精神的な病を患うも病院には行かず、自力で克服することを目指した理由

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精神的な病を患っているとわかっていながらも病院へ行かず、なぜ自力での克服を目指したのか。それには理由がありました。

精神疾患(こころの病)はどのようにして起こるのか。うつ病をはじめとした精神的な病を克服するためにはどうすればいいのか。

当カテゴリー「精神疾患治療の基礎知識」では、精神的な病が発症する原因などを踏まえたうえで、その克服法を全12回にわたって見ていきます。

そして記念すべき1回目ですが、今回は本題に入る前にということで、私が精神科や心療内科などには行かずに、自力での治療を選んだ理由についてお話ししておこうと思います。

目次

私が精神科に行かなかった理由

なぜ私は精神科や心療内科などへ行かなかったのかというと、これには大きく分けると以下の3つの理由があります。

  • かつて友人が精神病棟へ入院し、しばらく別人のようになってしまった
  • 信頼できる医師と出会えなかった
  • 向精神薬に頼りたくなかった

1つずつ説明していきます。

友人が精神病棟へ入院した

私がまだ10代のころ、仲の良かった友人が突然、精神病棟へ入院することになってしまった出来事がありました。原因は睡眠薬などのオーバードース(過剰摂取)だったらしいのですが、友人は戻ってきてからというもの、しばらく様子がおかしくなってしまったのです。

どちらかと言うとやんちゃ気味だったのが、なんというか、覇気がなくなったような感じに、生気がないような感じになってしまった友人。

私はこの一件で、友人を変えてしまった精神医療の体制に強い不信感を抱き、それがその後も払拭されることがなかったため、自身が精神の病を患ったあとも精神科へ行こうとは思えなかったのです。

友人は何度も「あそこにはもう戻りたくない」と言っていましたが、ただ、これは昔の話なので、現在とは状況は異なっているかもしれません。

信頼できる医師と出会えなかった

以前私は、「逆流性食道炎」という胃酸が逆流する病を患い、病院に通院していたことがあります。しかし、その際に通っていた医師の対応があまりにもいい加減に感じられ、私は治っていないまま途中で通院するのをやめてしまったことがありました。

結局、この逆流性食道炎に関しては生活習慣を見直すなどして自力でなんとかしたのですが、そのときの医師への不信感というのはかなり大きかったことを今でも覚えています。

また、腰に激痛が走る「坐骨神経痛」にもなってしまったことがあり、このときも病院へ行ったのですが、根本から治す薬だからこれを飲めば治ると言われた薬をあとから調べてみると、ただの鎮痛剤だったということも……。

これも結局、自分でストレッチをしたり、トレーニングをしたりと、自力で治していくことになり、このような信頼できる医師と出会うことができなかった経験からも、私は副作用や離脱症状の可能性がある向精神薬を飲むことで、精神的な病を治そうという気にはなれなかったのです。

薬に頼りたくなかった

先ほども述べたように、向精神薬には副作用や離脱症状などの大きなデメリットがあります。たしかに、処方される薬には効き目の早さ、安心感などのメリットもあるとは聞きますが、私にとってはそれ以上にデメリットのほうが大きく感じられてしまいました。

また、向精神薬が体に作用する仕組みから考えると、これらを飲めば病気の根本的な解決になるわけではないとも思われたため、自力で根本的な治療を行おうと思った私には、薬に頼るという選択肢はありませんでした。

自力での治療を始める前に

私の実体験などを基に、これからは自力で精神的な病を克服する方法をお話ししていきたいと思うのですが、その前に、いくつか注意点があります。

まず、精神科などへ通院されていて薬を処方されているという方は、医師の指示を無視していきなり断薬、というのは危険が伴うので、あまりお勧めはできません。

徐々に薬の量を減らしていき、最終的に薬の必要をなくすことは不可能ではないと思います。実際に通院・服薬していた知り合いのなかには減薬・断薬に成功した人もいます。しかし、医師の許可なくすべての薬を飲まなくなったことにより、強力な離脱症状などに襲われ、逆に体調を崩してしまったという人もいます。

減薬する場合は、担当の医師と相談しながらにしたほうがいいかもしれません。

また、これから病院へ行って薬を処方してもらおうかと検討している方は、安易に薬を飲み始めると、抜け出すのが困難になる危険性があります。

事は緊急を要するのか否かは、一度ゆっくりと考える時間を設けて考えてみるか、まずは無料で相談を受け付けている窓口などに相談してみてから判断したほうがいいかもしれません。もしくは、カウンセリングのみの受診ができる病院に行くというのも一つの手だと思います。

これから精神的な病を克服するために必要なことを見ていきますが、とくに病院に行く行かない、薬を飲む飲まないは、慎重に判断したほうがいいと私は思っています。そしてその判断は、病気について知っていくことで精度が増していくものだとも思っています。

ということで、次回は「知る」ことの重要性についてお話しします。

次回精神疾患を克服するためには、まずは病気について「知る」ことが大事

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