韓国はカジノ前に止まるタクシーの中にも「ぼったくり」がいると知った【それは反則】

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韓国はカジノ前に止まるタクシーの中にも「ぼったくり」がいると知った

韓国カジノ「ウォーカーヒル」で起きてしまった悲劇、最速での所持金全敗。

お金がないのでホテルにもどるしかなく、私は、すごすごとタクシー乗り場に引き返していました。

そうして目のまえに止まる1台のタクシー。

こいつが、とんでもないぼったくりドライバーだったのです!

いまだから言いたい。アンタ、それは反則だろ!

目次

韓国カジノ旅行2nd(1日目・中編)

生活費を稼ぐのを目的にはじまった韓国カジノ旅行でしたが、初戦のウォーカーヒルでは所持金全敗。

勝負は、無念の退場で決着してしまいました。

今後のことはあとで考えるとして、ひとまず私は、ホテルに帰るしかなかったのです。

ミナト

タクシー代すらないわ

タクシー乗り場に向かいながら財布のなかを確認します。

手もとには2万ウォン(約1800円)ちょっとくらいのお金しかありませんでした。

まさか、タクシーに乗せてもらえず、歩いてホテルまで帰らないといけない……なんてことはないよな?

ウォーカーヒルからホテルまでは、深夜料金も考えると、3万ウォンはないときびしいでしょう。

しかし手もとにあるお金は、ほんとうにこれだけ。

手持ちがないのなら、乗車拒否をされてもおかしくはないように感じられました。

タクシー乗り場で順番待ちをしていると、すぐに私の番になります。

ミナト

すみません、カジノで負けちゃって……

私は財布の中身をドライバーに見せながら相談します。

「いま手持ちがこれだけしかないんですけど、ホテルまで行けますか?」

TAXIドライバー

う~ん……OK!

タクシードライバーは、すこしけげんな顔をしていましたが、「乗れ」というジェスチャーをしながらOKサインを出してくれます。

私を乗せたタクシーは、ホテル方面へと走りだしました。

カジノ前のタクシーにぼったくられた

タクシーの車内

風を切りながら、韓国の街を疾走するタクシー。

ひとまずホテルにはもどれそうだ……。

「歩いて帰らないといけない」なんていう事態を回避できたことには安堵しました。

でも、すぐに気は重くなってきます。

生活費を稼ぎにきたのに、最速で全資金の約半分負けです。

韓国に到着してからまだメシも食えていないのに、私はわりと窮地に追い込まれているのです。

TAXIドライバー

……タバコ吸う?

呆然としている私を見てふびんに思ったのか、運転手は灰皿(空き缶)を差し出してくれました。

ミナト

あー、ありがとうございます

韓国のタクシーは車内でタバコが吸えるのか?

あれ、そういえばメーター回ってないな。

ああ、これは所持金だけで送ってくれるから、回す必要もなかったのか……。

個人タクシーのような感じだったので、そのへんは融通がきいたのかもしれません。

いちおうは気をまぎらわせることができたので、ありがたく、タバコを吸わせてもらうことにしました。

ミナト

どうするかな、これから……

タバコを吸いながら、私は考えます。

のこった軍資金は、キャッシングで借りた20万円。

ここまでの負けで、貯蓄しておいたお金は底をついてしまっています。

つまり、ここからの勝負は借金に突入するわけで、それを思うと胃がキリキリしてきました。

なにも食べていないのもあって、スカスカの胃が、酸で焼かれていくようです。

「いや、とりあえずいまは、お金のことを考えるのはやめよう……」

それをしても気がめいるだけ。

考えてもいい案が浮かぶ気もしなかったので、私は流れる景色を見ながら、ホテル到着を待ちました。

この金じゃ足りねえよ兄ちゃん

タクシーがホテルに到着

タクシーにゆられること20~30分ほど、私はホテルにぶじ帰ってくることができました。

ミナト

助かりました、じゃあこれで

財布にのこっていたウォン紙幣をすべて、タクシーの運転手にわたします。

そして、車を降りようとしたときでした。

TAXIドライバー

……せんえん

ミナト

……え?

