バリ島旅行3日目は現地ドライバーの案内でお土産屋さんへ。そこで、私はなにやら怪しい農園らしき場所を発見し……。
3泊4日のバリ島旅行で、まる一日遊ぶことができるのはこの日が最後。いよいよ今回の旅も最終日の前日に突入します。
そして、そんな3日目は、1日目に出会った現地ドライバーのKANさんに、お土産がたくさん売っているという、大型のスーパーマーケットへ連れて行ってもらう約束をしていたので、まずはお土産を買いに行くため、私たちはKANさんとホテルのロビーで待ち合わせをすることになりました。
しかし、その先で私は、なにやら怪しい気配をかもし出す、幻ともいわれるコーヒーの製造所らしき施設を発見してしまったのです!
2日目はこちら↓
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ミナト
海外旅行が趣味の兼業ブロガー。以前はカジノにハマるもギャンブルにはもう懲りて……? 現在は観光メインで旅行を楽しみながら、現地での体験や旅行に役立つ情報も発信中。いずれは海外を放浪する旅にも出たいと思っています。>> プロフィール詳細はこちら
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インドネシア・バリ島旅行(3日目・前編)
約束した時間に私たちはホテルのロビーで待機し、現地ドライバーのKANさんを待ちます。
初日にRURIさんという別の現地ドライバー(日本人女性が大好き)のいい加減さを目の当たりにしていたので、約束どおり来てくれるのか心配でしたが、KANさんは時間どおりにホテルのロビーに現れました。


お待たせ! それじゃあ行こうか!
この日の目的地は、クタというエリアにある大型ショッピングモール「モルバリギャラリア」の2階にある大型スーパー、「ハイパーマート」です。
モルバリギャラリアは、ブティック、雑貨、ホームセンター、飲食店など、40以上の店舗が並ぶ巨大ショッピングモールで、地元の人もたくさん訪れる人気スポット。
とくに2階にある「ハイパーマート」には、すべてがそろっているといってもいいほどに、なんでもあります。


クッキーやチョコレートなどの定番のお菓子から、お茶、コーヒー、調味料などの食品はもちろん、置物やアクセサリーなどのお土産用雑貨であったり、洋服、タオルなどの日用品や、石鹸、香水、オイルなどの化粧品にいたるまで、ここに来ればなんでも手に入ります。
バリ島でお土産を買いたければここ、ハイパーマートに来れば間違いなし!
私はお土産用に、お菓子やお茶などの食品と、セール中だったバスタオルを2枚購入しました。バスタオルは家族全員が購入するほどの肌触りのよさがありました。


それとこちら、エリップス(elips)のヘアビタミン。バリ島でのばらまき用お土産として大人気の、洗い流さないトリートメントです。
日本でも量販店などで見かけることもありますが、バリ島で買えば6粒入りが100円くらいで手に入ります。私は買いすぎて結局余ってしまいました。
その後、買い物を終えた私たちはKANさんとふたたび合流し、ホテルまで送ってもらうことになっていたのですが……


ところで買い物は大丈夫? まだ時間大丈夫だったら、もう一軒連れてってあげるよ!
そのまま帰ろうと思っていた私たちでしたが、時間的にもまだ余裕があり、せっかくだったので、KANさんおすすめのお店へ連れていってもらうことに。
しかし到着した先は、観光客を連れてくると紹介手数料が貰えるたぐいのお店! KANさんはちゃっかりお店からマージンをもらい、私もまぁいいじゃないですか、とちょっとした小物を購入します。
家族はまだ店内を物色していましたが、私は先に買い物を終えたので、一人で外に出て、あたりの景色を眺めていることにしました。
今日で最後か、なんてことを考えながら、そのへんをぶらぶら歩きます。すると、私は土産屋から奥まったところにある、草木で覆われた、なにやら怪しげな施設を発見したのです。
いったいここはなんなのだろう。少し離れたところからその施設を眺めていると、ちょうどそこにKANさんがやってきました。


あぁ……あそこ行きたいの? 行く?
なにか、一瞬の間があったように感じられましたが、KANさんもあとからいっしょに来てくれるそうだったので、家族が買い物を終えたタイミングで、私たちはこの施設を見に行ってみることにしたのです。
コピルアク農園(?)


私たちは、近くにあった土産屋からは想像もつかないような、まるでジャングルのような施設の入り口へ。
いったいこの先にはなにがあるというのでしょうか……?


のぼりにはネコのような生物がうつっています。
コピ……ルワク? どこかで聞いたことがあるような気がします……。私たちは入り口をくぐって施設のなかへ。


すると、おりに捕らわれた先ほどのネコのような生物が!
あきらかに警戒しているように見えたので、私たちは捕らわれたネコを横目に、先へと進んでいきます。


少し歩くと広間に出ました。椅子とテーブルが設置してあります。
私たちが趣のあるテーブルセットを眺めていると、奥から女性の方が、どうぞどうぞ、案内するよ、と出てきました。


「これがネコのうんちね!」
そう、なにを隠そう、この施設というのは、世界最高級ともいわれる幻のコーヒー、「コピ・ルアク」の製造所(?)だったのです!
コピ・ルアクは、インドネシアでつくられる、ジャコウネコの糞を原料としたコーヒーで、インドネシア語で「コピ」はコーヒーを意味し、「ルアク」はジャコウネコの呼び名を意味しています。
入り口にあったのぼりの写真にもうつっていましたが、インドネシアのコーヒー農園で栽培されているコーヒーの木にできる、赤く熟した果実(コーヒーチェリー)はジャコウネコの大好物。彼らはそれを餌として食べるのですが、消化されるのは果肉の部分だけで、コーヒー豆にあたる種子の部分は、消化されずにうんちとして排出されます。
しかし、その過程でジャコウネコの腸内に存在する消化酵素や腸内細菌などの働きによって、コーヒーに独特の香味が加わり、このネコの糞コーヒーは、絶品ともいえる味わいを生み出すのです!
日本の喫茶店などで提供されている場合、コピ・ルアクの値段は一杯で1500~2000円ほど、ホテルなどでは一杯で3000円以上することもあります。


