うさぎの脳に寄生虫とな!?
ある段階で、私が飼っているうさぎさんが、突然パニック状態になる(発作を起こす)ようになりました。
その原因と思われたのが、寄生虫が脳などでわるさをする「エンセファリトゾーン症(Ez症)」という病気です。
本記事では、このEz症とミニレッキスのイブスター店長との、戦いの全記録をお話しします。
- うさぎがパニック状態になったときの状況と原因
- Ez症の症状、検査、治療費などの詳細
- うさぎにパニックを起こさせないためにとった対処法
Ez症とは、ウサギの脳などに原虫(寄生虫)が寄生することで発症し、身体機能に異常をきたす病気です。
手遅れになってしまえば、
- うさぎの身体に後遺症がのこる
- 最悪の場合(食欲不振などで)最後はうさぎが死にいたる
ということもありうる危険な病です。
結論からいうと、私の場合、このEz症だったかどうかはグレーでした。
ただ、ひととおりの検査・治療をへて、完全にパニック状態は起こらないようにできたので、この話は参考になるかと思います。
はたして、イブスター店長は脳への侵入者を駆逐し、病に打ち勝つことができたのか……?
寄生虫「Ez」との戦いの全記録を、最終的にとったパニック発作の対処法とあわせて、どうぞごらんください。
(※2017年7月~11月ごろの出来事です)
この記事に登場するうさぎ
- ミニレッキスのイブスター店長
- 2016年11月生まれのオス(現在7歳)
- やや詳しいプロフィールはこちら
うさぎがパニック状態になった時の状況
(生後7か月くらいのイブスター店長)
あれは、生後7か月くらいのことでした
うさぎさんで7か月というと、人間の年齢では14~15歳くらいで、まだ成長期です。
けがをしたり、体調をくずしたりすることもなく、イブスター店長は順調に育っていきました。
しかし、このころから、彼の身に異変が起きはじめます。
ガタッ……ガタガタ……ガタン! ガタン!!
深夜の時間帯に、ケージのほうから突然、大きな物音が。
なにごとかとあわてて飛び起き、うさぎ小屋を見に行くと、イブスター店長はふらふらと体を揺らしています。
いそいで小屋から出してみると、いつも散歩するように部屋の中を歩きだしますが、平衡感覚がおかしくなっているのかまっすぐには歩けません。
壁にぶつかったりして危なかったので、体をなでて落ち着かせます。
すると、数分後には、(平衡感覚も戻ったようで)いつもどおりになりました。
いったい、いまのはなんだったんだろう……
その日はひとまず、私は様子を見ることにしたのです。
- 静かな夜に突然、小屋の中であばれだした
- 平衡感覚が保てず、ふらふらしていてまっすぐに歩けない
うさぎが小屋の中で暴れる
(イブスター店長が幼少期を過ごした家)
それからは、健康状態に異常がないかを観察するも、
- 餌はしっかり食べていて食欲はある
- うんちなどもいつもどおりしている
と、とくに問題はない様子……だったのですが、最初のパニック発作が起きてから約1週間後のことです。
またしても深夜の静かな時間帯に、彼は突然小屋の中であばれだしたのです!
さすがに、二度もおなじことが起こるのはおかしいな
彼を落ち着かせながら、様子を注意深く観察します。
そうすると、前回の症状に加えて、以下を確認することができました。
- お尻をあげて、後ろ足を引きずるような歩き方をしている
- しっぽが内側に丸まっている、小刻みに体を揺らしている
- 小屋の上に飛び乗ろうとしたり、ケージ内で移動しようとしても、うまく動けずに壁にぶつかってしまう
- しかし数分後には症状はおさまる
動物病院で診察を受けることにした
(動物病院に出撃するイブスター店長)
これはどう考えてもただごとではない……。
そう判断した私は、イブスター店長を連れて、動物病院に行くことにしました。
愛用のキャリーケースで彼を病院まで運び、かかりつけの獣医の先生に診てもらいます。
そして、これまでのパニック発作の状況から、例の病気が浮かび上がってきたのです。
これは……もしかすると、エンセファリトゾーンかもしれません
獣医師の話によると、平衡感覚がとれないなどの症状から、エンセファリトゾーン症(Ez症)の可能性があると。
ただし外的な要因、たとえば、
- 外でだれかが叫んだ
- 隣の部屋から大きな物音がした
とか、そういった要因でうさぎさんがおどろいてしまうと、小屋の中で「パニックを起こしてしまうこともある」とのことでした。
うさぎさんがなにかでおどろいて、
- 小屋から落っこちてしまう
- ケージの中で体をぶつけてしまう
などすると、それが原因となって「パニック状態」になってしまうこともあるのだそうです。
そのため、このときは、もうすこし様子を見てみることになりました。
また異常があれば、もういちど診察してもらうことになったのです。
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うさぎの脳に寄生虫?エンセファリトゾーン症とは
さて、ここまでEz、Ezといってきましたが、これの説明がまだでしたよね。
なので、説明しよう!