TAXIドライバー

もう千円

いや、ちょっと待て。

ウォーカーヒルカジノの前で、私は「所持金がこれしかない」という話をしました。

ドライバーはそれを確認し、「ホテルまでOK」といったわけです。

しかしここにきて、その金じゃ足りないからもう1000円(1万ウォン?)よこせと。

TAXIドライバー

タイム!(時計を指さしながら)

深夜なんだから、そんなはした金じゃ足りねえんだよ兄ちゃん。

「わかったら、さっさともう千円をだしな!」そういうことでした。

ミナト

いや、それは通らないでしょ!

そんな後出しじゃんけんが成立するのであれば、私だってカジノで負けた金を返してほしいといいたい。

カジノでボロクソにやられた挙げ句、帰りのタクシーにまでぼられる

さすがにこれは認められなかったので、私は強く抗議しました。

ミナト

てか、いま日本円しかないんですよ

そう、ウォン紙幣に両替したお金は全部スッてしまっていたため、日本円しかないのです。

タクシー運転手がいう千円が「1万ウォン(約千円)」のことなら、ホテルの部屋にもどってもありません。

TAXIドライバー

ジャパニーズ円、OK

なるほど、たしかに日本円はホテルにもどればある……。

ただそれは、納得がいきませんでした。

深夜料金も考えればそれが妥当だったのかもしれませんが、アンタ、それでいいって言ったじゃないか!

セブンラックカジノで両替せえや

タクシーの車内
ミナト

でも千円と1万ウォンじゃ価値がちがいますよ

車内でのしょうもないやりとりはつづきます。

私は追加で千円を払うのに納得がいかなかったので、

1000円>1万ウォン(=両替すれば1万ウォン以上)

を持ちだし、多少ではあるものの、金額に差があることを指摘します。

TAXIドライバー

セブンラック、エクスチェンジ

それならセブンラックカジノまで行くから、そこで両替をしろと。

タクシーの運転手はそう切りかえし、こちらも引こうとはしません。

またカジノは、ちょっとなあ……。

正直、ついさきほどの惨敗もあって、またすぐにカジノに行く気にはなれませんでした。

ただ、いちおう気にはなったので、つぎのことも聞いておきます。

ミナト

ちなみに、セブンラックまで行ってもらった場合、そこまでのタクシー代はタダですか?

TAXIドライバー

……もうせんえん

……は?

TAXIドライバー

もう千円!!

いやめちゃくちゃだろ……それは!

ホテルからセブンラックカジノまでは、歩いて行ける距離でもあります。

両替のためにそこまで行ってもらって、さらに千円というのは、さすがにボルにもほどがあるってものでした。

ミナト

わかりました、わかりましたよ

ここで私は折れました。

ホテルにもどり、日本円を取ってきて、タクシー運転手に払うことにしたのです。

結局はセブンラックに行くしかないと

追加で千円をもらって満足気に走り去るタクシー運転手。

私はそれを、言葉を失いながら見送りました。

ミナト

…………

なんかもう、日本帰りたいな……。(1回目)

海外旅行中に「日本に帰りたくない」は、いままで何度もありました。

しかし「日本に帰りたい」と思ったのは、これが初めてのことだったかもしれません。

ホテルの部屋にもどり、これからどうするかを考えます。

コンビニで酒とメシでも買って、この日はもうおわりにするか?

でも、さすがにそれはひどすぎる……。

負けたお金をどうにか、というのもありました。

けれども、それ以上に、まだまともな食にありつけていないのに納得がいきません。

ミナト

となると、やっぱあそこしかないか……

結局はセブンラックカジノ。

おそらく、最初からそうしておくべきだった主戦場です。

まったくもって気乗りはしませんでした。

でも、「せめてまともな夕食を」と思い、私はセブンラックカジノにもどることにしたのです。

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