、「よかったら追加、ダメそうならつぎの対策」
と進んでいくのもいいでしょう!
正直コスパはあまりよくないですが、部屋の景観を重要視したいときはこれがオススメですよ。
2. コーナーガードを活用する
さきほど「壁の角(柱)は保護シートが使いにくい」という話をしました。
しかしこれを対策する方法もあるので、あわせてチェックしておきましょう。
「コーナーガード」を活用するという方法です
このコーナーガードとは、ようは角にそった形状(L字型)の柱カバーのこと。
これを設置するだけで、
- 交換がきかない「柱や木枠」に特化したガードをつくれる
と、こちらも賃貸住宅なんかでは、強い味方になってくれることでしょう。
コーナーガードを選ぶさいに注意しておきたいのは、
- スポンジ
- シリコン
などのやわらかい素材では、うさぎさんにかじられてしまう可能性が高いということ。
したがって、効果を最大限に発揮してもらうためにも、かたいハードタイプのものがおすすめです。
コーナーガードを活用するときは、素材に気をつけるとうまくいくと思いますよ。
以下のものがハードタイプだな
3. ペットボトルバリケードを設置する
つづいての対策はこちら。
画像のようにして、かじられたくない場所にペットボトルのバリケードを設置する方法です。
ネコよけならぬ「ウサギよけ」だ!
この方法のいいところはつぎのとおり。
- 飲みおえたペットボトルに水などを入れて設置するだけ
- 物理的にうさぎさんが壁に近づけなくなるのでかじられない
ふだんから2リットルのペットボトル飲料を買っているなら、ぜひともためしてみたいガード術です。
ただ、簡単なだけにデメリットもあって、
- 部屋がペットボトルだらけになる
- ペットボトルを倒されてしまう(壁をかじれるようになる)ことがある
- ペットボトルのふたをかじられることもある
など、とくにうさぎさんがペットボトルを倒して遊ぶようになってしまうと、効果が半減します。
とはいえ、確実にバリケードとして機能してくれるのは実証ずみなのでご安心ください。
きちんとしたものを用意するまでの“つなぎ”にも活用できるので、こちらもひとつの策としてどうぞ!
お部屋のなかにカラのペットボトルが転がっているなら、「いま・すぐに」でもできますよ。
これを導入していなかったら、まえに住んでいた部屋はもっとズタボロになっていたことでしょう!
4. 100均の網で対策する
またバリケードの別バージョンで、100均の金網を壁に立てかけておくのも有効です。
具体的な方法は、画像のように、ただ壁際に置いておくだけ。
それだけで効果を発揮するようになるので、こちらもコスパはバツグンな「かじり防止対策」といえるでしょう。
ペットボトルとの合わせ技もありです!
ある程度の大きさの金網をチョイスすれば、うさぎさんにひっくり返されることもありません。
おなじく100均の結束バンドでつなげれば、大きめのバリケードを簡単につくれるところも評価できますね。
ただ、この方法にも以下の欠点があって、
- 金網のあいだから壁や柱をかじられることがある
- スタンドがないので壁と金網のあいだに空間をつくりづらい
100均の金網だけだと、完全に問題を解決するのは「ややむずかしい」とも感じます。
よってこの方法は、
- 保護シート×100均の金網
- 100均の金網×ペットボトルバリケード
といったように、べつの方法との合わせ技がベストだと感じます。
100均にお買い物の用事があるときなんかは、ぜひゲットして設置してみてください!
5. ペットサークルを活用する
正直いって「最強の壁かじりガード術」がこちら。
ペットサークルを活用し、うさぎさんにはそのなかで散歩してもらう方法です。
うさぎさんはなかなか賢いので、いくら対策を打っても、防止策をかいくぐって壁・柱をかじりにきたりもします。
ベッドでうとうとしていたら、壁をかじる音で目が覚めて……
なんてことも、まあ起きたりもすることでしょう。
しかし、そんなときに役立つのが、このペットサークル。
- うさぎさんはサークルの外には出られない
- つまり物理的に壁や柱をかじるのは不可能
と、ほぼ確実に部屋の壁・柱を「かじり被害」から守ることができてしまうのです!
私も引っ越し後にこれを導入したのですが、
なんと、これまで起きていた「かじるウサギ VS 部屋を守る私」問題から解放されました。
うさぎさんの散歩の範囲が(場合によっては)せまくなってしまう、というデメリットもたしかにあります。
それでも、大きめのサークルならじゅうぶんな広さは確保できるので、うさぎさんの運動不足は回避できますよ。
設置するだけで一発解決!
この可能性は大なので、サークルの活用もおすすめです。
くわしくは以下の関連記事にも書いてあるので、こちらもあわせてどうぞ!
