【まるで異世界】シンガポールの深夜の庭園、ガーデンズバイザベイへ

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ライトアップされたスーパーツリーグローブの人口ツリー

シンガポール旅行2日目のラストは、ライトアップされたツリーが幻想的な空間を作り出す庭園「ガーデンズバイザベイ」を鑑賞。

全力で観光に臨むシンガポール旅行、その2日目はまだ終わらない!

辺りは静寂に包まれたシンガポールの夜。むしろここからが本番と見た私は、セントーサ島から出て夕食を挟んだ後に更なる観光スポット、マリーナ湾に面した広大で摩訶不思議な庭園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」へ!

前回はこちら↓
【さらばセントーサ島】麗しのパラワンビーチと輝きのマーライオン

目次

シンガポール旅行(2日目・後編)

ケーブルカーの降車地を間違え危うくタクシー待ちの長蛇の列に巻き込まれる所でしたが、係員の計らいでハーバーフロント駅まで戻ることができ、無事タクシーに乗車。日中の観光も一区切りついたので夕食を食べに行くことにします。

この日の夕食は私の中では既に決まっていたので、あとはお店探しだけということで、タクシーの運転手に良いお店がないか聞いてみることにしました。

湊
ミナト

すみません、バクテー(肉骨茶)が食べたいです……!

運転手
運転手

あぁ、バクテーね!一番美味しい所に連れて行ってあげるよ!

バクテー(肉骨茶)とは、豚のスペアリブなどをスパイスと醤油ベースのスープで煮込んだシンガポールを代表する料理の一つで、胡椒が効いたスパイシーなスープがシンガポール流。

運転手の話によるとスーパーなどでバクテーの素が売られていて豚肉を買ってくれば家でも簡単に作れるため、シンガポールでは家庭の料理としても定番なのだそう。

運転手
運転手

え!?日本ではバクテーの素売ってないの!?

また、バクテーのシンガポール現地での発音は確か「パクチー」のような感じではなく、バ()ク(↓)テー(→)のような感じでしたが、パクチーと同じ発音の「バクテー!」でも伝わるので、そこまで発音は気にしなくても大丈夫だと思います。

そんなこんなで、運転手と色々話しているうちにお店に到着!

ファウンダーバクテー(發起人肉骨茶)

シンガポールの發起人肉骨茶餐館

青い看板にでかでかと掲げられた發起人(発起人)の3文字。そういえばこのお店、ガイドブックにも載っていた有名店だ……!

シンガポールのファウンダーバクテー

ここは「ファウンダーバクテー」という、シンガポール式バクテーの発祥を掲げるローカル客にも大人気の名店。

店内には著名人などの写真が一面に張られていて、地元では多くのファンに愛されていることが伺えます。

しかしこの時はちょうど夕食時だったこともあり、店内は超満席。席がいつ空くかもわからなかったのでこれは断念せざるを得ないかとも思われたのですが、運よくちょうどテラス席が空いたので座ることができました。

私はソロだったのでテラス席はありがたい!

ファウンダーバクテー、ライス、青菜、揚げパン

早速メニューから個人的に最強の布陣と思われる組み合わせを注文。

今回注文したものはタイガービールと、發起人バクテー、ライス、青菜漬け、そして揚げパン。揚げパンはバクテーのスープに浸して食べるのがローカルの流儀なんだそうです。

さて、メニューが揃った所でいざ実食だ!

肝心のバクテーの味は、胡椒が効いたスパイシーな濃いめのスープに、口の中でほろりとくずれるジューシーな豚肉が絶品!そして青菜がビールのつまみにもご飯のお供にも非常に合う!揚げパンはスープを吸うので意外と量が多かった!

お腹が一杯になったところでお会計を済ませると、これだけ頼んで23SGD(約1,840円)でした。価格はかなり良心的!

またファウンダーバクテーはシンガポールに4店舗あり、夜遅くまで営業しているのは私が行った一番上の「バレスティア店」と「ホテルボス店」、「ブギス店」の3つ。

セントーサ島からはホテルボス、ブギス店の方が近いですが、一番離れているバレスティア店が本店で一番人気があるようです。しかしながらどこで食べてもきっと美味しいと思うので、バクテーを食べるならファウンダーへ行ってみよう!