コピルアクの製造工程は、ジャコウネコの糞を採取したあとできれいに洗浄し、乾燥させてから中のコーヒー豆を手作業で取り出していきます。画像のいちばん右がジャコウネコのうんちです。
さらに、よく見ると、豆の右側にもなにかが……。


ニワトリも捕らえられていました!


さて、ニワトリの先にはかまどがあり、このかまどで実際に、ジャコウネコのうんちから取り出したコーヒー豆を焙煎しているそうです。
ちなみに、コピ・ルアクには天然ものと養殖ものがあり、ジャコウネコを飼育して人工的に糞を採取してつくるものよりも、野生のジャコウネコの糞から採取した天然もの(WILD)のほうが値段は高くなっています。


女性の方に促され、私たちが先ほどのテーブルについていると、コーヒーやお茶などを出してくれました。右上のマグカップに入っているのがコピ・ルアクです。
コピ・ルアクは高級品のためということで、1つを全員で味見。
最初は猫のうんちと聞いて、そんなもの飲んで大丈夫なのか? と口をつけにくかったのですが、いざ飲んでみると、苦みや酸味が少なく、スッキリとしていて、とてもおいしくいただくことができました。


お茶を飲み終えた私たちは、女性に導かれて奥のスペースへ。これは……そう、お土産コーナーだ!


コーヒーおいしかった? ここで売ってるコーヒーは本物だから大丈夫だよ!
絶妙なタイミングで合流したKANさんによると、場所によっては偽物や、ネコの糞が数%しかブレンドされていないようなものもあるそうなのですが、ここのコーヒーはネコの糞100%だそう。
実際に飲んでみておいしかったこともあり、私たちは即購入を決断。私はコピ・ルアクコーヒーとジャスミンティーを購入しました。
そして、お土産を買い終えた私たちは、KANさんの運転で宿泊しているホテルへ。
KANさんとお別れの時
ホテルまで送り届けてもらい、お土産の購入はこれで完了。いま思えば、コピ・ルアク農園らしき施設は、農園風の土産屋だったのではないかという気もしますが、まぁそれは楽しかったのでよしとしましょう。


またバリ来るときは連絡してね! 案内するよ!
KANさんは私たちが飛行機で帰る前にも連絡をしてくれました。
別れ際に、友達がバリ島に来るときは自分のことを紹介してほしいとも言っていましたが、おそらく紹介する機会はないかもしれません。しかし、とてもいい現地ドライバーの方でした。
ホテルに戻りバカンスを
バリ島での旅行もこの日が最終日のようなものだったので、買い物を終えた私たちは、まだゆっくりと遊ぶことができていなかったホテルのプールへ繰り出します。


プールサイドでビールを頼むと、キンキンに冷えたビールをサーバーで持ってきてくれました。これぞまさにバカンスといったところでしょう!
ビールはインドネシアを代表する銘柄の「ビンタン」。日本人好みのスッキリとした味わいでそれだけでもおいしいのですが、そこに暑いインドネシアの気候、リゾートホテルのプールサイド、日常を忘れさせるひと時のバカンスといった条件が、ビンタンをとてつもなくうまいビールへと昇華させます。
その後、プールを堪能した私たちはホテルのプライベートビーチへ。


日も暮れ始め、夢のような時間が終わりへと近づいていることを感じさせます。息をのむような美しさ。けれど、このような時間は、海外旅行でいちばん寂しくなるときでもあります。


砂浜にいたワンコたちも、たそがれるバリ島のビーチに目を奪われていました。
それはそうと、ホテルのプライベートビーチを奥に進んでいくと、何軒か飲食店が並んでいることに、私たちはこの日になって気づきます。
そろそろ夕食の時間だったことと、ここもせっかくだったので、私たちはいちばん手前のお店へ行ってみることに。


お店はとてもにぎやかで、料理もおいしく、もっと早くに気づきたかったと思わせるすてきなお店でした。


陽が沈みきると、バカンスを楽しむ人たちの話し声よりも、波の音のほうが大きくなっていきます。
砂浜に打ち寄せる波がぶつかり合ってはじける音は、力強く、それでいてやさしいものがありました。私たちは、そんな心地よい音を夜風に当たって聞きながら、今回の旅を振り返ります。


夜のビーチも幻想的な美しさで、砂浜を踏みしめるたびに、思わずため息が出てしまいそうでした。
さて、夕食を食べ終えた私たちは、一度ホテルの部屋へ。とうとう最後の夜になってしまいましたが、まだ夜は始まったばかりです。むしろここからが本番ということだってできるでしょう。
ところが、これからどうしようかと私が考えているあいだに、旅の疲れもあってか、家族は次々と寝始めてしまったのです。なんといちばん若い弟までも!
このままいっしょに寝てしまって終わりではさすがに話になりません。私は部屋にいても仕方がないので、あてもなく、夜のビーチへふたたび出ることにしたのですが、そんなとき、あの男から連絡が入ったのです。


アニキ、起きてる?
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