シンガポールスリング発祥のロングバーを目指し、ラッフルズホテルへ

はぐれた友人となんとか合流できた私は、シンガポールスリング発祥の地である、ラッフルズホテルの「ロングバー」へ。

リトルインディアの散策を終えた私はまさかの友人とはぐれるという事態に陥ってしまいましたが、なんとか再び合流することに成功し、私たちは次の目的地へ。
その目的地とは、滞在中絶対に外す事はできなかったシンガポールスリング発祥の地として知られる名門ホテル、ラッフルズホテルのバー「ロングバー」。3日目に果たすことができなかったバー巡りの弔い合戦が今始まる!

前回はこちら
インド人街「リトル・インディア」の探索と、消えた友人の捜索

シンガポール旅行(4日目・中編)

シンガポールと言えば真っ先に思い浮かぶのがマリーナベイサンズであったり、マーライオンであったりしますが、それではその次は?となると、私の場合出てくるのが「シンガポールスリング」というカクテル。
シンガポールスリングは、イギリスの小説家サマセット・モームがその美しさから「東洋の神秘」と称えたとされる、シンガポールの夕焼けを表現したカクテルです。そしてシンガポールスリングが発祥した場所というのが、シンガポールの名門ホテル、ラッフルズホテルのバー、「ロングバー」なのです。

前日(3日目)は不運が続き予定していたバー巡りの旅は叶いませんでしたが、候補だったバーのどこよりも行きたい、むしろ行かなければならないという使命感さえ感じるバー、ロングバー。

今回は並んででも行くぞ!ということで、私たちはラッフルズホテルへ。

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交通規制で観光中止か!?タクシーも止まらず夢と消えたバー巡りの旅

ラッフルズホテル

ラッフルズホテルのロングバー案内版

一度自宅とホテルにそれぞれ戻ってから準備を整え、私たちはラッフルズホテルに到着!
もう最初からシンガポールスリングを飲むためにロングバーへ行くぞ!

ロングバーの案内板

ちなみにこの時(2018年9月)はラッフルズホテルは改装により、ロングバーは改装閉店中となっていて、仮店舗での営業となっていました。それはそれでレアな体験なので私は構わずにロングバー(仮)へ。

(注:2017年から始まったラッフルズホテルの改装は2019年8月で終了ですが、ロングバーは一足先に営業を再開しています)

ロングバーへ通じる階段とロングバーの歴史

階段にはシンガポールスリングの絵とロングバーの歴史が描かれています。

シンガポールスリングの生い立ち

ロングバーとシンガポールスリングの生い立ちはこう。

元々はキャズアレー(Cad’s Alley)という場所に位置していたロングバーはフォーマルなバーではなく、テーブルが横一列に並べられた、男性客が通りを行き交う女性を眺める絶好のスポットだったのですが、20世紀初頭になり、ロングバーはラッフルズホテルに集まる人々の社交の場となりました。そこでは紳士たちがグラスを傾け、お酒を嗜む姿が良く見られたそうです。
しかし当時はまだ女性が人前でお酒を飲むのは良しとはされていなかった時代。よって世間体を気にした女性たちは社交の場ではフルーツジュースや紅茶を選ぶのが一般的だったようですが、そこで立ち上がったのがロングバーの名バーテンダー嚴崇文(ニャン・トン・ブーン)。
彼は、一見するとピンク色の女性らしいフルーツジュースのように見えて、実はジンやリキュールが入っているカクテル「シンガポールスリング」を作り上げ、この「実はアルコール入りのフルーツカクテル」を社会的に女性に認められたドリンクだと人々に思わせることに成功したのです!