【ファウンダーバクテーレストラン】
(料金)ファウンダーバクテー:9SGD/ビール:8SGD/青菜:2SGD
(営業時間)バレスティア本店 12:00~14:30、18:00~翌3:00(火曜定休)/ホテルボス店 9:00~翌5:00/ブギス店 9:00~翌3:00
(備考)スープはおかわり自由
(割引情報)voyaginからの予約でセットメニューが1046円(ホテルボス、ブギス店のみ利用可)

ガーデンズバイザベイへ

夕食を済ませてから一度ホテルに戻り、再出撃の準備を整えると、私はこの日のラストとなる次の観光スポットへ。向かう先は巨大な人工ツリーと様々な趣向が凝らされた庭園に彩られた幻想的な巨大庭園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」。

実は初日の最後、タクシーでマリーナベイサンズに向かう際、私がライトアップされた謎の物体群に目を奪われていると、運転手からあそこは夜中まで開いているから行った方がいいと言われていたのです。

今から行くぞ!幻の庭園へ……!

ガーデンズバイザベイの入り口

ホテルからタクシーに乗ってガーデンズバイザベイに到着。既に入り口から例の謎の物体が見えるぞ!

ガーデンズバイザベイの地図

ちなみにこちらがガーデンズバイザベイの案内図。

ガーデンズバイザベイの見所は非常に多く、私がいる所(you are here)の先にある「ゴールデン・ガーデン」、BとCの「フラワー・ドーム」「クラウド・フォレスト」、そして最大の見所であるAの「スーパーツリー・グローブ」とそれを囲むように配置された、⑦~⑫の「ワールド・オブ・プランツ」、⑬~⑯の「ヘリテージ・ガーデンズ」などがあります。

ガーデンズバイザベイのゴールデンガーデン

まずは目の前にあるゴールデンガーデンへ!

ゴールデンガーデンの人口ツリー

巨大な人工ツリーの奇抜なフォルム、そしてそれを際立たせる闇夜の中でのライトアップが、この世の物ではないような美しさを演出。

3本のライトアップされた人口ツリー

まるで異世界への扉を叩いたような気分。

ゴールデンガーデンではそびえ立つ3本の人工樹を見ることができます。

スーパーツリーグローブへの通路

果たして今見ているものは現実なのか、それとも夢想か……。

ゴールデンガーデンを出た私は光に吸い寄せられるように、ゲートを潜ってスーパーツリーグローブのエリアへ。

スーパーツリー・グローブ

スーパーツリーグローブ入り口

ガーデンズバイザベイでの最大の見所でもあるスーパーツリーグローブ。

次は一体何が出てくるんだ……?

スーパーツリーグローブ

すると、そこに広がっていたのは……

ゴールデンガーデンを遥かに凌駕する超幻想世界!!

スーパーツリーグローブとOCBCスカイウェイ

鉄と緑が融合した大小12本のツリーが生み出す、スーパーナチュラルな光景。感服の一言に尽きる!

ライトアップされたスーパーツリーグローブの人口ツリー

息を呑むあまりの美しさに、今、自分は一体どこにいるのだろうかと、暫くの間その場に立ち尽くしてしまいました。

ガーデンズバイザベイから見えるマリーナベイサンズ

ちなみにスーパーツリーグローブからはマリーナベイサンズも見えます。

スーパーツリーグローブのルーフトップバー

ライトアップされたツリー群を眺めながら歩いていると、中心の最も高いツリーの下に何やら怪しげな扉を発見。そこにはbarの3文字が……。

これはどう考えても、むしろ考えるまでもない!即入店だ!

スーパーツリー・バイ・インドシン(閉店)

スーパーツリーグローブの屋上から見えるマリーナベイサンズ

地上50mを一気にエレベーターで駆け上がり、さらに階段を上って屋上へ。

すると一番に目に飛び込んできたのが、シンガポールの象徴とも言えるマリーナベイサンズ!