ペットサークルの使い方
6. かじれるものを別で用意してあげる
うさぎさんには「かじれるものをべつで用意してあげる」のもおすすめです。
ここまでの防止対策を駆使すれば、うさぎさんが壁をかじるのを解決できる可能性は高いと思います。
ただ、ひとつだけ問題があるわけですよね。
面白みがなあ……
そう、うさぎさんの(ものをかじる)楽しみが減ってしまうという問題です。
そこで、これを解決してあげるために、うさぎさんには「かじって遊べるおもちゃ」を用意してあげましょう。
ではどんなものがいいのか?
というと、これはいろんなものがありますが、以下の2つがとくにおすすめできます。
かじり木はケージのなかに設置し、わらっこ倶楽部(チモシーを編んだおもちゃ)は散歩コースに設置したりするだけでOK!
これでうさぎさんは、
- おもちゃがあるので退屈しない
- かじって歯が伸びすぎるのをふせげる
と、べつに壁や柱をかじらなくてもよくなるので、この問題もぶじに解決できますね。
かじり木は「破片がうさぎさんの胃のなかで刺さる可能性がある」という話もあります。
安全性が高いのはわらっこ倶楽部のほうなので、万全を期して遊ばせてあげたいときは、こちらがおすすめですよ。
わら職人に感謝だな
その他のかじれるおもちゃはこちら
7. かじりぐせ防止スプレーで対策する
やや特殊な方法なので最後にまわしましたが、壁かじりをしつけられる可能性があるものがあります。
かじりぐせ防止スプレーの「ビターアップル」を使う方法です。
ということで、最後にこれもチェックしておきましょう
ビターアップルとはなにかというと、リンゴから抽出した苦み成分が入ったスプレーのこと。
壁や柱に吹きかけておけば、うさぎさんは苦みを感じて「やってられなくなる」。
そうすることで、壁をかじられないようにするというシロモノが、このかじりぐせ防止スプレーです。
それで、もともとは犬用だったものが、
猫・うさぎ・フェレット・鳥など
小動物にも使えるようになったのが、以下のオレンジのボトルです。
ただ、ちょっとややこしい話があって、
うさぎさんにも使える小動物用として販売されているオレンジのボトルは、
- 犬の絵が描かれた(黄色い)ボトルの上から、(オレンジの)シールを貼っただけ
らしく、小動物用といつわった「犬用」なんじゃないのか? という話があるわけですね。
(犬の絵が描かれたビターアップルのボトル)
しかしこれ(もとの黄色いボトル)は、公式サイトによると、すべてのペット用にリニューアルしたものだそうです。
したがって、インチキ商品などではけっしてなく、問題なくうさぎさんにも使えることでしょう。
わざわざラベルを貼りかえる意味はあるのか?
という話でもあるのですが、これはおそらく「犬の絵」が、犬用っぽく見えるからなのではないかと……。
ということで、話をもどします
じっさいに使ってみた人の話では、うさぎさんにもよるようですが、効果はあることのほうが多いそうです。
ですから、このビターアップルも、壁かじり防止策のひとつして使えるのではないかと思います。
うさぎさんにも安心して使えるものとなっているので、
- バリケードは設置したくない
- サークルを設置するスペースがない
なんていうときは、こちらの対策スプレーもチェックしてみてくださいね。
(※アルコールの一種が使われているので、使用時は時間をあけるようにしましょう。うさぎさんの前で使うと「飼い主さんがイヤなことをする」と思われるかもなので、こちらも注意です)
じゃあ、そんな感じで
うさぎさんが壁や柱をかじるときの対策は以上です!
ちなみにビターアップルは、うさぎさんに「異変を感じさせる」ものなので、
- うさぎさんがほかのものまでかじらなくなる
- たとえばおもちゃを用意しても遊んでくれなくなる
といった可能性も考えられます。じっさいに利用するときは、うさぎさんに、そういった変化が起きていないかもチェックしてあげるようにしましょう。
今回のまとめ
- うさぎは本能的にものをかじる
- 最強の壁かじり対策方法はサークルの設置
- かじれるものはべつでも用意してあげよう!
うさぎさんが壁や柱をかじるのは本能的なもので、必要だからそうしている部分もあります。
なので、これを「ダメ!」と注意しても、
うさぎさんにとっては「なんのこっちゃ」で、問題の根本的な解決にはなりません。
それに、怒って無理にしつけようとするのは、
うさぎさんとの関係が悪化してしまう……
なんてことを招いてしまう場合もあるでしょう。
ですから、この壁かじり問題は、適切な防止対策をとってあげるのが重要なのです。
かじって遊べるものを用意してあげれば、うさぎさんも満足です。
ぜひ今回の対策方法を駆使して、お部屋を守りつつ、うさぎさんを遊ばせてあげてください。
最強の方法はサークルの設置なので、困ったときは、とくにこれがおすすめです!
うさぎの不正咬合と予防対策
うさぎ用のおもちゃまとめ
おすすめのサークル&使い方
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いちどは使ってみる価値はあるので、ぜひこちらも試してみてください。
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