エンセファリトゾーン症(略してEz症)とは、
エンセファリトゾーン・カニキュリ(クニクリ)
という原虫(寄生虫の一種)が、ウサギの脳や、腎臓などに寄生することで引き起こされる病気です。
感染経路は、
- 生まれてくるときの母体感染
- 感染しているウサギの尿からの感染(※1)
などがあり、じつは多くのうさぎさんがEzに感染している(※2)ともいわれています。
とはいえ、感染しているからといって、すべてのウサギが症状を発症するわけでもありません。
むしろ、発症しない場合のほうが多いともいいます
(※1)子ウサギ同士がおなじケージで販売されていた場合、ほかのウサギのおしっこを舐めたりすることで感染することがあります。
(※2)Ez症に感染しているウサギは、無症状もふくめて「50~80%」にもなるというデータがあります。
症状は、脳に寄生した原虫が「脳炎」を引き起こすなどして発症します。
これは、ストレス・体調不良などで免疫力が低下することも原因と考えられ、以下のような症状がみられます。
- 斜頸(しゃけい:首が左右どちらかに傾いてしまう)
- 眼振(がんしん:眼球が左右または上下に揺れ動く、目の焦点が合わない)
- ローリング(姿勢を保持できなくなり、横に倒れてゴロゴロ転がってしまう)
- まっすぐに歩けない(ローリングまで行かないものの、姿勢保持ができない)
- 痙攣(けいれん:ウサギがピクピクと痙攣してしまう)
治療方法は、フェンベンダゾールといった駆虫薬を使っての原虫(寄生虫)駆除など。
ただ、原虫によって脳組織が破壊されてしまうと、斜頸や麻痺などの後遺症がのこってしまう場合もあるそうです。
なので、Ez症は早期の治療が重要なのだそうです
早めに治療をはじめれば、なんの後遺症もなく完治させることもできるそう。
斜頸や麻痺などの症状が治らなくなっていたとしても、改善する場合もあるといいます。
ようは、とにかく(早めに)病院に行ったほうがいい病気というわけです。
三度目の症状を確認後、ふたたび動物病院へ
病院で診てもらってから約1週間後、こんどは昼間の時間帯で、私がケージの近くにいたときに症状がでました。
……ガタ! ガタンッ!
イブスター店長は小屋の上から突然落っこちてしまい、そのまましばらく体が痙攣、動けなくなってしまったのです!
その様子を見るに、
外的な要因でびっくりしてしまい、パニック発作を起こしているわけでもなさそう
と思われました。
そこで私は、イブスター店長を連れ、ふたたび動物病院に行くことにしたのです。
- 時間帯は昼間で、とくに騒音などはなし
- 突然発作を起こしたかのように小屋の上から落っこちた
- しばらく体が痙攣していて動けない
- 動けるようになったあともまっすぐに歩けない
エンセファリトゾーン症の検査と治療費
獣医の先生に状況を説明すると、
「やはりエンセファリトゾーン症の疑いがある」
とのことで、すぐに検査をすることになりました。
Ez症かどうかは、血液検査で抗体値をしらべればわかるそうです。
しかし検査は外部の委託で、Ezの抗体値以外にも検査をする必要がある。
そのため、すべての結果が出るには、最低でも2~3週間ほどかかるとのことでした。
それでは、耳から採血するので外でお待ちください……
うさぎさんは体温調節などをするため、耳に多くの血管があります。
おそらく、ここから採血するのがうさぎさんにとってもいちばんなのでしょう。
アガッ!