ガーデンズバイザベイのルーフトップバーからの景色

スーパーツリーの最上階から望む360°のパノラマはまさに絶景!夜のシンガポールの景色を一望することができました。

スーパーツリーバイインドシン

ここは「スーパーツリー・バイ・インドシン」という、スーパーグローブの中心にあるツリー内に作られたルーフトップバー。

下の階層にはレストランもあり、絶景を楽しめるレストラン&バーだったのですが、本当に残念ながら2019年4~6月頃に急遽閉業(閉店)してしまったそうです。今後は空いた場所に新しいお店が入るかもしれないので、ルーフトップバーの復活に期待。

ルーフトップバーから見たシルバーガーデン

また、屋上からはガーデンズバイザベイの見所なども一望することができました。

画像左側の3本のツリーはゴールデンガーデンとは対になる場所にある「シルバー・ガーデン」。

シンガポールフライヤーとフラワードーム

奥に見えるのは定員28名の大型ゴンドラに乗って一周30分程の空中遊泳を楽しむことができる、世界最大級の大型観覧車「シンガポール・フライヤー」。そして右側にあるドーム状の施設が「フラワー・ドーム」で、その横にもう一つ「クラウド・フォレスト」という施設があります。

日中はとても暑かったのとは対照的に、ルーフトップバーでは涼しい風が吹き、高さもちょうどよく、とても穏やかで心地良い時間を過ごすことができました。

このまま居続けていると気持ちよくて眠ってしまいそうだったため、そろそろ行こうということで私はバーを後にすることにしました。

タクシーに乗車、さらば幻想世界!

青く発光するスーパーツリー

ルーフトップバーから出るとスーパーツリーの色が変わっていました。時間によって様々な色に変わっていくようです。

スーパーツリーグローブから庭園への通路

スーパーツリーグローブの先にあった階段を上り、庭園があるエリアへ。

ワールド・オブ・プランツ

事前に調べていなかったため何の庭園なのかよく分からずに先に進み、

ゴールデンガーデン

一番最初のゴールデンガーデンに戻ってきました。それから到着した時と同じ案内板辺りのタクシー乗り場へ移動します。

しかし、タクシーを待って10分が経ち、15分が経ち、20分が経過してもタクシーは来ません。待てど暮らせどタクシーが来る気配……なし!

すると痺れを切らした先頭に並んでいた兄ちゃん達が騒ぎ始めました。

欧米人
欧米アニキ

一体どうなってんだ!?オレ達はタクシーがいない世界に飛ばされちまったのか!?

欧米人
欧米アニキ

このまま待っていてもラチがあかねぇよ!探しに行こうぜ!

確かに彼らの言う通り待っていてもタクシーが来る気配が全くなかったので、私も道路の方に出て、そもそもタクシーが通っているのか確認しに行ってみることにしました。

ガーデンズバイザベイの南口

少し歩くとちょうど入園時に通り過ぎたガーデンズバイザベイの看板があったので、私は悠長に写真を撮っていると……

欧米人
欧米アニキ

おい!タクシーが来たぞ!あんたも写真撮ってないで急ぎな!

欧米人
欧米アニキ

まじかよ!?急げ、乗り遅れちまうぞ!!

しかし、タクシー乗り場に戻った私たちが見たものは、したり顔で先に乗車していく並んですらいなかったカップル。

欧米人
欧米アニキ

まじか……

欧米人
欧米アニキ

そんなのありかよ……

結局私たちはその後タクシー乗り場から動かずに並び、無事にそれぞれタクシーに乗り込むことができました。一応待っていればその内タクシーは来ると思うので、急がば回れではないですが、気長に待つのがいいと思います。

またタクシー乗り場には電話番号が書いてあり、電話でタクシーを呼ぶこともできるようなので、待っていても来ない場合は電話で呼ぶのもありかもしれません(配車アプリの方が便利かもしれません)。

しかしながら、そんなことがどうでもよくなるほどガーデンズバイザベイは素晴らしい所でした。さらば幻想世界!そろそろリアルに戻るとしよう!

【ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ】
(料金)入園無料
(営業時間)5:00~翌2:00
(備考)深夜帯はタクシーが少ないこともあり

ガーデンズバイザベイの見所を押さえておこう!

私の場合ライトアップされたスーパーツリーとルーフトップバーで大満足してしまったこともありましたが、例によって事前知識がほぼなかったことと、そもそも到着した時間が遅かったこともあり、多くの見所を逃してしまいました。

ガーデンズバイザベイを超満喫するためには事前知識はある程度は必要なので最低限いくつかは押さえておこう!