イブスター店長
イブスター店長

シンガポールスリングの生い立ちは涙なしには語れない

ロングバーのバーテンダー、ニャントンブーン

ちなみにこちらが嚴崇文(ニャン・トン・ブーン)氏。バーの入り口でそのご尊顔を拝することができました。
しかしロングバー(仮)はやはりここもかということで超満席!少し時間を置けば空くかもしれなかったので、私たちは先にラッフルズホテルのギフトショップを見に行ってみることにします。

改装中のラッフルズホテル

バーの階段を降り、ラッフルズホテルの周囲をぐるっと回ってギフトショップの方へ。
こちらは改装中のラッフルズホテルです。

工事中のラッフルズホテル正面

暫く立ち止まってラッフルズホテルを眺めていると、たまたま資材の運搬でゲートが開き、工事中のラッフルズホテルを正面から見ることができました。
これもこれで貴重な体験。

ラッフルズホテルのギフトショップ

そのまま少し歩くとラッフルズギフトショップに到着。

ギフトショップではやたらと立体的なおっちゃんがお出迎え。この白いターバンと白を基調とした衣装はラッフルズホテルのドアマンの服装で知られています。

ギフトショップではジャムやピーナッツ、シンガポールスリングの素、食器類、小物など様々な物が販売されていましたが、これだ!というお土産は見つからなかったのでギフトショップでは買い物はしませんでした。
その後もう一度バーに戻ってみるも入店待ちの長蛇の列は変わらずだったので、私たちも並びの列に加わることにしました。

ロングバー(仮店舗)

ロングバーの仮店舗

入店待ちの列に加わり30程経ったところで私たちは遂にロングバー(仮)に入店!
店内は観光客で大盛況だ!

カウンター下に散らばるピーナッツの殻

そして床に散らばるピーナッツの殻!

椅子の下にもピーナッツの殻

テーブルや椅子の下もお構いなし!

大量のピーナッツの殻

そう、これがロングバー流ピーナッツの食べ方。食べ終わった殻は床へポイポイ落とす!シンガポールで唯一ポイ捨てが推奨される、それがロングバーなのだ!

ロングバーのメニュー表

こちらはロングバーのメニュー表。
ジンベースのカクテルやビールなどもあるのですが、もちろん選択肢は一つのみ。
“オリジナル”のシンガポールスリングだ!

ロングバーのピーナッツの袋

ちなみにピーナッツはこの袋の中に入っています。

ロングバーのピーナッツ

ピーナッツは食べ放題。味がしっかりとついた美味しいピーナッツです。

ロングバーのシンガポールスリング

そしてピーナッツを食べながら床に殻を落としていると、注文していたシンガポールスリングが到着!!
一般的に知られるレシピのシンガポールスリングはサッパリしているのが特徴ですが、オリジナルは甘いのが特徴。以前から甘いとは聞いていましたが予想以上に甘かったので追加でミネラルウォーターも注文しました。

しかしながら、シンガポールスリングが生誕したのは1915年、実に100年以上が経過しているのです。この一杯、100年の重みをしかと感じたぞ、ミスター・ニャントン。

ロングバーの料金とシンガポールスリングの値段

今回注文したオリジナルのシンガポールスリングは1杯32SGD(約2,560円)、ミネラルウォーターが1本14SGD(約1,120円)で、そこに消費税7%+サービス料10%が加わり2人で108SGD(約8,640円)でした。

料金はかなり高めですが、二度と体験することができないかもしれないということ、そして仮店舗でしたが、由緒正しきラッフルズのバーで過ごした時間には、間違いなく1人4千円以上の価値はありました。

シンガポールスリング発祥の地、ロングバー。
レシピは変われども現在も世界中で愛されるカクテルが生み出された原点には、お金なんかよりももっと重い、重厚な時間が流れていました。シンガポール観光の際にはおススメのバーです。

【ロングバー】
(料金)オリジナルシンガポールスリング:32SGD(+消費税7%、サービス料10%)
(営業時間)11:00~23:00
(備考)ピーナッツの殻は床に落とす

次回シンガポール三大動物園の一つ、暗闇の密林世界「ナイトサファリ」へ

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