耳に注射器を打たれるイブスター店長。
複数の検査があるため、けっこうな量の採血が必要となりましたが、なんとかこれで採血はクリアです。
私たちは結果報告を待つことになりました。
検査項目 | 費用 | 検査項目 | 費用 |
---|---|---|---|
カルテ登録料 | 500 | 血液検査 | 2,800 |
診察料 | 1,500 | 血液生化学検査 | 5,000 |
採血処置料 | 1,000 | エンセファリトゾーン抗体検査 | 8,700 |
Ez症の検査結果
検査の結果を待つあいだも、2~3回ほど発作のような症状は出ていました。
ただ、つぎのような重い症状はなく、
- 斜頸
- ローリング
発作自体もだいたい数分でおさまり、長くても十数分ほどとなっていました。
(※このとき、ケージ内にあった「かじり木」などの危険になりそうなものは撤去しておきました)
なにもしてあげられないのが、もどかしい……
そう思いながら結果を待つこと約3~4週間、獣医師から電話がかかります。
血液検査の結果が出たのです。
イブスター君の場合、はっきりとしたことは言えない「グレーゾーン」でした
Ez症の検査結果を見せてもらいながら、獣医師の説明を受けます。
まず、Ezの抗体値の判定基準は、以下のようになっていました。
判定基準 | 内容 |
---|---|
40倍未満 | 抵抗体価。エンセファリトゾーン感染の可能性は低い |
40倍~160倍 | 感染診断にはペア血清による抗体価を診る必要あり。グレーゾーン |
320倍以上 | 特徴的な臨床症状が認められる場合は感染の可能性が高い |
イブスター店長の場合、抗体値は160倍。
ペア血清による抗体検査の結果を踏まえたうえでも、Ezへの感染はグレーゾーン(つまりはっきりと判断はできない)ということでした。
ただ、Ezに感染している可能性がある以上、そのままにしておくわけにもいきません
そこで治療の方針としては、まずは駆虫薬を飲ませ、Ezがいる場合はそれを駆除していくことに。
また発作がEzによるものではないと途中で判明した場合、
それは「てんかん持ちの可能性がある」
とも考えられるそうです。
したがって、ここでは「てんかん発作を抑える薬も同時に飲む」ということになりました。
うさぎのてんかんの薬も同時に飲むことに
うさぎさんのてんかんの薬について注意点も聞けたので、これも補足しておきます。
薬を飲むことで、ウサギのてんかん発作は抑えられるそうですが、薬には以下の副作用があるといいます。
- 喉が渇くために水をたくさん飲むようになったり、
- おなかが空いて、食事の量が増えたりすることがある
このため、とくに餌のあげすぎなどには注意する必要があるとのことでした。
それから、うさぎさんがてんかん持ちだとわかった場合、
「ことによっては、てんかん発作を抑える薬を一生飲みつづけないといけなくなる」
こういったこともあるそう。
ですから、はじめのうちは毎日薬を飲ませ、すこしずつ薬の量を減らして様子を見ていくのがいいとのことでした。
もっとも、イブスター店長の場合、てんかん持ちなのかどうかはこの時点ではまだわかりません。
それに加えて、
- Ez症の薬は1日に1回
- てんかんの薬は1日に2回
と、けっこうな負担が予想されました。
そこで私は先生と相談し、「てんかんの薬はひとまず最初の1週間で、Ezの駆虫薬を毎日飲ませて様子を見る」ことにしたのです。
Ezの駆虫薬を飲むのは4週間。
ここに、イブスター店長とエンセファリトゾーンとの戦いがはじまったのです。
駆逐してやる……1匹残らず……!
診療内容 | 数量 | 単価 | 料金 |
---|---|---|---|
Ezの薬 | 7(1週間分) | 220 | 1,540 |
てんかんの薬 | 14(1週間分) | 200 | 2,800 |
処方料 | ー | ー | 330 |
イブスター店長とEzとの戦い
薬は両方とも内服薬で、シリンジという針のない注射器のようなもので薬を飲ませていきます。
たしかEz駆虫薬には味がついていて、いちおう飲みやすくはなっているようでした。
マギィーッ!
駆虫薬によって駆除されていく、イブスター店長の脳に寄生した虫たち。
戦局は圧倒的に、イブスター店長が優勢とみられました。
ところが、ここで雲行きがあやしくなるできごとが。
理由はさだかではないですが、Ez駆虫薬を飲みはじめてから、なぜかパニック発作の回数が増えたのです。
それまではだいたい1週間に1回程度だったのが、3~4日に1回ほどにです。
これはまさか、仲間をやられたエンセファリトゾーンが、脳内で抵抗しているということなのでしょうか……?
このわたしを少しでもキズつけてみろッ! 同じ場所を数倍の痛みにしてお返しする!