ワールド・オブ・プランツ/ヘリテージ・ガーデンズ

ヘリテージガーデンズとワールドオブプランツの地図

スーパーツリーグローブを囲うようにして配置されているのが⑦~⑫の「ワールド・オブ・プランツ」と⑬~⑯の「ヘリテージ・ガーデンズ」。

ワールドオブプランツでは動物形に刈られた木々など、それぞれテーマの異なる6つの庭園が広がり、ヘリテージガーデンズではマレー、中国、インド、コロニアル(イギリス植民地時代)という、シンガポールを構成する歴史と文化を表現した4つの庭園が広がっています。

両者ともにガーデンズバイザベイの営業時間中は無料で鑑賞することができます。夜の時間帯も幻想的で綺麗ですが、木々の緑が日光に映えるので、個人的には日中の鑑賞がおススメ。特にワールドオブプランツの動物カットは結構大きいので、動物好きな方は要チェックだ!

フラワー・ドーム/クラウド・フォレスト

フラワードームとクラウドフォレストの地図

また、スーパーツリーグローブの先に並んでいる巨大なドームがⒷの「フラワー・ドーム」とⒸの「クラウド・フォレスト」。

フラワードームでは南アフリカ、南アメリカ、地中海といった世界各地の植物を展示し、熱帯のシンガポールに様々な地域の春を再現した施設で、美しい花々が咲く常夏の楽園が広がっています。

フラワードームの見所は奇妙な形で異彩を放つバオバブとボトルツリーの森、そしてサボテンを始めとした多肉植物エリア。その他にも様々な花などが展示され、植物好きな方には必見の観光スポット。

また、クラウドフォレストは熱帯の高地にのみ広がる雲霧林を再現した施設で、人工の山からは滝が流れ、涼しげな空間が広がっています。

クラウドフォレストの見所はドームの中に作られた山の周囲を巡る空中回廊「クラウド・ウォーク」や、ミストの噴射による人工の雲で再現した標高2,000mの高山地帯「ロスト・ワールド」。

冷涼な気候を再現しているので、一年中暑いシンガポールの観光中にちょっと涼むのにもピッタリの観光スポットだ。

【フラワー・ドーム/クラウド・フォレスト】
(料金)大人:28SGD/子供15SGD(両施設の共通券)
(営業時間)9:00~21:00(最終入場 20:00)
(割引情報)voyaginからの事前予約でチケット料金が1126円

OCBCスカイウェイ

スーパーツリーグローブとOCBCスカイウェイ

さらにもう一つ押さえておきたいのが、スーパーツリーグローブの人工ツリー同士を繋いだ三日月型の通路「OCBCスカイウェイ」。

OCBCスカイウェイは上を歩くことができる吊り橋になっていて、スカイウェイからはマリーナ地区を見渡すことができ、床面が金網状になっているのでスリルも満点!地上22mの空中を散歩し、シンガポールの景色を見渡そう!

【OCBCスカイウェイ】
(料金)8SGD
(営業時間)9:00~21:00(最終入場 20:00)
(備考)チケットを直接購入する場合はクラウドフォレスト横のチケットカウンターで購入しよう!

OCBCガーデン・ラプソディ

そして最後に忘れてはならないのが、スーパーツリーグローブで毎日行われる「OCBCガーデン・ラプソディ」。

OCBCガーデンラプソディは音楽に合わせてスーパーツリーが色を変えていく音楽と光のショー。1日2回行われるのでガーデンズバイザベイに来たら要チェックだ!

【OCBCガーデン・ラプソディ】
(料金)無料
(開催時間)19:45/20:45(各回約10分間)

無料で遊べる所と組み合わせてお得に旅行を楽しもう!

私は夜遅い時間に来たため既に営業が終了してしまっていた見所も多かったのですが、ガーデンズバイザベイには様々な見所があるので、日中から遊びに来ればさらに満喫できること間違いなし!

ガーデンズバイザベイには無料で遊べる場所も沢山あるので、チケットの事前予約と組み合わせてお得に旅行を楽しんでください。「voyagin」は楽天グループが運営する体験予約サイトで当日予約も可能なので便利です。そして美味しいバクテーもお忘れなく!

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