……!? そのセリフは、ジョジョ第3部の敵スタンド「ラバーズ」がジョセフの脳内で(ごにょごにょ)
それはさておき、この件のことを聞くため(+つぎの薬をもらうため)、私はふたたび動物病院へ。
獣医師に、発作の回数が増えたことを報告します。
発作の回数が増えたんですか? うーん……
駆虫薬を飲みはじめてから発作が増えたというのは、獣医の先生も釈然としない様子でした。
おそらく「駆虫薬で攻撃されているEzがうさぎさんの脳内であばれる」ということはないと思われます。
報告をおえた私は、のこりの3週間ぶんの薬をもらいます。
Ezとの戦いは、最終局面をむかえました。
診療内容 | 数量 | 単価 | 料金 |
---|---|---|---|
Ezの薬 | 21(3週間分) | 220 | 4,620 |
処方料 | ー | ー | 330 |
エンセファリトゾーンの最後
投薬開始後、はじめこそ発作の回数が増えはしましたが、それからはだんだんと症状は落ち着いていきます。
追加の投薬中にパニック発作を確認できたのは、3週間のあいだで1~2回程度でした。
そしていよいよ、服薬の最終日を迎えます。
やったか……!?
あとは症状さえ出なければ、この苦しかったEzとの戦いもおわりです。
投薬終了から1週間、2週間、そして3週間。その期間が過ぎても、イブスター店長は発作を起こすことはありません。
エンセファリトゾーンの最後は、なんの後遺症もなく、きれいさっぱりなものでした。
ということは、私たちはこの戦いに勝った……
そう、Ezを一匹のこらず駆逐することに成功したのです!
……が、そう安堵していたのもつかの間でした。
4週間目にしてイブスター店長は、ふたたびパニック発作を起こしてしまったのです。
エンセファリトゾーン症の再発か?
4週間の投薬でEzは駆除できたはず。
しかしまたパニック発作が起きてしまったとなると、考えられることは2つです。
- Ezに生き残りがいたのか
- あるいはてんかんがあるのか
ということです。
しばらく症状が出なかったのにまた出たとなると、
これはEzよりも、発作的に症状が出る「②てんかんの可能性」が強いのではないか?
と思われましたが、これは考えていてもしかたがありません。
もういちど症状が出たら病院へ行こう
そう思いながら様子見をしていたある日のことです。
「イブスター店長を見たい」ということで、私の母が家に来ることになったのです。
うさぎの驚いて起こるパニック発作
その訪問日はあいにくの天候で、母はレインコートを着ていました。
ふだん見かけない人を見ると、うさぎさんは警戒します。
ですから、まずは私が家に入って安心させ、つづいて母をなかに招き入れることに。
すると……
……!!!!
母を見たイブスター店長は、つぎのことでおどろいたらしく、
- ふだん見慣れない人が入ってきた
- レインコートのガサガサ音にびっくりした
ものすごい勢いで小屋の上から転げ落ち、そのままケージの中で痙攣、動けなくなってしまったのです!
ケージの中で痙攣していた体勢は、以下のような感じです。
(ちなみに、これはくつろいでいるところ)
これが獣医の先生がいっていた、びっくりして起こるパニック発作か!
なんて感心しつつも、まずは落ち着かせてあげることに専念。
イブスター店長は、すこし動けるようになってからもまっすぐには歩けず、後ろ足を引きずるような動きをしていました。
……そういえば、この動きは、なにかに似ています。
そう、エンセファリトゾーンの症状で、平衡感覚を失っているときの動きだったのです。
うさぎのパニック発作の原因と対処法
結論からいうと、これはEz症の再発ではなかったと思われ、べつの対処法をとることで解決しました。
母訪問のあと、1か月に1回あるかないか程度は、イブスター店長の発作を確認できていました。
ただ、これらはさきのとおりで「びっくりして起きたパニック発作が原因だった」と思っています。
たとえば、目立った騒音がなかったとしても、
- うさぎさんが寝ていたところ、耳元に虫が飛んできた
- 私たちが変な夢を見て起きることがあるように、うさぎさんもびっくりする夢を見て飛び起きた
とか、そういったこともうさぎさんのパニックの原因として考えられます。
(※動物も夢を見ることがあるといわれています)
また小屋からジャンプしたさい、着地に失敗したことでパニック発作を起こしてしまうこともあるそうです。
イブスター店長の場合は、まさにそのような、
びっくりして飛び起き、どこかにぶつかり、パニック状態になってしまった
といった一連の流れが起きていたのではないかと。
よってこの場合は、治療後にEz症が再発したわけではなかったと思っています。
そうなると、パニック発作とEz症の症状がかなり似ているので、
これはそもそも「Ez症ではなかった」のでは?
とも考えられます。
が、Ez症の治療まえは、つぎの条件で発作の回数が異常に多かったので、
- おなじケージ
- おなじ飼育環境
やはり今回のものは「はじめはEz症だったのだろうな」というのが、私の出した結論です。
そしてその後はというと、
うさぎ小屋を拡大する対処法をとり、着地失敗などの危険を取り払ってあげた結果、すべては解決しました。
イブスター店長はなんの後遺症ものこらずに、Ez症を治すことに成功したのです。
加えて、パニック発作が起こらないようにすることにも!
なかなか厳しい戦いだった……
体の大きさに対してケージが小さかったので、その後のパニック発作は「ケージのサイズ」がおもな原因だったと思われます。てんかんの病気もありませんでした!
今回のまとめ
- Ez症は早期の治療が重要
- 飼育環境が原因でのパニック発作もありうる
- 医療費が心配なときはペット保険も検討しよう
再発らしきものがあったことからも、イブスター店長の場合、Ez症ではなかった可能性も捨てきれません。
しかし発作の頻度から考えると、Ez症を発症していた可能性は高く、現在も元気でいられるのは「早期に治療できたから」だと思っています。
これはEz症にかぎった話ではないですが、
- うさぎさんの様子がおかしい
- 健康状態でなにか気になることがある
というときは、とりあえず動物病院に行ってみたほうが間違いはありません。
これはあの病気かな?
と思っていると、もっと深刻な事態だったりすることもありますからね。
また、エンセファリトゾーン症が発症する年齢は、うさぎさんによっても異なるといいます。
イブスター店長の場合は1歳未満でしたが、3歳、5歳と時間がたってから突然発症する場合もあるそうです。
うさぎさんの年齢に関係なく、パニック発作が起きはじめたときは、Ez症の可能性も考えてあげてみてください。
そして最後に、医療費です
今回のEz症の治療には、医療費だけでも3万円ほどの金額がかかりました。
うさぎさんの薬は、飲み薬だけでもけっこうな金額になることも多いです。
これが心配なときは、最初の1~2年間だけでもペット保険に加入しておいたほうがいいでしょう。
うさぎさんの成長期である1年目と、成長が落ち着いてからの2年目は、
体が大きくなったり、食べられるものが増えたり、行動に変化が見られたり
と、うさぎさんも大きく変化していくので、それだけトラブルも起きやすいように感じます。
「もし病気だったら、高いお金がかかってしまうし、どうしよう……?」
そうなってしまわないためにも、お金のことが心配なら、ペット保険もおすすめですよ。
拡大したケージはこちら
うさぎのペット保険はこちら
イブスター店長のつぎの戦い
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コメント一覧 (4件)
大変参考になりました。2羽の家族と暮らしていましたが、去勢後の癌と、Ez症に。2羽とも私の目の前で亡くなりました。私が一人暮らしの時から家族でした。最後まで私に元気だよと言ってる様な姿が今でも思い出されます。一人で寂しい時や心が折れた時もこの子達に何度も癒されました。何も言わないけどこの子達には表情があって和みました。11歳まで生きてEz症に負けましたが、最後は動かない四肢で跳ねて亡くなりました。人よりも一生懸命に生きた姿を私に見せてくれました。家族としてこの子達に恥じない様、この子達の一生懸命生きた姿を忘れないように生きて行きたいと思います。最後にたくさんの家族の方々、この子達の様に人間以上に一生懸命生きようとする姿を大事にして下さい。人間の生きる事は自然な姿でも、この子達には一生懸命な事なのです。見守りながら話しかけて下さい。
お亡くなりになられた2羽のうさぎさんも、きっと大切にされて幸せな一生だったと思います。
人間も動物も命は等しく重いものだと思います。私もうさぎさんの命を預かる者として、限りある命を大事にしていきたいと改めて思わされました。コメントありがとうございました。
イブスター店長の呟きとレポート全体に及ぶ簡潔な文体にすっかり魅入られてしまい ウチの子が拗ねているような気がします。
ウチの子も出自は里子に出された4歳のネザーですが 今は私のメンタル的伴走者といったポジションです!
コメントとお褒めのお言葉、ありがとうございます!
イブスター店長のお迎えについても読んでくださったのですね。彼もちょうど4歳くらいなので、晴子さんのうさぎさんといっしょです。私も日々助けられていますし、これはおそらくおなかが空いているだけとはいえ、毎朝決まった時間に起こしてくれるサポートもしてもらえています。ありがたい話ですね。
最近はうさぎさんに関することをあまり書けていないのですが、落ち着いたときにでもまとめて放出したいと考えておりますので、ぜひまた、イブスター店長の活躍を見に来ていただければと思います。